偽装夫婦

詩織

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その後

結婚式

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入籍して半年。

まさか、正真正銘の結婚式あげるなんて。

可愛くってこじんまりしてて、森の中にある、小さな教会だ。

「お時間ですよ」

係の人が呼んでくれた。

新婦私一人で入場する。

ヴァージンロードの先には、修吾さんが待っててくれる。

前のときは、写真館で写真とってそれを見せてた。

今度は正真正銘の花嫁さんになれる。




入場した先に、修吾さんがじっとみてる。

微笑んでくれてて、いつもこの笑顔にはドキドキする

ゆっくり進み、修吾さんの隣まできた。

「綺麗だね」

修吾さんのが断然かっこいい!

私みたいな美人でもないのが、隣にいるなんて…って、よく思う。

2人で誓い、指輪の交換をする。そして、キスをする。

「おめでとうございます」

神父さんに言われ、

「「ありがとうございます」」

と二人で答えた。



教会を出たあと、本当は衣装をすぐ返すんだけど、

「理沙、こっち」

そう言って、手招きする

教会の後ろに回った先は

小高い丘になってて、そこでお姫様抱っこされて、写真なんか撮られた。

周りをみると景色が一望で、地面は緑、空は青い。遮るものが何もなかった。

小高い丘の上に二人だけ。

「素敵」

「だろ?」

「うん。凄い素敵」

「なぁ」

そう言って、軽くキスする。

「今日の夜やばいかも」

え?

「興奮しすぎてる」

そう言って、また軽くキスをする



私達は、4日休暇をとって結婚式、新婚旅行も兼ねて旅行にきている。

土日入れれば6連休。

二人で緑の多い静かな所で式を挙げ、そのあとは、まったり旅行をしようと計画をたててた。

海外でもと話をしたが、飛行機のって行くだけでも忙しないので、車で行けるところで、のんびり出来る場所を選んだ。

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