消えた記憶

詩織

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誰にも必要とされない女 【丸山美玖 編】

<番外編>勇気を出して

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恋人になって3か月。

マテオさんはいつも優しくって、心の支えになってて、いつもそばにいてくれる。

でも

「そろそろ帰るね」

自宅で夕飯を作ったあと、しばらくすると帰宅してしまう。

「2人きりでいると我慢できなくなるから」

っと言って、キスをしてくれて帰宅する。

私が恋愛初心者すぎて、マテオさんに迷惑かけてるんだ。

とりあえず知識はあるけど、どうしていいか解らない。

21歳にもなって、高校生でも経験してるのにマテオさんを待たせてしまってる。

だから、少し勇気を出して実行することにしてみた。



「美玖ちゃん、ほんと料理上手いね」

「いえ、1人だからいつも適当なんです。お口に合うかいつも心配で」

「いつも美味しく頂いてるよ。ありがと」

「じゃよかったです」

マテオさんは笑顔で言ってくれてそれがまたドキッとする。

一緒に1~2時間テレビ見ながら話してその後帰宅するのがいつもパターンで

「あ、もうこんな時間か。じゃそろそろ」

と、立とうとしたとき私はマテオさんの腕を掴んだ。

「え?どうしたの?」

「...帰らないで」

小さい声だけど聞こえたと思う。

「美玖ちゃん?」

「一緒に...居たいの」

少し言葉が詰まった感じで

「あ、あのね美玖ちゃん」

「もし、あの、我慢とかなら、あのしないでください」

必死に掴んだ腕だけみながら

「私恋愛初心者だからマテオさんに我慢させてる。我慢してほしくない」

「…」

「何もできないけど、でもマテオさんと経験できるなら」

「...」

「...ダメでしょうか?」


沈黙が流れた。

やっぱりこういうことって女性が言うべきでない?

「美玖ちゃん、もし始まったら止まらないよ?」

「...はい」

「美玖ちゃんは、ほんとかなわないな」

っと笑って私の頬に手を添えて

「マテオさん、大好きです」

「それは反則すぎでしょう?」

そう言ってキスをした。

初めは優しい口のつけるだけのキスで、それはよくしてくれて

でもその後、生暖かいものが入ってきて経験したことないキスにびくついてしまって

「大丈夫、力抜いて」

言われた通り力を抜いたら、身体の色んなところが熱くなって

頭を押さえられて動けなくって、でもそれが気持ちよくって、今まで経験したことない感覚になっていった。

「大丈夫?」

私を見て1言言った。

もう話すことできないくらい、熱い感覚になってしまってマテオさんの目を見た。

「そそる目だな」

今まで見たことないマテオさんの顔があって、それが凄い色っぽくって

「私、身体が変」

「美玖ちゃん大好きだよ」

そう言ってまたキスが始まった。

キスと同時に、多分だけど上の服を脱がされてる感じがして、そう思ったら首筋にキスをしはじめた

「あっ」

「かわいい」

これが感じるってやつなのかな?自分でも初めての感覚によくわらず

「なんか熱いの。身体キュッって」

「美玖ちゃん、それはね感じてるんだよ。もっと感じて」

「ああ、声が...」

「我慢しないで」

いつの間にかマテオさんは私の胸を触りはじめてて、そこにキスをしてる

「ああ、ダメ」

マテオさんのキスに耐えられず、左右に身体を動き出す

「大丈夫、力抜いて。その気持ちに身を任せて」

言われた通りに力を抜き、身を任せ、私はただ声を出すだけだった。

そして、下半身にマテオさんの手が触り、私の声がさっきよりも抑えられなくなった。

「ほんと、美玖ちゃん可愛すぎだよ」

「そこ、ダメなの」

身体がのけぞりそうな感覚に

「ここ?」

「ああ、ダメ」

ダメと言ってるのに、そこを攻める。そして暖かいものも感じて

もう声を抑えることもできず、ただもうマテオさんに任せるだけで、その感覚にゆだねてその先は真っ白になっていた。

「大丈夫?」

ぼーっとする目の前にマテオさんの顔があった。

「痛いと思うけど、痛かったら俺の身体引っかいて。」

「マテオさん...」

「美玖と1つになりたい」

そう言われて、何もかも1つになりたいと思った。


「美玖!」

「い...」

痛いと言いたかった。でも言ったらダメな気がして

「俺の身体しがみついて」

必死にしがみついた。

出た涙をマテオさんがキスしてくれる

私よりマテオさんのが苦しそうな顔をしてて

「ご、ごめん。美玖が痛くって苦しんでるのに、俺すっげ気持ちいい」

ああ、マテオさんは気持ちいいんだ。

「い、痛いけど、マテオさんが気持ちいいなら、私うれしい」

と言ったら、止まって大きな目をして私を見た。

そして、嬉しそうに

「美玖、愛してるよ」

そう言ってキスしてくれて、そっからマテオさんは身体を再度動き出し最後の方はあまり覚えてなかった。




目が覚めたら、ベットの上で2人で寝ていた。

マテオさんを見たら起きていて

「大丈夫?」

って言ってくれた。

「はい」

「ありがとう」

そう言って、私にキスして

「え?」

「俺、ヘタレだから勇気だせなかった。」

「あの、私何もできずで...」

顔を近くによせて

「こんな最高の彼女、俺には勿体ないくらい。だからって手放さないけどね」

そう言って、抱きしめてくれた。


「美玖、愛してるよ」


恋愛初心者の私にはハイレベルな経験だったけど、甘い、甘い体験でマテオさんが喜んでくれるなら、勇気出してよかったと思った。
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