異世界転生した女子高校生は辺境伯令嬢になりましたが

学園生活編

第十三話 ワイバーン討伐

ワイバーンの討伐依頼を受けることになった私とシルカ先生は、ワイバーンの出現する領地の領主、ヘルス・フォン・アーヴァの元に行き、ワイバーンの討伐許可をいただいた後、討伐対象のワイバーンを待った。
しばらくて、強い風とともに一体のワイバーンが現れた。それを見るなりシルカ先生は言う。
「大した敵じゃない。一人で戦って勝利してみろ」
その言葉を聞いて私はえーと思った。
「はい」
しかし答えないわけにはいかないのでしかたなく返事をした。
そして魔法を詠唱した。
〈氷魔法・アイスランス〉
その瞬間私の手の平に魔法陣が現れ、そこから巨大な氷の槍がワイバーン目がけてすごい速度で飛んでいった。
飛んでいったアイスランスはワイバーンの腹部に直撃してワイバーンをたおすことに成功した。
なので私は使うことにした。固有スキルを。
〈固有スキル・模倣進化発動〉
その瞬間、倒したワイバーンの体内から大量な魔力が私に流れてくるのを感じた。
その後、私とシルカ先生はワイバーン討伐成功の報告を公爵とギルドに報告した。
その時背後から男性に声をかけられた。
「そこのお嬢さんたち、とても良い顔立ちですね。冒険者なんてせずに俺らと一緒に遊ぼうぜ」
私はクロンスのこともあってストレスが溜まっており、気づいたときには真ん中の男性を殴っていた。