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誰にも必要とされない女 【丸山美玖 編】
告白
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マテオさんは少し黙って
近くのベンチに移動した
「俺今まで、何もしなくっても女が寄ってきてた。だから不自由とかそういうのなかった。でも見た目ばかりで来る女ばかり。化粧は濃いし、ブランドに着飾った女ばかり。スタイルも見た目も綺麗かもだけど、うんざりしてた」
マテオさんは、ため息をして
「俺が自分から好きになる人ってどんな人だろう?と思った。そして俺は美玖ちゃんに会ったんだ。純粋で本を読みながら喜怒哀楽してる美玖ちゃんを前から気になってた。本を読んでるだけなのにあんなに感情が出てて」
そ、そうなの?集中してたから全然気づかなかった。
「話してみたいと思ったけど、いざ自分からと思うと勇気がなくって、そんなときチャンスがきて、凄い新鮮で、楽しくって、純粋で、可愛くって、全ての美玖ちゃんが好きになった。俺、面倒だったから、来る者拒まずで女と付き合ってた。けど美玖ちゃんに会ってからは、美玖ちゃん一筋」
私の顔をじっと見て
「こんな俺じゃ軽蔑する?」
「そ、そんな…」
「美玖ちゃんは?美玖ちゃんはなんでダメなの?俺のこと嫌いじゃないと思ってて、ごめん、必死なんだ。手放したくないんだ。美玖ちゃんのこと、嫌だったら突き放して」
不安そうなマテオさんをみて
「言ったら幻滅されます」
「しないよ」
「します!」
「大丈夫!俺美玖ちゃんに本気だから、幻滅しない。信じて」
「わ、わたし…」
また涙が出てきて
「小さい頃に父のDV酷くって、母と私は保護されたんです。でも母はその後行方不明になって、ずっと施設でそだてられました。」
マテオさんはビックリした顔をしてる
「父のせいで男性恐怖症になって、ずっとカウセリングを受けてました。それでカウセリング先生が男性で、先生は治療として私に接してるのに、人と接することがないから勘違いして好意があると思ってしまって、ストーカーみたいなことをしてしまって」
「み、美玖ちゃん」
「わ、私、先生の恋人をナイフで刺そうとしたんです。未遂だったし、先生も恋人も被害届出さなかったら、罪にはならなかったけど、でもやっぱり罪は罪で」
もう、マテオさんを見ることが出来ない
「こ、こんな私なんか、資格ない!」
しばらく、マテオさんは何も返事がなかった。
やっぱり…
「正直ビックリした。友達もいないと聞いてたし、映画館とかそういうのも行ったことないと聞いたので特殊な環境に育ってるのかな?とは思ってた」
マテオさんの手が私の頬を触り
「美玖ちゃん、辛かったね」
「マテオさん?」
「美玖ちゃん俺を独占して。俺美玖ちゃんだけのものになりたい」
「え?」
「俺の全て美玖ちゃんにあげる。友達にもなる。兄妹ほしければ兄にもなる。でも1番恋人でいて」
「私、家族もいないから、親にも愛されたことなくって、だから曲がった感情とか、先生の時みたいに曲がった感情とかになったら」
「そしたら俺が美玖ちゃんを守る」
「マテオさん、私みたいな大変な」
「これからは俺を頼って!ずっと1人で頑張ってきたんだから、俺に甘えて」
「でも、もしマテオさんが居なくなったら怖い」
「居なくならない。絶対に側にいる」
マテオさんは抱きしめて
「美玖ちゃん、好きだよ」
近くのベンチに移動した
「俺今まで、何もしなくっても女が寄ってきてた。だから不自由とかそういうのなかった。でも見た目ばかりで来る女ばかり。化粧は濃いし、ブランドに着飾った女ばかり。スタイルも見た目も綺麗かもだけど、うんざりしてた」
マテオさんは、ため息をして
「俺が自分から好きになる人ってどんな人だろう?と思った。そして俺は美玖ちゃんに会ったんだ。純粋で本を読みながら喜怒哀楽してる美玖ちゃんを前から気になってた。本を読んでるだけなのにあんなに感情が出てて」
そ、そうなの?集中してたから全然気づかなかった。
「話してみたいと思ったけど、いざ自分からと思うと勇気がなくって、そんなときチャンスがきて、凄い新鮮で、楽しくって、純粋で、可愛くって、全ての美玖ちゃんが好きになった。俺、面倒だったから、来る者拒まずで女と付き合ってた。けど美玖ちゃんに会ってからは、美玖ちゃん一筋」
私の顔をじっと見て
「こんな俺じゃ軽蔑する?」
「そ、そんな…」
「美玖ちゃんは?美玖ちゃんはなんでダメなの?俺のこと嫌いじゃないと思ってて、ごめん、必死なんだ。手放したくないんだ。美玖ちゃんのこと、嫌だったら突き放して」
不安そうなマテオさんをみて
「言ったら幻滅されます」
「しないよ」
「します!」
「大丈夫!俺美玖ちゃんに本気だから、幻滅しない。信じて」
「わ、わたし…」
また涙が出てきて
「小さい頃に父のDV酷くって、母と私は保護されたんです。でも母はその後行方不明になって、ずっと施設でそだてられました。」
マテオさんはビックリした顔をしてる
「父のせいで男性恐怖症になって、ずっとカウセリングを受けてました。それでカウセリング先生が男性で、先生は治療として私に接してるのに、人と接することがないから勘違いして好意があると思ってしまって、ストーカーみたいなことをしてしまって」
「み、美玖ちゃん」
「わ、私、先生の恋人をナイフで刺そうとしたんです。未遂だったし、先生も恋人も被害届出さなかったら、罪にはならなかったけど、でもやっぱり罪は罪で」
もう、マテオさんを見ることが出来ない
「こ、こんな私なんか、資格ない!」
しばらく、マテオさんは何も返事がなかった。
やっぱり…
「正直ビックリした。友達もいないと聞いてたし、映画館とかそういうのも行ったことないと聞いたので特殊な環境に育ってるのかな?とは思ってた」
マテオさんの手が私の頬を触り
「美玖ちゃん、辛かったね」
「マテオさん?」
「美玖ちゃん俺を独占して。俺美玖ちゃんだけのものになりたい」
「え?」
「俺の全て美玖ちゃんにあげる。友達にもなる。兄妹ほしければ兄にもなる。でも1番恋人でいて」
「私、家族もいないから、親にも愛されたことなくって、だから曲がった感情とか、先生の時みたいに曲がった感情とかになったら」
「そしたら俺が美玖ちゃんを守る」
「マテオさん、私みたいな大変な」
「これからは俺を頼って!ずっと1人で頑張ってきたんだから、俺に甘えて」
「でも、もしマテオさんが居なくなったら怖い」
「居なくならない。絶対に側にいる」
マテオさんは抱きしめて
「美玖ちゃん、好きだよ」
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