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第2章 球技を扱う冒険者編
第82話 変わり果てた御神木
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キングたちは変貌したエルフ達も無力化し森の奥へと足を進めた。
その途中でも植物のモンスターが襲ってきたりしたが難なく撃破。だが奥に進むに連れ景色に明らかな変化が見られた。
「木がが凄くねじれてとんでもない形になってるぜ……」
「空気も重たいですし嫌な予感がしますね」
「キュッ――」
ハスラーとアドレスは周囲の変化に敏感に反応した。ボールもどこか不安げである。
「精霊もざわついているわね。あまり長居していい感じがしないわ」
自らの肩を押さえウィンが言った。エルフの彼女は精霊を感じ取ることが出来る。故に出た意見だろう。
「長老もしかしてこれは?」
「うむ。ロードス様が蝕まれた影響であろう。闇が森を侵食し始めているのだ。このままでは森全体が混沌に飲み込まれてしまう」
キングの問いかけに長老が切羽詰まったような顔で答えた。どうやら既に森への侵食は始まっているようである。
「急いで対処した方が良さそうだな」
「キュ~!」
キングの発言にボールも張り切った声を上げた。キングにとってボールはなくてはならない相棒でもある。
「頼りにしてるぞボール」
「キュッキュッ♪」
キングがボールの頭を撫でると嬉しそうにボールがプルプルと震えた。その様子を見ていたウィンもボールを撫でるのに参加。
「はぁやっぱりボールの撫で心地は最高ね」
「和、私も。はぁ癒やされますぅ」
アドレスも二人に倣ってボールを愛でていた。ここにきて随分と重苦しい雰囲気になっていたが硬かった表情もボールを撫でたおかげか緩んでいた。
どうやらボールのおかげで多少はリラックス出来たようである。
「全く。使徒を何だと思っておるのか」
「ボールが嫌がってないんだから別に問題ないじゃん」
嘆かわしいといった顔を見せる長老にハスラーが指摘した。確かにボールは寧ろ撫でられて嬉しそうである。
「――さて。ついたが、あれが御神木様か……なんとも変わり果ててしまったわい」
長老が不安げに口を開いた。その存在にはキングたちにもすぐに気がついた。もっとも長老の言葉がなければ御神木などとはとても思えなかったことだろう。
「……どうやらそろそろ気を引き締めないといけないようだな」
キングが真剣な顔つきを見せ皆に呼びかけるように言った。
見上げるほど高い御神木の様相はあまりに異質だった。
暗紫色の樹皮は禍々しさに拍車を掛け四方八方に伸びた枝は生き物のようにウネウネと蠢いていた。
葉っぱは完全に枯れ落ちた状態であるが、これは周囲の木々にしてもそうだ。
周囲は瘴気に満ちており上空は溜まった霧のような物で塞がれ太陽の光もほぼ届かなく薄暗い。
「最後に見たときはここまでの変貌はされておらんかったというのに……私の責任だやはりもっと早くなんとかすべきであった」
長老ががっくりと項垂れ後悔の念を口にした。エルフが変貌する問題もありそれどころではなかったというのもあるだろうが、それでも今の御神木の姿を見ては思うところもあるのだろう。
「そもそもあのロードスは襲ってくるのか?」
ハスラーがロードスを見上げながら疑問を口にした。かなり近づいたが今のところ直接何かをしてくる様子はなかったが――
「待って地面が!」
ウィンが叫び警戒心を高めた。するとボコッと地面が盛り上がり太い根が絡み合ったような不気味なモンスターが姿を見せた。
「こっちにも出ました!」
「むぅ。どうやら直接ではなく配下を生んで襲わせるタイプのようだな」
「キュ~!」
あっという間に増えたモンスターを認めキングが考えを述べた。
ボールは敵意を察したのか分裂しそれぞれにあった球体に姿を変えた。
「よし、俺はこれだ」
キングはサッカーボールに変わったボールを足で引き寄せ出現したモンスターを睨む。
「さて先ずはこの連中を倒してからだな――」
その途中でも植物のモンスターが襲ってきたりしたが難なく撃破。だが奥に進むに連れ景色に明らかな変化が見られた。
「木がが凄くねじれてとんでもない形になってるぜ……」
「空気も重たいですし嫌な予感がしますね」
「キュッ――」
ハスラーとアドレスは周囲の変化に敏感に反応した。ボールもどこか不安げである。
「精霊もざわついているわね。あまり長居していい感じがしないわ」
自らの肩を押さえウィンが言った。エルフの彼女は精霊を感じ取ることが出来る。故に出た意見だろう。
「長老もしかしてこれは?」
「うむ。ロードス様が蝕まれた影響であろう。闇が森を侵食し始めているのだ。このままでは森全体が混沌に飲み込まれてしまう」
キングの問いかけに長老が切羽詰まったような顔で答えた。どうやら既に森への侵食は始まっているようである。
「急いで対処した方が良さそうだな」
「キュ~!」
キングの発言にボールも張り切った声を上げた。キングにとってボールはなくてはならない相棒でもある。
「頼りにしてるぞボール」
「キュッキュッ♪」
キングがボールの頭を撫でると嬉しそうにボールがプルプルと震えた。その様子を見ていたウィンもボールを撫でるのに参加。
「はぁやっぱりボールの撫で心地は最高ね」
「和、私も。はぁ癒やされますぅ」
アドレスも二人に倣ってボールを愛でていた。ここにきて随分と重苦しい雰囲気になっていたが硬かった表情もボールを撫でたおかげか緩んでいた。
どうやらボールのおかげで多少はリラックス出来たようである。
「全く。使徒を何だと思っておるのか」
「ボールが嫌がってないんだから別に問題ないじゃん」
嘆かわしいといった顔を見せる長老にハスラーが指摘した。確かにボールは寧ろ撫でられて嬉しそうである。
「――さて。ついたが、あれが御神木様か……なんとも変わり果ててしまったわい」
長老が不安げに口を開いた。その存在にはキングたちにもすぐに気がついた。もっとも長老の言葉がなければ御神木などとはとても思えなかったことだろう。
「……どうやらそろそろ気を引き締めないといけないようだな」
キングが真剣な顔つきを見せ皆に呼びかけるように言った。
見上げるほど高い御神木の様相はあまりに異質だった。
暗紫色の樹皮は禍々しさに拍車を掛け四方八方に伸びた枝は生き物のようにウネウネと蠢いていた。
葉っぱは完全に枯れ落ちた状態であるが、これは周囲の木々にしてもそうだ。
周囲は瘴気に満ちており上空は溜まった霧のような物で塞がれ太陽の光もほぼ届かなく薄暗い。
「最後に見たときはここまでの変貌はされておらんかったというのに……私の責任だやはりもっと早くなんとかすべきであった」
長老ががっくりと項垂れ後悔の念を口にした。エルフが変貌する問題もありそれどころではなかったというのもあるだろうが、それでも今の御神木の姿を見ては思うところもあるのだろう。
「そもそもあのロードスは襲ってくるのか?」
ハスラーがロードスを見上げながら疑問を口にした。かなり近づいたが今のところ直接何かをしてくる様子はなかったが――
「待って地面が!」
ウィンが叫び警戒心を高めた。するとボコッと地面が盛り上がり太い根が絡み合ったような不気味なモンスターが姿を見せた。
「こっちにも出ました!」
「むぅ。どうやら直接ではなく配下を生んで襲わせるタイプのようだな」
「キュ~!」
あっという間に増えたモンスターを認めキングが考えを述べた。
ボールは敵意を察したのか分裂しそれぞれにあった球体に姿を変えた。
「よし、俺はこれだ」
キングはサッカーボールに変わったボールを足で引き寄せ出現したモンスターを睨む。
「さて先ずはこの連中を倒してからだな――」
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☆見切り発車のため、後日変更・追記する場合があります。体調が不安定のため、かける時に書くスタイルです。不定期更新。
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