転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする

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第二十二話 ミーナ救出戦争

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🌸はじめにこの第二十二話は戦争の話です。苦手な場合は明日出す第二十三話を見て下さい。

ミーナがデール城に向かってから六日後だった。王国東部から一人の伝令兵が来た。僕は何かあったのだと思い、すぐに伝令兵を応接室まで入れ、東部であった出来事を聞いた。すると伝令兵は衝撃的なことを口にした。
「王国の東に位置する『ガードル共和国』が王国国内に侵攻しました。その数、45000。率いている将は、ガードルの三宝の一人、エーデス・グーヴェルです」
それを聞いた僕やツララは疑問だった。45000の兵を出してまで得るようなものは王国東部には存在しない。なのになぜ軍を出したのか。その上、ガードルに三人しかいない大将軍、三宝までなぜ出て来たのか。だから僕は伝令兵に聞いた。
「それで! ガードル軍は今はどこにいる?」
それに対して伝令兵は、僕をはじめとするこの場にいる者たち全員を心配にさせるようなことを言った。
「国境近くにあった城や砦を陥落させたガードル軍は現在、王国東部の都市デールを攻めています」
この報告を受けた僕らは、デールに入っているであろうミーナのことが心配だった。僕がミーナのことを心配しているとツララが口を開いて伝令兵に聞いた。
「ガードル軍に対して王国の対応はどうなってる?」
そうツララが聞くと、伝令兵は言いにくそうにらしながら言った。
「王国軍が動く様子はありません。王国東部に近い城では籠城の準備もしている様子です」
現在の王国軍の状況を聞いた僕はすぐに周囲にいる者たちに言い放った。
「明日まで待つ。今すぐ領内の兵を集めろ、その軍をもって王国東部に向かって、ガードル軍と戦う」
そう言うと周囲の者たちは頭を下げ、それぞれ兵を集める様に動いた。
翌日。
ヴェルフォックス城外の平原には30000人にもなる兵士が集結していた。今回出兵するのは精鋭旅団の5000人、第三旅団4000人、第四旅団6000人、徴収兵15000人だった。僕はこの大軍を率いてすぐにデール城のある王国東部に向かった。
それから数日後。
僕とヴォルペ軍は戦場のあるデール城の西方に広がる平原にたどり着いた。しかしすでに平原ではエーデスの軍が展開を開始していた。それに負けじと僕らも展開を開始した。
エーデスは城の包囲に兵5000人を当て、残りの40000人を展開した。城に入られない様に、右軍には兵15000人、中央に兵15000人、左軍に兵10000人を配置した。
一方で僕は、敵右軍と対峙する左軍に第四旅団の兵士6000人、中央に精鋭旅団5000人、徴収兵9000人の兵14000人、右軍には第三旅団4000人、残りの徴収兵を合わせた兵10000人を配置した。
多くの血が流れる覚悟をした僕は早速号令を出して開戦した。しかし始まれば簡単に終わった。右軍が敵左軍を突破して敵中央の背後を攻撃した。この攻撃によって敵中央軍は壊滅した。その上、敵の背後に回り込んだ右軍は敵全体を攻撃しはじめた。その結果、敵の総大将エーデスを討った他、ガードル軍45000人の内、25000人を戦死させた。その後僕はデール城のミーナを救出した後に軍を分け、別働隊でガードルの城を二つ落とすと、ミーナを連れて全軍でヴォルペ領まで撤退した。
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