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第7話 ストーカーと過ごすGW
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ゴールデンウィークの七日間という長いようで短い、期間限定の監禁生活は、思っていたよりも平和だった。
てっきりめちゃくちゃに、その……身体を汚されると思っていたのだが、水上錦はアタシ――松崎楓を、まるでガラス製の人形のように丁重に扱った。
いや、自分から「することしないの?」なんて言えるわけがなかったが。
水上が買い物に出かける時や目を離さなければいけない時は一応手錠はつけた――とはいってもオモチャの手錠だ、アタシが本気で逃げようと思えば簡単に鎖を引きちぎれる――が、お風呂に入る時やご飯を食べるときは不自由だからと手錠を外してくれた。
要は、監禁ごっこなのだ。ごっこ遊びに過ぎない。
夜になると流石にアタシも警戒はするが、水上は黙ってアタシを抱きしめるだけだった。
お風呂上がりの髪の匂いを堪能しているらしい。
「不思議だね。同じシャンプーを使ってるはずなのに、楓の髪の匂いは格別だ」
アタシの頭を撫でながら、水上は愛おしそうに微笑んだ。
その顔にドキッとしたなんて絶対に言わない。
そうして、一通りアタシの髪やボディソープを使ったアタシの首筋あたりの匂いを思う存分堪能してから、満足したように床に敷いた布団に横になるのである。
アタシもベッドに横になって、電気を消した真っ暗な天井を見つめる。
寝るときも「手錠つけたままだと寝づらいだろうから」と手錠は外してくれている。
……これは、果たして監禁生活なのだろうか?
たしかに、外には一歩も出してもらえてないけど、アタシとしては何一つ不自由なく暮らしている。運動不足が気になるくらい。
まあ、この連休が終わればまた学校生活に戻れるし、体育の時間にでも身体を動かせばいいや。……太ってないといいけど。
水上の様子が変わったのは、連休最終日である。
「ああ、やっぱり帰したくないな……このままこの生活を続けてみる気はない?」
「流石にそれは……期間限定って話でしょ?」
「でも……楓のいない部屋に戻るなんて寂しいな」
「学校でまた会えるし、気が向いたらデートしてやってもいいからさ」
抱きしめてくる水上の力の強さに息苦しさを感じながら、アタシは水上の頭を撫でる。
「……っもう、我慢できない……」
「へ? ――うわっ!」
ベッドに座っていたアタシを、水上が押し倒す。
「ま、待って待って! アタシたちまだ高校生だしこういうの早いって!」
「だって……この七日間、ずっと我慢してて……楓の匂いを嗅ぐたびに興奮しそうになるのを抑えて……」
やっぱり変態じゃないか!
「本気で嫌なら、手錠を引きちぎって俺を殴って逃げて。ドアに鍵かかってないし、ばあちゃんに助けを求めれば逃げられるよ」
「――っ」
逃げる手段を用意しておいて、それでいて有無を言わせない雰囲気。それは卑怯だ。
「初めてなんだ。楓は汚さずに大切に大切にしまっておきたかった。こんな気持ち初めてで……やっぱり君は運命の……」
「運命なんか、知らないってば……!」
こんなストーカーと結ばれる運命ならば、アタシは運命の女神の横っ面を殴り飛ばしたい。
手錠をしたままの片腕は、ベッドの柵に繋がれている。
もう片腕を押さえつけて、水上の顔がアタシの顔に接近してくる――と思った矢先。
水上のスマホが鳴った。どうやら電話の着信らしい。
「――チッ。タイミング悪いな……誰だ?」
眉間にシワを寄せて、水上が身体を起こし、机の上に置かれたスマホを不機嫌そうに手に取る。
「……非通知? 切っとくか……」
ピッと切った途端、またスマホが鳴り出す。また非通知だ。どうやら同じ人物が何度も電話をかけているらしい。
「……はい、どちら様?」
水上がため息交じりに電話に出る。
『やあ、君が水上錦くんだね?』
「……誰だアンタ」
『そこにいる松崎楓の父親だが?』
「――お、おおおお義父様!?」
え? パパ?
『君にお義父様なんて言われる筋合いはないね。いま、娘に何をしようとした……?』
「ど、どこから!? どこから見ていらっしゃるんですか!?」
水上はすっかり顔が青ざめている。
水上からスマホを奪い取って、アタシが代わりに電話に出る。
「パパ!? パパなの!? アタシ、紅葉の家に泊まるって言ってたのに……」
『ははは、まだまだ詰めが甘いぞ楓。GPSの位置が明らかに照山さんのお宅じゃないからすぐ気づいたよ』
「娘にGPS仕掛けんな!」
そう、アタシのパパもストーカーである。ママの寝息を毎夜録音して楽しんでいる変態である。
しかし、どちらかというとアタシよりもママにつきまとっているのでアタシにはそれほど関心を示していないと思っていたのだが……。
『悪いけど、スピーカーモードにしてくれるかな? 水上くんと話したい』
「あ、うん」
スマホをスピーカーモードにして、机の上に置く。アタシと水上はスマホに向かって、説教されるように正座する。
『さて、水上くん。ウチの娘を監禁する前に何かするべきことがあるんじゃないかな?』
「……と、おっしゃいますと……?」
『わからないかなあ。そうかあ……』
水上はパパのいびりに、すっかり怯えている。
『あのさあ、僕に挨拶とかさあ、するべきこと、あるんじゃないのかなあ? 一応、付き合ってるんだよね?』
パパは『一応』を強調する。
「は、はい……おっしゃるとおりで……」
水上はすっかりしょげて、スマホに向かってペコペコ頭を下げ通しだ。
『それに、楓。照山さんから聞いたよ。自分から監禁するように頼んだそうじゃないか』
「え、うん」
パパは、どこまで知ってるんだろうか……?
『自分を監禁してくれなんて、気安く言っちゃいけないよ。そこの水上くんはまだ我慢のきくほうだったようだが、楓は危険な目に遭うところだったんだよ? 今だって押し倒されてたじゃないか』
「だから、どこから見てるの?」
『うん、でもまあ、手錠に繋がれた娘を見るのもなかなかそそるものがあった。水上くんの対応次第では見逃してあげてもいいよ』
やはりパパもド変態であった。
「はい、あの、今すぐ娘さんを家までお送りいたしますので、何卒お許しください……」
水上はスマホの前で土下座した。
『うん、いい姿勢の土下座だね。それじゃ楓、帰っておいで』
「はーい」
アタシはさっさと帰り支度を始めた。
今回はパパのおかげで助かった。……いや、助かったのか? パパのコレクションにアタシの手錠に繋がれた姿が加わった気がする。
そういうわけで、アタシと水上のゴールデンウィークは何事もなく、何事もなく終わったのであった。
〈続く〉
てっきりめちゃくちゃに、その……身体を汚されると思っていたのだが、水上錦はアタシ――松崎楓を、まるでガラス製の人形のように丁重に扱った。
いや、自分から「することしないの?」なんて言えるわけがなかったが。
水上が買い物に出かける時や目を離さなければいけない時は一応手錠はつけた――とはいってもオモチャの手錠だ、アタシが本気で逃げようと思えば簡単に鎖を引きちぎれる――が、お風呂に入る時やご飯を食べるときは不自由だからと手錠を外してくれた。
要は、監禁ごっこなのだ。ごっこ遊びに過ぎない。
夜になると流石にアタシも警戒はするが、水上は黙ってアタシを抱きしめるだけだった。
お風呂上がりの髪の匂いを堪能しているらしい。
「不思議だね。同じシャンプーを使ってるはずなのに、楓の髪の匂いは格別だ」
アタシの頭を撫でながら、水上は愛おしそうに微笑んだ。
その顔にドキッとしたなんて絶対に言わない。
そうして、一通りアタシの髪やボディソープを使ったアタシの首筋あたりの匂いを思う存分堪能してから、満足したように床に敷いた布団に横になるのである。
アタシもベッドに横になって、電気を消した真っ暗な天井を見つめる。
寝るときも「手錠つけたままだと寝づらいだろうから」と手錠は外してくれている。
……これは、果たして監禁生活なのだろうか?
たしかに、外には一歩も出してもらえてないけど、アタシとしては何一つ不自由なく暮らしている。運動不足が気になるくらい。
まあ、この連休が終わればまた学校生活に戻れるし、体育の時間にでも身体を動かせばいいや。……太ってないといいけど。
水上の様子が変わったのは、連休最終日である。
「ああ、やっぱり帰したくないな……このままこの生活を続けてみる気はない?」
「流石にそれは……期間限定って話でしょ?」
「でも……楓のいない部屋に戻るなんて寂しいな」
「学校でまた会えるし、気が向いたらデートしてやってもいいからさ」
抱きしめてくる水上の力の強さに息苦しさを感じながら、アタシは水上の頭を撫でる。
「……っもう、我慢できない……」
「へ? ――うわっ!」
ベッドに座っていたアタシを、水上が押し倒す。
「ま、待って待って! アタシたちまだ高校生だしこういうの早いって!」
「だって……この七日間、ずっと我慢してて……楓の匂いを嗅ぐたびに興奮しそうになるのを抑えて……」
やっぱり変態じゃないか!
「本気で嫌なら、手錠を引きちぎって俺を殴って逃げて。ドアに鍵かかってないし、ばあちゃんに助けを求めれば逃げられるよ」
「――っ」
逃げる手段を用意しておいて、それでいて有無を言わせない雰囲気。それは卑怯だ。
「初めてなんだ。楓は汚さずに大切に大切にしまっておきたかった。こんな気持ち初めてで……やっぱり君は運命の……」
「運命なんか、知らないってば……!」
こんなストーカーと結ばれる運命ならば、アタシは運命の女神の横っ面を殴り飛ばしたい。
手錠をしたままの片腕は、ベッドの柵に繋がれている。
もう片腕を押さえつけて、水上の顔がアタシの顔に接近してくる――と思った矢先。
水上のスマホが鳴った。どうやら電話の着信らしい。
「――チッ。タイミング悪いな……誰だ?」
眉間にシワを寄せて、水上が身体を起こし、机の上に置かれたスマホを不機嫌そうに手に取る。
「……非通知? 切っとくか……」
ピッと切った途端、またスマホが鳴り出す。また非通知だ。どうやら同じ人物が何度も電話をかけているらしい。
「……はい、どちら様?」
水上がため息交じりに電話に出る。
『やあ、君が水上錦くんだね?』
「……誰だアンタ」
『そこにいる松崎楓の父親だが?』
「――お、おおおお義父様!?」
え? パパ?
『君にお義父様なんて言われる筋合いはないね。いま、娘に何をしようとした……?』
「ど、どこから!? どこから見ていらっしゃるんですか!?」
水上はすっかり顔が青ざめている。
水上からスマホを奪い取って、アタシが代わりに電話に出る。
「パパ!? パパなの!? アタシ、紅葉の家に泊まるって言ってたのに……」
『ははは、まだまだ詰めが甘いぞ楓。GPSの位置が明らかに照山さんのお宅じゃないからすぐ気づいたよ』
「娘にGPS仕掛けんな!」
そう、アタシのパパもストーカーである。ママの寝息を毎夜録音して楽しんでいる変態である。
しかし、どちらかというとアタシよりもママにつきまとっているのでアタシにはそれほど関心を示していないと思っていたのだが……。
『悪いけど、スピーカーモードにしてくれるかな? 水上くんと話したい』
「あ、うん」
スマホをスピーカーモードにして、机の上に置く。アタシと水上はスマホに向かって、説教されるように正座する。
『さて、水上くん。ウチの娘を監禁する前に何かするべきことがあるんじゃないかな?』
「……と、おっしゃいますと……?」
『わからないかなあ。そうかあ……』
水上はパパのいびりに、すっかり怯えている。
『あのさあ、僕に挨拶とかさあ、するべきこと、あるんじゃないのかなあ? 一応、付き合ってるんだよね?』
パパは『一応』を強調する。
「は、はい……おっしゃるとおりで……」
水上はすっかりしょげて、スマホに向かってペコペコ頭を下げ通しだ。
『それに、楓。照山さんから聞いたよ。自分から監禁するように頼んだそうじゃないか』
「え、うん」
パパは、どこまで知ってるんだろうか……?
『自分を監禁してくれなんて、気安く言っちゃいけないよ。そこの水上くんはまだ我慢のきくほうだったようだが、楓は危険な目に遭うところだったんだよ? 今だって押し倒されてたじゃないか』
「だから、どこから見てるの?」
『うん、でもまあ、手錠に繋がれた娘を見るのもなかなかそそるものがあった。水上くんの対応次第では見逃してあげてもいいよ』
やはりパパもド変態であった。
「はい、あの、今すぐ娘さんを家までお送りいたしますので、何卒お許しください……」
水上はスマホの前で土下座した。
『うん、いい姿勢の土下座だね。それじゃ楓、帰っておいで』
「はーい」
アタシはさっさと帰り支度を始めた。
今回はパパのおかげで助かった。……いや、助かったのか? パパのコレクションにアタシの手錠に繋がれた姿が加わった気がする。
そういうわけで、アタシと水上のゴールデンウィークは何事もなく、何事もなく終わったのであった。
〈続く〉
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