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1F-氾濫と供給
1F-04 魔導師ギルドの生産室
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商人ギルドの炊き出しで腹を満たし、城内へ戻る。馬車は封鎖で使えないため徒歩で移動し、南北に走る道を抜けて広場へ。広場には魔導師ギルドと商人ギルドの本部が並び、冒険者ギルドは森のそばにある。ここにあるのは伝令用の小さな支部だけだ。
魔導師ギルドに入ると、黒い重厚な雰囲気に包まれ、窓はなく薬品の匂いが漂っていた。中は閑散としている。受付の女性に声をかける。
「パラケルさんはいますか?自分はレッドと言います」
「パラケル爺は生産室よ。案内してあげる」
彼女はピトゥリ。元冒険者で魔導師枠、結婚して子供が小さいため今は内勤だという。
「外は氾濫で大変だけど、受付は暇なのよ。本当は私もパラケル爺の話を直接聞きたいくらい」
話しながら生産室へ。中ではガウスとオルグという魔導師がブラックメンタから熱水抽出をしていた。
「ほら、熱を上げすぎるな。眠れなくなる成分まで抽出してしまうぞ。火と並行して水の魔力操作を行え」
パラケル爺が指導している。二人は不慣れで戸惑っているようだ。
「おう、レッド。休憩か。お前もやってみろ」
「了解」
久しぶりの熱水抽出だ。メンタ草を五束計り取り、風魔法で粉砕。大甕の水を操作して規定量を浮かせ、火魔法で80度を維持する。熱水を注ぎ、攪拌しながら魔素を剥がす。液体が淡い青に染まる。水魔法で固形物を分離し、磁器瓶に収めて鑑定。
「こんな感じでしょうか?」
瓶を渡すと、ガウスとオルグ、ピトゥリは口を開けて固まった。
「少年がここまでの制御を……」
「パラケル爺の教え方が鬼だからだ」
「風・水・火の制御は完璧だったろう。魔導師を名乗るならこの程度は当然だ」
その後、数回の見本を見せてお手本は終了。次は水蒸気蒸留の修練に移るらしい。戦時中なのに修練の時間があるのだろうかと心配になる。
手伝おうとしたが、パラケル爺に止められた。
「もう子供は寝る時間だ。商人ギルドの祖父のところで休め」
追い出される形で魔導師ギルドを後にし、広場南の商人ギルドへ向かう。ようやく休憩だ。
魔導師ギルドに入ると、黒い重厚な雰囲気に包まれ、窓はなく薬品の匂いが漂っていた。中は閑散としている。受付の女性に声をかける。
「パラケルさんはいますか?自分はレッドと言います」
「パラケル爺は生産室よ。案内してあげる」
彼女はピトゥリ。元冒険者で魔導師枠、結婚して子供が小さいため今は内勤だという。
「外は氾濫で大変だけど、受付は暇なのよ。本当は私もパラケル爺の話を直接聞きたいくらい」
話しながら生産室へ。中ではガウスとオルグという魔導師がブラックメンタから熱水抽出をしていた。
「ほら、熱を上げすぎるな。眠れなくなる成分まで抽出してしまうぞ。火と並行して水の魔力操作を行え」
パラケル爺が指導している。二人は不慣れで戸惑っているようだ。
「おう、レッド。休憩か。お前もやってみろ」
「了解」
久しぶりの熱水抽出だ。メンタ草を五束計り取り、風魔法で粉砕。大甕の水を操作して規定量を浮かせ、火魔法で80度を維持する。熱水を注ぎ、攪拌しながら魔素を剥がす。液体が淡い青に染まる。水魔法で固形物を分離し、磁器瓶に収めて鑑定。
「こんな感じでしょうか?」
瓶を渡すと、ガウスとオルグ、ピトゥリは口を開けて固まった。
「少年がここまでの制御を……」
「パラケル爺の教え方が鬼だからだ」
「風・水・火の制御は完璧だったろう。魔導師を名乗るならこの程度は当然だ」
その後、数回の見本を見せてお手本は終了。次は水蒸気蒸留の修練に移るらしい。戦時中なのに修練の時間があるのだろうかと心配になる。
手伝おうとしたが、パラケル爺に止められた。
「もう子供は寝る時間だ。商人ギルドの祖父のところで休め」
追い出される形で魔導師ギルドを後にし、広場南の商人ギルドへ向かう。ようやく休憩だ。
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