8 / 16
8 共犯者は俺の恋人だった
しおりを挟む
「お前も共犯だったのかよっ」
俺が思わず耳元で叫ぶと栗須は無表情な顔を少し歪めた。あ、この顔は驚いている顔だ。
「…俺は角川が増栄の女装だったら、何がいいって言われてポニーテールって答えたんだけど…」
「それを共犯っていうんだよッ」
小声で答えられた言葉に「アホッ」と頭を小突く。栗須は少し驚いた顔をした後、なぜか嬉しそうな顔をした。どちらも微々たる顔の変化だったが、傍にいるから分かる。俺はそんな顔を見てしまったら栗須の事を怒るに怒れない。
というか、角川は栗須の言う事をホイホイ聞きすぎだし、栗須もまた然りだ。どうしてこんなに二人して互いが甘いんだろう。何か過去にあったんだろうか…。そんなどうでもいいことを俺はつい考えてしまう。
心にモヤモヤとした気持ちが沸き上がる。決して良くない気分だった。
そんな思考をしていた俺はカシャッ、とカメラの音で俺は我に返る。そして、興奮した声が部屋に響いた。
「おお~仲良しでいいねぇ~」
女装をカシャカシャと撮られていい気分なわけがない。だが、ここで叫んだらいけない。俺はグッと耐えた。
「増栄のこの拒絶しようとしているのを必死に耐えている感がすごくていいなぁ~」
『分かる……』
―――栗須も同意してる場合じゃねえだろ…。はぁ、はぁ…と息を荒く見られ俺は身体をもじもじとさせる。
俺は頭の中でどうやってこの状況を脱するのか思考していた。でも、いい方法が見つからない。だって俺たちは角川のオモチャになっちゃてるし…。俺は栗須を人質にされ、されるがままになるしかない。逃げようがない、どうしようもない状況なのだ。
そうこうしているうちに運動不足からか、しゃがんでいる足がプルプルと痙攣を始めている。うう、足がもう…しんどい…。
俺はおずおずと『ギブアップ』した。
「…あの、運動不足により…これ以上…しゃがむの辛いんで…立っていいですか……」
俺の言葉に角川は「えーっ!」と叫ぶ。
「もう少し我慢できない?このアングルから撮りたいからさぁ」
「といっても、もう限界…って、うおっ」
「増栄っ」
少し体勢を変えようとしたら、足に限界がきた。足が揺らぎ、もつれ、お尻から倒れそうになる。あ、ヤバイ―――! 栗須の名前を呼ぶ声が耳朶に響いた瞬間だった。ドサッ…――。
痛みを覚悟して目を瞑ったが、床じゃない感触が俺の身体全体に伝わった。
「…大丈夫か?」
そう栗須にいわれて恐る恐る目を開けると、息のかかる距離に栗須の顔面があって驚いた。黒髪がウィッグがサラサラと綺麗に風で流れている。
「わっ!? えっ!」
俺は思わぬ状況に心臓が高鳴る。ビックリして声を上げ、目を瞬く。
「おいおい、増栄も栗須大丈夫かよ? ってか、栗須、腕…」
角川の声で、横を見ると栗須の腕があって驚いた。いや…俺が今倒れているのは床じゃなくて、床の上にある栗須の腕だ。どうやら俺は栗須に助けてもらったらしい。栗須に抱かれている状況で、俺は顔を真っ赤にした。って、恥ずかしがってる場合じゃない!
栗須は無表情だが、絶対に痛かったはずだ。俺の体重を受け止めている腕をどうにかしなければいけない。
俺は慌てて謝り、すぐにどこうとする。
「ご、ごめんっ、痛かっただろ? すぐどくよ!」
離れようとするが、栗須に背中を掴まれていて動けない。首を傾げていると、栗須が耳元でささやいた。
「ちょっと待って…増栄、今パンツ丸見えだから……角川に見られないように隠して…」
「!!!」
小声で言われた言葉に目を剥く。下を見るとスカートがめくれてパンツが丸見えになっていた。
は、恥ずかしぎる…! …―――それを栗須が角川に見られないように覆いかぶさってくれていたのだった。黒髪ロングでなんとか隠している状況で、俺は慌てて隠そうと手を伸ばすが…。
「あっ」
「お~、パンツ丸見えじゃん。たくし上げるのもいいけど、事故で丸見えなのもいいよなぁ~」
「!」
しゃがんだ角川に俺の伸ばした手を掴まれ、俺は硬直した。角川の俺より大きくてゴツゴツ角ばった骨のある手は、力強く剥がそうとしても全く剥がれない。その光景を栗須が目を見開き見ていた。
「―――角川」
目を細め、角川を低い声で呼ぶ栗須。それは明らかに【怒って】いた。それを角川は心底愉しそうに嬉しそうに見つめている。それは異様な光景で、俺は握られている手を何とか離そうと必死になったが、ビクともしない。
「手握られているだけで怒っちゃう栗須可愛い~、でも俺今回はオネダリされたってやめないよ? 栗須も俺の言う事聞いて貰うし。ほら、見て栗須ぅ」
「うわっ」
「―――ッ」
俺は思わず叫んだ。だって、俺のパンツがずらされて性器が丸出しになっている。薄いパンティだったので、心細かったがないよりマシだ。さっきまでスースーしていたが、さらに無防備になってしまい、俺は慌てた。角川の長い指が俺のモノに絡まる。
「おい、やめろっ」
『イヤだ』
「ッ」
俺と叫んだと同時に、栗須の心の叫びが頭に響いた。その強い意志に身体全身が揺さぶられた。
『「やめろ。俺がなんでもしてやるから…増栄から離せ」』
栗須の声と、『声』が重なる。俺は混乱した。頭に響く声と、耳朶に響く声が全く同じだったから。こんなこと滅多にあるわけじゃない。これは栗須の心からの言葉だと言う事の証明だった。
栗須の言葉に角川はにんやりと笑う。「待ってました」と言いたげだ。俺はぞくっと背筋が凍る。角川はこれを狙って俺のパンツを脱がし、性器に触れたんだろう。それを確信できる表情だった。
頭の中で栗須の「なんでもしてやる」という言葉が反芻した。
「やめろっ」
俺は思わず叫んでいた。角川の目的は俺の事より栗須に何でもしてやることだった。それは分かっていたのに、やっぱりイヤだった。
「栗須ぅ、その言葉忘れんなよ? …じゃあ、始めに俺にキスしてもらおうかな」
俺の言葉を無視して、角川は栗須にそう言った。栗須は少し目を見開かせたが、
「……何で? そんなのしてお前、嬉しいの? まあ、いいけど…」
と、了承した。その瞬間、俺の掴まれていた角川の手が離れた。栗須はそれを見て嬉しそうにしていた。
『よかった…、増栄の貞操が守れた……』
栗須の能天気な『声』が頭に響き思わずお前の貞操はどうすんだよ!と叫びそうになった。栗須はほっとしているけど、俺は気が気がじゃなかった。
二人は、ごく自然に向かい合い、それをするのが普通のように見つめあった。そして栗須は角川の唇に吸い寄せられるように近づいていって…。それは俺の心が揺さぶられるには十分すぎるもので。
「やめろー!!」
立ち上がった俺は叫び、角川に渾身の力で体当たりしていた。予想外だったらしい角川は軽々しく飛んだ。
「増栄?!」
栗須の驚いた叫びと角川が床に倒れこんだのはほぼ同時だった。そしてお尻を撫でながら唖然としている角川に俺は「角川、俺と取引しようっ」と叫んでいた。見下ろしている角川と、俺の隣にいる栗須は二人とも同じ顔をして固まった。
そして俺は畳みかけるようにさらに言った。
「俺の能力教えるから、ここから出てって欲しい!」
俺のヤケクソぎみな言葉に二人は「信じられない」という顔でしばらくの間固まっていた。
俺が思わず耳元で叫ぶと栗須は無表情な顔を少し歪めた。あ、この顔は驚いている顔だ。
「…俺は角川が増栄の女装だったら、何がいいって言われてポニーテールって答えたんだけど…」
「それを共犯っていうんだよッ」
小声で答えられた言葉に「アホッ」と頭を小突く。栗須は少し驚いた顔をした後、なぜか嬉しそうな顔をした。どちらも微々たる顔の変化だったが、傍にいるから分かる。俺はそんな顔を見てしまったら栗須の事を怒るに怒れない。
というか、角川は栗須の言う事をホイホイ聞きすぎだし、栗須もまた然りだ。どうしてこんなに二人して互いが甘いんだろう。何か過去にあったんだろうか…。そんなどうでもいいことを俺はつい考えてしまう。
心にモヤモヤとした気持ちが沸き上がる。決して良くない気分だった。
そんな思考をしていた俺はカシャッ、とカメラの音で俺は我に返る。そして、興奮した声が部屋に響いた。
「おお~仲良しでいいねぇ~」
女装をカシャカシャと撮られていい気分なわけがない。だが、ここで叫んだらいけない。俺はグッと耐えた。
「増栄のこの拒絶しようとしているのを必死に耐えている感がすごくていいなぁ~」
『分かる……』
―――栗須も同意してる場合じゃねえだろ…。はぁ、はぁ…と息を荒く見られ俺は身体をもじもじとさせる。
俺は頭の中でどうやってこの状況を脱するのか思考していた。でも、いい方法が見つからない。だって俺たちは角川のオモチャになっちゃてるし…。俺は栗須を人質にされ、されるがままになるしかない。逃げようがない、どうしようもない状況なのだ。
そうこうしているうちに運動不足からか、しゃがんでいる足がプルプルと痙攣を始めている。うう、足がもう…しんどい…。
俺はおずおずと『ギブアップ』した。
「…あの、運動不足により…これ以上…しゃがむの辛いんで…立っていいですか……」
俺の言葉に角川は「えーっ!」と叫ぶ。
「もう少し我慢できない?このアングルから撮りたいからさぁ」
「といっても、もう限界…って、うおっ」
「増栄っ」
少し体勢を変えようとしたら、足に限界がきた。足が揺らぎ、もつれ、お尻から倒れそうになる。あ、ヤバイ―――! 栗須の名前を呼ぶ声が耳朶に響いた瞬間だった。ドサッ…――。
痛みを覚悟して目を瞑ったが、床じゃない感触が俺の身体全体に伝わった。
「…大丈夫か?」
そう栗須にいわれて恐る恐る目を開けると、息のかかる距離に栗須の顔面があって驚いた。黒髪がウィッグがサラサラと綺麗に風で流れている。
「わっ!? えっ!」
俺は思わぬ状況に心臓が高鳴る。ビックリして声を上げ、目を瞬く。
「おいおい、増栄も栗須大丈夫かよ? ってか、栗須、腕…」
角川の声で、横を見ると栗須の腕があって驚いた。いや…俺が今倒れているのは床じゃなくて、床の上にある栗須の腕だ。どうやら俺は栗須に助けてもらったらしい。栗須に抱かれている状況で、俺は顔を真っ赤にした。って、恥ずかしがってる場合じゃない!
栗須は無表情だが、絶対に痛かったはずだ。俺の体重を受け止めている腕をどうにかしなければいけない。
俺は慌てて謝り、すぐにどこうとする。
「ご、ごめんっ、痛かっただろ? すぐどくよ!」
離れようとするが、栗須に背中を掴まれていて動けない。首を傾げていると、栗須が耳元でささやいた。
「ちょっと待って…増栄、今パンツ丸見えだから……角川に見られないように隠して…」
「!!!」
小声で言われた言葉に目を剥く。下を見るとスカートがめくれてパンツが丸見えになっていた。
は、恥ずかしぎる…! …―――それを栗須が角川に見られないように覆いかぶさってくれていたのだった。黒髪ロングでなんとか隠している状況で、俺は慌てて隠そうと手を伸ばすが…。
「あっ」
「お~、パンツ丸見えじゃん。たくし上げるのもいいけど、事故で丸見えなのもいいよなぁ~」
「!」
しゃがんだ角川に俺の伸ばした手を掴まれ、俺は硬直した。角川の俺より大きくてゴツゴツ角ばった骨のある手は、力強く剥がそうとしても全く剥がれない。その光景を栗須が目を見開き見ていた。
「―――角川」
目を細め、角川を低い声で呼ぶ栗須。それは明らかに【怒って】いた。それを角川は心底愉しそうに嬉しそうに見つめている。それは異様な光景で、俺は握られている手を何とか離そうと必死になったが、ビクともしない。
「手握られているだけで怒っちゃう栗須可愛い~、でも俺今回はオネダリされたってやめないよ? 栗須も俺の言う事聞いて貰うし。ほら、見て栗須ぅ」
「うわっ」
「―――ッ」
俺は思わず叫んだ。だって、俺のパンツがずらされて性器が丸出しになっている。薄いパンティだったので、心細かったがないよりマシだ。さっきまでスースーしていたが、さらに無防備になってしまい、俺は慌てた。角川の長い指が俺のモノに絡まる。
「おい、やめろっ」
『イヤだ』
「ッ」
俺と叫んだと同時に、栗須の心の叫びが頭に響いた。その強い意志に身体全身が揺さぶられた。
『「やめろ。俺がなんでもしてやるから…増栄から離せ」』
栗須の声と、『声』が重なる。俺は混乱した。頭に響く声と、耳朶に響く声が全く同じだったから。こんなこと滅多にあるわけじゃない。これは栗須の心からの言葉だと言う事の証明だった。
栗須の言葉に角川はにんやりと笑う。「待ってました」と言いたげだ。俺はぞくっと背筋が凍る。角川はこれを狙って俺のパンツを脱がし、性器に触れたんだろう。それを確信できる表情だった。
頭の中で栗須の「なんでもしてやる」という言葉が反芻した。
「やめろっ」
俺は思わず叫んでいた。角川の目的は俺の事より栗須に何でもしてやることだった。それは分かっていたのに、やっぱりイヤだった。
「栗須ぅ、その言葉忘れんなよ? …じゃあ、始めに俺にキスしてもらおうかな」
俺の言葉を無視して、角川は栗須にそう言った。栗須は少し目を見開かせたが、
「……何で? そんなのしてお前、嬉しいの? まあ、いいけど…」
と、了承した。その瞬間、俺の掴まれていた角川の手が離れた。栗須はそれを見て嬉しそうにしていた。
『よかった…、増栄の貞操が守れた……』
栗須の能天気な『声』が頭に響き思わずお前の貞操はどうすんだよ!と叫びそうになった。栗須はほっとしているけど、俺は気が気がじゃなかった。
二人は、ごく自然に向かい合い、それをするのが普通のように見つめあった。そして栗須は角川の唇に吸い寄せられるように近づいていって…。それは俺の心が揺さぶられるには十分すぎるもので。
「やめろー!!」
立ち上がった俺は叫び、角川に渾身の力で体当たりしていた。予想外だったらしい角川は軽々しく飛んだ。
「増栄?!」
栗須の驚いた叫びと角川が床に倒れこんだのはほぼ同時だった。そしてお尻を撫でながら唖然としている角川に俺は「角川、俺と取引しようっ」と叫んでいた。見下ろしている角川と、俺の隣にいる栗須は二人とも同じ顔をして固まった。
そして俺は畳みかけるようにさらに言った。
「俺の能力教えるから、ここから出てって欲しい!」
俺のヤケクソぎみな言葉に二人は「信じられない」という顔でしばらくの間固まっていた。
1
あなたにおすすめの小説
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ブラコンすぎて面倒な男を演じていた平凡兄、やめたら押し倒されました
あと
BL
「お兄ちゃん!人肌脱ぎます!」
完璧公爵跡取り息子許嫁攻め×ブラコン兄鈍感受け
可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…?
攻め:ヴィクター・ローレンツ
受け:リアム・グレイソン
弟:リチャード・グレイソン
pixivにも投稿しています。
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
臣下が王の乳首を吸って服従の意を示す儀式の話
八億児
BL
架空の国と儀式の、真面目騎士×どスケベビッチ王。
古代アイルランドには臣下が王の乳首を吸って服従の意を示す儀式があったそうで、それはよいものだと思いましたので古代アイルランドとは特に関係なく王の乳首を吸ってもらいました。
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる