41 / 90
第2章 球技を扱う冒険者編
第36話 怪しい仲間
しおりを挟む
(どうして、どうしてこんな目に会ったの? 私が安易に信じたから……魔法の制御なんて出来るわけないのに――)
ウィンは黙って彼らの後をついて歩きながら1人後悔していた。本当なら今すぐこの連中を振り切って逃げ出したかったがそれは叶わなかった。
「いいか? 大人しく俺たちについてこい。馬車の預かり所まで行ったらお前を乗せて街を出る。それまで一切喋るなよ?」
ウィンはそれを拒否することが出来なかった。隷属の腕輪があるからだ。腕輪の効果で今彼女は彼らの言うことに逆らうことが出来ない。
「ふふっ、でもラッキーだったわね。エルフは売れば相当な値がつくわよ。暫く遊んでいてもいいかも」
「はは、全くだ。あんたらと組んで正解だったぜ。裏の仕事の旨味を知ったら冒険者の仕事なんてやってられねぇし」
「そうだろうそうだろう。まぁそれでもそこそこは冒険者の仕事もしないと怪しまれるけどな」
「ケケケッ、でもよぉ、その冒険者の仕事を続けているから獲物も見つけやすいってのがあるからな」
「そうね。特に女は腕もないくせに見た目はいいってのがいるから稼ぎやすいわ」
「…………」
彼らの会話にウィンは何も言うことが出来なかった。いや言いたくても言えない。どれほど悔しくても情けなくても言いように言われ付き従うほかない。
そしてこのまま馬車に乗せられ子牛のようにどこかへ売られていくことになる。
(そんなの、嫌だ! 一人で生きていくって決めたのに。だから冒険者になったのに、こんなことで、うぅ、解けろ! 外れろ! 精霊お願い! 助けて!)
ウィンは必死に精霊へ祈った。もしかしたら今こそ自分の力が覚醒するかもしれない。そんなことを考えても見た。だが現実は甘くはない。隷属の腕輪によって魔法の行使は禁じられている。
この状態では魔法は行使できない。暴走すら引き起こせないのである。
ウィンは絶体絶命のピンチであった。頼みの綱の精霊すら協力してくれない。これではもう――そう思っていたその時だった。
「ウィン見つけたぞ」
「キュ~」
「「「「は?」」」」
何かが彼らの横を通り抜けたかと思えば、すぐ正面にはスライムを抱えた男、そうキングとボールの姿があった。
「な、なんだお前は?」
「いや、こいつ、お前、キングか!」
「うん? お前は……ビルか。ふむ、随分と久し振りだな」
「な、何さ、あんたの知り合いなの?」
「ケケケッ、あんなスライム肩に乗せた妙ちくりんなおっさんが知り合いとはな」
ボールは既に元の姿に戻りキングの肩に乗っていた。突然進路を塞ぐように現れた1人と1匹に驚いている様子も感じられるが、ビルに関して言えば、へっ、と薄ら笑いを浮かべ。
「知り合いと言っても、悪い意味だよ。こいつとは以前パーティーを組んでいたことがあるんだがな、レベルは低いし身勝手な行動ばかりで俺らに迷惑ばかり掛ける役立たずだったから追放してるような奴だ。おまけにその後冒険者ギルドまで追い出されたって間抜けな奴さ」
「は? なんだそりゃ。冒険者として追放って、終わってんな」
「ケケケッ、かっこつけて出てきた割にしまんねぇおっさんだぜ」
「全くね。まぁいいけど。で、その追放された元冒険者が何のようなの?」
「悪いが元ではない。復帰したからな」
「は? お前みたいな才能の欠片もない屑が、復帰とかギルドは本気か?」
ビルが嘲るように言う。彼の中ではキングはうだつの上がらない底辺の冒険者でしかないのだろう。尤も実際には仲間からはキングの方が信頼されていたわけだが。
「俺のことは今はどうでもいい。ウィン、その連中は君の知り合いか?」
ビルについてはさっき再会したかつての仲間から話を聞いている。故にキングはジム達に不信感を抱いていた。何よりウィンの表情からは不安しか感じられないのだ。
「……」
「どうしたウィン?」
「はは、こいつはお前とは話したくないってさ」
「何?」
「悪いわね。彼女はもう私たちの仲間なのよ」
「仲間?」
「ケケケッ、そういうことさ」
「俺達はこれから仕事に向かうんだ。邪魔してんじゃねぇよ」
「おかしな話だ」
「何だと?」
キングが口にした言葉にビルが反応する。眉は不快そうに顰められていた。
「ウィンは今日、別のパーティーから抜けている。それから暫くは俺と一緒にいた。直前までギルドでも一緒だった。それなのに新しいパーティーと行動をともにしていて仕事が決まっているというのはあまりに妙だ」
「あら、それは決めつけが過ぎない? 確かに私たちは今日会ったばかりだけど、馬が合えば当日すぐにパーティーを組むなんてめずらしいことじゃないわ。仕事も前から決まっていたのがあるの。それに彼女の力が役立つと考えたのよ」
「力?」
「そうよ。エルフは魔法を使う腕に優れている。とても役立つわ」
「彼女の魔法を頼りにしたというのか?」
「そうよ」
この時点でキングはより彼らを訝しんだ。口にはしないが、前のパーティーを追放された理由も魔法なら依頼が失敗している理由も魔法だ。正直いって彼女の魔法を頼りにするというのはありえない。
「ウィン、彼女の言っているのは本当か?」
キングの問いに、ウィンは口を開きかけるが、返事をすることはなかった。だが、ウィンは間違いなく何かを伝えようとしている。
「彼女は貴方と話したくないのよ。当然ねビルの言葉を借りれば、貴方は冒険者として信用できる相手じゃないわ」
「そういうことだ。ウィンだって嫌がってるだろうが。それともお前は何だ? こいつのストーカーか何かか?」
「だったら仲間として見過ごせねぇなぁ」
「ケケケッ、仲間に危害を加えるつもりなら俺のナイフが黙っちゃいないぜ!」
戦士然とした男に、盗賊のような風貌な男がキングを威嚇してくる。だが眼中にないようでキングはウィンの腕に注目する。
「ウィンの腕に嵌められている腕輪だが、ギルドを出るまでにはなかったものだ。一体どうしたのか?」
「……私がプレゼントしたのよ。パーティーに加わってくれたお礼にね」
「随分と気前が良いな」
「うっさいわね! そんなことどうでもいいでしょう! あんたにつべこべ言われる筋合いじゃないんだよ!」
「キュッ! キュー!」
「そうか、ボールも怪しいと思うか」
キングの指摘にうざったそうに声を荒げる女魔法使い。その様子にボールも興奮気味に鳴き声を上げて訴えた。彼らの言動は明らかに怪しい。
「ウィン、間違ってたら謝罪させてもらう。ボール!」
「キュー!」
キングが呼びかけるとボールがくるりと回転し丸まり、かと思えば野球のボールに変化した。
「ちょ、何あのスライム? 変身したよ!」
「おいビル、なんなんだあれは?」
「知らねぇよ……少なくとも前はあんなスライム連れてなかったからな」
ビルもボールの変化には驚きを隠せないようだ。たかがスライムと侮っていたようだがそれがそもそも間違いでもある。
「何か嫌な雰囲気があるね。ウィンの前に立って!」
「あぁ!」
するとビルを含めた3人の男が壁のようにウィンの正面に立った。キングからウィンの姿が完全に隠れてしまうが。
「やはり何かあるようだな、ならば! 行くぞ! 超冒険者ボールL!」
キングは大きく足を振り上げ、そして鞭のような靭やかな動きで右腕を振り抜いた。
美しいフォームから投げられた球は、しかし大きく右に向かって飛んでいく。
「はは、おいおいどこに投げてんだ? 意味がわからないぜ!」
「いや、問題ない。これで決まりだ」
「何だって?」
ビルが嘲笑うが、しかしキングの投げた球が途中で大きく左に曲がり、果たしてウィンの手に嵌まっていた腕輪を捉えた。
――パキィイィイン!
そして耳に届く快音。女魔法使いの目が驚愕に見開かれ。
「そ、そんな! 隷属の腕輪がこんなあっさり壊れるなんて!」
「隷属の腕輪か、やはりそんなことだと思ったぞ」
女魔法使いが慌てて自らの口を手で塞ぐが時既に遅しであった――
ウィンは黙って彼らの後をついて歩きながら1人後悔していた。本当なら今すぐこの連中を振り切って逃げ出したかったがそれは叶わなかった。
「いいか? 大人しく俺たちについてこい。馬車の預かり所まで行ったらお前を乗せて街を出る。それまで一切喋るなよ?」
ウィンはそれを拒否することが出来なかった。隷属の腕輪があるからだ。腕輪の効果で今彼女は彼らの言うことに逆らうことが出来ない。
「ふふっ、でもラッキーだったわね。エルフは売れば相当な値がつくわよ。暫く遊んでいてもいいかも」
「はは、全くだ。あんたらと組んで正解だったぜ。裏の仕事の旨味を知ったら冒険者の仕事なんてやってられねぇし」
「そうだろうそうだろう。まぁそれでもそこそこは冒険者の仕事もしないと怪しまれるけどな」
「ケケケッ、でもよぉ、その冒険者の仕事を続けているから獲物も見つけやすいってのがあるからな」
「そうね。特に女は腕もないくせに見た目はいいってのがいるから稼ぎやすいわ」
「…………」
彼らの会話にウィンは何も言うことが出来なかった。いや言いたくても言えない。どれほど悔しくても情けなくても言いように言われ付き従うほかない。
そしてこのまま馬車に乗せられ子牛のようにどこかへ売られていくことになる。
(そんなの、嫌だ! 一人で生きていくって決めたのに。だから冒険者になったのに、こんなことで、うぅ、解けろ! 外れろ! 精霊お願い! 助けて!)
ウィンは必死に精霊へ祈った。もしかしたら今こそ自分の力が覚醒するかもしれない。そんなことを考えても見た。だが現実は甘くはない。隷属の腕輪によって魔法の行使は禁じられている。
この状態では魔法は行使できない。暴走すら引き起こせないのである。
ウィンは絶体絶命のピンチであった。頼みの綱の精霊すら協力してくれない。これではもう――そう思っていたその時だった。
「ウィン見つけたぞ」
「キュ~」
「「「「は?」」」」
何かが彼らの横を通り抜けたかと思えば、すぐ正面にはスライムを抱えた男、そうキングとボールの姿があった。
「な、なんだお前は?」
「いや、こいつ、お前、キングか!」
「うん? お前は……ビルか。ふむ、随分と久し振りだな」
「な、何さ、あんたの知り合いなの?」
「ケケケッ、あんなスライム肩に乗せた妙ちくりんなおっさんが知り合いとはな」
ボールは既に元の姿に戻りキングの肩に乗っていた。突然進路を塞ぐように現れた1人と1匹に驚いている様子も感じられるが、ビルに関して言えば、へっ、と薄ら笑いを浮かべ。
「知り合いと言っても、悪い意味だよ。こいつとは以前パーティーを組んでいたことがあるんだがな、レベルは低いし身勝手な行動ばかりで俺らに迷惑ばかり掛ける役立たずだったから追放してるような奴だ。おまけにその後冒険者ギルドまで追い出されたって間抜けな奴さ」
「は? なんだそりゃ。冒険者として追放って、終わってんな」
「ケケケッ、かっこつけて出てきた割にしまんねぇおっさんだぜ」
「全くね。まぁいいけど。で、その追放された元冒険者が何のようなの?」
「悪いが元ではない。復帰したからな」
「は? お前みたいな才能の欠片もない屑が、復帰とかギルドは本気か?」
ビルが嘲るように言う。彼の中ではキングはうだつの上がらない底辺の冒険者でしかないのだろう。尤も実際には仲間からはキングの方が信頼されていたわけだが。
「俺のことは今はどうでもいい。ウィン、その連中は君の知り合いか?」
ビルについてはさっき再会したかつての仲間から話を聞いている。故にキングはジム達に不信感を抱いていた。何よりウィンの表情からは不安しか感じられないのだ。
「……」
「どうしたウィン?」
「はは、こいつはお前とは話したくないってさ」
「何?」
「悪いわね。彼女はもう私たちの仲間なのよ」
「仲間?」
「ケケケッ、そういうことさ」
「俺達はこれから仕事に向かうんだ。邪魔してんじゃねぇよ」
「おかしな話だ」
「何だと?」
キングが口にした言葉にビルが反応する。眉は不快そうに顰められていた。
「ウィンは今日、別のパーティーから抜けている。それから暫くは俺と一緒にいた。直前までギルドでも一緒だった。それなのに新しいパーティーと行動をともにしていて仕事が決まっているというのはあまりに妙だ」
「あら、それは決めつけが過ぎない? 確かに私たちは今日会ったばかりだけど、馬が合えば当日すぐにパーティーを組むなんてめずらしいことじゃないわ。仕事も前から決まっていたのがあるの。それに彼女の力が役立つと考えたのよ」
「力?」
「そうよ。エルフは魔法を使う腕に優れている。とても役立つわ」
「彼女の魔法を頼りにしたというのか?」
「そうよ」
この時点でキングはより彼らを訝しんだ。口にはしないが、前のパーティーを追放された理由も魔法なら依頼が失敗している理由も魔法だ。正直いって彼女の魔法を頼りにするというのはありえない。
「ウィン、彼女の言っているのは本当か?」
キングの問いに、ウィンは口を開きかけるが、返事をすることはなかった。だが、ウィンは間違いなく何かを伝えようとしている。
「彼女は貴方と話したくないのよ。当然ねビルの言葉を借りれば、貴方は冒険者として信用できる相手じゃないわ」
「そういうことだ。ウィンだって嫌がってるだろうが。それともお前は何だ? こいつのストーカーか何かか?」
「だったら仲間として見過ごせねぇなぁ」
「ケケケッ、仲間に危害を加えるつもりなら俺のナイフが黙っちゃいないぜ!」
戦士然とした男に、盗賊のような風貌な男がキングを威嚇してくる。だが眼中にないようでキングはウィンの腕に注目する。
「ウィンの腕に嵌められている腕輪だが、ギルドを出るまでにはなかったものだ。一体どうしたのか?」
「……私がプレゼントしたのよ。パーティーに加わってくれたお礼にね」
「随分と気前が良いな」
「うっさいわね! そんなことどうでもいいでしょう! あんたにつべこべ言われる筋合いじゃないんだよ!」
「キュッ! キュー!」
「そうか、ボールも怪しいと思うか」
キングの指摘にうざったそうに声を荒げる女魔法使い。その様子にボールも興奮気味に鳴き声を上げて訴えた。彼らの言動は明らかに怪しい。
「ウィン、間違ってたら謝罪させてもらう。ボール!」
「キュー!」
キングが呼びかけるとボールがくるりと回転し丸まり、かと思えば野球のボールに変化した。
「ちょ、何あのスライム? 変身したよ!」
「おいビル、なんなんだあれは?」
「知らねぇよ……少なくとも前はあんなスライム連れてなかったからな」
ビルもボールの変化には驚きを隠せないようだ。たかがスライムと侮っていたようだがそれがそもそも間違いでもある。
「何か嫌な雰囲気があるね。ウィンの前に立って!」
「あぁ!」
するとビルを含めた3人の男が壁のようにウィンの正面に立った。キングからウィンの姿が完全に隠れてしまうが。
「やはり何かあるようだな、ならば! 行くぞ! 超冒険者ボールL!」
キングは大きく足を振り上げ、そして鞭のような靭やかな動きで右腕を振り抜いた。
美しいフォームから投げられた球は、しかし大きく右に向かって飛んでいく。
「はは、おいおいどこに投げてんだ? 意味がわからないぜ!」
「いや、問題ない。これで決まりだ」
「何だって?」
ビルが嘲笑うが、しかしキングの投げた球が途中で大きく左に曲がり、果たしてウィンの手に嵌まっていた腕輪を捉えた。
――パキィイィイン!
そして耳に届く快音。女魔法使いの目が驚愕に見開かれ。
「そ、そんな! 隷属の腕輪がこんなあっさり壊れるなんて!」
「隷属の腕輪か、やはりそんなことだと思ったぞ」
女魔法使いが慌てて自らの口を手で塞ぐが時既に遅しであった――
0
あなたにおすすめの小説
ダンジョンを拾ったので、スキル〈ホームセンター〉で好き勝手リフォームします
ランド犬
ファンタジー
異世界に転移した佐々木悠人は、召喚でも勇者でもなかった。ただ迷い込んだ先で見つけたのは、王都を望む郊外にひっそりと口を開けるダンジョン。足を踏み入れた瞬間、発動したスキルは
――〈ホームセンター〉
壁を張り替え、部屋を増やし、畑や牧場、カフェまで作れる不可思議な力だった。
気ままに始めたリフォームは、もふもふなネコミミ獣人の少女との出会いをきっかけに、思わぬ変化を呼び始める。
拡張され続けるダンジョンの先で、悠人が作り上げる“住める迷宮”とは――?
僕のギフトは規格外!?〜大好きなもふもふたちと異世界で品質開拓を始めます〜
犬社護
ファンタジー
5歳の誕生日、アキトは不思議な夢を見た。舞台は日本、自分は小学生6年生の子供、様々なシーンが走馬灯のように進んでいき、突然の交通事故で終幕となり、そこでの経験と知識の一部を引き継いだまま目を覚ます。それが前世の記憶で、自分が異世界へと転生していることに気付かないまま日常生活を送るある日、父親の職場見学のため、街中にある遺跡へと出かけ、そこで出会った貴族の幼女と話し合っている時に誘拐されてしまい、大ピンチ! 目隠しされ不安の中でどうしようかと思案していると、小さなもふもふ精霊-白虎が救いの手を差し伸べて、アキトの秘めたる力が解放される。
この小さき白虎との出会いにより、アキトの運命が思わぬ方向へと動き出す。
これは、アキトと訳ありモフモフたちの起こす品質開拓物語。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
異世界転生雑学無双譚 〜転生したのにスキルとか貰えなかったのですが〜
芍薬甘草湯
ファンタジー
エドガーはマルディア王国王都の五爵家の三男坊。幼い頃から神童天才と評されていたが七歳で前世の知識に目覚め、図書館に引き篭もる事に。
そして時は流れて十二歳になったエドガー。祝福の儀にてスキルを得られなかったエドガーは流刑者の村へ追放となるのだった。
【カクヨムにも投稿してます】
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
大国に囲まれた小国の「魔素無し第四王子」戦記(最強部隊を率いて新王国樹立へ)
たぬころまんじゅう
ファンタジー
小国の第四王子アルス。魔素による身体強化が当たり前の時代に、王族で唯一魔素が無い王子として生まれた彼は、蔑まれる毎日だった。
しかしある日、ひょんなことから無限に湧き出る魔素を身体に取り込んでしまった。その日を境に彼の人生は劇的に変わっていく。
士官学校に入り「戦略」「戦術」「武術」を学び、仲間を集めたアルスは隊を結成。アルス隊が功績を挙げ、軍の中で大きな存在になっていくと様々なことに巻き込まれていく。
領地経営、隣国との戦争、反乱、策略、ガーネット教や3大ギルドによる陰謀にちらつく大国の影。様々な経験を経て「最強部隊」と呼ばれたアルス隊は遂に新王国樹立へ。
異能バトル×神算鬼謀の戦略・戦術バトル!
圧倒的不利な状況を武と知略で切り抜ける!
☆史実に基づいた戦史、宗教史、過去から現代の政治や思想、経済を取り入れて書いた大河ドラマをお楽しみください☆
異世界転生日録〜生活魔法は無限大!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
☆感想の受付開始しました。
【あらすじ】
異世界に転生したルイは、5歳の高熱を境に、記憶を取り戻す。一度は言ってみたい「ステータス・オープン」で、ステータスを見れることに気付いた。スキル「生活魔法∞(無限大)」を発見。その意味を知るルイは、仄かに期待を抱いた。
それと同時に、今世の出自である農家の四男は、長男大事な両親の態度に、未来はないと確信。
家族に隠れて、ステータスにあったスキルの一つ「鑑定」を使い、村のお婆(薬師)相手に、金策を開始。
十歳の時に行われたスキル鑑定の結果を父に伝えたが、農家向きのスキルではなかったルイは「家の役には立たない」と判断され、早々に家を追い出される。
だが、追放ありがとう!とばかりに、生活魔法を知るべく、図書館がある街を目指すことにしたルイ。
最初に訪れた街・ゼントで、冒険者登録を済ませる。だがそのギルドの資料室で、前世の文字である漢字が、この世界の魔法文字だという事実を知ることになる。
この世界の魔法文字を試したルイは、魔法文字の奥深さに気づいてしまった。バレないように慎重に……と行動しているつもりのルイだが、そんな彼に奇妙な称号が増えて行く。
そして、冒険者ギルドのギルドマスターや、魔法具師のバレンと共に過ごすうちに、バレンのお師匠様の危機を知る。
そして彼に会いにいくことになったが、その目的地が、図書館がある魔法都市アルティメットだった。
旅の道中もさることながら、魔法都市についても、色々な人に巻き込まれる運命にあるルイだったが……それを知るのは、まだ先である。
☆見切り発車のため、後日変更・追記する場合があります。体調が不安定のため、かける時に書くスタイルです。不定期更新。
☆カクヨム様(吉野 ひな)でも先行投稿しております。
異世界では地味な俺が、なぜか神々に最愛されて無双してる件
fuwamofu
ファンタジー
平凡な高校生・桐生ユウは、女神の手違いで異世界に転生した。
チートもスキルも貰えず、冒険者登録すらままならない落ちこぼれ……のはずだった。
しかし周囲の異常な好感度、意味不明な強運、そして隠された神格スキルによって、ユウは「無自覚に全能」な存在へと覚醒していく。
気づけば女神も姫騎士も魔王娘も彼に夢中。誤解と崇拝が加速する中、ユウの“地味な日常”は世界を揺るがす伝説になっていく。
笑いあり、胸キュンあり、ざまぁありの最強(なのに本人だけ気づいてない)異世界ファンタジー開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる