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Day 18|あの日に帰りたい
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『なんか今日は、いつもより声が怠そうだけど』
髪をかき上げる。起き抜けだがら、ボサボサだ。
冷房が効きすぎて、もぞもぞと夏掛けの中に戻っていく。
『昨日、暑かったから』
『お前、あんなに暑かったのに、寄りによって昨日、外出したの?』
『んー、ちょっとだけ。図書館の本を返しに』
返しには行かなかった。
心配した遥夏は、わたしを蕎麦屋に連れて行って冷たい蕎麦を食べさせると、家の近くまで送ってくれた。
ありがたくない、紳士的な態度。
わたしはあの狭い部屋で、遥夏にもたれかかってうだうだしていたかった。
唇に、固い指先の感触。
わたしが噛まなかったら、あの指をどこまで入れるつもりだったんだろう?
不思議な人。
プラトニックと言えばそうなのかもしれないけど、その線引きにもよると思う。
あの指先が、脳の中まで痺れさせてしまうというのに。
『気を付けろよ。スタミナのある方じゃないんだし』
『そうだね、そうする。気持ち悪くなって最悪だったし』
『熱中症じゃないのか、それ』
『大丈夫、大丈夫。一緒にい⋯⋯エントランスで一緒になった人が、気が付いて助けてくれたから』
子供の足音。
扇風機の回る音。
音だけなら、すぐそばにそれがあるような気がした。
『⋯⋯本当に気を付けろよ。お前になんかあったら俺、ここにいた自分を呪わなくちゃいけなくなる』
ツクツクボウシが単調なリズムで、今日を象っている。
そろそろ、ペディキュアを塗りなおさなくちゃいけない。あのビーズのネックレスに合わせて、赤にしようかと考える。
でもちょっと派手かも。帰りにドラッグストアで見てこようと思う。
『呪うなんて、大袈裟だなぁ』
くすくす笑う。
『ホラー映画みたい』
『お前さ、俺の愛は重いぞ。じゃなきゃ毎日、忘れずに電話したりしないって』
『マメだよね、そっちの友達とは遊ばないの?』
『少しはな』
『彼女のことを呪うより、羽を伸ばして来てください』
起きてるならご飯食べないのー、とママの声が聞こえて、すぐ食べる、と返事をする。
『元カノとか、気にならないの?』
『気にしたらキリがないし』
『意外と冷静だよな、そういうとこ』
『理解あるって言って』
じゃあね、と電話を切る。
太陽が何か言いかけた気がしたけど、お腹が空いてしまったし。
どうせ毎日、同じように喋ってるわけだし。
内容は昨日も今日も変わらないようなことで、まるで夏休みがループしてるみたい。
⋯⋯名前も上手く呼べなかったあの頃に戻れるなら、わたしはどうするんだろう?
「やっぱりごめんなさい」って、ちゃんと断れるだろうか? あの、木陰のようなカフェの中で。
「お互い、苦しくなるのわかってるから」って。
項垂れた彼を見たような気になった。
彼は言うだろうか、「わかったよ」と。
わたしたちは恋の濁流に落ちることなく、萎んだ心を抱えて、25日を過ごすのかもしれない。
何も考えず、どこへも行かず、図書館さえ行かないで。
昨日、返せなかった本がカバンの中にペットボトルと一緒に入ってる。早く行かなくちゃ。借りたものは返さなくちゃいけない。
「未央、具合はどうなの?」
「すっかり良くなったって昨日も言ったじゃん」
ママは、テーブルの向かいに座ると、頬杖をついて、大きなため息を漏らした。
「今日もこれから出かけるの?」
「うん」
「⋯⋯男の子と遊んだらいけないとは言わないけど、大事にしてくれる人と付き合いなさいよ」
大丈夫、ママ。
その人とは近日中に別れる予定だから、とはもちろん言わなかった。
「大丈夫。昨日だって、心配してそこのコンビニまで送ってくれたんだよ、本当は」
「そうなの? 優しい彼氏じゃない。寄ってもらえば良かったのに」
「ねー、なんか照れて帰っちゃった」
あら、かわいいわねとママは笑った。
そうでしょう? わたしたちの恋は、まるでおままごとのようだもの。
健全で、親しみがあって、脆い。
この部屋は寒い。
早く着替えて出かけなくちゃ。
会えない時間がもったいない。
「ごちそうさま。支度したら出かけるから」
「無理しないでね」
「わかってる」とわたしは答えた。
今日が、始まってしまった――。
◇
「あ、それ美味しそうだね」
カウンター席に座った遥夏は、本を読んでいた。
その脇に、コーヒーフロート。珍しい。
「同じのにする?」
「自分で買いに行けるよ」
「本、見張っておいて」
開きっぱなしの本に、シェードの影が入り込んだ日光が白く反射する。
相変わらず店内はクリーンで、置かれた観葉植物は、みんな作り物みたいだった。
開かれた本のページに、隣に置かれてた薄い紙の栞を挟む。厚手の表紙をパタンと閉じると、待っていた人が帰ってきた。
「栞、挟んでおいたから」
「気が利くね、ありがとう」
「栞は便利だよね。すぐにそこから読み始められるもの」
「そう? 僕は必ず読んでたところの前から振り返っちゃう」
「懐古主義なの?」
「まぁ、ミニマムだけどそういうことにしておくよ」
わたしのつまらない追求に、彼は怒った様子はなく、自分のカバンに本を戻した。
あれは、不思議な世界に不条理ながら放り込まれてしまう話だ。主人公は自分で選択していると思う方へ歩いているのに、気が付くと流れに乗っている。
人生ってそんなものかもしれない。
選択肢なんて与えられたところで、運命には抗えないのかもしれない。
わたしは少し怖くなって、彼のシャツを摘んだ。
「どうしたの?」と言われて、「頭にキーンと冷たいのが来ちゃって」と彼にもたれかかる。
「気を付けないと」と彼は言って、わたしはその身にギュッと身体を寄せた。
冷房が寒かったわけじゃないのは、わかってた。わたしの身体が火照っていただけだ。
熱に、浮かされている。
◇
返却カウンターに悲しい恋の話を戻すと、なんだか肩に乗っていた重荷が下りて、楽になった気がした。
この本が、わたしの心の重さだったのかもしれない。その可能性は捨てきれない、と思う。
綺麗な失恋なんてないんだ、現実には。
カウンターの向こうで彼は待っていて、わたしの手を引く。
今では自然なこの動きも、考えてみれば、学校にこんなに近いところで誰かに見られたかもしれないなぁと思い付く。
まぁ、みんな遅いことだ。
そのうち、過ぎてしまったことになる。
「借りる本が決まったら、このテーブルね」と彼は持っていた荷物を置くと、またどこかに消えてしまった。
あの人は図書館の保護色をまとっているに違いない。すぐにどこにいるのか見失う。
色とりどりの本の背表紙が、どことなくくすんで見えた。
何かいつもとちょっと違うものを、と探していると、海外文学の棚に、カズオ・イシグロを見つける。
ああ、ノーベル賞の。国籍はイギリスなのか、と納得する。
パラパラとページをめくって、その本を1冊、抱きかかえる。約束のテーブルに戻る。
海外文学特有の、少し硬い文章に慣れてきた頃、トントントン、と指先でテーブルを叩かれる。
顔を上げると遥夏が戻ってきたところで、彼は隣に腰を下ろした。
「女の子だなぁ。恋愛小説ばっかり読んで」
「男の子の方がよかった?」
彼は長い指でテーブルに置いたわたしの手を撫でながら「別に、どっちでも」と答えた。
「未央ならどっちでも」
「じゃあ、わたしが男の子でも好きになった?」
「なったよ。所詮、身体なんて魂の器なわけだし」
不覚にもわたしはその言葉に感動してしまって、開いていた本を閉じた。
「栞は?」
「栞はいらないの。また最初から読み返しても、構わないから」
「ふぅん? さっきは戻って読むのは面倒、みたいに言わなかった? どっちでもいいけど」
「何度も繰り返し味わっても、いいものはいいんだよ」
彼はわたしの閉じた本の表紙を、まじまじと見た。
もしも夏休みが巻き戻って、あの日になっても、わたしは彼に「ごめんなさい」とは言わない。
悲しい結末が来るとわかっていても、彼の手を取る。名前も呼べなかったあの日に帰る⋯⋯。
例え彼を、繰り返し傷つけるとわかっていても、わたしはあの日に帰りたい。
髪をかき上げる。起き抜けだがら、ボサボサだ。
冷房が効きすぎて、もぞもぞと夏掛けの中に戻っていく。
『昨日、暑かったから』
『お前、あんなに暑かったのに、寄りによって昨日、外出したの?』
『んー、ちょっとだけ。図書館の本を返しに』
返しには行かなかった。
心配した遥夏は、わたしを蕎麦屋に連れて行って冷たい蕎麦を食べさせると、家の近くまで送ってくれた。
ありがたくない、紳士的な態度。
わたしはあの狭い部屋で、遥夏にもたれかかってうだうだしていたかった。
唇に、固い指先の感触。
わたしが噛まなかったら、あの指をどこまで入れるつもりだったんだろう?
不思議な人。
プラトニックと言えばそうなのかもしれないけど、その線引きにもよると思う。
あの指先が、脳の中まで痺れさせてしまうというのに。
『気を付けろよ。スタミナのある方じゃないんだし』
『そうだね、そうする。気持ち悪くなって最悪だったし』
『熱中症じゃないのか、それ』
『大丈夫、大丈夫。一緒にい⋯⋯エントランスで一緒になった人が、気が付いて助けてくれたから』
子供の足音。
扇風機の回る音。
音だけなら、すぐそばにそれがあるような気がした。
『⋯⋯本当に気を付けろよ。お前になんかあったら俺、ここにいた自分を呪わなくちゃいけなくなる』
ツクツクボウシが単調なリズムで、今日を象っている。
そろそろ、ペディキュアを塗りなおさなくちゃいけない。あのビーズのネックレスに合わせて、赤にしようかと考える。
でもちょっと派手かも。帰りにドラッグストアで見てこようと思う。
『呪うなんて、大袈裟だなぁ』
くすくす笑う。
『ホラー映画みたい』
『お前さ、俺の愛は重いぞ。じゃなきゃ毎日、忘れずに電話したりしないって』
『マメだよね、そっちの友達とは遊ばないの?』
『少しはな』
『彼女のことを呪うより、羽を伸ばして来てください』
起きてるならご飯食べないのー、とママの声が聞こえて、すぐ食べる、と返事をする。
『元カノとか、気にならないの?』
『気にしたらキリがないし』
『意外と冷静だよな、そういうとこ』
『理解あるって言って』
じゃあね、と電話を切る。
太陽が何か言いかけた気がしたけど、お腹が空いてしまったし。
どうせ毎日、同じように喋ってるわけだし。
内容は昨日も今日も変わらないようなことで、まるで夏休みがループしてるみたい。
⋯⋯名前も上手く呼べなかったあの頃に戻れるなら、わたしはどうするんだろう?
「やっぱりごめんなさい」って、ちゃんと断れるだろうか? あの、木陰のようなカフェの中で。
「お互い、苦しくなるのわかってるから」って。
項垂れた彼を見たような気になった。
彼は言うだろうか、「わかったよ」と。
わたしたちは恋の濁流に落ちることなく、萎んだ心を抱えて、25日を過ごすのかもしれない。
何も考えず、どこへも行かず、図書館さえ行かないで。
昨日、返せなかった本がカバンの中にペットボトルと一緒に入ってる。早く行かなくちゃ。借りたものは返さなくちゃいけない。
「未央、具合はどうなの?」
「すっかり良くなったって昨日も言ったじゃん」
ママは、テーブルの向かいに座ると、頬杖をついて、大きなため息を漏らした。
「今日もこれから出かけるの?」
「うん」
「⋯⋯男の子と遊んだらいけないとは言わないけど、大事にしてくれる人と付き合いなさいよ」
大丈夫、ママ。
その人とは近日中に別れる予定だから、とはもちろん言わなかった。
「大丈夫。昨日だって、心配してそこのコンビニまで送ってくれたんだよ、本当は」
「そうなの? 優しい彼氏じゃない。寄ってもらえば良かったのに」
「ねー、なんか照れて帰っちゃった」
あら、かわいいわねとママは笑った。
そうでしょう? わたしたちの恋は、まるでおままごとのようだもの。
健全で、親しみがあって、脆い。
この部屋は寒い。
早く着替えて出かけなくちゃ。
会えない時間がもったいない。
「ごちそうさま。支度したら出かけるから」
「無理しないでね」
「わかってる」とわたしは答えた。
今日が、始まってしまった――。
◇
「あ、それ美味しそうだね」
カウンター席に座った遥夏は、本を読んでいた。
その脇に、コーヒーフロート。珍しい。
「同じのにする?」
「自分で買いに行けるよ」
「本、見張っておいて」
開きっぱなしの本に、シェードの影が入り込んだ日光が白く反射する。
相変わらず店内はクリーンで、置かれた観葉植物は、みんな作り物みたいだった。
開かれた本のページに、隣に置かれてた薄い紙の栞を挟む。厚手の表紙をパタンと閉じると、待っていた人が帰ってきた。
「栞、挟んでおいたから」
「気が利くね、ありがとう」
「栞は便利だよね。すぐにそこから読み始められるもの」
「そう? 僕は必ず読んでたところの前から振り返っちゃう」
「懐古主義なの?」
「まぁ、ミニマムだけどそういうことにしておくよ」
わたしのつまらない追求に、彼は怒った様子はなく、自分のカバンに本を戻した。
あれは、不思議な世界に不条理ながら放り込まれてしまう話だ。主人公は自分で選択していると思う方へ歩いているのに、気が付くと流れに乗っている。
人生ってそんなものかもしれない。
選択肢なんて与えられたところで、運命には抗えないのかもしれない。
わたしは少し怖くなって、彼のシャツを摘んだ。
「どうしたの?」と言われて、「頭にキーンと冷たいのが来ちゃって」と彼にもたれかかる。
「気を付けないと」と彼は言って、わたしはその身にギュッと身体を寄せた。
冷房が寒かったわけじゃないのは、わかってた。わたしの身体が火照っていただけだ。
熱に、浮かされている。
◇
返却カウンターに悲しい恋の話を戻すと、なんだか肩に乗っていた重荷が下りて、楽になった気がした。
この本が、わたしの心の重さだったのかもしれない。その可能性は捨てきれない、と思う。
綺麗な失恋なんてないんだ、現実には。
カウンターの向こうで彼は待っていて、わたしの手を引く。
今では自然なこの動きも、考えてみれば、学校にこんなに近いところで誰かに見られたかもしれないなぁと思い付く。
まぁ、みんな遅いことだ。
そのうち、過ぎてしまったことになる。
「借りる本が決まったら、このテーブルね」と彼は持っていた荷物を置くと、またどこかに消えてしまった。
あの人は図書館の保護色をまとっているに違いない。すぐにどこにいるのか見失う。
色とりどりの本の背表紙が、どことなくくすんで見えた。
何かいつもとちょっと違うものを、と探していると、海外文学の棚に、カズオ・イシグロを見つける。
ああ、ノーベル賞の。国籍はイギリスなのか、と納得する。
パラパラとページをめくって、その本を1冊、抱きかかえる。約束のテーブルに戻る。
海外文学特有の、少し硬い文章に慣れてきた頃、トントントン、と指先でテーブルを叩かれる。
顔を上げると遥夏が戻ってきたところで、彼は隣に腰を下ろした。
「女の子だなぁ。恋愛小説ばっかり読んで」
「男の子の方がよかった?」
彼は長い指でテーブルに置いたわたしの手を撫でながら「別に、どっちでも」と答えた。
「未央ならどっちでも」
「じゃあ、わたしが男の子でも好きになった?」
「なったよ。所詮、身体なんて魂の器なわけだし」
不覚にもわたしはその言葉に感動してしまって、開いていた本を閉じた。
「栞は?」
「栞はいらないの。また最初から読み返しても、構わないから」
「ふぅん? さっきは戻って読むのは面倒、みたいに言わなかった? どっちでもいいけど」
「何度も繰り返し味わっても、いいものはいいんだよ」
彼はわたしの閉じた本の表紙を、まじまじと見た。
もしも夏休みが巻き戻って、あの日になっても、わたしは彼に「ごめんなさい」とは言わない。
悲しい結末が来るとわかっていても、彼の手を取る。名前も呼べなかったあの日に帰る⋯⋯。
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