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初デート
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車に乗って、高速に乗り始めた。
どこ行くんですか?と聞いていいのかわからず…
類さんの顔をチラッと見た。
その視線に感じたのか
「1時間くらい走るから」
と言われた。
特に話すこともない時間を過ごし、1時間近く走ったことろで高速を降りた。
周りの緑が多く、山もいっぱい見えてきた。
トンネルに入り、そこを出たら
「うわぁー!」
と、つい声をあげてしまった。
トンネルを出たそこは、180℃海が見えて、その海も濃い青色でキレイすぎて言葉が続かなかった。
「気に入ってくれたようだね」
と、類さんが笑顔で言って
少し走ったところに車を止めた。
ここって…
「俺の別荘…て、言いたいところだけど、従兄弟が所持してる別荘なんだ。ここ気に入っていて、よく来ては使わせて貰ってるんだ。入って」
木の家で出来た、ログハウス調の家で、少しだけ丘を上がったところにその家はあった。
木の匂いが凄いして、ステキな家
すぎる。
そして
「あっ、すいません。徳田ですけど、すいませんがお願いします」
類さんは、何処かに電話してすぐきった。
「あっ、お腹空いたよね?すぐお昼にするから少しだけ待ってて」
と、言われた。
1階建てで、いくつか部屋はあるようだけど、ゆったりと出来るリビングが玄関のから見えて、その先の大きな窓をみると
「凄い」
小高い丘の上なのでリビングの窓からは、海が一望できてドラマとか映画とかで見た家みたいな…
その窓をあけると、ウッドデッキスペースがあって、窓をあけてそこを歩いた。
木に囲まれて、でも海はしっかり見えて最高の景色。
と外をみてると、チャイムが鳴った。
類さんが出て何かを受け取って
「じゃ、ご飯にしよう」
ウッドデッキにきて、テーブルの上にクロスを引いて、その上に今受け取ったものを出し始めた。
「凄い!」
パンが出始めて、そのあとパエリアやら、チキンやらと色々出てきてぼーと見ていたが
「あっ、すいません。私もやります」
我に帰って、類さんが出そうとしてたものを、一緒に出しはじめようとしたが
「大丈夫だから!座ってまってて」
と、優しい顔で言われてしまい、お言葉に甘えて、座ってることにした。
凄い豪華なイタリアンなランチが並び
「飲みたいけどね、車できてるから」
と言って、ノンアルコールのシャンパンで乾杯した。
「こんな豪華な…ありがとうございます」
「いやぁ、俺が今日ここに来たかっただけだし、梨衣子ちゃんも気に入ってくれたなら嬉しいよ」
「こんなところに、これるの羨ましい」
と言うと、類さんは嬉しそうな顔をした。
外を見ながらランチを堪能し、気持ちいい。
「梨衣子ちゃんは、素直に顔に出すね」
と、言われて
「えっ!?そうですか?」
「うん。嬉しいときは本当に身体から嬉しいってのがわかるし、素直だなって思った」
「そ、そうかな?」
「いいことだよ」
私達は、戸籍上では夫婦だけど、未だお互いに何も知ろうとしない関係で、勿論これが長く続くとは思ってなく、これでもこうやって初めてされることに、嬉しさを感じてしまった。
その後は夕方になるまで、この家でのんびりした。
目と前で、類さんはウッドデッキのソファに座り、本を読んだりして私は、居眠りをしたり、外に出て散歩をしたり堪能していた。
「また来てみたいな」
帰り際に、小さい声で言ったつもりが類さんに聞こえた?のか、類さんは笑みで返された。
結婚して半年。類さんと初めてのデートだった。
どこ行くんですか?と聞いていいのかわからず…
類さんの顔をチラッと見た。
その視線に感じたのか
「1時間くらい走るから」
と言われた。
特に話すこともない時間を過ごし、1時間近く走ったことろで高速を降りた。
周りの緑が多く、山もいっぱい見えてきた。
トンネルに入り、そこを出たら
「うわぁー!」
と、つい声をあげてしまった。
トンネルを出たそこは、180℃海が見えて、その海も濃い青色でキレイすぎて言葉が続かなかった。
「気に入ってくれたようだね」
と、類さんが笑顔で言って
少し走ったところに車を止めた。
ここって…
「俺の別荘…て、言いたいところだけど、従兄弟が所持してる別荘なんだ。ここ気に入っていて、よく来ては使わせて貰ってるんだ。入って」
木の家で出来た、ログハウス調の家で、少しだけ丘を上がったところにその家はあった。
木の匂いが凄いして、ステキな家
すぎる。
そして
「あっ、すいません。徳田ですけど、すいませんがお願いします」
類さんは、何処かに電話してすぐきった。
「あっ、お腹空いたよね?すぐお昼にするから少しだけ待ってて」
と、言われた。
1階建てで、いくつか部屋はあるようだけど、ゆったりと出来るリビングが玄関のから見えて、その先の大きな窓をみると
「凄い」
小高い丘の上なのでリビングの窓からは、海が一望できてドラマとか映画とかで見た家みたいな…
その窓をあけると、ウッドデッキスペースがあって、窓をあけてそこを歩いた。
木に囲まれて、でも海はしっかり見えて最高の景色。
と外をみてると、チャイムが鳴った。
類さんが出て何かを受け取って
「じゃ、ご飯にしよう」
ウッドデッキにきて、テーブルの上にクロスを引いて、その上に今受け取ったものを出し始めた。
「凄い!」
パンが出始めて、そのあとパエリアやら、チキンやらと色々出てきてぼーと見ていたが
「あっ、すいません。私もやります」
我に帰って、類さんが出そうとしてたものを、一緒に出しはじめようとしたが
「大丈夫だから!座ってまってて」
と、優しい顔で言われてしまい、お言葉に甘えて、座ってることにした。
凄い豪華なイタリアンなランチが並び
「飲みたいけどね、車できてるから」
と言って、ノンアルコールのシャンパンで乾杯した。
「こんな豪華な…ありがとうございます」
「いやぁ、俺が今日ここに来たかっただけだし、梨衣子ちゃんも気に入ってくれたなら嬉しいよ」
「こんなところに、これるの羨ましい」
と言うと、類さんは嬉しそうな顔をした。
外を見ながらランチを堪能し、気持ちいい。
「梨衣子ちゃんは、素直に顔に出すね」
と、言われて
「えっ!?そうですか?」
「うん。嬉しいときは本当に身体から嬉しいってのがわかるし、素直だなって思った」
「そ、そうかな?」
「いいことだよ」
私達は、戸籍上では夫婦だけど、未だお互いに何も知ろうとしない関係で、勿論これが長く続くとは思ってなく、これでもこうやって初めてされることに、嬉しさを感じてしまった。
その後は夕方になるまで、この家でのんびりした。
目と前で、類さんはウッドデッキのソファに座り、本を読んだりして私は、居眠りをしたり、外に出て散歩をしたり堪能していた。
「また来てみたいな」
帰り際に、小さい声で言ったつもりが類さんに聞こえた?のか、類さんは笑みで返された。
結婚して半年。類さんと初めてのデートだった。
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