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【5.離縁を望む】
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「国王陛下。ちょっとお話が」
ジェイデン・カフマン侯爵領から戻ったイベリナ妃は、すっかり覚悟を決めた様子で国王の私室を訪ねた。
顔を覗かせたイベリナ妃を見て、国王は面倒くさそうな顔をする。
「なんだ、私は忙しいのだ」
「ジャスミンさんのところへ?」
とイベリナ妃が聞くと、国王はもっと嫌そうな顔をした。
「そうだと言ったところでおまえに何の関係がある?」
すると、イベリナ妃はもうすべてを受け入れたように穏やかに、
「いえ、ジャスミンさんのところなら結構でございますよ。お励みくださいませ」
とゆっくりと言った。
国王は「そういうところが嫌なんだ」と言わんがばかりに、
「厭味だな!」
と叫んだ。
するとイベリナ妃は真顔になった。
「厭味じゃございませんよ、むしろそっち方面を励んでいただかないでどうするのです。いつまでこの関係を続けますの?」
国王は「ふんっ」と鼻を鳴らしてそっぽを向いた。
「それこそおまえに関係ないな」
「関係ないわけないでしょう? お子ができないことを申し上げているのです!」
ぴしゃりとイベリナ妃が言うと、国王はその言い方に少し怯んだ。
「あ、ああ、まあ、跡継ぎのことはな……確かに」
「できないまま2年が経ちましたね。とにかく、このままずるずるやるのも良くないなと思っているところですのよ。それでね、お子を得るために、ちょっとやれることはやろうと思いますの。ねえ、陛下。もしジャスミンさんにお子ができたら、離縁してくださらない?」
イベリナ妃のいきなりの提案に国王は驚いた。しかし、次の瞬間には、はっきりとした口調で、イベリナ妃の要求を突っぱねた。
「離縁? それは困るな。おまえの実家のハーシャター公爵家の後ろ盾がいるのだ。ハーシャター公爵は金もある、才覚もある、貴族をまとめる力もな。何かと便利なのだ」
イベリナ妃はその言い草にすっかり呆れてしまった。
「……そこまで分かっていて、よくここまで私を無碍にできましたね……」
「何か言ったか?」
「いいえ。でもご心配なされますな。この離縁は私から申し出たものであることはきっちり私の父にも兄にも説明いたしますし、陛下にはハーシャター以外の後ろ盾を用意いたしますから」
イベリナ妃は最初は拒否されることを見越していたので、特別慌てることなく淡々と説明した。
「ハーシャター公爵家以外の後ろ盾?」
そういった耳ざわりの良い話が大好きな国王は、思わず聞き返した。
「はい。コーネル公爵家にジャスミンさんの後ろ盾をよく頼んでおきました。なんならジャスミンさんをコーネル公爵家の養女としても差し支えないそうですわ。もしジャスミンさんがお子を産んだら、ですけど」
「コーネル公爵家か……!」
国王は「なるほど」とぽんと手を打った。
「悪い話ではありませんでしょう? ジャスミンさんのご実家はそこまで身分の高くない貴族ですけれど、お子を産めばジャスミンさんは陛下のお子の母親として敬われるべき人になるのですわ。コーネル公爵家も陛下への忠誠を尽くす意味を込め、サポートいたしますとのことでした」
イベリナ妃は「悪くない話でしょう」とばかりに微笑んだ。
その笑顔を見て、国王は少し気味悪くなった。
「それは……よくできた話ゆえに少し心配になるな。地位を追われるおまえがそこまでジャスミンに気配りを施すとは。ハーシャター家もだ。王妃の縁戚という政治ポジションを捨ててコーネル家に譲る? 普通なら素直に納得するまいよ」
「陛下。私ね、ジャスミンさんがお子を得るために神頼みをしようと思っていますのよ。それには何か犠牲がいるかもしれませんの。例えば王妃の地位とか。でも国のことを思うと必要なことだと思っておりますわ」
「神頼み? そんな不確かなものに頼るというのか? おまえが血のつながらない跡継ぎを得るために王妃という地位を捨てる? ハーシャター家が政治権力を放棄する? そんなの変な話だ! 本当は何か裏で企みがあるのだろう!? そうでなきゃこんな話……」
国王は納得がいかないように喚いた。
「陛下。私だって不本意なんです! 本来であれば私が王妃として国のために務め、陛下の跡継ぎを産むはずだったんです。うちのハーシャター家だって、そりゃ政治権力など望んだ面もあるかもしれません。みんな、この結婚はそういうものだと思っていました。でも、陛下は私に子を授ける気はないじゃないですか!」
「子ができなければ側妃というのはよくある話だ! それで王妃の仕事を放棄できるとは思わない方がいい」
国王は開き直った。
「ええ! ですから、最初はね、ジャスミンさんに子ができても、王妃としての仕事はするつもりでした。王妃としての立場に誇りもありましたしね。でも、いつまでたってもジャスミンさんにお子はできない。陛下。私は王妃として陛下の跡継ぎを用意する必要があるんです。ジャスミンさんとは別に、新しい側妃をお迎えしますか?」
イベリナ妃はぬめっと光る目を国王に向けた。
「なんだ、そんなことか! それは問題ないぞ!」
国王は、イベリナ妃の目に宿る光の意味など少しも知らぬ様子で、上機嫌になって答えた。
イベリナ妃はそんな話はしていなかったのに、挑発的に漏れたイベリナ妃の言葉が自分の都合のよいものだと思うや否や、それが全てのように喜んだ。
そんな国王の様子を見て、イベリナ妃はがっかりしたように肩を落とした。
「……ほら、そんなあなただから、私はもうほとほと嫌になりました。もう王妃の地位なんかいらないと思えるほどに……」
「イベリナ? それは、どういう……」
イベリナ妃の目は怒っていた。
「新しい側妃、結構ですよ。でもその前に、一つ試すべき可能性に賭けてみることにしました。それにはもしかしたら私の王妃としての地位と引き換えにする必要があると聞きました。私も悩みました。ジャスミンさんにすべてを譲って王妃の地位を失うことは悔しい気持ちがありましたから。でも、あなたは私を愛してくれず、女ったらしで、そんな人のそばで王妃の地位に縋りつくのもつまらないと思いました。あなたの跡継ぎを得る、これを私の王妃としての最後の仕事にしたいと思います」
国王はイベリナ妃が怒っているので、たじたじとなった。
「最後だと? いや、今、新しい側妃の話をしていたではないか。新しい側妃が子を産めば、万事解決だろう? おまえだって王妃の地位を失わずに済む……」
イベリナ妃は呆れた。
「陛下。私は王妃の地位はもういらないと言っているのです。ジャスミンさんにお子ができれば、晴れてジャスミンさんを堂々と王妃にしたらよろしいでしょう?」
「ジャスミンを王妃に? いや、ジャスミンに子ができても、王妃はおまえでよい」
国王は腕組みして言った。
「私の話を聞いていましたか!? ジャスミンさんに子ができるように私は王妃をやめるんです!」
「それは困るぞ」
国王が不平を言った。
国王とちっとも話が噛み合わないので、イベリナ妃はイライラが募ってつい大声を出してしまった。
「困る? さっきから何ですか! 逆に聞きますが、陛下が私との離縁を喜ばないわけは何なんですの!? あなた私を愛してないじゃないですか!」
「そうだよ。だが、おまえが便利だからさ。王妃として行き届いているからな」
国王が憮然として言い返すので、イベリナ妃はぽかんとした。
「ひどい人ですね! でも私がやっている程度の王妃の仕事なんて、ジャスミンさんにもできますわよ。今のところ彼女にその機会が与えられていないだけで」
イベリナ妃は言い返したが、国王は納得いかない顔をしている。
「しかし……」
「往生際の悪い人。何度も言っていますが、私はね、もうあなたの王妃の役割を続けるのが嫌なんですよ!」
イベリナ妃はもう何度目になるかというセリフを繰り返した。
ようやく国王にそのセリフが届いたと思われたが、国王はまた頓珍漢な返事をした。
「なんだと? 王妃が嫌? 責任を放棄するのか?」
もうイベリナ妃は国王と話すのにどっと疲れて、首を横に振った。
「……お言葉を返すようですが、では、夫としての責任は? あなたは私に夫らしいことを何か一つでもしましたか? もうこんな不毛な会話は結構です。さっさとジャスミンさんのところへでも行ってしまってください!」
最後まで話の通じない人……!
イベリナ妃は振り返ることなくそそくさと国王の私室を出た。
ジェイデン・カフマン侯爵領から戻ったイベリナ妃は、すっかり覚悟を決めた様子で国王の私室を訪ねた。
顔を覗かせたイベリナ妃を見て、国王は面倒くさそうな顔をする。
「なんだ、私は忙しいのだ」
「ジャスミンさんのところへ?」
とイベリナ妃が聞くと、国王はもっと嫌そうな顔をした。
「そうだと言ったところでおまえに何の関係がある?」
すると、イベリナ妃はもうすべてを受け入れたように穏やかに、
「いえ、ジャスミンさんのところなら結構でございますよ。お励みくださいませ」
とゆっくりと言った。
国王は「そういうところが嫌なんだ」と言わんがばかりに、
「厭味だな!」
と叫んだ。
するとイベリナ妃は真顔になった。
「厭味じゃございませんよ、むしろそっち方面を励んでいただかないでどうするのです。いつまでこの関係を続けますの?」
国王は「ふんっ」と鼻を鳴らしてそっぽを向いた。
「それこそおまえに関係ないな」
「関係ないわけないでしょう? お子ができないことを申し上げているのです!」
ぴしゃりとイベリナ妃が言うと、国王はその言い方に少し怯んだ。
「あ、ああ、まあ、跡継ぎのことはな……確かに」
「できないまま2年が経ちましたね。とにかく、このままずるずるやるのも良くないなと思っているところですのよ。それでね、お子を得るために、ちょっとやれることはやろうと思いますの。ねえ、陛下。もしジャスミンさんにお子ができたら、離縁してくださらない?」
イベリナ妃のいきなりの提案に国王は驚いた。しかし、次の瞬間には、はっきりとした口調で、イベリナ妃の要求を突っぱねた。
「離縁? それは困るな。おまえの実家のハーシャター公爵家の後ろ盾がいるのだ。ハーシャター公爵は金もある、才覚もある、貴族をまとめる力もな。何かと便利なのだ」
イベリナ妃はその言い草にすっかり呆れてしまった。
「……そこまで分かっていて、よくここまで私を無碍にできましたね……」
「何か言ったか?」
「いいえ。でもご心配なされますな。この離縁は私から申し出たものであることはきっちり私の父にも兄にも説明いたしますし、陛下にはハーシャター以外の後ろ盾を用意いたしますから」
イベリナ妃は最初は拒否されることを見越していたので、特別慌てることなく淡々と説明した。
「ハーシャター公爵家以外の後ろ盾?」
そういった耳ざわりの良い話が大好きな国王は、思わず聞き返した。
「はい。コーネル公爵家にジャスミンさんの後ろ盾をよく頼んでおきました。なんならジャスミンさんをコーネル公爵家の養女としても差し支えないそうですわ。もしジャスミンさんがお子を産んだら、ですけど」
「コーネル公爵家か……!」
国王は「なるほど」とぽんと手を打った。
「悪い話ではありませんでしょう? ジャスミンさんのご実家はそこまで身分の高くない貴族ですけれど、お子を産めばジャスミンさんは陛下のお子の母親として敬われるべき人になるのですわ。コーネル公爵家も陛下への忠誠を尽くす意味を込め、サポートいたしますとのことでした」
イベリナ妃は「悪くない話でしょう」とばかりに微笑んだ。
その笑顔を見て、国王は少し気味悪くなった。
「それは……よくできた話ゆえに少し心配になるな。地位を追われるおまえがそこまでジャスミンに気配りを施すとは。ハーシャター家もだ。王妃の縁戚という政治ポジションを捨ててコーネル家に譲る? 普通なら素直に納得するまいよ」
「陛下。私ね、ジャスミンさんがお子を得るために神頼みをしようと思っていますのよ。それには何か犠牲がいるかもしれませんの。例えば王妃の地位とか。でも国のことを思うと必要なことだと思っておりますわ」
「神頼み? そんな不確かなものに頼るというのか? おまえが血のつながらない跡継ぎを得るために王妃という地位を捨てる? ハーシャター家が政治権力を放棄する? そんなの変な話だ! 本当は何か裏で企みがあるのだろう!? そうでなきゃこんな話……」
国王は納得がいかないように喚いた。
「陛下。私だって不本意なんです! 本来であれば私が王妃として国のために務め、陛下の跡継ぎを産むはずだったんです。うちのハーシャター家だって、そりゃ政治権力など望んだ面もあるかもしれません。みんな、この結婚はそういうものだと思っていました。でも、陛下は私に子を授ける気はないじゃないですか!」
「子ができなければ側妃というのはよくある話だ! それで王妃の仕事を放棄できるとは思わない方がいい」
国王は開き直った。
「ええ! ですから、最初はね、ジャスミンさんに子ができても、王妃としての仕事はするつもりでした。王妃としての立場に誇りもありましたしね。でも、いつまでたってもジャスミンさんにお子はできない。陛下。私は王妃として陛下の跡継ぎを用意する必要があるんです。ジャスミンさんとは別に、新しい側妃をお迎えしますか?」
イベリナ妃はぬめっと光る目を国王に向けた。
「なんだ、そんなことか! それは問題ないぞ!」
国王は、イベリナ妃の目に宿る光の意味など少しも知らぬ様子で、上機嫌になって答えた。
イベリナ妃はそんな話はしていなかったのに、挑発的に漏れたイベリナ妃の言葉が自分の都合のよいものだと思うや否や、それが全てのように喜んだ。
そんな国王の様子を見て、イベリナ妃はがっかりしたように肩を落とした。
「……ほら、そんなあなただから、私はもうほとほと嫌になりました。もう王妃の地位なんかいらないと思えるほどに……」
「イベリナ? それは、どういう……」
イベリナ妃の目は怒っていた。
「新しい側妃、結構ですよ。でもその前に、一つ試すべき可能性に賭けてみることにしました。それにはもしかしたら私の王妃としての地位と引き換えにする必要があると聞きました。私も悩みました。ジャスミンさんにすべてを譲って王妃の地位を失うことは悔しい気持ちがありましたから。でも、あなたは私を愛してくれず、女ったらしで、そんな人のそばで王妃の地位に縋りつくのもつまらないと思いました。あなたの跡継ぎを得る、これを私の王妃としての最後の仕事にしたいと思います」
国王はイベリナ妃が怒っているので、たじたじとなった。
「最後だと? いや、今、新しい側妃の話をしていたではないか。新しい側妃が子を産めば、万事解決だろう? おまえだって王妃の地位を失わずに済む……」
イベリナ妃は呆れた。
「陛下。私は王妃の地位はもういらないと言っているのです。ジャスミンさんにお子ができれば、晴れてジャスミンさんを堂々と王妃にしたらよろしいでしょう?」
「ジャスミンを王妃に? いや、ジャスミンに子ができても、王妃はおまえでよい」
国王は腕組みして言った。
「私の話を聞いていましたか!? ジャスミンさんに子ができるように私は王妃をやめるんです!」
「それは困るぞ」
国王が不平を言った。
国王とちっとも話が噛み合わないので、イベリナ妃はイライラが募ってつい大声を出してしまった。
「困る? さっきから何ですか! 逆に聞きますが、陛下が私との離縁を喜ばないわけは何なんですの!? あなた私を愛してないじゃないですか!」
「そうだよ。だが、おまえが便利だからさ。王妃として行き届いているからな」
国王が憮然として言い返すので、イベリナ妃はぽかんとした。
「ひどい人ですね! でも私がやっている程度の王妃の仕事なんて、ジャスミンさんにもできますわよ。今のところ彼女にその機会が与えられていないだけで」
イベリナ妃は言い返したが、国王は納得いかない顔をしている。
「しかし……」
「往生際の悪い人。何度も言っていますが、私はね、もうあなたの王妃の役割を続けるのが嫌なんですよ!」
イベリナ妃はもう何度目になるかというセリフを繰り返した。
ようやく国王にそのセリフが届いたと思われたが、国王はまた頓珍漢な返事をした。
「なんだと? 王妃が嫌? 責任を放棄するのか?」
もうイベリナ妃は国王と話すのにどっと疲れて、首を横に振った。
「……お言葉を返すようですが、では、夫としての責任は? あなたは私に夫らしいことを何か一つでもしましたか? もうこんな不毛な会話は結構です。さっさとジャスミンさんのところへでも行ってしまってください!」
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