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7話 入学(潜入)
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通学路を通り学校に着いた僕はまず入学試験の時に受験会場が掲示されていた掲示板には今日は名前とクラスが表示されていた。
『僕のクラスは、、、Aクラスか、思っていたよりかなり上のクラスだな。』
この学院には成績に応じてクラスが分けられる。
クラスは全てで7つ、S~Fまで存在する。
Aクラスというのは上から2番目のクラスを指す。
まあこの辺は筆記で一位を取っているとしても少しおかしい気が、まあ特別な権限を下のクラスにするわけにはいかないか。
そう納得した。
早速、自分の教室へと向かう。
教室の前に着き扉を開き中に入る。
中は新入生たちがワイワイとお話を楽しんでいる。
まあこのタイミングが友達を作るには最も適しているだろう。
僕は教室の前に張り出されている自分の席を確認するとすぐに向かい座る。
席は窓際の一番奥の席だった。
まあ目立たなくてちょうどいいと思いつつ、外を眺める。
何でだろう窓際の席に座ると自然と外に目が行くな。
この学園の敷地は広く、王都の中でも自然が溢れているため外を眺めるのは意外にも楽しい。
「あのー、」
外を眺めていると不意に誰かに話しかけられる。
声の下方向に顔を向けるとそこには茶髪で明るい感じの優男がいた。
「何だ?」
「いや、席隣だから挨拶しとこうかなって。俺はケイン・ブラウン。君は?」
「僕はアゼル・スキアー。」
「アゼル・スキアー!筆記の入試成績一位の?すごい!そんなに頭のいい人が隣の席だなんて。よろしく、アゼル君って呼べばいいかな?」
「ああ、構わない。」
ブラウン家、ヘリオス王国の男爵家だったか。
彼はかなりの変わり者のようだ。
普通はあまり筆記試験の入試成績見るやつはほとんどいない。
それに、男爵家がAクラスにいるとは相当の実力の持ち主なのかもしれない。
この学園、いやこの国は民主主義を謳っているが正直なところ身分による扱いの違いは結構あったりする。
しかしそれを覆せるのが実力を持っていることだこの国は実力主義のため実力さえあれば問題ない。
まあそれでもAクラスは爵位の高い連中も多いはずだ。
今みたいに気軽に話しかけていたら少し浮くかもな。
僕はまあ、辺境伯家だからそれなりに身分は高いが元平民だからな。
そこまで気にはならない。
そんなことを考えていると教室の扉が開かれ、一人の女性が入ってくる。
「はーい、皆さーん席に着いてくださーい。」
先ほどまでうるさかった教室は静まり返り、みんな自分の席に戻ってその女性に注目する。
女性は教卓の前に立つと自己紹介を始めた。
「私の名は、マリナ・スプリングフィールド。
これから一年間あなた達の担任を務めさせていただきます。」
先生は自己紹介を終えると軽くおじぎをした。
「さあ、まずは入学式がありますので皆さん会場に行きましょう。」
そうしてクラス全員、一斉に会場に向かう。
会場に着くと各々指定された席に座り、式が始まるのを待つ。
しばらく待っていると開式の辞が述べられ、入学式が始まった。
「まず初めに我が校の校長の話です。」
式の進行役の教師がそう言うと、舞台に一人の中年男性が現れる。
紺色ワイシャツを着ているが腕を捲っておりそこから遠目でもわかるくらいにしっかりとした身体をしており無駄無く鍛え上げられた筋肉が目立つ。
「私はローガン・バーチウッド。この学園の校長だ。私からは一言だけ言わせてもらう。
"学べ"以上だ。」
そう言って校長は舞台を降りる。
学べ、入学式の校長の話としては短すぎるような気もするが。
「校長先生、ありがとうございました。次に新入生代表サン・ダーゲスアンブルフ。」
「はい!」
次は入試成績1位、要するに主席の挨拶のようだ。
「新入生代表のサン・ダーゲスアンブルフです。厳しい試験を乗り越え今日この日、このヘリオス学園に入学できたことを非常に嬉しく思います。しかし私は今日は始まりの日だと思っています。先程校長が仰られた通り学ぶ事で日々邁進することこそが己を先へ導くと。そしてその過程で私たちは数多の壁にぶつかることでしょう。しかしそこで諦めず地道に上り詰めたその先に己の信じた光が眠っていると私は信じています・・・」
そう彼が言い終えた瞬間会場には盛大な拍手で溢れかえった。
そして彼は安堵した顔で舞台を後にした。
そのあとは来賓の話があったりしたが思ったより早めに入学式は閉式した。
『僕のクラスは、、、Aクラスか、思っていたよりかなり上のクラスだな。』
この学院には成績に応じてクラスが分けられる。
クラスは全てで7つ、S~Fまで存在する。
Aクラスというのは上から2番目のクラスを指す。
まあこの辺は筆記で一位を取っているとしても少しおかしい気が、まあ特別な権限を下のクラスにするわけにはいかないか。
そう納得した。
早速、自分の教室へと向かう。
教室の前に着き扉を開き中に入る。
中は新入生たちがワイワイとお話を楽しんでいる。
まあこのタイミングが友達を作るには最も適しているだろう。
僕は教室の前に張り出されている自分の席を確認するとすぐに向かい座る。
席は窓際の一番奥の席だった。
まあ目立たなくてちょうどいいと思いつつ、外を眺める。
何でだろう窓際の席に座ると自然と外に目が行くな。
この学園の敷地は広く、王都の中でも自然が溢れているため外を眺めるのは意外にも楽しい。
「あのー、」
外を眺めていると不意に誰かに話しかけられる。
声の下方向に顔を向けるとそこには茶髪で明るい感じの優男がいた。
「何だ?」
「いや、席隣だから挨拶しとこうかなって。俺はケイン・ブラウン。君は?」
「僕はアゼル・スキアー。」
「アゼル・スキアー!筆記の入試成績一位の?すごい!そんなに頭のいい人が隣の席だなんて。よろしく、アゼル君って呼べばいいかな?」
「ああ、構わない。」
ブラウン家、ヘリオス王国の男爵家だったか。
彼はかなりの変わり者のようだ。
普通はあまり筆記試験の入試成績見るやつはほとんどいない。
それに、男爵家がAクラスにいるとは相当の実力の持ち主なのかもしれない。
この学園、いやこの国は民主主義を謳っているが正直なところ身分による扱いの違いは結構あったりする。
しかしそれを覆せるのが実力を持っていることだこの国は実力主義のため実力さえあれば問題ない。
まあそれでもAクラスは爵位の高い連中も多いはずだ。
今みたいに気軽に話しかけていたら少し浮くかもな。
僕はまあ、辺境伯家だからそれなりに身分は高いが元平民だからな。
そこまで気にはならない。
そんなことを考えていると教室の扉が開かれ、一人の女性が入ってくる。
「はーい、皆さーん席に着いてくださーい。」
先ほどまでうるさかった教室は静まり返り、みんな自分の席に戻ってその女性に注目する。
女性は教卓の前に立つと自己紹介を始めた。
「私の名は、マリナ・スプリングフィールド。
これから一年間あなた達の担任を務めさせていただきます。」
先生は自己紹介を終えると軽くおじぎをした。
「さあ、まずは入学式がありますので皆さん会場に行きましょう。」
そうしてクラス全員、一斉に会場に向かう。
会場に着くと各々指定された席に座り、式が始まるのを待つ。
しばらく待っていると開式の辞が述べられ、入学式が始まった。
「まず初めに我が校の校長の話です。」
式の進行役の教師がそう言うと、舞台に一人の中年男性が現れる。
紺色ワイシャツを着ているが腕を捲っておりそこから遠目でもわかるくらいにしっかりとした身体をしており無駄無く鍛え上げられた筋肉が目立つ。
「私はローガン・バーチウッド。この学園の校長だ。私からは一言だけ言わせてもらう。
"学べ"以上だ。」
そう言って校長は舞台を降りる。
学べ、入学式の校長の話としては短すぎるような気もするが。
「校長先生、ありがとうございました。次に新入生代表サン・ダーゲスアンブルフ。」
「はい!」
次は入試成績1位、要するに主席の挨拶のようだ。
「新入生代表のサン・ダーゲスアンブルフです。厳しい試験を乗り越え今日この日、このヘリオス学園に入学できたことを非常に嬉しく思います。しかし私は今日は始まりの日だと思っています。先程校長が仰られた通り学ぶ事で日々邁進することこそが己を先へ導くと。そしてその過程で私たちは数多の壁にぶつかることでしょう。しかしそこで諦めず地道に上り詰めたその先に己の信じた光が眠っていると私は信じています・・・」
そう彼が言い終えた瞬間会場には盛大な拍手で溢れかえった。
そして彼は安堵した顔で舞台を後にした。
そのあとは来賓の話があったりしたが思ったより早めに入学式は閉式した。
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