25 / 57
第25話 美しい人
しおりを挟む
土の曜日はひとしきり勉強をすることでやり過ごした。
夕方になるとミカと庭をなんとなく散策した。庭師のミカの話は聞いたことのない話ばかりでわたくしを楽しませた。
美しい薔薇がどうして美しく咲くことができるのか、そんな疑問をこれまで持ったことはなかった。なぜなら薔薇はいつでも『飾るもの』だから。
「そんなわけで薔薇はなかなか意固地な手のかかるやつなんですわ。それでも手をかけてやればやるだけ美しい蕾をつける。世話をしてやるのも楽しみのひとつなのですよ」
開き始めのピンク色の薔薇をミカは髪に刺してくれる。
「似合うかしら」と聞くと「それはもう。お嬢様のための薔薇ですから」とうれしそうに答えた。
夜が来て、朝が来る。
夜鶯《ナイチンゲール》の声が聞こえれば明日は今日になる。
今日は誰ともお会いしたくないの、と言うとアイリーンは「かしこまりました」と意を汲んでくれた。
部屋から出ずに、窓辺にも立たない。
馬の嘶きが聞こえればその度に胸は踊り、そして凍った。待ち人は訪れない。
「お嬢様! 大変でございます。ただいまありったけのおもてなしをと命を受けまして」
アイリーンはバタバタとわたくしのクローゼットからいろいろなものを取り出していく。それらはベッドの上に並べられて組み合わせを考えられる。
「どの色がお好みでしょう? お嬢様はご存知じゃありませんこと?」
「わたくしにはさっぱり、さっきからなにが起こっているのかわからないのよ。どなたかがいらっしゃったことは確かなのでしょうけど、それはヴィンセント様ではないのでしょう?」
「お嬢様……」
ひしっとアイリーンは彼女の胸にわたくしを押し抱いた。
「大変でございます。リアム殿下が」
「リアム様が? まさか?」
「どちらでお知り合いになったのですか? リアム様と言えばお身体の具合から皇太子ではありませんけれども、それでも第一王子に変わりはありませんわ。どういたします? ご無礼はいたしかねます」
リアムのことを思い浮かべる。いつも白と黒のスケッチばかり描かれているあの方に、なにをお見せしたらいいのかしら。
わたくしの方が伺いたいことだわ。
「それではお嬢様、いつまでもお待たせすることはできませんのでアイリーンにお任せ下さい」
きゃっと思うほどの速さでアイリーンはコーディネートを決めてしまうと、わたくしの髪を今日は特別に先だけ緩く巻き、髪の間に真珠の飾りを散らした。
そう、ドレスも靴も、すべて真珠色だった。
「やあ。いつも通りの格好で良かったのに」
「リアム様がそう仰っても、家の者はそう思いませんわ」
ソファに座った姿勢でふわっとリアムはリラックスした表情を見せた。
「きみは美しいひとだ。僕の筆に余るくらいね。すまないことをしたね。僕は女性を訪ねたことがないので、作法を間違えたのだろうか? なにやら屋敷中がざわざわしている」
「それはリアム様のように高貴な方が突然見えたからですわ。屋敷中を上げておもてなしさせていただきます」
「そんな大袈裟なことはやめておくれとエルメラ、きみから言ってくれないか?」
「わたくしでもいまからではもう止められませんわ」
リアム様とふたりきりの時間は食事が終わるとすぐ、まるで誂えたかのようにやって来た。
黙っていても微笑みが絶えないところはヴィンセントによく似ている。結局のところ、ふたりは義兄弟なのだから。
「きみが悲しんでいると、温室の花たちが教えてくれてね」
「まさか。リアム様とはいえ、それはありませんでしょう?」
「本当さ。その証拠にきみは温室に現れなくなった。前に会ったのは幾日前のことだろう?」
「大袈裟ですわ」
バルコニーに二脚の椅子を用意したのは、リアム様の足を思ってのことだ。アイリーンが音も立てずにやって来て「失礼します」とリアム様にひざ掛けをかけた。
「僕はきみの絵を描きたいとお願いしたのを忘れたのかい? 頭の中で何度もきみの絵を考えたんだ。きみにどんな装飾を与えたら良いのか……。そんなことは考えすぎだったようだね。無垢な真珠がとても似合うよ、レディ」
わたくしはリアムの言葉は砂糖菓子でできているのではないかと疑った。なんて甘い言葉だろう。
すっかり熱を帯びてしまった頬を夜風が冷やしてくれるといいのだけど。
「僕はいわば王室の幽霊だ。きみになにも望んでいないよ。絵さえ描かせてもらえれば本望。だから、僕の前でそんなに緊張せず、いつものように穏やかな微笑みを見せておくれ」
月が雲に隠された。
わたくしのすっかり言葉に酔ってしまった顔を王子に見られたのかどうか、わたくしには判断がつかなかった。
夕方になるとミカと庭をなんとなく散策した。庭師のミカの話は聞いたことのない話ばかりでわたくしを楽しませた。
美しい薔薇がどうして美しく咲くことができるのか、そんな疑問をこれまで持ったことはなかった。なぜなら薔薇はいつでも『飾るもの』だから。
「そんなわけで薔薇はなかなか意固地な手のかかるやつなんですわ。それでも手をかけてやればやるだけ美しい蕾をつける。世話をしてやるのも楽しみのひとつなのですよ」
開き始めのピンク色の薔薇をミカは髪に刺してくれる。
「似合うかしら」と聞くと「それはもう。お嬢様のための薔薇ですから」とうれしそうに答えた。
夜が来て、朝が来る。
夜鶯《ナイチンゲール》の声が聞こえれば明日は今日になる。
今日は誰ともお会いしたくないの、と言うとアイリーンは「かしこまりました」と意を汲んでくれた。
部屋から出ずに、窓辺にも立たない。
馬の嘶きが聞こえればその度に胸は踊り、そして凍った。待ち人は訪れない。
「お嬢様! 大変でございます。ただいまありったけのおもてなしをと命を受けまして」
アイリーンはバタバタとわたくしのクローゼットからいろいろなものを取り出していく。それらはベッドの上に並べられて組み合わせを考えられる。
「どの色がお好みでしょう? お嬢様はご存知じゃありませんこと?」
「わたくしにはさっぱり、さっきからなにが起こっているのかわからないのよ。どなたかがいらっしゃったことは確かなのでしょうけど、それはヴィンセント様ではないのでしょう?」
「お嬢様……」
ひしっとアイリーンは彼女の胸にわたくしを押し抱いた。
「大変でございます。リアム殿下が」
「リアム様が? まさか?」
「どちらでお知り合いになったのですか? リアム様と言えばお身体の具合から皇太子ではありませんけれども、それでも第一王子に変わりはありませんわ。どういたします? ご無礼はいたしかねます」
リアムのことを思い浮かべる。いつも白と黒のスケッチばかり描かれているあの方に、なにをお見せしたらいいのかしら。
わたくしの方が伺いたいことだわ。
「それではお嬢様、いつまでもお待たせすることはできませんのでアイリーンにお任せ下さい」
きゃっと思うほどの速さでアイリーンはコーディネートを決めてしまうと、わたくしの髪を今日は特別に先だけ緩く巻き、髪の間に真珠の飾りを散らした。
そう、ドレスも靴も、すべて真珠色だった。
「やあ。いつも通りの格好で良かったのに」
「リアム様がそう仰っても、家の者はそう思いませんわ」
ソファに座った姿勢でふわっとリアムはリラックスした表情を見せた。
「きみは美しいひとだ。僕の筆に余るくらいね。すまないことをしたね。僕は女性を訪ねたことがないので、作法を間違えたのだろうか? なにやら屋敷中がざわざわしている」
「それはリアム様のように高貴な方が突然見えたからですわ。屋敷中を上げておもてなしさせていただきます」
「そんな大袈裟なことはやめておくれとエルメラ、きみから言ってくれないか?」
「わたくしでもいまからではもう止められませんわ」
リアム様とふたりきりの時間は食事が終わるとすぐ、まるで誂えたかのようにやって来た。
黙っていても微笑みが絶えないところはヴィンセントによく似ている。結局のところ、ふたりは義兄弟なのだから。
「きみが悲しんでいると、温室の花たちが教えてくれてね」
「まさか。リアム様とはいえ、それはありませんでしょう?」
「本当さ。その証拠にきみは温室に現れなくなった。前に会ったのは幾日前のことだろう?」
「大袈裟ですわ」
バルコニーに二脚の椅子を用意したのは、リアム様の足を思ってのことだ。アイリーンが音も立てずにやって来て「失礼します」とリアム様にひざ掛けをかけた。
「僕はきみの絵を描きたいとお願いしたのを忘れたのかい? 頭の中で何度もきみの絵を考えたんだ。きみにどんな装飾を与えたら良いのか……。そんなことは考えすぎだったようだね。無垢な真珠がとても似合うよ、レディ」
わたくしはリアムの言葉は砂糖菓子でできているのではないかと疑った。なんて甘い言葉だろう。
すっかり熱を帯びてしまった頬を夜風が冷やしてくれるといいのだけど。
「僕はいわば王室の幽霊だ。きみになにも望んでいないよ。絵さえ描かせてもらえれば本望。だから、僕の前でそんなに緊張せず、いつものように穏やかな微笑みを見せておくれ」
月が雲に隠された。
わたくしのすっかり言葉に酔ってしまった顔を王子に見られたのかどうか、わたくしには判断がつかなかった。
0
あなたにおすすめの小説
ヒロインしか愛さないはずの公爵様が、なぜか悪女の私を手放さない
魚谷
恋愛
伯爵令嬢イザベラは多くの男性と浮名を流す悪女。
そんな彼女に公爵家当主のジークベルトとの縁談が持ち上がった。
ジークベルトと対面した瞬間、前世の記憶がよみがえり、この世界が乙女ゲームであることを自覚する。
イザベラは、主要攻略キャラのジークベルトの裏の顔を知ってしまったがために、冒頭で殺されてしまうモブキャラ。
ゲーム知識を頼りに、どうにか冒頭死を回避したイザベラは最弱魔法と言われる付与魔法と前世の知識を頼りに便利グッズを発明し、離婚にそなえて資金を確保する。
いよいよジークベルトが、乙女ゲームのヒロインと出会う。
離婚を切り出されることを待っていたイザベラだったが、ジークベルトは平然としていて。
「どうして俺がお前以外の女を愛さなければならないんだ?」
予想外の溺愛が始まってしまう!
(世界の平和のためにも)ヒロインに惚れてください、公爵様!!
転生しましたが悪役令嬢な気がするんですけど⁉︎
水月華
恋愛
ヘンリエッタ・スタンホープは8歳の時に前世の記憶を思い出す。最初は混乱したが、じきに貴族生活に順応し始める。・・・が、ある時気づく。
もしかして‘’私‘’って悪役令嬢ポジションでは?整った容姿。申し分ない身分。・・・だけなら疑わなかったが、ある時ふと言われたのである。「昔のヘンリエッタは我儘だったのにこんなに立派になって」と。
振り返れば記憶が戻る前は嫌いな食べ物が出ると癇癪を起こし、着たいドレスがないと癇癪を起こし…。私めっちゃ性格悪かった!!
え?記憶戻らなかったらそのままだった=悪役令嬢!?いやいや確かに前世では転生して悪役令嬢とか流行ってたけどまさか自分が!?
でもヘンリエッタ・スタンホープなんて知らないし、私どうすればいいのー!?
と、とにかく攻略対象者候補たちには必要以上に近づかない様にしよう!
前世の記憶のせいで恋愛なんて面倒くさいし、政略結婚じゃないなら出来れば避けたい!
だからこっちに熱い眼差しを送らないで!
答えられないんです!
これは悪役令嬢(?)の侯爵令嬢があるかもしれない破滅フラグを手探りで回避しようとするお話。
または前世の記憶から臆病になっている彼女が再び大切な人を見つけるお話。
小説家になろうでも投稿してます。
こちらは全話投稿してますので、先を読みたいと思ってくださればそちらからもよろしくお願いします。
村娘になった悪役令嬢
枝豆@敦騎
恋愛
父が連れてきた妹を名乗る少女に出会った時、公爵令嬢スザンナは自分の前世と妹がヒロインの乙女ゲームの存在を思い出す。
ゲームの知識を得たスザンナは自分が将来妹の殺害を企てる事や自分が父の実子でない事を知り、身分を捨て母の故郷で平民として暮らすことにした。
村娘になった少女が行き倒れを拾ったり、ヒロインに連れ戻されそうになったり、悪役として利用されそうになったりしながら最後には幸せになるお話です。
※他サイトにも掲載しています。(他サイトに投稿したものと異なっている部分があります)
アルファポリスのみ後日談投稿しております。
悪役令嬢に転生したので地味令嬢に変装したら、婚約者が離れてくれないのですが。
槙村まき
恋愛
スマホ向け乙女ゲーム『時戻りの少女~ささやかな日々をあなたと共に~』の悪役令嬢、リシェリア・オゼリエに転生した主人公は、処刑される未来を変えるために地味に地味で地味な令嬢に変装して生きていくことを決意した。
それなのに学園に入学しても婚約者である王太子ルーカスは付きまとってくるし、ゲームのヒロインからはなぜか「私の代わりにヒロインになって!」とお願いされるし……。
挙句の果てには、ある日隠れていた図書室で、ルーカスに唇を奪われてしまう。
そんな感じで悪役令嬢がヤンデレ気味な王子から逃げようとしながらも、ヒロインと共に攻略対象者たちを助ける? 話になるはず……!
第二章以降は、11時と23時に更新予定です。
他サイトにも掲載しています。
よろしくお願いします。
25.4.25 HOTランキング(女性向け)四位、ありがとうございます!
逃げたい悪役令嬢と、逃がさない王子
ねむたん
恋愛
セレスティーナ・エヴァンジェリンは今日も王宮の廊下を静かに歩きながら、ちらりと視線を横に流した。白いドレスを揺らし、愛らしく微笑むアリシア・ローゼンベルクの姿を目にするたび、彼女の胸はわずかに弾む。
(その調子よ、アリシア。もっと頑張って! あなたがしっかり王子を誘惑してくれれば、私は自由になれるのだから!)
期待に満ちた瞳で、影からこっそり彼女の奮闘を見守る。今日こそレオナルトがアリシアの魅力に落ちるかもしれない——いや、落ちてほしい。
溺愛最強 ~気づいたらゲームの世界に生息していましたが、悪役令嬢でもなければ断罪もされないので、とにかく楽しむことにしました~
夏笆(なつは)
恋愛
「おねえしゃま。こえ、すっごくおいしいでし!」
弟のその言葉は、晴天の霹靂。
アギルレ公爵家の長女であるレオカディアは、その瞬間、今自分が生きる世界が前世で楽しんだゲーム「エトワールの称号」であることを知った。
しかし、自分は王子エルミニオの婚約者ではあるものの、このゲームには悪役令嬢という役柄は存在せず、断罪も無いので、攻略対象とはなるべく接触せず、穏便に生きて行けば大丈夫と、生きることを楽しむことに決める。
醤油が欲しい、うにが食べたい。
レオカディアが何か「おねだり」するたびに、アギルレ領は、周りの領をも巻き込んで豊かになっていく。
既にゲームとは違う展開になっている人間関係、その学院で、ゲームのヒロインは前世の記憶通りに攻略を開始するのだが・・・・・?
小説家になろうにも掲載しています。
死亡予定の脇役令嬢に転生したら、断罪前に裏ルートで皇帝陛下に溺愛されました!?
六角
恋愛
「え、私が…断罪?処刑?――冗談じゃないわよっ!」
前世の記憶が蘇った瞬間、私、公爵令嬢スカーレットは理解した。
ここが乙女ゲームの世界で、自分がヒロインをいじめる典型的な悪役令嬢であり、婚約者のアルフォンス王太子に断罪される未来しかないことを!
その元凶であるアルフォンス王太子と聖女セレスティアは、今日も今日とて私の目の前で愛の劇場を繰り広げている。
「まあアルフォンス様! スカーレット様も本当は心優しい方のはずですわ。わたくしたちの真実の愛の力で彼女を正しい道に導いて差し上げましょう…!」
「ああセレスティア!君はなんて清らかなんだ!よし、我々の愛でスカーレットを更生させよう!」
(…………はぁ。茶番は他所でやってくれる?)
自分たちの恋路に酔いしれ、私を「救済すべき悪」と見なすめでたい頭の二人組。
あなたたちの自己満足のために私の首が飛んでたまるものですか!
絶望の淵でゲームの知識を総動員して見つけ出した唯一の活路。
それは血も涙もない「漆黒の皇帝」と万人に恐れられる若き皇帝ゼノン陛下に接触するという、あまりに危険な【裏ルート】だった。
「命惜しさにこの私に魂でも売りに来たか。愚かで滑稽で…そして実に唆る女だ、スカーレット」
氷の視線に射抜かれ覚悟を決めたその時。
冷酷非情なはずの皇帝陛下はなぜか私の悪あがきを心底面白そうに眺め、その美しい唇を歪めた。
「良いだろう。お前を私の『籠の中の真紅の鳥』として、この手ずから愛でてやろう」
その日から私の運命は激変!
「他の男にその瞳を向けるな。お前のすべては私のものだ」
皇帝陛下からの凄まじい独占欲と息もできないほどの甘い溺愛に、スカーレットの心臓は鳴りっぱなし!?
その頃、王宮では――。
「今頃スカーレットも一人寂しく己の罪を反省しているだろう」
「ええアルフォンス様。わたくしたちが彼女を温かく迎え入れてあげましょうね」
などと最高にズレた会話が繰り広げられていることを、彼らはまだ知らない。
悪役(笑)たちが壮大な勘違いをしている間に、最強の庇護者(皇帝陛下)からの溺愛ルート、確定です!
完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい
咲桜りおな
恋愛
オルプルート王国第一王子アルスト殿下の婚約者である公爵令嬢のティアナ・ローゼンは、自分の事を何故か初対面から溺愛してくる殿下が苦手。
見た目は完璧な美少年王子様なのに匂いをクンカクンカ嗅がれたり、ティアナの使用済み食器を欲しがったりと何だか変態ちっく!
殿下を好きだというピンク髪の男爵令嬢から恋のキューピッド役を頼まれてしまい、自分も殿下をお慕いしていたと気付くが時既に遅し。不本意ながらも婚約破棄を目指す事となってしまう。
※糖度甘め。イチャコラしております。
第一章は完結しております。只今第二章を更新中。
本作のスピンオフ作品「モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~」も公開しています。宜しければご一緒にどうぞ。
本作とスピンオフ作品の番外編集も別にUPしてます。
「小説家になろう」でも公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる