ギルド・ティルナノーグサーガ『還ってきた男』

路地裏の喫茶店

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第四章 星屑の夜

セバスチャン・ブルーイング 〜 星屑の夜

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登場人物:

モンド: サムライの若者。古神ルディエの依代とされていた。
セバスチャン:騎士風の甲冑剣士ソーズマン 。モンドの渡し人。
ヴェスカード: 獅子斬ししぎりと呼ばれた斧槍使いグラデュエーター
フィオレ: 女魔法剣士ルーンナイト。今回の依頼の書記を務める

エピローグ 2

「おお……モンドか――身体の方は良いのか……」


「はい……身体はまだ少し重いですが――……セ、セバスチャンさんは、傷の具合は……」
 モンドが問うとセバスチャンは笑って

「ああ――まあ治癒魔導も受けたし、安静にしなければならぬがいずれ癒える」と言った。



「お、おれは……」


 恥ずかしかった。

 功を焦り、他の者に負けないと焦り、師に負けずと焦り――邪神ルディエにその心の隙を突かれ精神を乗っ取られた。
 その結果、仲間にも防衛隊にも――そして師であるセバスチャンに多大な迷惑を掛けたのだった。


「ギルドを……ティルナノーグを――」
 己の意思とは無関係に口から言葉が出てゆく様だった。



「抜ける――そう、言いたいのか?」
 セバスチャンが背中を向けながら呟いた。

「………………」

「己は――己は、皆に迷惑を掛けて――」
 ここにも、ティルナノーグにも己はいてはならない。
心が締め付けられる想いだったが、そう言わなければならぬと思った。



「――昔――ある砦に一人の若い騎士がいた――」

 セバスチャンはモンドの言葉を遮る様に話を始めた。
その声色は、口を開き掛けたモンドに耳を傾けさせる声色だった。

「騎士はある豚鬼オークの砦の動きを監視する王命を受けて隠し砦に配属された。砦には彼の他に幾多もの頼れる先輩騎士が駐屯していた。
 豚鬼オークの砦では古来よりその地方に伝わる邪神を信奉していた。彼奴等きゃつらはその騎士達を殲滅しようと、同じく邪神を信奉する蛮族を言葉巧みに操り、扇動して騎士達の砦を襲わせたのだ……。

 突如多数の蛮族に襲われた砦の騎士達は兵力差で負けていながら必死に応戦した。だがその中で援軍を呼ばねばならぬ事を悟った騎士達は、その中の一人――砦で最も若く、経験が浅い騎士を命を賭けて砦から逃したのだ――」
 セバスチャンは傍らに立て掛けておいた愛剣を手に取った。その剣は常にセバスチャンが身を離さない、柄の紋章が削られた長剣だった。その紋章を見てセバスチャンは何か思うところがありそうだった。

「砦から逃がされた若者の騎士は――必死に逃げた。追手がつき背中に多くの傷を負っても、仲間を救う為に馬で駆けた――」

「その――若者って……」
 モンドが問うと、セバスチャンは黙って上着をめくって背中を見せた。常に鎧に身を包むか、決して人に素肌を見せない男であった。

「――――……!」
 モンドは言葉を失った。
セバスチャンの背中には、数え切れぬほどの刺し傷切り傷の痕があったからである。

「……若者は命からがら王都に戻り援軍を連れてくる事は出来たが、その時には既に砦の全ての騎士達は死に絶えていた……。王都は結局その砦を打ち捨て、豚鬼の監視を打ち切ったのだ……」

 モンドは息を呑んだ。何と言って良いのか言葉が出ない。

「若い騎士はやがて騎士を除隊し、弱かった己を強くする為に死地に身を置いた。全ては――全ては弱かった自分を呪っていたせいかもしれなかった……。
 モンド――どうして砦の騎士達はその若者の騎士を選んだのだと思う――?」

「…………」

「誰よりも若かったその騎士は――未来が、未来があったからだ――」
 セバスチャンは再びモンドの顔を見て言った。



「でも……己には未来なんて……己なんて――」
 若き侍は拳を握りしめて声を震わせた。顔が、熱くなる。

「モンド――」
 セバスチャンの言葉にモンドはハッとする。


「これだけは約束してくれ、モンド――もう二度と、もう二度と、私の前で『己なんて――』と言わないでくれ」


「でも……でもセバスチャンさんは……己の事を厄介に思って、己の事も、誰かに押し付けられて渡し人をやっているのでしょう? 己は――己は貴方にその様に思われるのも、辛い――」
 唇が震える。それを悟られたくなくてモンドは下を向いた。セバスチャンはモンドの肩に手を掛けた。


「そんな事はない。あろう筈がない――私が――私がパジャさんにお願いしたのだ。あの侍の若者の、渡し人をさせてくれと――」

「……――!」

「お前が初めてギルドを訪れた時の事、私は覚えている。長旅の疲れもあったろうに、お前はギルドの中庭でその日のうちに鍛錬をしていたな――私はそれを、見ていたんだ」
 セバスチャンはポンとモンドの肩を叩く。その手は暖かかった。


「自らを弱いと知っているお前は――強くなれる。誰よりも、私よりも――だから、だからそれまでは私にお前を見届けさせてくれ。私が知っている事は、お前に全て伝えたいと、そう思うから――」
 そう言いセバスチャンは背を向けて星空を見た。


「ぐ……う、ウゥ……」

 モンドは拭っても拭っても涙を止められなかった。涙で視界がぼやける中、背中を見せる師の視線を追う。その先にはぼやけて星屑の万華鏡のように輝く夜空があった。





 セバスチャンとモンドが星屑の夜の下で会話をする影で、そっと近くを離れる者がいた。ヴェスカードであった。

(あいつ等――もう、大丈夫だな。良い師弟ではないか)

 この山男も戦で多くの傷を負ってはいたが、そこは熊の様な大男である。傷は酒で癒す!と浴びる程酒を飲み、眠り、そして深夜に目が醒めてしまったのである。
 酔い覚ましに中庭に出ようと思ったところで彼等二人に気付き、何気なしに気配を消して話の大方を聞いてしまったのだ。

 師弟の邪魔をしてはならぬと、やはり気配を消して寝室に戻ろうとした。

(渡し人と伝え人、か――いいものだな)



 すると――。

「おや――ヴェスじゃないですか……何をしているんですか?」
 寝室に戻ろうとすると暗い廊下の曲がり角に設置されたベンチに一人の老人が腰掛けていた。
 曲がり角には大きなガラス戸が設置されており、新月の夜ではあったが空に無数に瞬く星々がその老人を青く照らし出していた。

 ヴェスカードは暗がりで見たそれがはじめ骸骨の様な、まるでアンデットがそこにいる様な錯覚を受けて心の臓が飛び出さんばかりであった。

「な――なんだパジャか……何をしている」
 すると導師はクックックと乾いた笑いを立て、私が聞いているのですが……と言いながらベンチの脇に置かれた小さなテーブルの向こうの椅子を手で指した。

「いえ、どうにも私もグッスリ寝る事が出来なくてね……起きてしまったのですよ」
 含みのある言い方だなと思いつつも導師の指した椅子に腰掛けると、山男は自分も起きてしまった事、そしてセバスチャンとモンドの話をした。導師はそれを聞くと満足げに天井を見やり。

「そう――でしたか……これでモンドも……そしてセバスチャンも胸につかえていたものが晴れたのではないでしょうか……」
「ウム……お前、元からセバスチャンの事知っていたのだな」
「フフフ、それはそうですよ。私とヴェロンはその人物がどの様な人物か、ギルドに入る時に面接をして聞くのですからね。大抵の事は……だからと言ってそれをホイホイと誰彼構わず話してしまうわけにもいきませんし。ヴェス、貴方にもかつて色々あった様にね」

 導師の言葉に少しむすっとした顔をして。
「フン……まあ、そうだな……そう言えばフィオレから聞いたか? 古文書の改ざんの件」
 おどけた顔の導師が今度は真面目な顔になった。

「ええ……聞きましたよ。フィオレは元々考古学の心得がありますから古文書は読み取り慣れている。そのフィオレをして何の疑いもなく改ざんに気づかせなかった――その精巧な手立ては豚鬼に出来ることではない……と。神技級マスタークラスの細工師の様な者が関わっている筈だと……」

「ウム……バルフスが、バルフスが息絶える時確かに言ったのだ――あの男が邪神の力を持ってすれば勝てる。と言った……と」
 山男はどこか探る様な目つきをした。己の考える一つの考えが、目の前の導師の頭にもあるのではないか――という眼。

「ええ――停戦を呼びかけに来た人語を操る豚鬼オークも言っていましたね。黒づくめの魔導師が初め邪神の復活をバルフスに囁いたのだ、と――」
 二人は魂に刻まれたある男の名を思い浮かべていた。それは迂闊に口にしてしまえば心の臓が沸騰してしまいかねぬ程の怒りを産んでしまうやもしれぬ名であった。


「……同一人物とは限りませんが、可能性の一つとして考えなくてはなりませんね。何しろ影の黒幕がいた事になる」
 フウ、ゥ……と、導師にしては珍しく怒りや行き場のない気持ちを無理矢理吐き出すかの様な息の吐き方であった。つられて山男もその様に息を吐く。



「そう……だな……そうして気になる事も出来たし……パジャ――俺は、俺はな――」

「どうしたのですか」
 気持ちを切り替えた導師は口の端が少しだけ上がっていた。こういう時のパジャはもう既に相手が何を言うのか読んでいる。

「お前や――ヴェロンがもし、許してくれるのなら……ギルドに、ティルナノーグに戻りたいと――思う」
 パジャはテーブルに肘を乗せ顎を置くと、満足気に目を閉じて笑った。


「ふふふ……いつそう言ってくれるのか、待ってましたよ――あれから――あの事件から――随分と時が流れましたね。ヴェス、ギルドを抜けて以来の冒険は、どうでしたか?」
 導師の問いに山男はばつが悪そうに腕を組むと――


「そう――だな――」

「困難や――危ない時もあったが――
次元界で離れ離れになったスパ達が無事だった時、あのヴァントがスパでさえ手を焼く石竜の胴体を見事斬り捨てた時、セバスチャンがモンドを決死の想いで助けた時、バルフスの攻撃をセイラとミーナが防いでくれた時――……そしてフィオレが見事裏で街の者達を説得していた時――

 俺は、俺は胸が熱くなってしまった。信頼のおける仲間達と困難な依頼に立ち向かうのは、何故こうも俺の胸を熱くさせるのかと――」

「……フフ、そうですよ。ヴェス、貴方はやっぱりティルナノーグで冒険をしているのが似合っているのです。もうかつての自分を責める事も、やってしまった事から逃げ続けるのも、飽きたでしょう?
……そう言えば言ってましたねヴェス。巨大化したバルフスを討った時、かつてアイスが使っていた斧槍に文字が浮かんだと……なんと書いてあったのです?」

 閉じた眼を開けてこちらを見微笑むパジャ。
やはりどの様な文字が書いてあったのか、判っている様な目だ。

「ウム……あの時、あの時バルフスに一撃を叩き込んだ時――斧槍の太刀打ちに
【――仲間と共に冒険を楽しめ――】と、そう文字が現れたのだ……」

 そう告げるとやはりパジャは分かっていたよ。と言う顔で
「あの人――アイスらしいですね……アイスはきっと、ヴェス、貴方に刺された瞬間――その後貴方がずっと後悔し、自分を責め、ギルドを去るのが解っていたのでしょう……だから、だから貴方がいつか、再び仲間と力を合わせて全力でその斧槍を振るう時――その瞬間に文字が現れる様、魔導でまじないを掛けたのでしょうね……」

「…………そう……なのかも、しれぬな。爺さん、あの今際の際に……」
 山男は祖父の最期の時を思い返していた。
「ええ……大した――アイスはいつだって大した男ですよ……」
「…………」



 ややあって――。


「……では俺は寝室に戻るぞ。先程の件、後でヴェロンに伝えてくれ――」
「承知しました。お休みなさい」
 山男は椅子を立つと、ふと思い出した様に振り返った。


「お前!、そう言えば禁術を使って大丈夫だったのか!?」
 大事な事が抜けていた、という顔で。
言われた導師は鳩が豆鉄砲を食ったような顔をした。

「え――」
「いや、だってお前、以前禁術を使った時は数年石になって――」

「あ――ああ! あれね、いや、そうなんですよ。私も相応の代償を覚悟していたのですが……」
「覚悟していたが?」

「……多分なのですけれどもね、邪神の魔力の結晶であったバルフスの身体。あれが爆散した時、どうやら暗黒神ヴェノーヴァはそこから膨大なエネルギーを喰らったようなのです……ですから私の身体から代償を払う事もなく」
 導師は得意げに言った。山男はハァとため息を吐くと呆れた様に。

「……ならよかったが……。お前、そう言う事はもっと早く言ってくれよ」
「すみませんでしたね。豚鬼の侵攻を跳ね返して後、色々と忙しかったでしょう。ついね……」
「いや、まあ安心した。では今度こそ俺は寝るぞ。お前は?」
「……私はもう少し星空を眺めてから寝ます。今夜の星空は綺麗ですから……」
 パジャは窓を薄目で見やり言った。

「そうか、ならばあまり遅くなりすぎない様にな」
「ええ、お休みなさい」


 山男は自分の寝室へと戻っていった。それを笑顔で見送るパジャ――すると、山男の姿が見えなくなると導師の顔に脂汗が浮かんだ。続いてズキィという内臓が悲鳴を上げる音……。

(フ……フフ……。なあんてね……全部が全部嘘では、ありませんが……)
 目を閉じて心臓を押さえて気持ちを落ち着けようとするパジャ。

(ジェラ=ルナ……貴方がかつてしてくれた私の予言は、あれはリヴォニルの巨人戦を予言したものではなかった……)
(もっとずっと先の――そう、これから先の未来をあの時貴方は予見していた――)

(でもね、ジェラ=ルナ……私はその時が来るまで、このギルドを、アイスやヴェロンとの誓いを果たせるまで走り続けます。こうしてヴェスも戻ってきてくれると言うのですから――)

 苦しげな表情をしながらも、導師は口端をあげて笑みを浮かべた。





 そうして各人の思惑が交錯する夜が明けると、いよいよティルナノーグの戦士達はバレーナを後にする事となった。
 リュシター、防衛隊、街の役職集、エマ婆とリリ、クリラの父母などが皆出立に立ち会ってくれた。

「では、な。リュシター。俺は――俺は故郷であるこの街の防衛隊長がお前の様な男であった事を本当に嬉しく思うよ」

「ええ、これからも我が防衛隊と――街の人々とも協力して街を護ってゆきます」
 二人の男達は固く握手をする。

 リリがフィオレの側に来た。
「フィオレお姉ちゃん! また――またバレーナに遊びに来てね!」
「うん! 絶対に来るよ! リリ君もお婆ちゃんと仲良くね! 」フィオレは満面の笑みを浮かべる。

「……お前、顔が青いぞ……どした」
 セイラの横で騎乗しながら青ざめているヴァントに聞く。
「い……いえ……大丈夫ッス……あの豚鬼のくれた菓子、すっごい味がして……オエッ……で、でも折角、俺に用意してくれた……ものだから……全部……」
「フウ、やれやれ……お前のそういうところ、嫌いじゃないが……」
 セイラはミーナの顔を見て苦笑した。ミーナはツボに入ったらしく可愛らしい頬を膨らませながら肩を震わせている。



 ――そうして今回の依頼クエストのメンバー達は街を後にすると、各々の所属する支部へと戻ってゆき、依頼クエスト一行パーティーは解散された。そして――。











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