大好きな背中

詩織

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酒の勢い!?

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「あっ、そろそゴメン」

みどりが言い出した。

「あっ」

飲みとはいえども、みどりは最愛の旦那様が待っている。

時間をみたら22時半になりうとしてた。

「じゃ、また飲もう!」

「また、よろしく!」

そう言って解散した。

2人だと気兼ねなく飲むのもあって、そこそこの量を飲んでしまう。

ほどよく酔った感じにもなったが、いい歳なんで記憶がとかまでは、流石に気をつけてる

別々の電車なので、お店に出た時点で左右に別れ、私は1人で駅に向かった。

「あっ!」

信号待ちをして横をみたら

「あら」

さっきの、合コンの男性だった。

「今帰りですか?」

「ええ」

彼もほどよく酔ってる顔をしてる

「S駅です?」

「そうです」

「俺も同じです」

信号が変わり2人で歩き出す


しばらしくて

「ああいう場ってよくあるんです?」

ああいう場というのは、合コンのことだろう

「いえ、ここ暫くはなかったかな」

「俺もあまり得意ではなく、あまり参加しなくって、ほんと人数合わせで」

と、苦笑いしながら言った。

「あー、私もです。私みたいな年上の女が行っても困るだけだし」

「えっ!?」

と、少しビックリして言われたので

「え?」

と、返して彼の顔を見た。

「そんなことないでしょう。全然問題ないと思いますが」

「いやいや、若い人ばかりだったし、ホント場違いな気が…」

「そんなこと、ないですよ」

「全然問題ないし、俺はあの中で貴方が1番よかったですけど」

と、真顔で言われた。

「あっ、あや、あの、そんな気を使わなくっても」

「ホントですよ!」

そう言って立ち止まった。

「あのー」

何か少し考えてるような顔をしてた。

まわりは、駅に向かう人が多く、こんなことろで二人で立ち止まって邪魔になるだけで

「と、とりあえず歩きますか」

そう言って歩こうとしたら、

「ちょっ、ちょっと!」

腕を引っ張られ、横道に入って行った。

えっ!?なに?

訳も解らず引っ張られ、細い裏道みたいな所に入り


「自分は対象外とか思ってる?」

壁に押さえつけられて

「ちょっ」

そのままキスをされた。

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