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第五章 転生忍者吸血鬼出現編
第三百二十五話 転生忍者、バレる? バレない?
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マグに忍法を忍法として見られた。自分でも何を言ってるのかよくわからないが、いや何か凄く当たり前のことを言っているようにも思えるが芳しくない状況では有る。
本当やってしまったなぁ~といった思いだ。どう説明しようか……
「……ジンの魔法は気になる。でも、言いたくないなら無理して言わなくてもいい」
だけど、直後俺の顔を見ていたマグからそんな言葉が飛び出した。
「えっと、いいのか?」
マグがコクッと頷き、そして頭の上に登って来たサラぽんっがボォっと火を吐いた。自由だな……
「……ジンは精霊が視えている」
「え? あ、あぁそうだな」
「……でもそのことは皆に黙ってくれているし、詳しくは聞こうとしない。なら、私だけ聞きたいと思うのはズルいこと。だから、言いたくないなら聞かない」
……どうやらマグは俺の顔色を見て、言いにくいことだと察してくれたようだ。
全く。マグは大事なところではちゃんと察せられる子なんだな。
「……悪いな。だけど、一つだけ伝えるなら俺はマグと同じで普通ではない力が使える……ただ、そのことは秘密にして欲しい。こんな曖昧な回答しか出来ないのに悪いけど」
俺の答えにマグはふるふると首を左右に振った。
「……わかった。誰にも言わない」
「ありがとうな。勿論。俺もマグに関することは喋らないし、余計な詮索はしないから」
「……ん!」
マグが嬉しそうに答え、頭の上ではサラぽんがやっぱり元気に火を吹いていた。
「……ジン、一つだけ言い?」
「うん? 何だ?」
「……今のジン弱い。それも特殊な力のせい?」
俺は頭を抱えた。いや、そうだよな。マグなら気づくよな。
「まぁ、そんなとこだ。兄貴と戦った時にな」
「……ん。なんとなくわかった」
どうやら今ので理解してくれたようだ。
「……いつまで?」
これはいつまで力が封印されているかって意味なんだろうな。
「そうだな。もう少し掛かるとは思う。自分の意思で戻せないのが厄介なところなんだ」
「……ん! ならその間は、私がジンを守る!」
「へ?」
「……絶対に護る!」
な、何か途中から護るの強調ぐあいが変わった気がするけど、そうか。俺はマグに護られるのか。
「き、気持ちだけはありがたく受け取っておくよ」
「……別に恥ずかしがることじゃない」
そう言われてもな。何故かサラぽんの火の吐き方が激しくなってるし。
くそ、いい加減解けてくれないだろうか全く――
◇◆◇
「はあああぁああ!」
「おっと!」
「イヤぁああぁあ!」
「とと、あぶね!」
今、俺はデックとミモザを同時に相手していた。二人はビアやゼンラ、それに今逗留している騎士に剣術を習いかなり自信がついてきたようで、俺ともやってみたいと申し出てきたんだ。
俺からしても特に断る理由がないから二人を相手して木刀で戦っている。
しかし、デックも相当腕を上げたな。動きからも無駄が削げ落とされているし、力の入れ方も以前より自然な感じになってきている。
「マジックスラスト!」
おっとミモザの魔力を込めた斬撃か。魔力を乗せることで間合いが広がるのが特徴だな。
それを俺はバックステップで避けたが、ミモザはそこから逆側の足を踏み込み、さらにマジックスラストを続けてきた。彼女の着実に腕を上げている。
「当たる!」
二連続とはやるな。だが、地面を蹴ってそれを躱した。
「貰った!」
と、そこへ俺に合わせて飛んできたデックが俺の背中側に到達。
「壊振の一撃!」
強化魔法のターボチャージを絡めた技か。空中でまともに受けたら不味いが、俺は後ろ手でデックの肩を掴みそれを視点に転回して逆に背中をとった。
強化した木刀を振り抜いたことでデックの体が完全に流れてしまいバランスを崩す。空中でそれを外したのは悪手だったな。
「よっ!」
「ぐわっ!」
バランスを崩したデックに蹴りを叩き込むとそのまま地面に落下。
「デック!」
心配そうにデックに声を掛けるミモザを確認しつつ、地面に着地後すぐにその距離を詰めて彼女の喉元に木刀をあてた。
「はい、これで俺の勝ち」
「あ……」
声を漏らし悔しがる。デックに気を取られすぎたな。仲間思いなのはいいが、戦闘中はある程度の割り切りも必要だ。
「はぁ、結局二人がかりでも一本も取れなかったぜ」
「むぅ、いい感じに思えたんだがな」
「いや、二人共強くなってたし、気を抜いたら危なかったと思うぞ」
「ジンさん、やっぱり凄いね」
「……ん」
三人で感想を述べあっていると、試合を見ていたデトラとマグが駆け寄ってきた。
「タオル、持ってきたのだけど、もしかして、い、いらなかったかかな?」
そして両手でタオルを差し出してきたデトラが、俺を窺うように見ながら言う。
「ありがとう。助かるよ」
折角出しね。タオルを受け取って使わせてもらった。
「えへへ……」
「おうおう、嬉しそうだなデトラ」
「も、もうお兄ちゃんってば!」
デックがにやにやしながらデトラに声を掛けると、デトラが右手を振り上げじゃれあいっぽい雰囲気になる。
兄妹で相変わらず仲がいいな。
「ガウガウ」
「ウキィ」
「あぁ、二人共強くなったな。俺もうかうかしていられないよ」
マガミとエンコウを撫でながらそう伝える。今の二人なら騎士学園でも間違いなくやっていけると思う。いや、下手したら一目置かれる存在になるかもな。
「あっはっは! しっかり見ていたぞ我が最愛の弟子よ!」
「い、いたのか。しかし、本当に神出鬼没だな」
突如声を上げたゼンラにミモザが退いていた。俺もそれは同感だ。まだ封印中とはいえ、俺も近づいてきたのに気づかなかったほどだぞ。こんなに変態的なのに!
「あっはっは、そうだそうだ。大事なことを忘れるところだったぞ。ミモザよ。今度私の父が遊びにくることになった。その時にミモザは勿論皆も紹介するとしよう。では、私はまだ仕事があるからさらばだ!」
そう言い残してゼンラがマントをなびかせ風のように去っていった。いい加減服を着て欲しい。
ふぅ、しかし何かと思えば父がくるって、そんなの、そんなの――
「「「「ゼンラの父親ーーーーーー!?」」」」
「……興味ある」
「ガ、ガウ」
「ウキィ!」
俺たち四人の絶叫が空に向かって響き渡る中、マグは変わらずマイペースだった……てか本当かよ――
本当やってしまったなぁ~といった思いだ。どう説明しようか……
「……ジンの魔法は気になる。でも、言いたくないなら無理して言わなくてもいい」
だけど、直後俺の顔を見ていたマグからそんな言葉が飛び出した。
「えっと、いいのか?」
マグがコクッと頷き、そして頭の上に登って来たサラぽんっがボォっと火を吐いた。自由だな……
「……ジンは精霊が視えている」
「え? あ、あぁそうだな」
「……でもそのことは皆に黙ってくれているし、詳しくは聞こうとしない。なら、私だけ聞きたいと思うのはズルいこと。だから、言いたくないなら聞かない」
……どうやらマグは俺の顔色を見て、言いにくいことだと察してくれたようだ。
全く。マグは大事なところではちゃんと察せられる子なんだな。
「……悪いな。だけど、一つだけ伝えるなら俺はマグと同じで普通ではない力が使える……ただ、そのことは秘密にして欲しい。こんな曖昧な回答しか出来ないのに悪いけど」
俺の答えにマグはふるふると首を左右に振った。
「……わかった。誰にも言わない」
「ありがとうな。勿論。俺もマグに関することは喋らないし、余計な詮索はしないから」
「……ん!」
マグが嬉しそうに答え、頭の上ではサラぽんがやっぱり元気に火を吹いていた。
「……ジン、一つだけ言い?」
「うん? 何だ?」
「……今のジン弱い。それも特殊な力のせい?」
俺は頭を抱えた。いや、そうだよな。マグなら気づくよな。
「まぁ、そんなとこだ。兄貴と戦った時にな」
「……ん。なんとなくわかった」
どうやら今ので理解してくれたようだ。
「……いつまで?」
これはいつまで力が封印されているかって意味なんだろうな。
「そうだな。もう少し掛かるとは思う。自分の意思で戻せないのが厄介なところなんだ」
「……ん! ならその間は、私がジンを守る!」
「へ?」
「……絶対に護る!」
な、何か途中から護るの強調ぐあいが変わった気がするけど、そうか。俺はマグに護られるのか。
「き、気持ちだけはありがたく受け取っておくよ」
「……別に恥ずかしがることじゃない」
そう言われてもな。何故かサラぽんの火の吐き方が激しくなってるし。
くそ、いい加減解けてくれないだろうか全く――
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「はあああぁああ!」
「おっと!」
「イヤぁああぁあ!」
「とと、あぶね!」
今、俺はデックとミモザを同時に相手していた。二人はビアやゼンラ、それに今逗留している騎士に剣術を習いかなり自信がついてきたようで、俺ともやってみたいと申し出てきたんだ。
俺からしても特に断る理由がないから二人を相手して木刀で戦っている。
しかし、デックも相当腕を上げたな。動きからも無駄が削げ落とされているし、力の入れ方も以前より自然な感じになってきている。
「マジックスラスト!」
おっとミモザの魔力を込めた斬撃か。魔力を乗せることで間合いが広がるのが特徴だな。
それを俺はバックステップで避けたが、ミモザはそこから逆側の足を踏み込み、さらにマジックスラストを続けてきた。彼女の着実に腕を上げている。
「当たる!」
二連続とはやるな。だが、地面を蹴ってそれを躱した。
「貰った!」
と、そこへ俺に合わせて飛んできたデックが俺の背中側に到達。
「壊振の一撃!」
強化魔法のターボチャージを絡めた技か。空中でまともに受けたら不味いが、俺は後ろ手でデックの肩を掴みそれを視点に転回して逆に背中をとった。
強化した木刀を振り抜いたことでデックの体が完全に流れてしまいバランスを崩す。空中でそれを外したのは悪手だったな。
「よっ!」
「ぐわっ!」
バランスを崩したデックに蹴りを叩き込むとそのまま地面に落下。
「デック!」
心配そうにデックに声を掛けるミモザを確認しつつ、地面に着地後すぐにその距離を詰めて彼女の喉元に木刀をあてた。
「はい、これで俺の勝ち」
「あ……」
声を漏らし悔しがる。デックに気を取られすぎたな。仲間思いなのはいいが、戦闘中はある程度の割り切りも必要だ。
「はぁ、結局二人がかりでも一本も取れなかったぜ」
「むぅ、いい感じに思えたんだがな」
「いや、二人共強くなってたし、気を抜いたら危なかったと思うぞ」
「ジンさん、やっぱり凄いね」
「……ん」
三人で感想を述べあっていると、試合を見ていたデトラとマグが駆け寄ってきた。
「タオル、持ってきたのだけど、もしかして、い、いらなかったかかな?」
そして両手でタオルを差し出してきたデトラが、俺を窺うように見ながら言う。
「ありがとう。助かるよ」
折角出しね。タオルを受け取って使わせてもらった。
「えへへ……」
「おうおう、嬉しそうだなデトラ」
「も、もうお兄ちゃんってば!」
デックがにやにやしながらデトラに声を掛けると、デトラが右手を振り上げじゃれあいっぽい雰囲気になる。
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「ガウガウ」
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「あぁ、二人共強くなったな。俺もうかうかしていられないよ」
マガミとエンコウを撫でながらそう伝える。今の二人なら騎士学園でも間違いなくやっていけると思う。いや、下手したら一目置かれる存在になるかもな。
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