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そんなに甘やかさないで(前)
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朝、目覚めて驚いたのは、着替えもせずに自室のベッドで眠っていたことだった。
昨晩、遠藤と響也と居酒屋で飲んだ後、響也とタクシーに乗ったあたりまでは覚えているが、その後の記憶がない。
(またやらかした……)
コンビニでゼリーと飲み物を買い、普段より少し遅い時間に出社する。
笑佳の前に管理部の内村の背中が見えた。今日も見事なおかっぱが彼女の歩みとともに左右に揺れる。
「おはようございます」
後ろから声をかけると、内村は素早く振り向いた。
(あれ?)
一瞬見間違いかと思ったが、内村は笑佳を疎むような視線を送ってきた。
「昨晩は響也さんとご一緒でしたよね」
「えっ、あ、はい……」
「すっごく慌てて出て行ったから、笑佳先輩を追いかけて行ったんだ……って」
内村はトレードマークの黒縁眼鏡の奥から鋭い眼光を笑佳にぶつけてくる。こうして正面から改めて見ると、内村は目が大きくかわいらしい顔立ちをしている。髪型の影響もあってどちらかといえば和風美女の印象だ。
「ご迷惑をお掛けしたのなら謝ります。ごめんなさい」
笑佳には内村がなぜ不機嫌なのかわからないが、とりあえず謝っておこうと思った。自分でも昨日の退勤直前の態度はよくなかったと反省もしていたからだ。
内村は汚いものでも見るような目つきで笑佳をジロジロと見た。
「やっぱり女の武器を使ったんですか? 意外と積極的なんですね」
「えっ、いや、何を言っているの? そういうのじゃないから」
言いながら笑佳にも徐々に内村が不機嫌な理由がわかってきた。
(でも私に響也さんとの交際を応援しているって言ったよね?)
と、やり返すこともできるが、それでこの場が収まるとは思えない。それどころか、ますますヒートアップすること間違いなしだ。
「私、先輩に負けていないと思います」
「そ、そうね」
わけもわからないまま彼女に気圧されて同意してしまう。
(というか、なぜか私すでに負けている気がするんだけど)
内村はフンと鼻を天井に向け、笑佳に背を向けスタスタと先に歩き出した。
あっけに取られていた笑佳は「なんなの?」と内村に聞こえないようつぶやき、彼女の後を追った。
この日は朝から忙しく、昨晩の失態について響也に弁明する暇もなく昼休みに入った。
内村との朝のやり取りを思い出すと、女性社員たちが集まっている場所へ行くのが躊躇われた。食欲もないので笑佳は自分のデスクでゼリーを開封し、スマートフォンでSNSをチェックする。
しばらくすると響也がコンビニのレジ袋を提げて支社長室へ戻ってきた。
「体調はどう?」
響也も忙しいようで珍しくスマートフォンを握りしめている。
「昨晩もご迷惑をおかけしました。わざわざ家まで送ってもらって……本当にすみませんでした」
笑佳は立ち上がって深々と頭を下げた。
響也が無言で手招きするので、笑佳も黙ったまま支社長室の応接セットに移動した。
「笑佳さんは推しのライブに行く?」
途中から昨晩の記憶はないが、響也に寝室の推し祭壇を見られたのは間違いない。恥ずかしくて死にそうだ。
「すみません。私、まったく覚えてないのですが、推し……バレちゃいましたね?」
「意外だった。でも笑佳さんはすごく照れていてかわいかったよ」
笑佳は顔がひきつるのを感じながら、愛想笑いを頬に貼り付けた。
「ライブに行ったことはないです。ひとりで参加する勇気がないし、そもそもチケットが入手困難なので」
「だよね。チケット入手できるけど、よかったら、どう?」
「え、えっ……どういうことですか!?」
笑佳は両手を口に当てて大声で叫びたいのをこらえる。
「来週の横浜、行く?」
「えっ、でも飛行機とか宿泊……来週なんて無理では?」
「笑佳さんが行きたいなら手配するよ」
響也はコンビニ弁当をテーブルに並べて割り箸を取り出した。
彼の食べっぷりをしばらく眺めていたが、笑佳はふと湧いた疑問を口にする。
「でもそれ、私ひとりで行くんですか?」
「もちろん俺も行く。笑佳さんが迷子になったら困るし」
「迷子にはならないと思いますが……でもひとりで行くのはちょっと怖いかも」
そう言ってから笑佳は自分の言葉に驚いた。同時に響也が嬉しそうに微笑むのが見えた。
「じゃあ一緒に行こう。それで、その代わりと言ってはなんだけど、ひとつ頼まれてほしいことがあって」
「なんでしょうか」
響也は頬張ったものをもぐもぐしながら立ち上がり、机の上のノートパソコンを持ってきた。
画面を覗き込みながら笑佳は「これはもしや社内コンペ……」と口走る。
「そう。これに応募してほしい」
「えっ?」
「ここの支社、毎年誰も応募しないから本社での評価低いんだよね。これ以上評価下がると支社撤退の可能性も出てくる」
笑佳は撤退という言葉に衝撃を受け、絶句した。
(ここがなくなっちゃうということ?)
もし支社が撤退となった場合、ここで働いている人はどうなるのだろう。それほど大きな支社ではないとはいえ、全員が本社へ移ることは難しいに違いない。
笑佳は急に不安になった。職がなくなるのは困る。
「応募するのはいいですが、今月末の締切ですよね? これから準備を始めても間に合うか……自信がありません」
「手伝うよ。今から始めよう」
響也は食べ終わった弁当を手早く片付けると、ノートパソコンを自分のほうへ引き寄せた。笑佳も慌ててミーティング準備のため立ち上がった。
「プライベートビーチみたいに、山でもプライベート森とかを売りにしたらどうかな」
「プライベートフォレストとかじゃなくて、あえて森ですか?」
「まぁカッコよく言うとそうなるね」
そう言って響也は両手を天井へ向けて持ち上げ、伸びをする。
すでに退勤時間は過ぎ、時計の針は20時を指していた。
「あの……お腹空きませんか?」
笑佳は響也の返事を待たずに「あっ!」と声を上げた。自分のノートパソコンの画面を響也のほうに向ける。
「ダメです。すでにいくつかあります。プライベートフォレスト」
「だろうね」
「私はいい案だと思いますけど」
「そこで何ができるか――他と差別化できる内容ならいけるかな」
「ちょっと考えてみますね」
響也がパソコンを片付け始めたので、笑佳も応接セットから立ち上がった。
「ご飯食べに行きませんか。昨晩のお礼もしたいので」
笑佳が遠慮がちに提案すると、響也は目を輝かせた。
「笑佳さんから誘われるなんて……めちゃくちゃ嬉しいんだけど」
どういう反応をすればいいかわからない。
不器用な笑佳は響也を前にするとどうしても身構えてしまう。
ふたりきりのときはなおさらだ。誰も見ていないところでは、わざわざ恋人のフリをする必要がないのだから――。
(とりあえずお腹空いた……)
お腹が鳴りそうなのでそそくさと退勤の準備を始めた。
定食メニューもある賑やかな居酒屋に入ると、響也は運ばれてきた大きなザンギに感激したのかスマホで撮影し、一口食べて満足そうに唸った。
その様子を見ていると笑佳も一日の疲れが少し癒えた気がして、そう感じる自分を不思議に思う。
(今までこんな気持ちになったこと……あったかな)
昔、遠藤と一緒にご飯を食べに行くことがなかったわけではない。だが、思い出そうとしてもまったく覚えていないのだ。
(思い出したくないというのもあるけど、あの人といるとなんだか寂しくて惨めな気持ちだったような。好きだったはずなのに……)
幸せだと感じたのは直接触れられているときだけだったような気がする。普段は隠しているみだらな欲求を満たしてくれたから好きだと勘違いしたのだろうか、と大きめのザンギを頬張り、残念すぎる自分の過去を黙って飲み込んだ。
響也は笑佳の顔を覗き込み「疲れた?」と聞いてきた。
「そんなことないですよ」
笑顔で答えながら改めて響也を見つめる。察しのいい人だ。少しの表情の変化も見逃さない。
これが演技だとしても、こんなに優しくされると悪い気はしないものだ。笑佳は自らの心にブレーキをかける。危険だ。できるなら、まだ距離のある今のうちに止まらないと――。
「あれ? 笑佳じゃない?」
背後から急に知っている声が聞こえたので笑佳は勢いよく振り向いた。
昨晩、遠藤と響也と居酒屋で飲んだ後、響也とタクシーに乗ったあたりまでは覚えているが、その後の記憶がない。
(またやらかした……)
コンビニでゼリーと飲み物を買い、普段より少し遅い時間に出社する。
笑佳の前に管理部の内村の背中が見えた。今日も見事なおかっぱが彼女の歩みとともに左右に揺れる。
「おはようございます」
後ろから声をかけると、内村は素早く振り向いた。
(あれ?)
一瞬見間違いかと思ったが、内村は笑佳を疎むような視線を送ってきた。
「昨晩は響也さんとご一緒でしたよね」
「えっ、あ、はい……」
「すっごく慌てて出て行ったから、笑佳先輩を追いかけて行ったんだ……って」
内村はトレードマークの黒縁眼鏡の奥から鋭い眼光を笑佳にぶつけてくる。こうして正面から改めて見ると、内村は目が大きくかわいらしい顔立ちをしている。髪型の影響もあってどちらかといえば和風美女の印象だ。
「ご迷惑をお掛けしたのなら謝ります。ごめんなさい」
笑佳には内村がなぜ不機嫌なのかわからないが、とりあえず謝っておこうと思った。自分でも昨日の退勤直前の態度はよくなかったと反省もしていたからだ。
内村は汚いものでも見るような目つきで笑佳をジロジロと見た。
「やっぱり女の武器を使ったんですか? 意外と積極的なんですね」
「えっ、いや、何を言っているの? そういうのじゃないから」
言いながら笑佳にも徐々に内村が不機嫌な理由がわかってきた。
(でも私に響也さんとの交際を応援しているって言ったよね?)
と、やり返すこともできるが、それでこの場が収まるとは思えない。それどころか、ますますヒートアップすること間違いなしだ。
「私、先輩に負けていないと思います」
「そ、そうね」
わけもわからないまま彼女に気圧されて同意してしまう。
(というか、なぜか私すでに負けている気がするんだけど)
内村はフンと鼻を天井に向け、笑佳に背を向けスタスタと先に歩き出した。
あっけに取られていた笑佳は「なんなの?」と内村に聞こえないようつぶやき、彼女の後を追った。
この日は朝から忙しく、昨晩の失態について響也に弁明する暇もなく昼休みに入った。
内村との朝のやり取りを思い出すと、女性社員たちが集まっている場所へ行くのが躊躇われた。食欲もないので笑佳は自分のデスクでゼリーを開封し、スマートフォンでSNSをチェックする。
しばらくすると響也がコンビニのレジ袋を提げて支社長室へ戻ってきた。
「体調はどう?」
響也も忙しいようで珍しくスマートフォンを握りしめている。
「昨晩もご迷惑をおかけしました。わざわざ家まで送ってもらって……本当にすみませんでした」
笑佳は立ち上がって深々と頭を下げた。
響也が無言で手招きするので、笑佳も黙ったまま支社長室の応接セットに移動した。
「笑佳さんは推しのライブに行く?」
途中から昨晩の記憶はないが、響也に寝室の推し祭壇を見られたのは間違いない。恥ずかしくて死にそうだ。
「すみません。私、まったく覚えてないのですが、推し……バレちゃいましたね?」
「意外だった。でも笑佳さんはすごく照れていてかわいかったよ」
笑佳は顔がひきつるのを感じながら、愛想笑いを頬に貼り付けた。
「ライブに行ったことはないです。ひとりで参加する勇気がないし、そもそもチケットが入手困難なので」
「だよね。チケット入手できるけど、よかったら、どう?」
「え、えっ……どういうことですか!?」
笑佳は両手を口に当てて大声で叫びたいのをこらえる。
「来週の横浜、行く?」
「えっ、でも飛行機とか宿泊……来週なんて無理では?」
「笑佳さんが行きたいなら手配するよ」
響也はコンビニ弁当をテーブルに並べて割り箸を取り出した。
彼の食べっぷりをしばらく眺めていたが、笑佳はふと湧いた疑問を口にする。
「でもそれ、私ひとりで行くんですか?」
「もちろん俺も行く。笑佳さんが迷子になったら困るし」
「迷子にはならないと思いますが……でもひとりで行くのはちょっと怖いかも」
そう言ってから笑佳は自分の言葉に驚いた。同時に響也が嬉しそうに微笑むのが見えた。
「じゃあ一緒に行こう。それで、その代わりと言ってはなんだけど、ひとつ頼まれてほしいことがあって」
「なんでしょうか」
響也は頬張ったものをもぐもぐしながら立ち上がり、机の上のノートパソコンを持ってきた。
画面を覗き込みながら笑佳は「これはもしや社内コンペ……」と口走る。
「そう。これに応募してほしい」
「えっ?」
「ここの支社、毎年誰も応募しないから本社での評価低いんだよね。これ以上評価下がると支社撤退の可能性も出てくる」
笑佳は撤退という言葉に衝撃を受け、絶句した。
(ここがなくなっちゃうということ?)
もし支社が撤退となった場合、ここで働いている人はどうなるのだろう。それほど大きな支社ではないとはいえ、全員が本社へ移ることは難しいに違いない。
笑佳は急に不安になった。職がなくなるのは困る。
「応募するのはいいですが、今月末の締切ですよね? これから準備を始めても間に合うか……自信がありません」
「手伝うよ。今から始めよう」
響也は食べ終わった弁当を手早く片付けると、ノートパソコンを自分のほうへ引き寄せた。笑佳も慌ててミーティング準備のため立ち上がった。
「プライベートビーチみたいに、山でもプライベート森とかを売りにしたらどうかな」
「プライベートフォレストとかじゃなくて、あえて森ですか?」
「まぁカッコよく言うとそうなるね」
そう言って響也は両手を天井へ向けて持ち上げ、伸びをする。
すでに退勤時間は過ぎ、時計の針は20時を指していた。
「あの……お腹空きませんか?」
笑佳は響也の返事を待たずに「あっ!」と声を上げた。自分のノートパソコンの画面を響也のほうに向ける。
「ダメです。すでにいくつかあります。プライベートフォレスト」
「だろうね」
「私はいい案だと思いますけど」
「そこで何ができるか――他と差別化できる内容ならいけるかな」
「ちょっと考えてみますね」
響也がパソコンを片付け始めたので、笑佳も応接セットから立ち上がった。
「ご飯食べに行きませんか。昨晩のお礼もしたいので」
笑佳が遠慮がちに提案すると、響也は目を輝かせた。
「笑佳さんから誘われるなんて……めちゃくちゃ嬉しいんだけど」
どういう反応をすればいいかわからない。
不器用な笑佳は響也を前にするとどうしても身構えてしまう。
ふたりきりのときはなおさらだ。誰も見ていないところでは、わざわざ恋人のフリをする必要がないのだから――。
(とりあえずお腹空いた……)
お腹が鳴りそうなのでそそくさと退勤の準備を始めた。
定食メニューもある賑やかな居酒屋に入ると、響也は運ばれてきた大きなザンギに感激したのかスマホで撮影し、一口食べて満足そうに唸った。
その様子を見ていると笑佳も一日の疲れが少し癒えた気がして、そう感じる自分を不思議に思う。
(今までこんな気持ちになったこと……あったかな)
昔、遠藤と一緒にご飯を食べに行くことがなかったわけではない。だが、思い出そうとしてもまったく覚えていないのだ。
(思い出したくないというのもあるけど、あの人といるとなんだか寂しくて惨めな気持ちだったような。好きだったはずなのに……)
幸せだと感じたのは直接触れられているときだけだったような気がする。普段は隠しているみだらな欲求を満たしてくれたから好きだと勘違いしたのだろうか、と大きめのザンギを頬張り、残念すぎる自分の過去を黙って飲み込んだ。
響也は笑佳の顔を覗き込み「疲れた?」と聞いてきた。
「そんなことないですよ」
笑顔で答えながら改めて響也を見つめる。察しのいい人だ。少しの表情の変化も見逃さない。
これが演技だとしても、こんなに優しくされると悪い気はしないものだ。笑佳は自らの心にブレーキをかける。危険だ。できるなら、まだ距離のある今のうちに止まらないと――。
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