56 / 66
第四章 澄幻国編
闇の中の少女
しおりを挟む
「……お願いっ、一人にしないで」
かすかに聞こえる子供のすすり泣く声。
──そこで泣いているのは誰だろう?
浮かびかけた意識は、再び闇の深みに沈んでいった。
真っ暗な世界で、ただ泣き声だけが響く。
ティアは声を頼りに、闇の中を手探りで歩いた。
「誰かいるの?」
呼びかけても返事はない。
闇に包まれ、方向感覚もわからないまま声のする方へと歩みを進める。
「……ないで……一人にしないで」
幼い女の子の声。
震える声には、ひどく深い寂しさと恐れが滲んでいた。
「誰?どこにいるの?」
再び声をかけるティア。
その時、背後から声がして慌てて振り返ると、淡く光を纏った小さな少女がうずくまって泣いているのが見えた。
ティアは息を呑んだ。
──あれは……私?
脚を抱え、顔を伏せて肩を震わせる幼い少女。その姿は、幼い頃のレティシア自身だった。
「私はおとーさまの子じゃないの?おかーさま……どうしてそばにいてくれないの?レティシアは今日も独りです……」
幼いレティシアの声を聞いた瞬間、胸の奥が強く締めつけられた。
それと同時に、遠い過去の記憶が波のように押し寄せる。
「わたくしたちは外出してきますから、貴方は家で家庭教師の言うことをしっかりと聞いて、立派なレディになる為にきちんとお勉強するのよ。今日の帰りは遅くなりますから、わたくしたちが帰るまでには食事もお風呂も全て終わらせて部屋にいなさい」
「……はい。おかあさま」
「さあ、セドリック行くわよ。公爵様が待っているわ」
継母は幼いセドリックの手を取り、迷いなく屋敷の外へと歩み去っていく。
レティシアを置き去りにしたまま、木製の扉が重たく閉じられた。
その日は“家族”で舞台鑑賞と食事を楽しむ予定の日だった。
けれど、その“家族”の輪の中にレティシアの居場所は初めからなかった。
扉が閉まる音が、まるで心まで閉ざすように響く。
レティシアは幼い胸の奥で、言葉にならない痛みを必死に飲み込んだ。
厳しいレッスンを終え、ようやく食卓に着いた時も、迎えてくれるのは無言の従者たちだけ。
誰も声をかけず、ただ壁際に立ち、レティシアを見下ろすように笑う。
目の前に置かれたのは、カビの浮いた固いパンと、塩をひとつまみ入れただけの味気ないスープ。
父や継母が家にいる時はきちんとした食事が出るのに──。
でも、家族が外出し、家に一人残された日は、決まってこんな仕打ちを受けた。
レティシアは俯きながら、誰にも文句を言わず、モソモソと食べ始める。
本当は泣き出したいのに、涙も見せられなかった。
従者たちは壁際でクスクスと笑っている。
──言ったところで、何も変わらない。
過去に庭で転ばされた時も、継母は冷たい目を向けただけ。
父に告げると、「そんなことでいちいち報告するな」と叱られた。
従者たちも、それを分かっているからこそ公爵令嬢に平気でこんなことをする。
レティシアはずっと知っていた。
“家族”にとって、自分はただ面倒事を持ち込む厄介者でしかないと。
──いい子にするから……だから……
胸の奥で、幼いレティシアは何度も何度もそう願った。
それでも、その願いが叶ったことは、一度もなかった。
再び子供のすすり泣く声が聞こえる。
過去の記憶から暗闇へと意識が戻り、目の前には、小さな身体を震わせて蹲っている幼い少女がいた。
「私は要らない子なの?だから置いていってしまったの……?」
そのか細い声が、ティアの胸の奥を鋭く突き刺した。
物心ついた時には、母はもういなかった。そして、もし別の父がいるというのなら、なぜ迎えに来てくれないのか──幼い頃、そんな思いを胸の中で繰り返していた。
公爵家で感じた強烈な疎外感。夜毎、枕を濡らしながら、目を閉じて空想の家族に話しかけていた日々は、一度や二度ではない。
ティアは唇をきつく結び、握りしめた拳に力を込める。
「ティア!」
その時、胸の奥に、いくつもの温かな声が響いた。
懐かしくて、あたたかくて、優しい声たち。
商隊の仲間たちの顔が瞼の裏に浮かぶ。
心を照らす光のように、自分の名を呼んでくれた人たち。
ふっと拳の力が抜ける。
ティアはゆっくりと膝をつき、震える少女の肩に手を置いた。
「どうしたの?」
そっと問いかけると、少女ははじめて顔を上げた。
湖面のように澄んだ青い瞳が涙に濡れて、ティアを見つめ返す。
──ティアは息を呑んだ。
幼い頃の自分だと思っていたが、その顔も瞳の色も違っていた。
「貴方は誰?どうして泣いているの?」
戸惑いながらも問いかけると、少女は小さな声で言葉を紡ぐ。
「あのね、みこね、本当は生まれてきちゃ駄目だったんだって……。みこの血は、けがれているの」
「みこ……ちゃん?けがれてるって、どういうこと……?」
ティアの問いかけに、みこと名乗った少女はポロポロと涙をこぼす。
「母様と父様は……みこが要らない子だから、みこだけ置いて死んじゃったの……」
途切れ途切れの言葉。それでも、痛いほど伝わる孤独と寂しさ。
みこもまた、自分と同じように独りぼっちで、誰かに愛されたかったのだとティアは感じた。
「生まれてきて……ごめんなさいっ……!」
その言葉は、ティア自身の古い傷を深く抉った。
幼い頃、何度も何度も思っていたこと──嫌われる自分が悪いのだと。生きていることが罪だとさえ思っていたあの頃の気持ちと、痛いほど重なった。
でも今なら分かる。生まれてきたこと自体が悪なのではないと。
ティアは、みこの小さな身体を強く抱きしめた。
「生まれただけで悪い子なんて、いないんだよ。みこちゃんは、生まれてきてよかったんだよ。ずっと、いていいんだよ──」
胸の奥から溢れる想いを、そのまま言葉にして伝えると、みこの肩が震え、また涙が零れた。
その涙は、少しずつ、暗闇の中に小さな光を灯していくように見えた。
「ありがとう。お姉ちゃん……優しいね」
みこは小さな両腕を回し、ティアの背中をぎゅっと抱きしめた。
その細い身体は淡い光を帯び、やがて半透明になっていく。
そして、ゆっくりとその姿は変わり始めた。小さな少女は、ティアと同じくらいの年頃の女性へと成長していく。
「まさか精神まで繋がるとは思っていなかったわ。吃驚したけれど……貴女、本当に面白いわね」
驚きに息を呑むティアを見つめ、女性は妖艶に微笑む。
「女王と同じ力を持っているなんて……もしかして、貴女も子孫なの?」
「女王?貴方はいったい……?みこ……ちゃんなの?」
ティアの問いに、女性が何かを告げようとした、その瞬間──
「ア……ティア!……起きて!」
また遠くで誰かの泣き声が響いた。
でも、今度は誰の声か、すぐに分かった。
──ルゥナ!
「時間ね」
巫女装束を纏ったその姿は淡く揺らぎ、闇に溶けるように霞んでいく。
「現実でも会えるのを楽しみにしているわ」
「待って!貴女は誰なの!?」
闇へ消えゆく直前、妖しく笑った唇が呟く。
「そのうち分かるわ。それより……早く戻って。お友達を泣かせたら、だめよ」
次の瞬間、光も音も奪われたように、世界は漆黒一色へと沈んだ。
「ティア!死なないで……ルゥナを一人にしないで!」
濡れる頬の感覚と、温かい声が意識を現実へと引き戻す。
重たく閉じていた瞼をゆっくりと開けると、涙でぐしゃぐしゃになったルゥナの顔が目の前にあった。
目を開いた瞬間、ルゥナは小さな身体で飛びついてきた。
「よがっ……よかったよ……!ティア、生きてた……ぁ……」
うわぁーん……と声をあげて泣きじゃくるルゥナを、ティアはそっと抱きしめ、その頭を撫でる。
「ルゥナも無事で良かった……。助けてくれたの?」
滝の流れに呑まれ、二人とも意識を失ったはずだ──そう思い返しながら訊ねる。
「ううん……気が付いたら、知らない浜辺に打ち上げられてて……。目を開けたらティアが倒れてて……息もしてなくて……本当に、死んじゃうかと思って、怖くて、怖くて……!」
ルゥナの声は震え、再び大粒の涙が零れ落ちる。
小さな肩を震わせるその背には、かつて仲間や家族を奪われた深い傷が残っている。
一人になることを、誰よりも恐れている小さな心。
──一人は、寂しい。
幼い頃の自分も知っている、その痛み。
ティアは胸がきゅっと締めつけられるのを感じながら、そっとルゥナの頭を抱え込み、優しく抱きしめた。
「怖い思いをさせてごめんね……。先のことは、どうなるか分からないけど──」
そして、祈るように、言葉を紡いだ。
「でもね、ルゥナ。別れが来るその時まで……私はルゥナのそばにいるよ。一緒にいるから──だから、大丈夫だよ」
小さな命を抱くその胸の奥で、確かな温もりが脈打っていた。
かすかに聞こえる子供のすすり泣く声。
──そこで泣いているのは誰だろう?
浮かびかけた意識は、再び闇の深みに沈んでいった。
真っ暗な世界で、ただ泣き声だけが響く。
ティアは声を頼りに、闇の中を手探りで歩いた。
「誰かいるの?」
呼びかけても返事はない。
闇に包まれ、方向感覚もわからないまま声のする方へと歩みを進める。
「……ないで……一人にしないで」
幼い女の子の声。
震える声には、ひどく深い寂しさと恐れが滲んでいた。
「誰?どこにいるの?」
再び声をかけるティア。
その時、背後から声がして慌てて振り返ると、淡く光を纏った小さな少女がうずくまって泣いているのが見えた。
ティアは息を呑んだ。
──あれは……私?
脚を抱え、顔を伏せて肩を震わせる幼い少女。その姿は、幼い頃のレティシア自身だった。
「私はおとーさまの子じゃないの?おかーさま……どうしてそばにいてくれないの?レティシアは今日も独りです……」
幼いレティシアの声を聞いた瞬間、胸の奥が強く締めつけられた。
それと同時に、遠い過去の記憶が波のように押し寄せる。
「わたくしたちは外出してきますから、貴方は家で家庭教師の言うことをしっかりと聞いて、立派なレディになる為にきちんとお勉強するのよ。今日の帰りは遅くなりますから、わたくしたちが帰るまでには食事もお風呂も全て終わらせて部屋にいなさい」
「……はい。おかあさま」
「さあ、セドリック行くわよ。公爵様が待っているわ」
継母は幼いセドリックの手を取り、迷いなく屋敷の外へと歩み去っていく。
レティシアを置き去りにしたまま、木製の扉が重たく閉じられた。
その日は“家族”で舞台鑑賞と食事を楽しむ予定の日だった。
けれど、その“家族”の輪の中にレティシアの居場所は初めからなかった。
扉が閉まる音が、まるで心まで閉ざすように響く。
レティシアは幼い胸の奥で、言葉にならない痛みを必死に飲み込んだ。
厳しいレッスンを終え、ようやく食卓に着いた時も、迎えてくれるのは無言の従者たちだけ。
誰も声をかけず、ただ壁際に立ち、レティシアを見下ろすように笑う。
目の前に置かれたのは、カビの浮いた固いパンと、塩をひとつまみ入れただけの味気ないスープ。
父や継母が家にいる時はきちんとした食事が出るのに──。
でも、家族が外出し、家に一人残された日は、決まってこんな仕打ちを受けた。
レティシアは俯きながら、誰にも文句を言わず、モソモソと食べ始める。
本当は泣き出したいのに、涙も見せられなかった。
従者たちは壁際でクスクスと笑っている。
──言ったところで、何も変わらない。
過去に庭で転ばされた時も、継母は冷たい目を向けただけ。
父に告げると、「そんなことでいちいち報告するな」と叱られた。
従者たちも、それを分かっているからこそ公爵令嬢に平気でこんなことをする。
レティシアはずっと知っていた。
“家族”にとって、自分はただ面倒事を持ち込む厄介者でしかないと。
──いい子にするから……だから……
胸の奥で、幼いレティシアは何度も何度もそう願った。
それでも、その願いが叶ったことは、一度もなかった。
再び子供のすすり泣く声が聞こえる。
過去の記憶から暗闇へと意識が戻り、目の前には、小さな身体を震わせて蹲っている幼い少女がいた。
「私は要らない子なの?だから置いていってしまったの……?」
そのか細い声が、ティアの胸の奥を鋭く突き刺した。
物心ついた時には、母はもういなかった。そして、もし別の父がいるというのなら、なぜ迎えに来てくれないのか──幼い頃、そんな思いを胸の中で繰り返していた。
公爵家で感じた強烈な疎外感。夜毎、枕を濡らしながら、目を閉じて空想の家族に話しかけていた日々は、一度や二度ではない。
ティアは唇をきつく結び、握りしめた拳に力を込める。
「ティア!」
その時、胸の奥に、いくつもの温かな声が響いた。
懐かしくて、あたたかくて、優しい声たち。
商隊の仲間たちの顔が瞼の裏に浮かぶ。
心を照らす光のように、自分の名を呼んでくれた人たち。
ふっと拳の力が抜ける。
ティアはゆっくりと膝をつき、震える少女の肩に手を置いた。
「どうしたの?」
そっと問いかけると、少女ははじめて顔を上げた。
湖面のように澄んだ青い瞳が涙に濡れて、ティアを見つめ返す。
──ティアは息を呑んだ。
幼い頃の自分だと思っていたが、その顔も瞳の色も違っていた。
「貴方は誰?どうして泣いているの?」
戸惑いながらも問いかけると、少女は小さな声で言葉を紡ぐ。
「あのね、みこね、本当は生まれてきちゃ駄目だったんだって……。みこの血は、けがれているの」
「みこ……ちゃん?けがれてるって、どういうこと……?」
ティアの問いかけに、みこと名乗った少女はポロポロと涙をこぼす。
「母様と父様は……みこが要らない子だから、みこだけ置いて死んじゃったの……」
途切れ途切れの言葉。それでも、痛いほど伝わる孤独と寂しさ。
みこもまた、自分と同じように独りぼっちで、誰かに愛されたかったのだとティアは感じた。
「生まれてきて……ごめんなさいっ……!」
その言葉は、ティア自身の古い傷を深く抉った。
幼い頃、何度も何度も思っていたこと──嫌われる自分が悪いのだと。生きていることが罪だとさえ思っていたあの頃の気持ちと、痛いほど重なった。
でも今なら分かる。生まれてきたこと自体が悪なのではないと。
ティアは、みこの小さな身体を強く抱きしめた。
「生まれただけで悪い子なんて、いないんだよ。みこちゃんは、生まれてきてよかったんだよ。ずっと、いていいんだよ──」
胸の奥から溢れる想いを、そのまま言葉にして伝えると、みこの肩が震え、また涙が零れた。
その涙は、少しずつ、暗闇の中に小さな光を灯していくように見えた。
「ありがとう。お姉ちゃん……優しいね」
みこは小さな両腕を回し、ティアの背中をぎゅっと抱きしめた。
その細い身体は淡い光を帯び、やがて半透明になっていく。
そして、ゆっくりとその姿は変わり始めた。小さな少女は、ティアと同じくらいの年頃の女性へと成長していく。
「まさか精神まで繋がるとは思っていなかったわ。吃驚したけれど……貴女、本当に面白いわね」
驚きに息を呑むティアを見つめ、女性は妖艶に微笑む。
「女王と同じ力を持っているなんて……もしかして、貴女も子孫なの?」
「女王?貴方はいったい……?みこ……ちゃんなの?」
ティアの問いに、女性が何かを告げようとした、その瞬間──
「ア……ティア!……起きて!」
また遠くで誰かの泣き声が響いた。
でも、今度は誰の声か、すぐに分かった。
──ルゥナ!
「時間ね」
巫女装束を纏ったその姿は淡く揺らぎ、闇に溶けるように霞んでいく。
「現実でも会えるのを楽しみにしているわ」
「待って!貴女は誰なの!?」
闇へ消えゆく直前、妖しく笑った唇が呟く。
「そのうち分かるわ。それより……早く戻って。お友達を泣かせたら、だめよ」
次の瞬間、光も音も奪われたように、世界は漆黒一色へと沈んだ。
「ティア!死なないで……ルゥナを一人にしないで!」
濡れる頬の感覚と、温かい声が意識を現実へと引き戻す。
重たく閉じていた瞼をゆっくりと開けると、涙でぐしゃぐしゃになったルゥナの顔が目の前にあった。
目を開いた瞬間、ルゥナは小さな身体で飛びついてきた。
「よがっ……よかったよ……!ティア、生きてた……ぁ……」
うわぁーん……と声をあげて泣きじゃくるルゥナを、ティアはそっと抱きしめ、その頭を撫でる。
「ルゥナも無事で良かった……。助けてくれたの?」
滝の流れに呑まれ、二人とも意識を失ったはずだ──そう思い返しながら訊ねる。
「ううん……気が付いたら、知らない浜辺に打ち上げられてて……。目を開けたらティアが倒れてて……息もしてなくて……本当に、死んじゃうかと思って、怖くて、怖くて……!」
ルゥナの声は震え、再び大粒の涙が零れ落ちる。
小さな肩を震わせるその背には、かつて仲間や家族を奪われた深い傷が残っている。
一人になることを、誰よりも恐れている小さな心。
──一人は、寂しい。
幼い頃の自分も知っている、その痛み。
ティアは胸がきゅっと締めつけられるのを感じながら、そっとルゥナの頭を抱え込み、優しく抱きしめた。
「怖い思いをさせてごめんね……。先のことは、どうなるか分からないけど──」
そして、祈るように、言葉を紡いだ。
「でもね、ルゥナ。別れが来るその時まで……私はルゥナのそばにいるよ。一緒にいるから──だから、大丈夫だよ」
小さな命を抱くその胸の奥で、確かな温もりが脈打っていた。
1
あなたにおすすめの小説
転生社畜、転生先でも社畜ジョブ「書記」でブラック労働し、20年。前人未到のジョブレベルカンストからの大覚醒成り上がり!
nineyu
ファンタジー
男は絶望していた。
使い潰され、いびられ、社畜生活に疲れ、気がつけば死に場所を求めて樹海を歩いていた。
しかし、樹海の先は異世界で、転生の影響か体も若返っていた!
リスタートと思い、自由に暮らしたいと思うも、手に入れていたスキルは前世の影響らしく、気がつけば変わらない社畜生活に、、
そんな不幸な男の転機はそこから20年。
累計四十年の社畜ジョブが、遂に覚醒する!!
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
【完結】政略婚約された令嬢ですが、記録と魔法で頑張って、現世と違って人生好転させます
なみゆき
ファンタジー
典子、アラフィフ独身女性。 結婚も恋愛も経験せず、気づけば父の介護と職場の理不尽に追われる日々。 兄姉からは、都合よく扱われ、父からは暴言を浴びせられ、職場では責任を押しつけられる。 人生のほとんどを“搾取される側”として生きてきた。
過労で倒れた彼女が目を覚ますと、そこは異世界。 7歳の伯爵令嬢セレナとして転生していた。 前世の記憶を持つ彼女は、今度こそ“誰かの犠牲”ではなく、“誰かの支え”として生きることを決意する。
魔法と貴族社会が息づくこの世界で、セレナは前世の知識を活かし、友人達と交流を深める。
そこに割り込む怪しい聖女ー語彙力もなく、ワンパターンの行動なのに攻略対象ぽい人たちは次々と籠絡されていく。
これはシナリオなのかバグなのか?
その原因を突き止めるため、全ての証拠を記録し始めた。
【☆応援やブクマありがとうございます☆大変励みになりますm(_ _)m】
没落領地の転生令嬢ですが、領地を立て直していたら序列一位の騎士に婿入りされました
藤原遊
ファンタジー
魔力不足、財政難、人手不足。
逃げ場のない没落領地を託された転生令嬢は、
“立て直す”以外の選択肢を持たなかった。
領地経営、改革、そして予想外の縁。
没落から始まる再建の先で、彼女が選ぶ未来とは──。
※完結まで予約投稿しました。安心してお読みください。
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
無能妃候補は辞退したい
水綴(ミツヅリ)
ファンタジー
貴族の嗜み・教養がとにかく身に付かず、社交会にも出してもらえない無能侯爵令嬢メイヴィス・ラングラーは、死んだ姉の代わりに15歳で王太子妃候補として王宮へ迎え入れられる。
しかし王太子サイラスには周囲から正妃最有力候補と囁かれる公爵令嬢クリスタがおり、王太子妃候補とは名ばかりの茶番レース。
帰る場所のないメイヴィスは、サイラスとクリスタが正式に婚約を発表する3年後までひっそりと王宮で過ごすことに。
誰もが不出来な自分を見下す中、誰とも関わりたくないメイヴィスはサイラスとも他の王太子妃候補たちとも距離を取るが……。
果たしてメイヴィスは王宮を出られるのか?
誰にも愛されないひとりぼっちの無気力令嬢が愛を得るまでの話。
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」にも掲載しています。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる