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8.今度は向かい合って最初から
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「アリーチェ様?」
「会いたかったの、好きなの、ごめんなさい。あの時言った言葉は全然本心じゃなくて」
まるでタガが外れたように、私の口から言葉が溢れる。
彼と会っていなかった時間、何度も彼のことを思い出した。
忘れたことなんてない。
どうしたって私は彼が好きだから。
“結局獲物はなにも狩れなかったけど”
白い花を一輪摘む。
白い花畑の花はノースポール。黄色い筒状花と呼ばれる中央部の周りに舌状花と呼ばれる真っ白な花弁が広がるこの花の花言葉は、『誠実』だ。
“これからは絶対誠実でいるって、貴方に対して本当のことしか言わないって誓うわ”
「私は、コルンのことが好き。ずっとずっと、今も昔もずっと貴方だけを愛しています」
そう告げて花を彼へと渡す。
“ここで泣くのは卑怯よ、私”
滲みそうになる視界。気付かれないよう少しだけ上を向いて涙を堪える。
もしこの花を受け取って貰えなかったとしても泣いてしまいませんように。
どうか今、私の指先が震えていませんように。
そう願いながら彼からの反応を待っていると、少し戸惑ったように、だが差し出した花を受け取ってくれた。
「愛するつもりはない、のでは?」
「ッ、それは、その」
一瞬口ごもる。だがこのまま誤解されているより、私がいかに愚かで浅はかだったかを知られる方がマシだと思った私はすぐに口を開いた。
「――本で、読んだの。流行っていたんだけど、知らないかしら? 『君を愛するつもりはない』というセリフから始まる溺愛ストーリーなんだけど」
「そんな辛辣なことを言ってからの逆転劇があり得るんですか?」
「うぐっ」
もっともな指摘をされてダメージを食らうが問題ない。この程度想定済みだ。
「要はギャップ的なやつじゃないかなって思うの、印象最悪からのスタートだったら、あとは上がるだけじゃない? それに上がり幅もより大きくなるから溺愛感が増すって言うか」
「全然理解できませんが……とりあえずそういう物語が流行っているのだということは理解しました」
けど、それを何故俺に? なんて真顔で聞かれ、私は一瞬眩暈がする。
「そんなの、私がコルンを好きだからよ」
「はぁ……」
“なるほど、そこからなのね!?”
ついさっき、小さい花一輪とはいえ渡して盛大に告白したはずなのにこのよくわかっていないような反応に項垂れる。
六年前からあんなに毎日好きアピールしていたのに何一つ伝わっていなかった現実に愕然としながら、私はもうヤケクソとばかりに声を張り上げた。
「君を愛することはないって、言わばラブラブハッピーエンドへの常套句なの! つまり私は、コルンともっとラブラブでハッピーなエンドを迎えたかったってことなのよッ!」
自分で言うのもアレだがすごく馬鹿っぽい。
いや、散々やらかし続けての今なのだ。
エリーからは当然馬鹿という称号は既に貰っている。
だが、それでもこの直球すぎる説明でやっとコルンにも伝わったのだろう、彼の頬がじわりと赤くなったことに気付き私は目を見開いた。
「そ、れは……本当、ですか?」
「本当!」
思わず食い気味でそう答えると赤い顔を隠すようにコルンが少し俯く。
“でも赤い耳が見えてるわ”
その可愛い反応に胸がときめき指摘したいというイタズラ心が沸いたがやめておいた。
きっと私の方が真っ赤に染まっているだろうから。
「俺も、です」
「え……」
「俺も、アリーチェ様のことをずっとお慕いしておりました」
“コルンが私を?”
彼の反応で若干期待していたが、直接告げられる破壊力ったら想像以上で、さっき必死に堪えた涙がまた溢れそうになる。
「で、でもコルンはそんな素振り全然なくて、あんな書類だって用意してるくらいだし」
信じたい気持ちと僅かに残る不安な気持ちで感情がぐちゃぐちゃになりながらそう問うと、コルンの少しかさつく剣ダコいっぱいの大きい手のひらが、私の手へ重ねられた。
「俺はアリーチェ様を庇った時に出来た矢傷を恥だとは思っていません。ですが世間的には違う印象を持たれるということも知っています」
私を庇って出来た背中の傷。
騎士にとって背中の傷とは、敵に背中を見せたから出来る『逃げ』傷とされる。
そのため背中にある傷は騎士にとっての恥とされていた。
「だからこそ責任感の強いアリーチェ様は、この傷の責任を取ろうとしてくださっているのかと思っていて」
「だからあんな書類を用意していたってことなの?」
私の質問にコルンが小さく頷く。
そして再び口を開いた。
「俺達には身分差があったから」
「そんなのっ!」
関係ないと言おうとして、ぎりぎりのところで思いとどまる。
“私にとっては関係なくても、コルンにとってはそうじゃないんだわ”
私に男漁りの噂が出た時、それだけで私の元にたくさんの婚約申込書が届いた。
それはもちろん私に対しての想いがある訳ではなく、父が第一騎士団長という事実と侯爵家という家柄。
そして私と結婚すれば次期侯爵になれるという理由からなのだ。
“もしかしたら私の知らないところで何か言われたりしていたのかもしれないわね”
もし彼が影で心無い言葉を言われていたのなら。そう思うと私の心がツキリと痛む。
そしてそれと同時に、私が愚かなことを口走ったあの瞬間まで彼が婚約破棄を言い出さなかったのは、さっき伝えてくれた気持ちからなのだと気付き胸の奥が熱くなった。
“大事に、したいわ”
私がそう言った陰口を噂ですら一切聞かなかったのは、きっとコルンが全て引き受けてきてくれていたからだろうから。
――私はもう、間違えないから。
「愛しているわ、コルン。愛するつもりがないなんて嘘、最初からずっと愛してた」
「アリーチェ様?」
「私を助けてくれた貴方はとても格好良かったわ。私だけのヒーローが現れたのかと思って胸がとってもドキドキしたの」
重ねてくれた手を握るように動かし、指と指を絡める。
一瞬ビクッとコルンの手が反応したが、振りほどかれないことが嬉しかった。
「あの時だけじゃない。見習い騎士の時から誰よりも熱心に訓練に来ていたこと、新人ながらに第四騎士団に配属されたことだってコルンが努力してきたからだって知ってるわ」
普通は第六騎士団から徐々に上を目指すが、努力が実り第四騎士団からの配属になったのだ。
「だから私、貴方に婚約破棄を突き付けられて後悔したの。私もコルンみたいに努力すべきだったって。流行りの物語に乗るんじゃなく、貴方みたいに自分を高める努力をすればよかったって」
せめて貴方に釣り合うよう頑張りたいと思った私は、苦手だった社交に刺繍、勉強だって頑張ることにした。
“その結果男漁りしてるなんて噂が立ってしまったんだけど”
今の私から貴方に釣り合う私へと変わりたいから。
「そんなこと」
「あるわ。だってそれくらい、私にはコルンが輝いて見えるんだもの」
ノースポールの花畑の中で私たちは相変わらず向かい合っている。
遠くでカンカンと鋭い鐘の音が響くのが聞こえた。
狩猟大会が終わった合図だろう。
「私、この花に誓うわ。もう不誠実なことはしない。真っすぐにコルンだけを見つめて本当のことだけを伝えるわ」
誠実という花言葉を持つこの花たちに囲まれて、私は改めて口を開く。
「貴方のことが好きです。私ともう一度、婚約していただけませんか」
「俺も、いつも明るく真っすぐな貴女に癒されていました。アリーチェ様に格好悪いところを見せたくなくて頑張れていた部分もあるんですよ」
ふふ、と笑みを溢すコルンにドキリとする。
そんなこと全然知らなかった。
“コルンも私のことを見てくれていたのね”
「アリーチェ様のことが好きです。また、俺と始めてください」
「はい、喜んで!」
返事をした勢いで目の前のコルンに抱き着く。
やはり基本の体幹が鍛えているコルンとは違うのだろう。
私が抱き着いてもビクともせず、コルンが私を抱きとめてくれた。
そのままぎゅうっと抱きしめられる。
そしてどちらともなく私たちは唇を重ねた。
彼の大きな手のひらと同じように少しだけかさついているその唇は、想像していたよりもずっと柔らかくて、なんだか私の胸の奥をきゅうっとくすぐられるように感じたのだった――……
「会いたかったの、好きなの、ごめんなさい。あの時言った言葉は全然本心じゃなくて」
まるでタガが外れたように、私の口から言葉が溢れる。
彼と会っていなかった時間、何度も彼のことを思い出した。
忘れたことなんてない。
どうしたって私は彼が好きだから。
“結局獲物はなにも狩れなかったけど”
白い花を一輪摘む。
白い花畑の花はノースポール。黄色い筒状花と呼ばれる中央部の周りに舌状花と呼ばれる真っ白な花弁が広がるこの花の花言葉は、『誠実』だ。
“これからは絶対誠実でいるって、貴方に対して本当のことしか言わないって誓うわ”
「私は、コルンのことが好き。ずっとずっと、今も昔もずっと貴方だけを愛しています」
そう告げて花を彼へと渡す。
“ここで泣くのは卑怯よ、私”
滲みそうになる視界。気付かれないよう少しだけ上を向いて涙を堪える。
もしこの花を受け取って貰えなかったとしても泣いてしまいませんように。
どうか今、私の指先が震えていませんように。
そう願いながら彼からの反応を待っていると、少し戸惑ったように、だが差し出した花を受け取ってくれた。
「愛するつもりはない、のでは?」
「ッ、それは、その」
一瞬口ごもる。だがこのまま誤解されているより、私がいかに愚かで浅はかだったかを知られる方がマシだと思った私はすぐに口を開いた。
「――本で、読んだの。流行っていたんだけど、知らないかしら? 『君を愛するつもりはない』というセリフから始まる溺愛ストーリーなんだけど」
「そんな辛辣なことを言ってからの逆転劇があり得るんですか?」
「うぐっ」
もっともな指摘をされてダメージを食らうが問題ない。この程度想定済みだ。
「要はギャップ的なやつじゃないかなって思うの、印象最悪からのスタートだったら、あとは上がるだけじゃない? それに上がり幅もより大きくなるから溺愛感が増すって言うか」
「全然理解できませんが……とりあえずそういう物語が流行っているのだということは理解しました」
けど、それを何故俺に? なんて真顔で聞かれ、私は一瞬眩暈がする。
「そんなの、私がコルンを好きだからよ」
「はぁ……」
“なるほど、そこからなのね!?”
ついさっき、小さい花一輪とはいえ渡して盛大に告白したはずなのにこのよくわかっていないような反応に項垂れる。
六年前からあんなに毎日好きアピールしていたのに何一つ伝わっていなかった現実に愕然としながら、私はもうヤケクソとばかりに声を張り上げた。
「君を愛することはないって、言わばラブラブハッピーエンドへの常套句なの! つまり私は、コルンともっとラブラブでハッピーなエンドを迎えたかったってことなのよッ!」
自分で言うのもアレだがすごく馬鹿っぽい。
いや、散々やらかし続けての今なのだ。
エリーからは当然馬鹿という称号は既に貰っている。
だが、それでもこの直球すぎる説明でやっとコルンにも伝わったのだろう、彼の頬がじわりと赤くなったことに気付き私は目を見開いた。
「そ、れは……本当、ですか?」
「本当!」
思わず食い気味でそう答えると赤い顔を隠すようにコルンが少し俯く。
“でも赤い耳が見えてるわ”
その可愛い反応に胸がときめき指摘したいというイタズラ心が沸いたがやめておいた。
きっと私の方が真っ赤に染まっているだろうから。
「俺も、です」
「え……」
「俺も、アリーチェ様のことをずっとお慕いしておりました」
“コルンが私を?”
彼の反応で若干期待していたが、直接告げられる破壊力ったら想像以上で、さっき必死に堪えた涙がまた溢れそうになる。
「で、でもコルンはそんな素振り全然なくて、あんな書類だって用意してるくらいだし」
信じたい気持ちと僅かに残る不安な気持ちで感情がぐちゃぐちゃになりながらそう問うと、コルンの少しかさつく剣ダコいっぱいの大きい手のひらが、私の手へ重ねられた。
「俺はアリーチェ様を庇った時に出来た矢傷を恥だとは思っていません。ですが世間的には違う印象を持たれるということも知っています」
私を庇って出来た背中の傷。
騎士にとって背中の傷とは、敵に背中を見せたから出来る『逃げ』傷とされる。
そのため背中にある傷は騎士にとっての恥とされていた。
「だからこそ責任感の強いアリーチェ様は、この傷の責任を取ろうとしてくださっているのかと思っていて」
「だからあんな書類を用意していたってことなの?」
私の質問にコルンが小さく頷く。
そして再び口を開いた。
「俺達には身分差があったから」
「そんなのっ!」
関係ないと言おうとして、ぎりぎりのところで思いとどまる。
“私にとっては関係なくても、コルンにとってはそうじゃないんだわ”
私に男漁りの噂が出た時、それだけで私の元にたくさんの婚約申込書が届いた。
それはもちろん私に対しての想いがある訳ではなく、父が第一騎士団長という事実と侯爵家という家柄。
そして私と結婚すれば次期侯爵になれるという理由からなのだ。
“もしかしたら私の知らないところで何か言われたりしていたのかもしれないわね”
もし彼が影で心無い言葉を言われていたのなら。そう思うと私の心がツキリと痛む。
そしてそれと同時に、私が愚かなことを口走ったあの瞬間まで彼が婚約破棄を言い出さなかったのは、さっき伝えてくれた気持ちからなのだと気付き胸の奥が熱くなった。
“大事に、したいわ”
私がそう言った陰口を噂ですら一切聞かなかったのは、きっとコルンが全て引き受けてきてくれていたからだろうから。
――私はもう、間違えないから。
「愛しているわ、コルン。愛するつもりがないなんて嘘、最初からずっと愛してた」
「アリーチェ様?」
「私を助けてくれた貴方はとても格好良かったわ。私だけのヒーローが現れたのかと思って胸がとってもドキドキしたの」
重ねてくれた手を握るように動かし、指と指を絡める。
一瞬ビクッとコルンの手が反応したが、振りほどかれないことが嬉しかった。
「あの時だけじゃない。見習い騎士の時から誰よりも熱心に訓練に来ていたこと、新人ながらに第四騎士団に配属されたことだってコルンが努力してきたからだって知ってるわ」
普通は第六騎士団から徐々に上を目指すが、努力が実り第四騎士団からの配属になったのだ。
「だから私、貴方に婚約破棄を突き付けられて後悔したの。私もコルンみたいに努力すべきだったって。流行りの物語に乗るんじゃなく、貴方みたいに自分を高める努力をすればよかったって」
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“その結果男漁りしてるなんて噂が立ってしまったんだけど”
今の私から貴方に釣り合う私へと変わりたいから。
「そんなこと」
「あるわ。だってそれくらい、私にはコルンが輝いて見えるんだもの」
ノースポールの花畑の中で私たちは相変わらず向かい合っている。
遠くでカンカンと鋭い鐘の音が響くのが聞こえた。
狩猟大会が終わった合図だろう。
「私、この花に誓うわ。もう不誠実なことはしない。真っすぐにコルンだけを見つめて本当のことだけを伝えるわ」
誠実という花言葉を持つこの花たちに囲まれて、私は改めて口を開く。
「貴方のことが好きです。私ともう一度、婚約していただけませんか」
「俺も、いつも明るく真っすぐな貴女に癒されていました。アリーチェ様に格好悪いところを見せたくなくて頑張れていた部分もあるんですよ」
ふふ、と笑みを溢すコルンにドキリとする。
そんなこと全然知らなかった。
“コルンも私のことを見てくれていたのね”
「アリーチェ様のことが好きです。また、俺と始めてください」
「はい、喜んで!」
返事をした勢いで目の前のコルンに抱き着く。
やはり基本の体幹が鍛えているコルンとは違うのだろう。
私が抱き着いてもビクともせず、コルンが私を抱きとめてくれた。
そのままぎゅうっと抱きしめられる。
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