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彼は優しい
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「あんた、本当に加賀美と付き合ったの?」
「うん」
「いやいや、遊ばれるだけでしょ?」
呆れて言われたのは真山早織。同じ文学部2年生。大学で1番仲がいい。
「そんなことないよ!昨日も映画付き合ってくれたし、楽しかったぁー」
初めてのデートを好きな人行ける!私にはもう最高です!
「美鈴、あんたねー」
そう言おうとしたとき、ちょうど教壇に教授が来た。
「その話はまた後で」
私はそう言って、教壇の方に向きを変えた。
「今日はどこ行くの?」
「今日は、公園に行きたいです」
「公園?」
「はい!公園デート」
公園で温かい飲み物飲みながら、ベンチで座って離すだけ。
そんなことに憧れてしまってる、恋愛初心者の私。
加賀美さんは、私の言ったこをやってくれる
やっぱり、優しいなー
「お前、変わってるな」
「私は加賀美さんとこういうこと、したかったんです」
そう言って、多分また嬉しい顔してるんだろうなー私。
また、こっちから一方的に話をして、適当に相槌をされてる。
それでも大満足だ。
その後、加賀美さんとは予定が空いてたら一緒にあちこち行くようになった。
状況は変わらず、こっちが一方的にははしてばっかだけど。
それでも私は満足だった。
2週間くらいたったころ
「お前さー」
まだ名前で呼ばれたことない。
いつもお前だ。
「やらんの?」
「?」
「いちよう付き合ってるんだろ?」
「そうですけど」
「だったら普通やらね?」
「やる?」
なにをだろ?
「セックスだろう?やるっていったら」
「あ...」
そっか。
「私でいいです?」
「ってか、変じゃね?その言い方?」
といって、加賀美さんは笑った。
初めて笑った顔見たかも
いわるるラブホってやつに連れていかれた。
「まぁ聞かないでも分かるけど、初めてだよな?」
「はい」
「2か月限定の彼氏でも俺でいいんだ?初めては」
「私は、加賀美さんが大好きなんで加賀美さんがいいです」
加賀美さんは少しびくっとした。
「加賀美さんの優しいところ、気遣い、人をたてるところ、笑った笑顔、すべてが好きでした」
「お前...、どこかであったことあるのか?俺と?」
「いいですよ、覚えてなくっても私が覚えてれば、さぁ始めましょ?」
どう開始していいのかわからず、始めましょって言ったがそれでいいんだろうか?
「お前、面白いな」
と言って、また笑い出す。
私の顔を見て
「美鈴、優しくするよ」
っと言い出したので
「え?」
と言ったら
「こんな時までお前は失礼だろ!」
「やっぱり加賀美さんは優しい」
と言ったので
「修って言うんだ」
と言われた。
いちようキスだけはしたことがあった。
でも、口を合わせる程度のキスだったので、こんな吸い込まれるようなキスをキスと言えるんだろうか?
これ、キスじゃないよ。
口の中に何かが入り、逃がさないようにされる。
もうどうしていいかわからない。
そして、加賀美さんの口が耳、首筋と移動する。
「何してるんだ?声が我慢してどうする?」
と言って、ぎゅっと口の中に指を入れられた。
「声は出すんだよ!じゃないと興奮しないだろ!」
「変な声がでるかも」
「それがいいんだよ」
何もかもが初めてで、ご指導される側だ。恥ずかしくってたまらない。
「そういう恥ずかしい顔がたまらないんだよ」
服を脱がされそうになったとき、
ハッと気づき
「電気消してください」
薄暗いとはいえ、電気がついてる。
「このくらいたいしたことないよ。暗いほうだ」
「お願いします!消してください。」
「...わかったよ、まぁ初めてだと、緊張もあるしな」
私の言うことを聞いてくれて消してくれた。
もし見られたら、びっくりするかもしれないから、どうしても暗くしてほしかった。
真っ暗の中、私の服は脱がされた。
自分で聞いたことない声が出たり、どうしていいかわからなかったり
「行くよ!」
と言われた時、激痛で死にそうだった。
汗が一気に出て、涙も出て、食いしばるしかない。
「力抜いて、俺の背中引っかいていいから」
私の腕を自分の背中に回し、キスをいっぱいしてくれる
やっぱりこの人は優しい。
「うん」
「いやいや、遊ばれるだけでしょ?」
呆れて言われたのは真山早織。同じ文学部2年生。大学で1番仲がいい。
「そんなことないよ!昨日も映画付き合ってくれたし、楽しかったぁー」
初めてのデートを好きな人行ける!私にはもう最高です!
「美鈴、あんたねー」
そう言おうとしたとき、ちょうど教壇に教授が来た。
「その話はまた後で」
私はそう言って、教壇の方に向きを変えた。
「今日はどこ行くの?」
「今日は、公園に行きたいです」
「公園?」
「はい!公園デート」
公園で温かい飲み物飲みながら、ベンチで座って離すだけ。
そんなことに憧れてしまってる、恋愛初心者の私。
加賀美さんは、私の言ったこをやってくれる
やっぱり、優しいなー
「お前、変わってるな」
「私は加賀美さんとこういうこと、したかったんです」
そう言って、多分また嬉しい顔してるんだろうなー私。
また、こっちから一方的に話をして、適当に相槌をされてる。
それでも大満足だ。
その後、加賀美さんとは予定が空いてたら一緒にあちこち行くようになった。
状況は変わらず、こっちが一方的にははしてばっかだけど。
それでも私は満足だった。
2週間くらいたったころ
「お前さー」
まだ名前で呼ばれたことない。
いつもお前だ。
「やらんの?」
「?」
「いちよう付き合ってるんだろ?」
「そうですけど」
「だったら普通やらね?」
「やる?」
なにをだろ?
「セックスだろう?やるっていったら」
「あ...」
そっか。
「私でいいです?」
「ってか、変じゃね?その言い方?」
といって、加賀美さんは笑った。
初めて笑った顔見たかも
いわるるラブホってやつに連れていかれた。
「まぁ聞かないでも分かるけど、初めてだよな?」
「はい」
「2か月限定の彼氏でも俺でいいんだ?初めては」
「私は、加賀美さんが大好きなんで加賀美さんがいいです」
加賀美さんは少しびくっとした。
「加賀美さんの優しいところ、気遣い、人をたてるところ、笑った笑顔、すべてが好きでした」
「お前...、どこかであったことあるのか?俺と?」
「いいですよ、覚えてなくっても私が覚えてれば、さぁ始めましょ?」
どう開始していいのかわからず、始めましょって言ったがそれでいいんだろうか?
「お前、面白いな」
と言って、また笑い出す。
私の顔を見て
「美鈴、優しくするよ」
っと言い出したので
「え?」
と言ったら
「こんな時までお前は失礼だろ!」
「やっぱり加賀美さんは優しい」
と言ったので
「修って言うんだ」
と言われた。
いちようキスだけはしたことがあった。
でも、口を合わせる程度のキスだったので、こんな吸い込まれるようなキスをキスと言えるんだろうか?
これ、キスじゃないよ。
口の中に何かが入り、逃がさないようにされる。
もうどうしていいかわからない。
そして、加賀美さんの口が耳、首筋と移動する。
「何してるんだ?声が我慢してどうする?」
と言って、ぎゅっと口の中に指を入れられた。
「声は出すんだよ!じゃないと興奮しないだろ!」
「変な声がでるかも」
「それがいいんだよ」
何もかもが初めてで、ご指導される側だ。恥ずかしくってたまらない。
「そういう恥ずかしい顔がたまらないんだよ」
服を脱がされそうになったとき、
ハッと気づき
「電気消してください」
薄暗いとはいえ、電気がついてる。
「このくらいたいしたことないよ。暗いほうだ」
「お願いします!消してください。」
「...わかったよ、まぁ初めてだと、緊張もあるしな」
私の言うことを聞いてくれて消してくれた。
もし見られたら、びっくりするかもしれないから、どうしても暗くしてほしかった。
真っ暗の中、私の服は脱がされた。
自分で聞いたことない声が出たり、どうしていいかわからなかったり
「行くよ!」
と言われた時、激痛で死にそうだった。
汗が一気に出て、涙も出て、食いしばるしかない。
「力抜いて、俺の背中引っかいていいから」
私の腕を自分の背中に回し、キスをいっぱいしてくれる
やっぱりこの人は優しい。
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