だったら私が貰います! 婚約破棄からはじまる溺愛婚(希望)

春瀬湖子

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婚約破棄されたはずの俺が気付けば結婚していた話

5.我慢は体に良くない(相手)

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「抱いていいんだよね?」

わかりやすすぎる程直球で聞くと、これ以上ないほど彼女の顔が真っ赤に染まって。

許可が下りるまで待つべきかを少し検討していると、俺のお腹に向かい合った状態で座っていた彼女はいきなりその手を俺の下半身に伸ばして擦りはじめて。


「――ッ!?」

想定外の彼女の行動に意表を突かれるが、少しだけ起こしていた上半身をそのままがっつり起こし、シエラが後ろに倒れないよう片腕で夜会では触れるのを躊躇ったその背中をしっかりと支える。

“どうせこっちを見ながら触ろうと思ったのは、俺の様子を見ながらしたかったとかなんだろうけどー⋯”


こっちはこの2ヶ月、地獄のように飢えてたんだから。


サックリ外しその勢いで下に引きズラしたドレスとコルセット。
そこから溢れるように出てきた彼女の胸にヂュッと吸い付く。

「どう触れて欲しい?」なんて聞きながら、舌先で捏ねるようにシエラの乳首を弄んだ。

強く弾く度に尖るその乳首をコリコリと楽しみ、軽く噛むとビクビクと彼女が痙攣する。

支えた手とは反対の手で乳首を摘まみ、軽くつねって。
反対側は乳輪ごと口に含み、痛くないよう注意を払いつつ軽く歯を立てる。

わざと音が響くように陵辱する。
理性で隠していたその本能を彼女にぶつけるが、それでも彼女は気持ち良さそうに嬌声をあげてくれていて。

「シエラ、舌出して?」

ねだるように言うと、おずおずと出された舌に自身の舌を絡める。
唇同士が触れないように舌先だけを絡め、背中を支えていた手を離し彼女の胸を両手で揉む。

支えを失った彼女の体は後ろに倒れかけるが、両乳首をギュッと摘まみ倒れないように引っ張ると彼女の腰がビクンと跳ねた。

それを合図に彼女の唇を食むように荒々しく口内へ舌を突っ込んだ俺は深く激しく口付けた。


焦らすように、期待を促すように彼女の愛液を俺のソコに擦り付けるとヂュクヂュクと音が響く。
うっかり挿いりそうになるのを寸前でずらし、彼女の豆を潰すように強く擦りながら体勢を押し倒すように変えた俺は、焦る彼女をチラリと眺めつつシエラの両足を大きく左右に開いた。

溢れる愛液を舐め取るように舌を這わせ、掻き出すように舌を彼女の蜜壺に突っ込む。

“くそ、もう暴発しそう”

堪えていた間、自分で自分を慰めることもあまりしなかったせいで張りつめた俺のソコが期待から痛みを伴う。
すぐにでも彼女のナカに突っ込み激しく突きたい衝動を必死に抑え、舌と一緒に指を挿れた。

“まだ彼女は二回目なんだから⋯”

ギリギリ彼女を気遣える理性が残っていた事に安堵しつつ、達しては指を締め付けるシエラにクラクラとする。


シエラのナカが解れた頃には彼女は息も絶え絶えになっていて。


“ー⋯でもごめん、今日は抱くよ”

そんな残酷な事を考えつつ、ベッドサイドに準備しておいたフルーツウォーターを口に含んだ俺は口移しで彼女に飲ませた。


こくこくと喉を動かす彼女が満足するまで飲ませ、意識がハッキリした事を確認した俺は、そのままズプッと奥まで挿入する。

2ヶ月ぶりに感じる彼女のナカは熱くうねり、俺のを求めてキュウキュウと締め付けて。


んぁ、と息を詰める彼女を眺めつつ、少し待ってとねだる彼女の言葉に気付かないフリをして腰を揺さぶる。

包まれたその心地よさが堪らなく、ゾクゾクと俺の背筋を快感が走った。

“止まってはあげられないからー⋯”

ならばせめてゆっくりと。
全部抜けるギリギリまで腰を引き、一気に奥までぱちゅんと突く。

俺のを馴染ませるようにゆっくりと抽挿し、徐々にスピードを上げて。
奥を突く度に揺れる彼女の胸を強く吸い、彼女の絶頂を繰り返し促す。

シエラが達する度に締め付けられ、ずっとお預け状態だった俺は早々とナカに劣情を放った。


“⋯格好つかないなぁ”
なんて内心ため息を吐きつつ、彼女のナカの余韻を楽しんだ。


呼吸を荒くしはふはふと必死に酸素を取り込むシエラがなんだか健気で、それなのに息をする度にゆさゆさと揺れる胸が堪らなく卑猥で。

初夜の時にあれだけ反省したくせにまだムクムクと芯を持ち出す俺のソコをシエラに気付かれないようにしつつ彼女の体をキレイにする。

シエラに夜着を着せた後、自身も服を着てからこっそり寝室を出て桶にぬるま湯を汲んだ。

布に染み込ませ、汗で張り付いた彼女の髪をゆっくり撫でるように拭くと気持ちいいのか彼女が眠りながらすり寄ってくる。


“⋯ほんと可愛いなぁ”

実家で弟たちの世話をしていた頃も楽しかったが、シエラのためにする全てが俺の心を震わせる。
そっと額に口付けを落とすと、目覚めてしまった彼女が俺の膝に飛び乗るようにしてきて。


“~~ッ、だから!胸を!押し付けないでくれ⋯っ”
凶器とも思える彼女の弾力と柔らかさは簡単に俺の理性を壊すから。


“⋯まぁ、どうやら同意だったらしいし”

変に遠慮するとすれ違ってしまうと理解した俺は、そっと目を閉じた彼女に口付けをした。




まるでその行為が解禁されたようなった俺は、自重はするが我慢は止めて。


「ねぇバルフ、今度見たいオペラがあるのだけどー⋯んっ!」

見上げる彼女にキスをして。


「おやすみなさい、バルー⋯ひゃんっ」

眠ろうとする彼女を抱き寄せ胸を揉み。


「ん⋯おはよう、バル⋯ぁんっ」

目覚めた彼女の首筋に痕を残す。


新婚だから、と開き直り長すぎる蜜月と言いくるめ彼女と体を重ねた。

シエラが嫌がらないのを良いことに、堪えていた分だけ貪るように求めた俺は――



「いやっ、絶対良くないな!!?」

ガッと立ち上がった。

「あれ、バルくんどうかした?」

そんな俺の奇行に、シエラで慣れてるからと動揺1つしないエリウス様はのんびり聞いてきて。


「⋯いや、その⋯」

“流石に明け透けに相談は出来ないよな⋯”
少し考え、当たり障りない部分だけで相談させていただく事にした。


「実は、シエラの事なんですが⋯」
「えっ!い、嫌になっちゃった!?」
「ぅえっ!?そ、そんなまさか!俺には本当に勿体無いくらいで、むしろ可愛すぎて目眩がするくらいです」
「あ、良かったバルくんもちょっと変で⋯」

“へ、変⋯”

至って普通寄りの地味男だと思っているのだが、まぁエリウス様が本気で安心したと言うならそれはそれでいいかと流す。

「それでその、出来ればそんなシエラにお礼がしたいなぁなんて考えてるのですが⋯」
「だったら、北東にある領地に行ってみる?」
「北東にある領地、ですか?」

にこりと微笑んだエリウス様の笑顔はどこか彼女と似ていて、やはりシエラの兄だと実感する。

「そこに綺麗な湖があってね。ゆくゆくは二人にそこを管理して貰うつもりをしてるんだ。実は俺が妻にプロポーズした場所でもあるんだけど⋯」
「え!そんな思い出の場所をですか!?」

今は仕事を学びながら本邸に間借りさせていただいている俺達だが、俺の勉強が終わるのを待ってビスター公爵家の治める領地の一部を代理領主として管理しながら別宅に移り住む予定をしていて。

“でもだからって、そんな大切な場所をいいのか⋯!?”

明らかに焦っている俺に、くすりと笑みを溢したエリウス様はそっと俺の頭を撫でた。

「もちろんだよ。むしろ大切な地だからこそバルくんに任せたいんだ」
「エリウス様⋯」
「どうだろう?今はそこまで忙しい時期ではないし、下見がてらシエラとゆっくり過ごしてみるのもいいと思うんだけど」

“や、優しい⋯っ!”

「ありがとうございます、エリウス様⋯いえ、お義兄様⋯っ」
「!!!」

少し気恥ずかしかったが、何度か呼んで欲しいと言われていた『義兄』呼びをする。

“長男だったからなぁ、なんだかくすぐったい⋯”

なんて考えていた俺を物理的衝撃が襲った。

「バルくん!!!」
「ぐぇっ」
「可愛い!ずっと素直で可愛い弟に憧れてたんだよっ!このままお兄ちゃんってよんでみよ!?」

ぐりぐりと顔を肩口に擦り付けられ、こういう行動もシエラとそっくりだなぁ、なんてなんだか少し微笑ましくなってー⋯


「お止めくださいませ!?バルフは私の!わ、た、く、し、の!!夫でございますけど!?」

いつから聞いていたのか、蹴破る勢いでシエラが執務室に飛び込み俺の背中から俺に抱き付いてくる。

“ビスター兄妹サンド⋯”

なんとも言えない状況をぼんやりと受け入れていると、今度は公爵様まで執務室に顔を覗かせて。

「なんだか大きな音がしたがー⋯んんッ」
「⋯あ」

ぎゅうぎゅうに引っ付いている俺達を唖然として眺めた公爵様は、こほんと咳払いを1つして。


「⋯すまないな、バルフくん⋯」


そっと扉を閉めてしまった。
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