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5 男のミニスカナースって誰得なの?
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約束の土曜日。俺はホテルの一室に居た。
角川の指定してきたのは、とても学生では手が出せないぐらいの高そうなホテルだった。自分の財力では一生行かないような異国のようなホテルに、俺は入るだけでも緊張していた。エントランスだけでも凄く豪華絢爛だったのに、広い部屋に入るともっと煌びやかなもので俺は目を瞬かせる。
赤い高そうなカーペットにも白い植物の模様が描かれた壁にも汚れなんて一つもなくて、俺は身体を縮こませる。ビクビクしていたら角川に「ビビってんのかよ」ととても笑われたので、俺は「そんなわけねえだろ」と虚勢を張る。
冗談だったらいいのになぁ、と言う俺の願いは儚く散り、角川は会うなり笑顔で紙袋を渡してきた。中身を恐る恐る確認すると、ピンクのナース服とウィッグが入っていて頭を抱えた。この部屋では絶対に存在しないようなものを手に持っていると思うだけで、俺は卒倒しそうになる。
『…これを着た増栄が早く見たい…』
無表情で隣に居た栗須はのんきにそんなことを考えている。久しぶりに聞いた栗須の願望がこれってどうなの?
毎度ながら、無表情な顔と心の声のギャップについていけない。
混乱している俺を置いて栗須は平然とそれを受け取り、部屋に向かって行ったので唖然とした。
角川の視線に耐えられなくなり、俺も急いで栗須が入っていった部屋と反対の部屋に入る。何室あるんだよ、ここ…。
俺はもう疲労困憊だった。もうここまで来ただけでもOKってことにならないのだろうか。…ならないんだろうけど。
「あー、よしっ」
俺は覚悟を決めて、ナース服とウィッグを着けることにした。一人でいるとどうしても独り言の声量が大きくなるのは許してほしい。
「う…聞いてねえ…」
ナース服の間にまるで秘密の書簡のように入っていたものに、俺は顔を歪める。
「ううっ、触っていいのかこれ?!」
俺は思わず指2本で汚いものを掴むような形で持ち上げたのは『女の子の下着』だった。所謂『パンティ』ってやつだ。白いシルクでできたレースの可愛らしいパンツに俺は持っているだけで恥ずかしくなって地団駄を踏む。
「罠、罠なんだよなこれ?!」
自分でも何を言っているか分からない。
だって、こんなの初めて触ったし…! 布の面積がいつものより少なくて、とてもじゃないが穿けない。だけれど、ここにあるってことはつまり…角川の要望で「穿け」ってことなんだと思う。
俺は恐る恐るパンティを正面にするようにして、向き合った。真ん中に小さくピンクのリボンがついているのが可愛いけど、これを俺が穿くのは無理があるんじゃないか?てか、絶対にブツが収まんねぇだろ…。
そう恨み言をブツブツと心の中で唱えていたらこの状況を作り出した男のとても楽しそうな声が聞こえた。
「お~~~~~…栗須ぅ! めっちゃ似合うじゃん!」
え、嘘だろ?!
俺は驚いてパンツを握りしめた。もう、着ちゃったのか?! もう、お披露目してんのか?!
思わず俺は、ドアにへばりついて二人の様子を窺う。
「…そうか?」
栗須の声も聞こえてきて俺は身体を固ませた。見えないドアの向こうではもう栗須が『ミニスカナース(ウィッグ・女性もの下着付き)』を着ているってことなのか?!
信じられなくて、俺はドキドキと心臓を速めた。俺はまだウィッグしかつけていないのに…。
ふいに隣にあった鏡に映る自分の姿を見ると、あまりにもウィッグ姿が似合ってなさ過ぎて鳥肌が立つ。
「なぁ~、写真撮っていい?!」
まるで彼女のデート服を見た時のようなデレデレの彼氏みたいな声が俺の耳に届いた。その声を聴いた瞬間、ゾッと寒気がした。ハートマークだらけのメールを見た瞬間の事を思い出した。今、部屋が違うから顔は見えないけれど、絶対に角川は顔を緩めている。
俺もこれから最悪な事に栗須と同じ格好をしようとしていると思うと顔が歪む。
「……あぁ」
なんで、栗須はOKしてんだよ?!
断ると思っていたから余計に耳を疑う。
お前には、羞恥心がないのか?! 写真を撮りたいって言った角川も角川だよっ!
俺は思わず叫びそうになるのをグッと堪える。俺はなんとも言いようのない気持ちになった。俺がこんなに恥ずかしい気持ちでいるのに、栗須は全然平気だし、俺だけ振り回されている感じが…何と言うか…とてもムカついた。
そんな悶々としている俺に、信じられない言葉が聞こえてきた。
「なぁ、ポージングしろって。ピースでいいからさ~」
「…………あぁ」
ぽ、ポージングまで?!
俺は頭がくらくらしてきた。頭を押さえた俺にさらに角川は畳みかける。
「全然増栄来ないしさぁ、先に始めちゃおうか」
え、何で?! 俺はサーッと一気に血の気が引いた。
「―――そうだな」
栗須が頷く声が聞こえてきて、鈍器で殴られたみたいに頭に衝撃が走る。俺は急いで服を脱いでパンツを脱ぎ棄てナース服に着替えパンツを穿いた。きっと誰かが居たら「早着替えじゃん」とからかわれるぐらいにはスピードが出ていた。
「じゃあ、とりあえずスカートたくしあげ」
「ちょっとまったぁ!!!」
俺は漫画だったら「バンッ」って音が出るぐらい叫びながら勢いよくドアを開けた。…てか、絶対にそんな音出てた。
「おお~~~~増栄似合ってるじゃん」
「……………」
俺の登場に二人はそれぞれ違った反応を見せた。角川と栗須の二人分の視線を痛いほど感じる。テンションが上がっているのか、角川の声はトーンが高い。それに比べて栗須は無表情で、俺の事をじっと見ていた。穴が開くんじゃないかって程に。
「あ…っ」
俺は栗須の格好に声をあげる。それは驚きと困惑に満ちた声だった。
栗須のナース服は、THEガッチリ体系の男が着ましたって感じのぴちぴちナース姿で俺も失礼と思いつつもジロジロと見てしまう。俺は茶髪のポニーテールだが、栗須は黒髪ストレートでロングヘアだった。角川のセンスなのかもしれないけど、栗須のロングヘアは様になっていて綺麗だなとか不覚にも思ってしまった。
彼の事を久しぶりに見たからか、あまり違和感なく見れているのが怖い。
栗須は完全に男の体つきなので、女装の完成度としては低いものだろう。だけど、角川は先ほどからずっと興奮しているので、彼にとってはツボなのかもしれない。
というか栗須は今にも下着が見えそうなミニスカでもナースでも堂々としているので様になっている。綺麗とかいう以前に俺には「堂々としていてカッコいい」という感想を抱く。俺は今にも脱いで記憶から抹消して欲しいぐらいだっていうのに、何でこんなに余裕そうなんだろう。何か恥ずかしがらないコツみたいなのがあるんだろうか?
それにしてもスカートなので股のところがスース―して、気持ち悪い…。思わず俺は股の間に手を入れてしまう。クラスの女子は毎日こんな気持ちで学校に行っているんだろうか? 慣れているから何にも思っていないだけなのか? 謎は深まるばかりだ。
身体をもじもじとしていたら、角川がニヤニヤとしていた。
「何モジモジしてんだよ、恥ずかしい?」
からかう言葉に頭がカァッとなった。
「~~~~~っ、そりゃ恥ずかしいだろっ!」
角川を睨みつけるとさらに奴は「へー、そうなんだ」とニヤニヤしている。
『モジモジしてるの可愛い………スカートの中どうなってるのかな? すごく見たい…。…あ、これ…聞かれてるんだった…、まあ今更だしいいか…』
「――――お前はもう黙ってろッ」
脳内に流れる恋人の欲望の声に我慢できず俺は叫んだ。瞬間、しまったと口を押える。今ここで叫んではいけなかった。
「手厳しいなぁ~」
「…………」
角川は自分に言われたものだと思っているのか、特に不思議がる様子もなくてほっとした。隣にいた栗須は自分の事だと分かっていて、何故だか分からないけど幸せそうに微笑んでいた。
角川の指定してきたのは、とても学生では手が出せないぐらいの高そうなホテルだった。自分の財力では一生行かないような異国のようなホテルに、俺は入るだけでも緊張していた。エントランスだけでも凄く豪華絢爛だったのに、広い部屋に入るともっと煌びやかなもので俺は目を瞬かせる。
赤い高そうなカーペットにも白い植物の模様が描かれた壁にも汚れなんて一つもなくて、俺は身体を縮こませる。ビクビクしていたら角川に「ビビってんのかよ」ととても笑われたので、俺は「そんなわけねえだろ」と虚勢を張る。
冗談だったらいいのになぁ、と言う俺の願いは儚く散り、角川は会うなり笑顔で紙袋を渡してきた。中身を恐る恐る確認すると、ピンクのナース服とウィッグが入っていて頭を抱えた。この部屋では絶対に存在しないようなものを手に持っていると思うだけで、俺は卒倒しそうになる。
『…これを着た増栄が早く見たい…』
無表情で隣に居た栗須はのんきにそんなことを考えている。久しぶりに聞いた栗須の願望がこれってどうなの?
毎度ながら、無表情な顔と心の声のギャップについていけない。
混乱している俺を置いて栗須は平然とそれを受け取り、部屋に向かって行ったので唖然とした。
角川の視線に耐えられなくなり、俺も急いで栗須が入っていった部屋と反対の部屋に入る。何室あるんだよ、ここ…。
俺はもう疲労困憊だった。もうここまで来ただけでもOKってことにならないのだろうか。…ならないんだろうけど。
「あー、よしっ」
俺は覚悟を決めて、ナース服とウィッグを着けることにした。一人でいるとどうしても独り言の声量が大きくなるのは許してほしい。
「う…聞いてねえ…」
ナース服の間にまるで秘密の書簡のように入っていたものに、俺は顔を歪める。
「ううっ、触っていいのかこれ?!」
俺は思わず指2本で汚いものを掴むような形で持ち上げたのは『女の子の下着』だった。所謂『パンティ』ってやつだ。白いシルクでできたレースの可愛らしいパンツに俺は持っているだけで恥ずかしくなって地団駄を踏む。
「罠、罠なんだよなこれ?!」
自分でも何を言っているか分からない。
だって、こんなの初めて触ったし…! 布の面積がいつものより少なくて、とてもじゃないが穿けない。だけれど、ここにあるってことはつまり…角川の要望で「穿け」ってことなんだと思う。
俺は恐る恐るパンティを正面にするようにして、向き合った。真ん中に小さくピンクのリボンがついているのが可愛いけど、これを俺が穿くのは無理があるんじゃないか?てか、絶対にブツが収まんねぇだろ…。
そう恨み言をブツブツと心の中で唱えていたらこの状況を作り出した男のとても楽しそうな声が聞こえた。
「お~~~~~…栗須ぅ! めっちゃ似合うじゃん!」
え、嘘だろ?!
俺は驚いてパンツを握りしめた。もう、着ちゃったのか?! もう、お披露目してんのか?!
思わず俺は、ドアにへばりついて二人の様子を窺う。
「…そうか?」
栗須の声も聞こえてきて俺は身体を固ませた。見えないドアの向こうではもう栗須が『ミニスカナース(ウィッグ・女性もの下着付き)』を着ているってことなのか?!
信じられなくて、俺はドキドキと心臓を速めた。俺はまだウィッグしかつけていないのに…。
ふいに隣にあった鏡に映る自分の姿を見ると、あまりにもウィッグ姿が似合ってなさ過ぎて鳥肌が立つ。
「なぁ~、写真撮っていい?!」
まるで彼女のデート服を見た時のようなデレデレの彼氏みたいな声が俺の耳に届いた。その声を聴いた瞬間、ゾッと寒気がした。ハートマークだらけのメールを見た瞬間の事を思い出した。今、部屋が違うから顔は見えないけれど、絶対に角川は顔を緩めている。
俺もこれから最悪な事に栗須と同じ格好をしようとしていると思うと顔が歪む。
「……あぁ」
なんで、栗須はOKしてんだよ?!
断ると思っていたから余計に耳を疑う。
お前には、羞恥心がないのか?! 写真を撮りたいって言った角川も角川だよっ!
俺は思わず叫びそうになるのをグッと堪える。俺はなんとも言いようのない気持ちになった。俺がこんなに恥ずかしい気持ちでいるのに、栗須は全然平気だし、俺だけ振り回されている感じが…何と言うか…とてもムカついた。
そんな悶々としている俺に、信じられない言葉が聞こえてきた。
「なぁ、ポージングしろって。ピースでいいからさ~」
「…………あぁ」
ぽ、ポージングまで?!
俺は頭がくらくらしてきた。頭を押さえた俺にさらに角川は畳みかける。
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え、何で?! 俺はサーッと一気に血の気が引いた。
「―――そうだな」
栗須が頷く声が聞こえてきて、鈍器で殴られたみたいに頭に衝撃が走る。俺は急いで服を脱いでパンツを脱ぎ棄てナース服に着替えパンツを穿いた。きっと誰かが居たら「早着替えじゃん」とからかわれるぐらいにはスピードが出ていた。
「じゃあ、とりあえずスカートたくしあげ」
「ちょっとまったぁ!!!」
俺は漫画だったら「バンッ」って音が出るぐらい叫びながら勢いよくドアを開けた。…てか、絶対にそんな音出てた。
「おお~~~~増栄似合ってるじゃん」
「……………」
俺の登場に二人はそれぞれ違った反応を見せた。角川と栗須の二人分の視線を痛いほど感じる。テンションが上がっているのか、角川の声はトーンが高い。それに比べて栗須は無表情で、俺の事をじっと見ていた。穴が開くんじゃないかって程に。
「あ…っ」
俺は栗須の格好に声をあげる。それは驚きと困惑に満ちた声だった。
栗須のナース服は、THEガッチリ体系の男が着ましたって感じのぴちぴちナース姿で俺も失礼と思いつつもジロジロと見てしまう。俺は茶髪のポニーテールだが、栗須は黒髪ストレートでロングヘアだった。角川のセンスなのかもしれないけど、栗須のロングヘアは様になっていて綺麗だなとか不覚にも思ってしまった。
彼の事を久しぶりに見たからか、あまり違和感なく見れているのが怖い。
栗須は完全に男の体つきなので、女装の完成度としては低いものだろう。だけど、角川は先ほどからずっと興奮しているので、彼にとってはツボなのかもしれない。
というか栗須は今にも下着が見えそうなミニスカでもナースでも堂々としているので様になっている。綺麗とかいう以前に俺には「堂々としていてカッコいい」という感想を抱く。俺は今にも脱いで記憶から抹消して欲しいぐらいだっていうのに、何でこんなに余裕そうなんだろう。何か恥ずかしがらないコツみたいなのがあるんだろうか?
それにしてもスカートなので股のところがスース―して、気持ち悪い…。思わず俺は股の間に手を入れてしまう。クラスの女子は毎日こんな気持ちで学校に行っているんだろうか? 慣れているから何にも思っていないだけなのか? 謎は深まるばかりだ。
身体をもじもじとしていたら、角川がニヤニヤとしていた。
「何モジモジしてんだよ、恥ずかしい?」
からかう言葉に頭がカァッとなった。
「~~~~~っ、そりゃ恥ずかしいだろっ!」
角川を睨みつけるとさらに奴は「へー、そうなんだ」とニヤニヤしている。
『モジモジしてるの可愛い………スカートの中どうなってるのかな? すごく見たい…。…あ、これ…聞かれてるんだった…、まあ今更だしいいか…』
「――――お前はもう黙ってろッ」
脳内に流れる恋人の欲望の声に我慢できず俺は叫んだ。瞬間、しまったと口を押える。今ここで叫んではいけなかった。
「手厳しいなぁ~」
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漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。
漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。
漁師の仕事は多岐にわたる。
例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。
陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
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