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第2章 球技を扱う冒険者編
第37話 残念なビル
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「隷属の腕輪か……噂を信じたくはなかったが残念だなビル」
女魔法使いの話を聞き、キングは眉を落としそう言った。ビルは苦み走った顔を見せ、口を滑らせた女魔法使いに文句を言った。
「チッ、黙れ糞が! お前も迂闊なんだよ!」
「うるさいわね! 仕方ないでしょう!」
「くそ、おかげで余計な仕事が増えたな」
「ケケケッ、でも、こいつをぶっ殺せばいいだけだろ?」
四人が武器を取り出し、キングを睨みつけてきた。完全に戦闘モードに入ったようだ。
「キング! 私も手伝う!」
「うっさいわね、あんたは大人しくしてな!」
隷属の効果が切れ、ウィンが声を上げる。すると女魔法使いがウィンを振り返り杖を振り上げた。何か魔法を行使するつもりなのだろう。身動きを封じ込める何らかの魔法を得ているのかも知れないが――
「大丈夫かウィン?」
「へ? あ、キング?」
「な!?」
「は? なんだ! なんでウィンが向こうに!」
女魔法使いとビルの声が重なり合った。他の2人も目を丸くさせキングとその腕に抱きかかえられ、お姫様抱っこのような形になっているウィンを見ていた。
何がおきたか理解できていないのだろう。それぐらいキングの脚は速かった。アメフト漫画ではライトニングランと呼ばれていた走法であり、まさに雷のごとく速さで駆け抜け、ウィンを抱きかかえて元の位置に戻ったのである。
「キュ~♪」
ちなみにボールは元の姿に戻ってウィンのお腹の上に乗っていた。
「はは、ボールちゃん」
ウィンは嬉しそうにボールを撫でる。そのおかげで落ち着きも取り戻してきたようだ。
そしてチラッとキングを見た後、ハッ、とした顔を見せる。
「ちょちょ、い、いつまでやってるのよ!」
「うん? おお、済まない」
言われてキングも気が付き、不自由だろうと思いウィンを下ろしてあげた。地面に足をつけたウィンの頬は紅い。
一応気を遣ったつもりだが、もしかして痛かったり気分が悪くなったりしたのだろうか? と違うベクトルの心配をするキングでもある。
「おいどうなってるんだ! あの野郎はF級の弱っちい冒険者なんだろうが!」
「そ、その筈だ畜生。あの当時でもあいつのレベルは20だった。しかも超早熟とかいう成長特性の副作用でレベルはもう下るほかなかったはずだ!」
「ケケケッ、それなら聞いたことがあるぜ。だが、あいつ、レベル20やそれ以下の動きじゃないぜ!」
どうやらキングの動きを見て警戒心を高めたようだが。
「……悪いがそれはもう過去の話、今の俺のレベルは35だ」
「な、馬鹿な! お、俺より上だってのかよ!」
キングのレベルを知り、ビルの顔色が変わった。
「ケケケッ、35ってマジかよ……」
「計算外だぜ、どうする?」
「ふん、ビビることはないわ。今のビルのレベルは28だったわね。私で30、あんたらは29と27……確かに単純なレベルなら負けているけど、こっちは4人いるんだから勝てない相手じゃない、それに――レベルオーバー!」
女魔法使いが魔法を行使した。どうやら密かに詠唱を終わらせていたようだ。魔法陣が浮かび上がり、4人を光が包み込む。
「レベルオーバーって! 不味いわ、強化魔法の一つで、一定時間レベルが増す魔法よ!」
「ふふ、そういうこと。これで全員のレベルが3割上昇したわ。これでレベル差なんてあってないようなものよ!」
「ふむ、なるほど。そっちの女は中々の魔法の使い手のようだな。だからこそ残念だ。その力をもっと正しいことに使っていれば……」
「はは、何を馬鹿な。この力があるからこそ裏の仕事をするのよ! その方が稼ぎがいいんだからね!」
「そういうことだ。だが残念だったな。何をどうしたか知らんが、折角レベルが上がっても、これで勝ち目はなくなった!」
「調子に乗りすぎたってわけだ」
「ケケッ、短い天下だったな」
女魔法使いが何やら詠唱を紡ぎ出し、ビルは剣を手に、戦士は戦斧を、ケケケッと耳障りな笑い方をする小男は両手でナイフを構えた。
「キング! 私も魔法で手伝うわ!」
「いや、気持ちは嬉しいが俺に任せてくれ。ビルとは俺の手で決着を付けたい」
「キング……そういえば知り合いだったね。わかった、でも気をつけてね!」
「あぁ、ボール!」
「キュ~!」
キングが声を上げ、ボールが球に変化する。そう、相手はかつての仲間であり自分を追放したビルだ。だからキングの手でケリを付けたかった。
尤も、ウィンの魔法ではまた暴走する心配があったから1人でやりたかったとも言えるが。
「ふん、それはこっちの台詞さ。さっさと蹴りを付けてあの女捕まえて街を出るわよ!」
「ケケッ、このあたりは人が少ないとは言え」
「衛兵にこられても厄介だからな」
「は、問題ないさ。大体あいつ、よく見たら武器も持ってないじゃないか」
「なんだ、お前たちにはこれが見えないのか?」
キングが足元でボールを転がした。それをみて小馬鹿にしたようにビルが薄ら笑いを浮かべ。
「そんな玉ころが何の役に立つってんだよ!」
「そうか、なら見るがいい。これこそ俺が新たに身に着けた球技! そのうちが一つ蹴球だ!」
キングが足で器用にサッカーボールを蹴り上げた。一体何をしてるのか、対峙している4人には理解できてないようだったが。
「出来た! 私が先ず魔法を撃つからその後あんたらで――」
「遅い! 受けるがいい、必殺の王波宙転蹴弾を!」
女魔法使いが杖を掲げるが、しかしそのときには既にキングが地面を蹴り、落ちてきたボールに合わせていた。反転し背中を見せるようにしながらそのまま宙返りし、勢いを乗せた蹴りを振り抜く!
キングは空中で見事一回転を決め、そしてシュートされたボールはビルを含めた4人の足元に着弾、途端に轟音が街中に響き渡り、発生した衝撃波に巻き込まれた4人が吹っ飛んだ。
「す、凄い……何なのよこれ、魔法なんか目じゃないわ……しかも――」
ウィンが信じられないような物を見たような目で呟く。ビルを含めた冒険者たちは発生した衝撃波によって飛ばされ地面に体を打ち、そしてそのまま気を失った。衝撃波の余波はウィンにも感じられた。だからその威力はよくわかる。だが何より凄いのはそれだけの攻撃にも関わらず道は一切傷ついていないことだった。
そう、キングはただ威力が強い技を撃つだけではない。そのうえで完全に効果をコントロールしていた。それが何よりすごいのである。
そして――その後は騒ぎを聞きつけた衛兵がやってきて、事情をキングから聞きビルを含めた4人はそのまま連行されることとなった。
「くそ、何でだ、何でこんなおっさんに!」
「うるさい、黙って歩け!」
「ま、待って、私は違うの、こいつらに利用されて。ねぇわかるでしょ? 私みたいないい女がこんな真似するわけないじゃない?」
「あ、テメェ裏切る気かよ!」
「ケケケッ、何がいい女だ。ケバいだけだろうが」
「な、なんですって!」
「うるせぇ! 大体テメェらが悪いんだろうが! 俺の足ばっかり引っ張りやがって!」
「「「お前が一番期待はずれなんだよこの糞ビルが!」」」
衛兵に連行される4人は最後まで見苦しかった。パーティーとしての絆も全く感じられず、しまいには互いに責任をなすりつける始末であったのだ。
その様子に、寂しい顔を見せるキングであったが。
「あ~あ、見てられないわね。でも良かったじゃないキング」
「うん? 良かった?」
「そうよ。追放されたとか言ってたけどあのビルってのなんでしょ? だったら追放されて正解よ。むしろ良かったと思わないと」
後頭部に手を回しながらウィンが明るくそんなことを言ってくる。
ふっ、と口元を緩ませ、そうだな、と笑顔を見せるキングなのであった。
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「大丈夫かウィン?」
「へ? あ、キング?」
「な!?」
「は? なんだ! なんでウィンが向こうに!」
女魔法使いとビルの声が重なり合った。他の2人も目を丸くさせキングとその腕に抱きかかえられ、お姫様抱っこのような形になっているウィンを見ていた。
何がおきたか理解できていないのだろう。それぐらいキングの脚は速かった。アメフト漫画ではライトニングランと呼ばれていた走法であり、まさに雷のごとく速さで駆け抜け、ウィンを抱きかかえて元の位置に戻ったのである。
「キュ~♪」
ちなみにボールは元の姿に戻ってウィンのお腹の上に乗っていた。
「はは、ボールちゃん」
ウィンは嬉しそうにボールを撫でる。そのおかげで落ち着きも取り戻してきたようだ。
そしてチラッとキングを見た後、ハッ、とした顔を見せる。
「ちょちょ、い、いつまでやってるのよ!」
「うん? おお、済まない」
言われてキングも気が付き、不自由だろうと思いウィンを下ろしてあげた。地面に足をつけたウィンの頬は紅い。
一応気を遣ったつもりだが、もしかして痛かったり気分が悪くなったりしたのだろうか? と違うベクトルの心配をするキングでもある。
「おいどうなってるんだ! あの野郎はF級の弱っちい冒険者なんだろうが!」
「そ、その筈だ畜生。あの当時でもあいつのレベルは20だった。しかも超早熟とかいう成長特性の副作用でレベルはもう下るほかなかったはずだ!」
「ケケケッ、それなら聞いたことがあるぜ。だが、あいつ、レベル20やそれ以下の動きじゃないぜ!」
どうやらキングの動きを見て警戒心を高めたようだが。
「……悪いがそれはもう過去の話、今の俺のレベルは35だ」
「な、馬鹿な! お、俺より上だってのかよ!」
キングのレベルを知り、ビルの顔色が変わった。
「ケケケッ、35ってマジかよ……」
「計算外だぜ、どうする?」
「ふん、ビビることはないわ。今のビルのレベルは28だったわね。私で30、あんたらは29と27……確かに単純なレベルなら負けているけど、こっちは4人いるんだから勝てない相手じゃない、それに――レベルオーバー!」
女魔法使いが魔法を行使した。どうやら密かに詠唱を終わらせていたようだ。魔法陣が浮かび上がり、4人を光が包み込む。
「レベルオーバーって! 不味いわ、強化魔法の一つで、一定時間レベルが増す魔法よ!」
「ふふ、そういうこと。これで全員のレベルが3割上昇したわ。これでレベル差なんてあってないようなものよ!」
「ふむ、なるほど。そっちの女は中々の魔法の使い手のようだな。だからこそ残念だ。その力をもっと正しいことに使っていれば……」
「はは、何を馬鹿な。この力があるからこそ裏の仕事をするのよ! その方が稼ぎがいいんだからね!」
「そういうことだ。だが残念だったな。何をどうしたか知らんが、折角レベルが上がっても、これで勝ち目はなくなった!」
「調子に乗りすぎたってわけだ」
「ケケッ、短い天下だったな」
女魔法使いが何やら詠唱を紡ぎ出し、ビルは剣を手に、戦士は戦斧を、ケケケッと耳障りな笑い方をする小男は両手でナイフを構えた。
「キング! 私も魔法で手伝うわ!」
「いや、気持ちは嬉しいが俺に任せてくれ。ビルとは俺の手で決着を付けたい」
「キング……そういえば知り合いだったね。わかった、でも気をつけてね!」
「あぁ、ボール!」
「キュ~!」
キングが声を上げ、ボールが球に変化する。そう、相手はかつての仲間であり自分を追放したビルだ。だからキングの手でケリを付けたかった。
尤も、ウィンの魔法ではまた暴走する心配があったから1人でやりたかったとも言えるが。
「ふん、それはこっちの台詞さ。さっさと蹴りを付けてあの女捕まえて街を出るわよ!」
「ケケッ、このあたりは人が少ないとは言え」
「衛兵にこられても厄介だからな」
「は、問題ないさ。大体あいつ、よく見たら武器も持ってないじゃないか」
「なんだ、お前たちにはこれが見えないのか?」
キングが足元でボールを転がした。それをみて小馬鹿にしたようにビルが薄ら笑いを浮かべ。
「そんな玉ころが何の役に立つってんだよ!」
「そうか、なら見るがいい。これこそ俺が新たに身に着けた球技! そのうちが一つ蹴球だ!」
キングが足で器用にサッカーボールを蹴り上げた。一体何をしてるのか、対峙している4人には理解できてないようだったが。
「出来た! 私が先ず魔法を撃つからその後あんたらで――」
「遅い! 受けるがいい、必殺の王波宙転蹴弾を!」
女魔法使いが杖を掲げるが、しかしそのときには既にキングが地面を蹴り、落ちてきたボールに合わせていた。反転し背中を見せるようにしながらそのまま宙返りし、勢いを乗せた蹴りを振り抜く!
キングは空中で見事一回転を決め、そしてシュートされたボールはビルを含めた4人の足元に着弾、途端に轟音が街中に響き渡り、発生した衝撃波に巻き込まれた4人が吹っ飛んだ。
「す、凄い……何なのよこれ、魔法なんか目じゃないわ……しかも――」
ウィンが信じられないような物を見たような目で呟く。ビルを含めた冒険者たちは発生した衝撃波によって飛ばされ地面に体を打ち、そしてそのまま気を失った。衝撃波の余波はウィンにも感じられた。だからその威力はよくわかる。だが何より凄いのはそれだけの攻撃にも関わらず道は一切傷ついていないことだった。
そう、キングはただ威力が強い技を撃つだけではない。そのうえで完全に効果をコントロールしていた。それが何よりすごいのである。
そして――その後は騒ぎを聞きつけた衛兵がやってきて、事情をキングから聞きビルを含めた4人はそのまま連行されることとなった。
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「あ、テメェ裏切る気かよ!」
「ケケケッ、何がいい女だ。ケバいだけだろうが」
「な、なんですって!」
「うるせぇ! 大体テメェらが悪いんだろうが! 俺の足ばっかり引っ張りやがって!」
「「「お前が一番期待はずれなんだよこの糞ビルが!」」」
衛兵に連行される4人は最後まで見苦しかった。パーティーとしての絆も全く感じられず、しまいには互いに責任をなすりつける始末であったのだ。
その様子に、寂しい顔を見せるキングであったが。
「あ~あ、見てられないわね。でも良かったじゃないキング」
「うん? 良かった?」
「そうよ。追放されたとか言ってたけどあのビルってのなんでしょ? だったら追放されて正解よ。むしろ良かったと思わないと」
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