転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする

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第十九話 領都拡大と新政策

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ヴォルペの居城に視察から帰った僕は、すぐに視察で見つけた課題を解決しようとした。解決するべき課題は多数あったが、一番大きな課題だったのはスラムの貧困者と、識字率の低さだった。僕はすぐにでも解決するため、翌日には政務に戻った。そして執務室に内政官や軍事関係者を集めて発表した。
「今のヴォルペは、東西三キロ、南北二キロの城壁に囲まれた都市だ。しかし現状この広さでは足りない、よって領都の拡大を進めたい」
そう言うと内政官や軍事関係者はザワザワした。それから数十秒して一人の内政官が手を挙げて言った。
「良い案だと思いますが、領都拡大のためには大量の人手の他に、多額の費用や時間がかかります。とても直ぐにはできないと思うのですが」
それに対して僕は言った。
「確かに人手や資金、時間が必要だ。しかしそれを解決する方法がある。魔法だ」
「魔法でどうやって城壁をつくるのですか?」
僕の発言に対して内政官は反論と疑問を口にした。そな反論や疑問に僕は答えた。
「ヴォルペには粘土や砂、水などを出せる魔法使いがいる。その者たちに粘土や砂、水を用意させ、それらを混ぜて窯で焼けばレンガになる。このレンガを使用すれば良い」
「リーゼン様。確かにレンガは良いと思いますが、レンガはヒビが入ると修復が難しいです。とても城壁に使えるとは思えませんが」
この内政官の言葉は正しかった。確かにレンガはヒビが入った所だけを修復するのは難しい。だが僕はその対策もしていた。よって、この問題に対する解決策について説明した。
「確かにレンガの修復は難しいのは事実だ。だが、僕の魔法を使えばヒビが入らない様にできる」
そう言って僕は内政官や軍事関係者を説得して、領都拡大を進めた。それが決まるとすぐに魔法使いを集めて煉瓦の城壁を作り始めた。
この世界には煉瓦を作る魔法があったようで、魔法使いたちは煉瓦そのものを作って城壁を作った。
城壁を作る一方で僕は次の政策について考えていた。
僕が考えていたのは三つだった。一つ目、新しく拡張した領都に住む住民。二つ目、現在の税制度の改革。三つ目、領都の守備。この三つについて考えていた。
僕はこの問題について詳しそうな人の下にむかった。僕が向かったのはミーナのところだった。ミーナの下についた僕はミーナに一つ聞いた。
「今この領都を拡張している。そこで聞きたいんだけど、どうやったら拡張した場所に住む住民を集められると思う?」
僕はミーナにそう聞くと、ミーナは的確に答えた。
「現在の領都に難民や移民を受け入れるのがよろしかと思います。しかしそのためにはこの領都に来たくなる要素が必要です」
ミーナにそう言われて僕は思いついた。僕はすぐに執務室に戻ってその案をツララや、数人の人たちに話した。
「拡張した領都の土地には、領内の難民や、領外の難民や移民を受け入れて住ませる。その際に、耕地を無償で提供することで多くの人民を集められるだろう」
この案のため、拡張した土地や領都周りに多くの耕地を作った。
今の領都には80000人の領民が住んでいるが、この拡張により、今まで以上に多くの人が領都に住むことになる。
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