毎日!アルスの日常365

星月

文字の大きさ
上 下
299 / 369
神無月

時の流れ・カラ揚げの回(全2話)

しおりを挟む
【時の流れ】~四元戦士の理~

カツキがテレビゲームで遊んでいると、隣にマリンがやってきた。

カツキ「どしたの、やりたい?」

置いてあったもう一つのコントローラーを取り寄せ、マリンに渡そうとする。
しかし、ゲームがやりたくて来たのではないようだ。

マリンはご飯を食べるジェスチャーをすると、時計に指を差す。

カツキ「さっきお昼食べたばっかじゃん...あれ?」

ポーズ画面にして、時計に目を向ける。
時刻は17時半を示していた。

外をよく見ると日は沈み、辺りはとっくに暗くなっていた。

カツキは「嘘ぉ!?もうそんな時間!?」と、時の流れの速さに驚いていた。



■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■



【カラ揚げの回】~アルスの日常~

閏「今日の夜ご飯は唐揚げだよ!」

キッチンにいた閏はそう言って、唐揚げが盛られた大皿を運んで来た。

アルス「えらいでけぇな」

唐揚げ一つずつのサイズが大きく、ボリューム感があった。

閏「ちゃんとお兄のすきな、カリッとした食感を強めにしたんだから!」

ナイフで唐揚げの表面を擦ると、カラカラとした乾いた音が鳴る。

アルス「マジかよ、流石妹や。」

唐揚げの下に敷かれたレタスを抜き取り、それを口に運ぶアルス。

その様子を見ていた閏は「つまみ食いするとこそこ?」と呟いた。
しおりを挟む

処理中です...