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しおりを挟む第1章 追放された建築士
「この辺りの壁に傷みが出ているな」
俺、ワーク・ルフタは地面に膝をつき、壁のヒビに指を当ててそう言った。
その壁を、体長二、三十センチほどの、茶色い毛に包まれた生物がまじまじと見ている。
手にハンマーを握っているこの生き物は、俺のサポートをしてくれる使い魔の妖精、ブラウニーのウニだ。
「ウニュ?」
ウニはこてんっと小首を傾げるが、俺の言ったことがわからないからではなく、そうだよね? と確認するような表情だ。
「あぁ、ここはカリウムスライムのパテで埋めて、ミスリル塗料を塗って補修だな」
「ウニュ!」
ウニは丸みのある手をぐっと握りしめて、やる気を見せる。
俺はこのカルセル王国の宮殿に仕える、宮廷建築士だ。
それもただの建築士ではなく、魔力の源とされるマナや魔法を使った建築技術を使う、魔導建築士でもある。
この宮廷建築士の職は元々、幼い俺を拾って育ててくれた養父、ルーツのものだった。その養父は二年前、俺が二十歳の時に他界し、後をこの俺が引き継いだというわけだ。
拾ってもらった当初、見様見真似で魔導建築の技術を学んだのだが、養父は俺に素質があると言って、正式に弟子として育ててくれるようになった。
養父――師匠は厳しかったが、同時に愛情深い人でもあった。
そして、後継ぎとなる子がいなかったこともあり、俺に自分の持つ技術の全てを伝授してくれた。
だけど、俺はまだまだ未熟だ。
本当は、師匠から学びたいことがもっとあったんだけどな。
師匠はいつだったか、お前に教えられることはもうとっくにないし、既に私を超えている……だなんてお世辞を言ってくれたことがあったが、今でも師匠の足元にも及ばないと、自分では思っている。
そんなことを考えつつ、俺はウニと一緒に宮殿を周り、壁や建物に出来ているひび割れや傷を修繕して回った。
すると――
「ふん。貴様は一体何をしているのだ?」
「ドワル建設大臣」
どことなく高圧的な声で呼びかけられ振り向くと、厳しい表情でこちらを見ながら赤茶色の顎ヒゲを手で擦る、ゆったりとしたローブを纏った男が立っていた。
彼はドワル。カルセル王国の建設大臣だ。文字通り、この国の建設に関することは、彼が決めている。
俺は立ち上がり、軽く頭を下げてから答える。
「ここの壁がひび割れていたので。他にも細かい箇所に傷みが出ていたので、修繕していました」
「ふん。その程度のことで随分と時間をかけているのだな。そんなもの、粘土でも詰めて埋めておけばいいだろう」
「そんな。粘土ではその場しのぎにしかなりませんよ」
建設大臣ともあろう者がそんなことも知らないとは思えないし、多分今のは冗談だろうが、一応反論はしておく。
「塗料を塗っておけばいい。それで見栄えも良くなるではないか」
まさか本気ではないだろうけど、冗談としても笑えないので真面目に答えておく。
「見栄えだけ整っても……しっかり修繕しないと、もっと傷んでしまいますよ」
すると途端に、ドワル大臣はムスッとした顔になり、語気を強めた。
「黙れ、貴様の魂胆は見えてるぞ! そうやって仕事しているフリをして、高い金をふんだくろうとしているんだろう!」
何だって!?
「そんな、フリだなんて……前も言いましたが、この宮殿も王国の主要な建物も、私の師匠の更に二世代前の師匠が造られたものです。老朽化が進んでいて、あちこちが傷んでいるんですよ。いい加減、全面的な改修工事が必要だから、許可が欲しいと伝えさせて頂いたはずですが」
「あぁ、確かに聞いたよ。その見積もりも見せてもらった」
「そうですか。ではどうですか?」
「どうですかではない! 何が二十五兆コージかかります、だ! ふざけるな、この詐欺師めが!」
ドワル大臣が拳を振り回し怒鳴り散らしてきた。
コージはこの国の通貨単位で、家族四人が一ヶ月暮らすのにだいたい二十五万コージ必要とされている。
それを踏まえれば、確かに二十五兆コージは莫大な金額だが、これにはちゃんと理由があった。
「しかし、それでもかなり費用を抑えているのですよ? ほぼ材料費だけみたいなところもありますし……」
「その材料費が高すぎるというのだ! 何だ、このマンクリートやら何やらわけのわからない材料は!」
ドワル大臣は唾を飛ばしながら更に叫ぶ。
何だ、と言われれば、マンクリートは従来のコンクリートに、マナを混ぜ込んだ建築資材だ。
魔導建築においては基本中の基本であり、それでいてとても重要な建築材料の一つでもある。このマンクリートを使ってこそ、建築術式を十全に建築物に組み込むことが出来るのだ。
魔導建築士の扱う建築物は規模が大きい。
この宮殿くらいの規模の建築物に術式を刻むのは、普通の魔術師や、より強い力を持つ存在である魔導師や賢者といった方でも不可能だ。
しかしそれを可能としたのが、俺が師匠から受け継いだ魔導建築の業、そしてマンクリートをはじめとした素材なのである。
ただ、それらの素材はどうしても高価になってしまうので、修繕費用がかさむのも仕方ないだろう。
かといって、修繕しないというわけにもいかない。
この国には魔導建築によって作られた建造物が多いのだ。
宮殿や城、各種道路は勿論、橋や砦、結界塔、上下水道やアリーナ、港、多目的ホール、神殿、聖堂、噴水など、挙げれば切りがないほどだ。
だがそれらは全て、百年以上前に造られたものなので、耐久年数も限界に近い。
一切の手抜きも感じられない匠の技で作られたものだが、建築術式もそろそろ効果が切れてくる頃だ。それに、時代の流れで新たな技術が生み出された今となっては、色々手直しが必要な箇所もある。
加えて、修繕を急ぐ大きな理由の一つに、来年にはこの国で魔導大祭典が開かれる予定だというのがあった。
魔導大祭典は四年に一度開かれる魔法の祭典で、世界中から様々な要人が集まる。
賢者や魔導師といった大物もやってくるし、魔法の実力を競う大会などの大掛かりなイベントも開かれるのだ。
開催地に選ばれることがそもそも名誉なことだが、しかしこのまま傷んだ建造物を放っておいたら当然、影響が出るだろう。
だからこそ、ここで一度思い切った全面的な改修工事が必要と判断したのだが……
ドワル大臣にはその考えが上手く伝わっていないらしい。
「とにかくだ。そんなもの認められん」
「しかし、そうなると、今のように細かい修繕をし続けなければいけません。今直した分だけでも五万コージかかります。こういったのが何箇所も出てくると、この宮殿だけでもかかる費用は毎月五千二百万コージ。更に、このまま放置していては、状況が悪化してこの三倍はかかるようになります。国全体で考えたら、今のうちに予算を組んで手を付けていった方が間違いないと思いますが」
「ウニュッ!」
俺の足元ではウニがそうだそうだ、と言わんばかりに腕を振り上げていた。
「黙れ黙れ! もう我慢ならん! このことは陛下に報告させてもらうからな!」
ところがドワル大臣は俺の言葉を聞かず、大股歩きで立ち去ってしまった。
しかし弱ったな。魔導建築は特殊な技術が必要だから、誰でも出来るというものではない。どうしても俺がメインで動く必要が出てくる。
今も一応、他の職人に出来る作業は頼むようにしているが、正直に言ってしまえば、この国の職人の技術はそこまで高くない。
俺の助手を務められる人材もいないので、そこはウニに頼りっきりになってしまっているほどだ。
俺はドワル大臣の背中を見ながら、小さく呟いた。
「ままならないものだな」
「ウニュ~……」
そして俺はある日、王に直接呼ばれ、謁見室に赴いた。
俺の目の前にいる王はまだ若く、年も三十歳手前といったところだ。
先代の王は数年前、まだ師匠が生きていた頃に、六十歳を目前にして突如体調を崩し、そのまま崩御されてしまった。そのため、嫡男が即位されたのである。
そんな王が、玉座の前で片膝を突く俺を見下しながら口を開く。
「ワークよ。大臣から話を聞いたが、お主、普段から仕事をしたフリだけをしている分際で、随分と偉そうなことを言っているようだな」
「そんな、偉そうなことだなんて。私は……」
「言い訳をするな。貴様が作成した見積もりを私も読ませてもらったが、とんでもない金額すぎて、冗談だとばかり思っておったぞ。しかし、大臣によると貴様、本気だと言うではないか」
「勿論、嘘は申し上げません」
あれでも俺は頑張って費用は抑えた方だ。
だいたい、この国の現在の発展は、百年前の魔導建築の技術のおかげなのだ。
かつては田舎の小国と馬鹿にされていたこの国も、魔導建築によって道路が生まれ変わり、線路が敷かれ魔導列車が走るようになり、多くの魔導式工場によって生産性も上がった。
それらによって生まれた利益は、この百年で相当なものになっているはずだ。
確かに二十五兆コージは大金だが、これまでの利益はもっと大きいし、この国の経済のこれからのことを考えれば、必要な出費だろう。
しかしそこで、ドワル大臣が俺と王に何か書類を渡してきた。
「ワーク。貴様に現実を教えてやる。これは、私が別の業者に頼んで作らせた新たな見積書だ、見てみろ……陛下もどうぞお納めください」
「うむ――むっ! 何と、二百五十億コージだと? これで済むというのか?」
「はい。これで十分だと業者は言っております」
二百五十億だって? そんな馬鹿な。流石にありえない。
俺はそう思いつつ、大臣の差し出してきた見積もりに目を通して、クラクラしてしまった。
なぜならば、俺の出した見積もりとは全く違い、必要な工事箇所の数が圧倒的に少なく、また素材にも問題がある。
この大臣は本気で、これで何とかなると思っているのか?
そんな俺の反応に気づかず、王は上機嫌になる。
「素晴らしい。そしてやはり貴様の見積もりはデタラメだったか」
「違います。そもそもこれは内容そのものが全く異なっている。こんなのはフェアではない」
通常相見積もりというものは条件を同じにして行うものだ。中身が全く別物では意味をなさない。
「黙れ、何がフェアだ。内容が異なっているのではない。お前の見積もりがふざけすぎているのだ」
「うむ。これは間違いないな。やはり大臣の言った通りであったか」
言った通り? ドワル大臣は国王に何か吹き込んでいたのか?
「私は前々から怪しんでいたのだ。貴様がいつも出してきているのは、水増し請求なのではないかとな」
「水増しですって!?」
「ウニュー!」
つい怒りが声に乗ってしまったが、それはウニも同じだったようだ。腕をブンブン振り回して茶色い毛が逆立っている。
「何だ、その顔は? これを見れば明らかであろう。貴様の見積もりは金額も含めてデタラメすぎる。疑いようのない事実だ」
そんな、まさか王まで大臣のこのデタラメな見積書を信じるなんて……
俺があまりのショックに何も言えないでいると、ドワル大臣が口を開く。
「さて、お前が行ったのは水増し請求による横領だ。当然詐欺罪となり重罪だ」
「待ってください。私は詐欺なんて!」
「黙れ! この見積もりが全てを語っているのだ。更に言えば、貴様の普段のふざけた勤務態度も問題になっているんだぞ!」
ドワル大臣の言葉に王も深く頷く。
勤務態度だって? 全く身に覚えがないんだが……
しかし王は俺を見据える。
「本来ならば、このまま罪人として処刑してやりたいところだが……一応は私の父も魔導建築士には世話になったしな。それを配慮して、追放処分で許してやろう」
「追放。それは本気で言っているのですか?」
「貴様! 陛下による決定を不服というのか!」
ドワル大臣が俺の言葉に噛みついてくるが、無視して話を続ける。
「……念のための確認ですが、私を追放するということは、建設大臣の出した見積書に沿って施工するということですか?」
「当然そうなるであろうな」
「この先、とんでもないことになりますよ?」
「何?」
王が怪訝な表情で問い返してきた。
ドワル大臣も、何を言っているんだこいつは? という目でこっちを見ている。
「何がとんでもないだ。お前の頭の方がとんでもないだろう」
「冗談で言っているわけじゃありません。例えば、この見積もりには材料として魔石綿が記載されています」
俺は大臣の見積書を手で打ち鳴らしながら指摘した。大臣は不満そうな顔をしている。
「それの何が悪い? この魔石綿は画期的な代物で、奇跡の鉱物とまで言われている。安価で万能。防音性、耐熱性、耐魔性とあらゆる面で優れている。むしろ使わない方がおかしいぐらいだ」
「確かに魔石が繊維質になったこの素材は、一度発掘されるとその周囲に大量に眠っていることが多いため価格も安く抑えられますし、今言ったように多機能で万能に思えます……一見は」
魔石というのは魔力がよく馴染んだ石状の物質を指す。地中に鉱床があったり、一部の魔物の体内から獲れたりする。魔導建築にも何かと使える便利なものだ。
「何だ。それなら何の問題もないではないか」
「それがそうではないのです。繊維化した魔石は空中に飛散しやすく、それを人間が吸引してしまえば魔力障害を引き起こし、人体に多大な影響を与えるのです」
魔力障害は体内の各種器官にも悪影響を及ぼす。肺炎を引き起こすこともあれば内臓の損傷、神経の裂傷、血液の逆流などなど、挙げればきりがない。
それに魔力障害を引き起こした魔術師は、まともに魔法を行使出来なくなる。
最悪、死に至ることもあるのだから、看過出来ない問題である。
「そんなのはデタラメだ! 陛下。こんな奴の与太話を信じてはいけません。この素材を使ったことがあるという職人からも、特に問題があるとは聞いておりません」
ドワル大臣が自信満々に王に説明しているが、魔石綿の障害は静かなる呪いと呼ばれていて、すぐに影響が出るものではない。
しかし真綿で首を絞めるようにゆっくりと症状が進行していくため、気づいた時には手遅れになっていることも多いのだ。
そんなことも知らず、ドワル大臣は言葉を続ける。
「陛下。この男は、この魔石綿を他の職人に薦められた際、駄目だ駄目だの一点張りで、取り合うことすらなかったと言うのです。その職人は、何でこれだけ安価で便利な素材があるのに、それよりはるかに高価なミスリルウールなんて使用するのかと、不思議がっていました」
ミスリルウールとは、ミスリルという金属を人工的に繊維化させたものだ。
ミスリルは一般的には高価な装備品の素材として知られているが、特殊な溶魔液に漬け込むことで溶かすことが出来る。
ミスリルは魔力伝導率の調整が比較的容易に行える金属で、それを繊維化して扱いやすくしたミスリルウールは、魔導建築には欠かせない素材である。
確かに高価だが勝手に飛散することがなく、健康被害の心配はない。
マンクリートもそうだが、たとえ高価な素材でも、この国を維持するには必須だ。
しかしどうやら、このドワル大臣の見積もりによると、ミスリルは一切使わず従来のコンクリートで改築を進めていくらしい。
コンクリートは、かつてはよく使われていたが、残念ながら魔法に対しては非常に脆いという特性がある。そのため、魔導建築士の使う建築術式には耐えることが出来ないのである。
俺は、これらのことを、王と大臣に出来るだけわかりやすく説明したのだが――
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