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第2章 球技を扱う冒険者編
第83話 生み出されるモンスター
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「猛虎蹴弾!」
キングがボールを蹴ると玉が虎に変化し植物のモンスターへ襲いかかった。
その威力は凄まじくあっという間にモンスターの数が目減りしていく。
「キングに負けてられない!」
ウィンもキング直伝のテニスを駆使し精霊魔法を行使した。まだ完全ではないとは言え風の精霊によって根のモンスターは切り刻まれていった。
相性が良い相手なら十分に戦いになるよう思えた。
「ブレイクショット!」
ハスラーもまたビリヤードの技術を駆使し攻撃に参加する。跳ね返ったボールによってモンスターが倒れていく。
威力はまだまだ足りないがその分瞬発力を活かした手数で攻めていくスタイルであった。
一見するとキングたちに隙はなく、圧倒的有利に思えたが――
「キングこいつら全然減らない!」
「寧ろ増えてるぜ」
「むぅ――」
そうロードスによって生み出されたモンスターは倒しても倒しても次から次へと地面から生えてきた。
生まれる速度も早く三人の力を合わせても倒した数より生まれる数が上回る。
「もう一体どうなってるのよこれ!」
「むっ、まずいウィン!」
「え?」
憤るウィンにキングが声を張り上げた。目を丸くさせたウィンに頭上から巨大な枝が迫る。ロードスが生み出したモンスターにばかり気を取られていたがついにロードス本体も攻撃に加わってきたのである。
「プロテクトショット!」
「キャッ!」
そこにアドレスのショットが炸裂した。ウィンの足元にゴルフボールが着弾し守護の魔法が発動。
枝はウィンに命中し、彼女も短い悲鳴を上げよろめきこそしたがおかげでダメージは抑えられたようだ。
「ありがとうアドレス助かったよ!」
「はい! 私も仲間ですから!」
アドレスにお礼を伝えるウィンだがロードスからの攻撃も激しさを増していく。更に増え続けるモンスターによって着実に状況は悪化していった。
「なんてことだロードス様がここまで荒ぶるとは。これではもう――」
長老が地面に膝を付けガックリと項垂れた。キングたちの力を頼っても敵わないと感じてしまったのかもしれない。
「諦めないでください! 何か手はあるはずです!」
「そうよ。何で長老のあんたが弱気になってるのよ!」
「そうだ。こっちだってまだまだ元気だからな俯くにはまだ早い!」
「うむ。それにボールはまだ生きている!」
ウィン、キング、ハスラーに発破をかけられ長老が顔を上げた。頭に手をやり、やれやれと嘆息する。
「よりによってあの出来損ないにまでここまで言われるとはな」
悪態をつく長老だが目には光を取り戻していた。
「長老。とは言えこのままではジリ貧です。何か弱点など知りませんか?」
アドレスが長老に聞いた。すると長老が顎を押さえ答えた。
「本来ならば本体を叩くのが早かったのだろうがな」
「本体?」
「それはこのロードス自信を倒すってことかい?」
長老の言葉をアドレスが復唱し聞いていたハスラーも問いかけた。
「違う。ロードス様を攻撃するなど以ての外だ。しかしロードス様はモンスターに寄生されておる。それであれば寄生している本体を倒せば何とかなるかもしれない」
「ちょっと、そういうことはもっと早くいいなさいよ」
ウィンが叫んだ。確かにそれは明確な弱点と言えた。いつまでも地面から生え続けるモンスターを倒し続けるよりも確実だろう。
「問題があるのだ。私も最初は寄生モンスター本体を倒せば良いと考えていた。だが――見当たらないのだどこにも寄生モンスターがな……」
キングがボールを蹴ると玉が虎に変化し植物のモンスターへ襲いかかった。
その威力は凄まじくあっという間にモンスターの数が目減りしていく。
「キングに負けてられない!」
ウィンもキング直伝のテニスを駆使し精霊魔法を行使した。まだ完全ではないとは言え風の精霊によって根のモンスターは切り刻まれていった。
相性が良い相手なら十分に戦いになるよう思えた。
「ブレイクショット!」
ハスラーもまたビリヤードの技術を駆使し攻撃に参加する。跳ね返ったボールによってモンスターが倒れていく。
威力はまだまだ足りないがその分瞬発力を活かした手数で攻めていくスタイルであった。
一見するとキングたちに隙はなく、圧倒的有利に思えたが――
「キングこいつら全然減らない!」
「寧ろ増えてるぜ」
「むぅ――」
そうロードスによって生み出されたモンスターは倒しても倒しても次から次へと地面から生えてきた。
生まれる速度も早く三人の力を合わせても倒した数より生まれる数が上回る。
「もう一体どうなってるのよこれ!」
「むっ、まずいウィン!」
「え?」
憤るウィンにキングが声を張り上げた。目を丸くさせたウィンに頭上から巨大な枝が迫る。ロードスが生み出したモンスターにばかり気を取られていたがついにロードス本体も攻撃に加わってきたのである。
「プロテクトショット!」
「キャッ!」
そこにアドレスのショットが炸裂した。ウィンの足元にゴルフボールが着弾し守護の魔法が発動。
枝はウィンに命中し、彼女も短い悲鳴を上げよろめきこそしたがおかげでダメージは抑えられたようだ。
「ありがとうアドレス助かったよ!」
「はい! 私も仲間ですから!」
アドレスにお礼を伝えるウィンだがロードスからの攻撃も激しさを増していく。更に増え続けるモンスターによって着実に状況は悪化していった。
「なんてことだロードス様がここまで荒ぶるとは。これではもう――」
長老が地面に膝を付けガックリと項垂れた。キングたちの力を頼っても敵わないと感じてしまったのかもしれない。
「諦めないでください! 何か手はあるはずです!」
「そうよ。何で長老のあんたが弱気になってるのよ!」
「そうだ。こっちだってまだまだ元気だからな俯くにはまだ早い!」
「うむ。それにボールはまだ生きている!」
ウィン、キング、ハスラーに発破をかけられ長老が顔を上げた。頭に手をやり、やれやれと嘆息する。
「よりによってあの出来損ないにまでここまで言われるとはな」
悪態をつく長老だが目には光を取り戻していた。
「長老。とは言えこのままではジリ貧です。何か弱点など知りませんか?」
アドレスが長老に聞いた。すると長老が顎を押さえ答えた。
「本来ならば本体を叩くのが早かったのだろうがな」
「本体?」
「それはこのロードス自信を倒すってことかい?」
長老の言葉をアドレスが復唱し聞いていたハスラーも問いかけた。
「違う。ロードス様を攻撃するなど以ての外だ。しかしロードス様はモンスターに寄生されておる。それであれば寄生している本体を倒せば何とかなるかもしれない」
「ちょっと、そういうことはもっと早くいいなさいよ」
ウィンが叫んだ。確かにそれは明確な弱点と言えた。いつまでも地面から生え続けるモンスターを倒し続けるよりも確実だろう。
「問題があるのだ。私も最初は寄生モンスター本体を倒せば良いと考えていた。だが――見当たらないのだどこにも寄生モンスターがな……」
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