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2.告白
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卒業式の三日前にロズリーヌは、話があるからとジョナタンを人気がない場所に呼び出した。
外はあいにくの雨だったので、放課後誰も通らない校舎の奥まったところに位置する倉庫部屋の前で告白することにした。
「話って何かな?」
ジョナタンは人好きのする笑みで問う。
ロズリーヌは俯いて両手の指を絡めた。告白すると決意したけど、心臓が喉から飛び出しそうな程に緊張していた。
「あ、あの……ジョナタン様、好きですッ」
「えっ」
ジョナタンは驚きに目を見開き、すぐに罰が悪そうな顔をした。
「あ~……ありがとう。気持ちは嬉しいけど……ごめん」
ジョナタンは勢いよく頭を下げた。
「か、顔を上げてくださいジョナタン様。わたくしの方こそ困らせてしまいましたわ。ですが、思いを告げれて良かったです」
ロズリーヌは慌てて顔を上げさせ、無理矢理笑顔を貼り付けた。
ジョナタンはもう一度だけ謝罪を口にしてその場を去っていった。
ロズリーヌの恋は終わった。
その場に蹲る。しとどに頬を濡らす涙を止めることが出来なかった。
小一時間は経っただろうか。最後に頬を伝う涙を拭って立ち上がった。
ずっと同じ姿勢でいたから足が痺れてしまった。
漸く血が正常に循環し痺れが取れて教室へと戻る。
告白したのは放課後だった為、もう、教室には誰も残っていないだろう。
振られたのは悲しいが、告白して「ありがとう」と言われたのは初めてだった。
──最後に、いい恋愛が出来たと思わなくちゃね
未だ、ジョナタンのことが吹っ切れた訳では無い。
振られても好きだという気持ちは残っているがこればっかりはどうしようもない。
いつか自分の中でこの気持ちが風化するのを待つしかないだろう。
前向きに歩きだそうとした時だったーー
「だから俺の言った通りだっただろ~」
「あれはジョナタンが悪いって」
下校時間はとっくに過ぎていて、校舎には生徒は残ってないと思っていたのだが、突き当たりの廊下から男子生徒たちの話し声が聞こえて思わず陰に隠れた。
「それにしてもジョナタンも人が悪いよな」
「何でだよ俺何も悪いことしてないだろ」
「お前……ロズリーヌ嬢のこと利用してただろ」
ジョナタンの声といつも彼と一緒にいる仲間たちの声。
ロズリーヌは彼等が何を言っているのか理解出来なかった。
「レティシア嬢にアピールするには丁度いい人材だろ」
「ひで~」
「いくらレティシア嬢が優しい人が好きって言ってもバレたら終わりだろ」
「バレなきゃいいんだって。それに、友達もいないロズリーヌ嬢からしても話しかけられて嬉しかっただろうし別に酷くはないだろ」
レティシア・ラプノー侯爵令嬢。彼女はロズリーヌ達が通う学園のマドンナでロズリーヌ、ジョナタンの二人と同級生だ。
ジョナタンはレティシアが好きな理想像を演じるためロズリーヌを利用していた。
いつも一人でいるロズリーヌは、噂の的でもありいくら本人が存在感を消そうとしても周囲の目が許さなかった。
そんな、ロズリーヌに話しかければ誰の目にも良い人か奇特な人物として印象に残るだろう。
「けど、まさか告白されるとは思わなかったわ」
「実際どうなの?少しはロズリーヌ嬢のこともいいなとか思ってたんじゃないのか」
仲間の一人がニヤニヤしながら聞く。
「よせよ。あのフラ令嬢だぜ」
「そうだよな。フラ令嬢はないわ」
「けど、これでまたフラ令嬢に箔がついたんじゃないか?」
一人がそう言うと、男たちはどっと笑い声を上げた。
「にしても、フラ令嬢卒業式来るのかね」
「俺は気まずいし来ないで欲しいわ。それに、卒業式なんてイベントぜってー雨降るじゃん」
「それなんだよなぁ。卒業式来ないでくんないかな」
「お前たちひでーな。ま、俺も同意見だけど」
ジョナタンと仲間たちは笑いながら遠ざかって行った。
ロズリーヌは壁に背中を凭れて床に座り込んだ。
止まったはずの涙が再び溢れて来て、誰もいなくなった廊下に乾いた笑い声が小さく響いた。
「ははっ。そう…よね。わたくしなんかが……」
羞恥、悲嘆、後悔、怒り、あらゆる感情が渦巻いて唇が痙攣をおこした。惨めだ。
勘違いして自分が人の目にどう映っているのか忘れていた。
──わたくしの事を好きになる人なんていないのに。
下唇を強く噛み締めた。声を押し殺して、悔しさを吐き出すように、惨めさを嘲笑うように、悲しみを消し去るように泣き暮れた。
──馬鹿みたいだ。あの時手を振ったのはわたくしではなく、レティシア嬢にだったのね
確かにあの時、レティシア嬢も近くにいた。
恥ずかしい。彼は一度だってロズリーヌという人物を見ていなかったのだ。
彼がロズリーヌに優しくするのはレティシア嬢に近付くため。認知してもらうため。
少し優しくされたからと安易に惚れた自分に嫌気がした。
「やっぱり、恋愛なんてするんじゃなかった」
三度目の失恋で一度は恋愛することを諦めたはずだった。
それなのに愚かにも繰り返してしまった。
一度目の恋は七歳の時。いいなと思っていた人に「ロズリーヌ嬢がいると雨が降るから会いたくない」と言われて幼心に傷付いた。
二度目の恋は十歳。一度はいい感じになった。相手もロズリーヌのことを気になっていたのだが、会う度、出掛けようとする度に雨が降る。
この時に「雨女」と彼に名付けられ、周りからも疎まれるようになった。
王族から呼ばれるお茶会やパーティーにもこの頃から「もう、ロズリーヌ嬢は連れて来ないでくれ」と二度と呼ばれることはなくなった。
三度目の恋は十五歳。幼心に傷付い心は恋愛に臆病になっていた。そんな時に出会ったのが二歳年上の先輩だった。
女生徒との噂が絶えない色男のその人は、雨女と噂されるロズリーヌを面白がって、声をかけてきた。
出掛けようとすると雨が降る。体育祭や文化祭などのイベントでも雨が降る。
周りの人達からどんどん白い目で見られていくロズリーヌだったが、彼は違った。
大事な時に雨が降ることを面白がり、何故雨が降るのか、ロズリーヌに何か力があるんじゃないかと本気で考えこむような人だった。
だがある日、二歳年上の先輩とその友達が話しているところに出くわしてしまう。
ロズリーヌの話だと直ぐにわかったから彼等の前に出ることが出来ずにロズリーヌは聞き耳を立てるわけにもいかないと、来た道を戻ろうとした時だった。
「お前、ロズリーヌ嬢のこと好きなの?」
「は?馬鹿言うなよ」
「だってお前最近よくロズリーヌ嬢と一緒にいるじゃん」
「あんなの物珍しい玩具だよ。遊ぶ分には面白いけど、大事な時に毎回雨降るとかうざいだろ」
「ああ、確かに。見てる分にはいいけど、いつも傍に居られたら流石にきついな」
「だろ~」
その会話を聞いてからというもの、ロズリーヌは先輩を避けるようになった。
仲良かった二人が急にぎこちなくなった為、周囲はロズリーヌが先輩に本気で恋をして振られたのだと噂が立った。
友達がいないロズリーヌは否定することも出来ず、噂が鎮静化するまで待つしか無かった。
そうして、雨に降られ、人に振られることからいつしか「フラ令嬢」と呼ばれるようになった。
外はあいにくの雨だったので、放課後誰も通らない校舎の奥まったところに位置する倉庫部屋の前で告白することにした。
「話って何かな?」
ジョナタンは人好きのする笑みで問う。
ロズリーヌは俯いて両手の指を絡めた。告白すると決意したけど、心臓が喉から飛び出しそうな程に緊張していた。
「あ、あの……ジョナタン様、好きですッ」
「えっ」
ジョナタンは驚きに目を見開き、すぐに罰が悪そうな顔をした。
「あ~……ありがとう。気持ちは嬉しいけど……ごめん」
ジョナタンは勢いよく頭を下げた。
「か、顔を上げてくださいジョナタン様。わたくしの方こそ困らせてしまいましたわ。ですが、思いを告げれて良かったです」
ロズリーヌは慌てて顔を上げさせ、無理矢理笑顔を貼り付けた。
ジョナタンはもう一度だけ謝罪を口にしてその場を去っていった。
ロズリーヌの恋は終わった。
その場に蹲る。しとどに頬を濡らす涙を止めることが出来なかった。
小一時間は経っただろうか。最後に頬を伝う涙を拭って立ち上がった。
ずっと同じ姿勢でいたから足が痺れてしまった。
漸く血が正常に循環し痺れが取れて教室へと戻る。
告白したのは放課後だった為、もう、教室には誰も残っていないだろう。
振られたのは悲しいが、告白して「ありがとう」と言われたのは初めてだった。
──最後に、いい恋愛が出来たと思わなくちゃね
未だ、ジョナタンのことが吹っ切れた訳では無い。
振られても好きだという気持ちは残っているがこればっかりはどうしようもない。
いつか自分の中でこの気持ちが風化するのを待つしかないだろう。
前向きに歩きだそうとした時だったーー
「だから俺の言った通りだっただろ~」
「あれはジョナタンが悪いって」
下校時間はとっくに過ぎていて、校舎には生徒は残ってないと思っていたのだが、突き当たりの廊下から男子生徒たちの話し声が聞こえて思わず陰に隠れた。
「それにしてもジョナタンも人が悪いよな」
「何でだよ俺何も悪いことしてないだろ」
「お前……ロズリーヌ嬢のこと利用してただろ」
ジョナタンの声といつも彼と一緒にいる仲間たちの声。
ロズリーヌは彼等が何を言っているのか理解出来なかった。
「レティシア嬢にアピールするには丁度いい人材だろ」
「ひで~」
「いくらレティシア嬢が優しい人が好きって言ってもバレたら終わりだろ」
「バレなきゃいいんだって。それに、友達もいないロズリーヌ嬢からしても話しかけられて嬉しかっただろうし別に酷くはないだろ」
レティシア・ラプノー侯爵令嬢。彼女はロズリーヌ達が通う学園のマドンナでロズリーヌ、ジョナタンの二人と同級生だ。
ジョナタンはレティシアが好きな理想像を演じるためロズリーヌを利用していた。
いつも一人でいるロズリーヌは、噂の的でもありいくら本人が存在感を消そうとしても周囲の目が許さなかった。
そんな、ロズリーヌに話しかければ誰の目にも良い人か奇特な人物として印象に残るだろう。
「けど、まさか告白されるとは思わなかったわ」
「実際どうなの?少しはロズリーヌ嬢のこともいいなとか思ってたんじゃないのか」
仲間の一人がニヤニヤしながら聞く。
「よせよ。あのフラ令嬢だぜ」
「そうだよな。フラ令嬢はないわ」
「けど、これでまたフラ令嬢に箔がついたんじゃないか?」
一人がそう言うと、男たちはどっと笑い声を上げた。
「にしても、フラ令嬢卒業式来るのかね」
「俺は気まずいし来ないで欲しいわ。それに、卒業式なんてイベントぜってー雨降るじゃん」
「それなんだよなぁ。卒業式来ないでくんないかな」
「お前たちひでーな。ま、俺も同意見だけど」
ジョナタンと仲間たちは笑いながら遠ざかって行った。
ロズリーヌは壁に背中を凭れて床に座り込んだ。
止まったはずの涙が再び溢れて来て、誰もいなくなった廊下に乾いた笑い声が小さく響いた。
「ははっ。そう…よね。わたくしなんかが……」
羞恥、悲嘆、後悔、怒り、あらゆる感情が渦巻いて唇が痙攣をおこした。惨めだ。
勘違いして自分が人の目にどう映っているのか忘れていた。
──わたくしの事を好きになる人なんていないのに。
下唇を強く噛み締めた。声を押し殺して、悔しさを吐き出すように、惨めさを嘲笑うように、悲しみを消し去るように泣き暮れた。
──馬鹿みたいだ。あの時手を振ったのはわたくしではなく、レティシア嬢にだったのね
確かにあの時、レティシア嬢も近くにいた。
恥ずかしい。彼は一度だってロズリーヌという人物を見ていなかったのだ。
彼がロズリーヌに優しくするのはレティシア嬢に近付くため。認知してもらうため。
少し優しくされたからと安易に惚れた自分に嫌気がした。
「やっぱり、恋愛なんてするんじゃなかった」
三度目の失恋で一度は恋愛することを諦めたはずだった。
それなのに愚かにも繰り返してしまった。
一度目の恋は七歳の時。いいなと思っていた人に「ロズリーヌ嬢がいると雨が降るから会いたくない」と言われて幼心に傷付いた。
二度目の恋は十歳。一度はいい感じになった。相手もロズリーヌのことを気になっていたのだが、会う度、出掛けようとする度に雨が降る。
この時に「雨女」と彼に名付けられ、周りからも疎まれるようになった。
王族から呼ばれるお茶会やパーティーにもこの頃から「もう、ロズリーヌ嬢は連れて来ないでくれ」と二度と呼ばれることはなくなった。
三度目の恋は十五歳。幼心に傷付い心は恋愛に臆病になっていた。そんな時に出会ったのが二歳年上の先輩だった。
女生徒との噂が絶えない色男のその人は、雨女と噂されるロズリーヌを面白がって、声をかけてきた。
出掛けようとすると雨が降る。体育祭や文化祭などのイベントでも雨が降る。
周りの人達からどんどん白い目で見られていくロズリーヌだったが、彼は違った。
大事な時に雨が降ることを面白がり、何故雨が降るのか、ロズリーヌに何か力があるんじゃないかと本気で考えこむような人だった。
だがある日、二歳年上の先輩とその友達が話しているところに出くわしてしまう。
ロズリーヌの話だと直ぐにわかったから彼等の前に出ることが出来ずにロズリーヌは聞き耳を立てるわけにもいかないと、来た道を戻ろうとした時だった。
「お前、ロズリーヌ嬢のこと好きなの?」
「は?馬鹿言うなよ」
「だってお前最近よくロズリーヌ嬢と一緒にいるじゃん」
「あんなの物珍しい玩具だよ。遊ぶ分には面白いけど、大事な時に毎回雨降るとかうざいだろ」
「ああ、確かに。見てる分にはいいけど、いつも傍に居られたら流石にきついな」
「だろ~」
その会話を聞いてからというもの、ロズリーヌは先輩を避けるようになった。
仲良かった二人が急にぎこちなくなった為、周囲はロズリーヌが先輩に本気で恋をして振られたのだと噂が立った。
友達がいないロズリーヌは否定することも出来ず、噂が鎮静化するまで待つしか無かった。
そうして、雨に降られ、人に振られることからいつしか「フラ令嬢」と呼ばれるようになった。
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