滑って転んで突き刺して

とえ

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第3章

49・黒の玄関口

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 ただの食事処のはずだった。陽気な人々が皿を囲み
世間話を耳に運び、食べ物を口に運ぶだけの、ただの
憩いの場。それが、彼女の一言で、僕の中では全てが
崩れ落ちる音に変わった。コミィがルアさんに何か
抗議している。だがその声は耳を撫でることもなく
そのまま通過する。……今ルアさんは何を言った?
いや、聞き取る事は問題なくできていた。言葉として
も十分に理解できていた。だが、僕の見逃していた
盲点を的確に刺した一言は、理解の全てを飛び越えて
直接脳に至り、揺さぶった。

 "生きてるだけで、死んじまうかんな"

 文脈から考えれば意味は違う。異教徒、無神論者、
僕のような宗教観の異なる人間は、この世界において
非常に生きにくい。それは先程のコミィの反応でよく
わかった。だが本題はそんなことでは無い。

 生きているだけで、死んでしまう。生きていると
いうことは、死ぬということ。"命があれば、死ぬ"。

 僕は、ダガーに動ける身体、すなわち、命を与え
ようとしてここまで来た。だがそれは、500年存在
し続けたダガーに、"死という名の終端"を与える
という事なのではないか……?

 旅の目的をルアさんに聞かれた時、回答をダガーが
止めた事。ピエラの家で魂と肉体の本を求めた時、
ルアさんが反応した事。それからしばらく何かを
考え込んでいたこと。それらが今、繋がった。

 ルアさんは、僕が報酬の知識を得たあの時点で、
この結論に至っていたんだ。仮にルアさんが"ダガー
に身体を与えたい"などと聞いてしまえば、瞬時に
僕の無防備な顳かみに現実を叩きつけると、ダガーは
察していた。だから止めた。無知で無謀な僕を現実の
刃から守るために。

「……その顔。結論に至ったみてぇだな。アタシと
ダガーが、どんだけお前に気を揉んでたか、わかった
かよ」

 ルアさんの声が、かろうじて耳に届いた。きっと
僕は、胸に大剣でも突き刺されたような顔をしていた
に違いない。





 何故、こんなにも当たり前な事に気づいていな
かったのだろう。何故、こんなにも簡単な事に思い
至れなかったのだろう。ダガーはいつから気づいて
いた?旅に出た時?いや、もっと前?

​​──せいぜい励め。期待だけはしておくゆえ​​──

 僕がダガーに体を与えたいと決意表明した時。
それに対する返事の、僅かな間。彼女はまさか、
その時点で、既に……既にその末路まで呑み込んで?

 なぜだ?なぜ、そこまでわかった上で、僕の提案を
許諾できた……?僕の願いはいずれ、ダガー本人の
"無かったはずの死を確定"させてしまう事だったと
いうのに。今のままであれば、この先、剣が朽ちる
まで、永久に近い時の中、存在し続けられるという
のに、なぜ……?

 混乱と困惑、悔恨と悔悟。頭の中でぐるぐると暗雲
が渦巻いていく。今世で僕は調子に乗っていたのでは
ないか。他人の迷惑を考えず、自分が何かを成し遂げ
られると勘違いしていたのではないか。役に立ちたい
という気持ちが先行しすぎて、その結果、何を引き
起こすかまで考えが及んでいなかったのではないか。
考えれば考えるほど、思考が黒い何かに侵食されて
いく。

「……デカい国や、聖導院の影響が強ぇ土地だとな。
この手の話題は、それ自体が禁忌なんだよ。お前も
茨の道を往くんなら、自らの異端を自覚しておけ」

 ルアさんが何かを言っている。ああ、神とか、教会
とか、その手の話か。近くに王国があるとコミィが
言っていたな。だからここに来て、そんな話が
始まったんだった。

 了解。承知致しました。肝に銘ジテおきます。
でも申し訳ないが、今、僕の心臓をキリキリと締め
上げる鉄線は、僕の脳を溺れさせようとしている泥水
は、そんな世の中の仕組みに関するモノではない。

 ……これは、僕の傲りだ。

「ししょー、デニスを虐めてるのか?良くないぞ、
そーゆーの」

 周りの音が砂嵐のようなノイズに覆われる中、
カイルの声が妙にはっきり聞こえた。都合のいい言葉
を拾い上げる自分の耳にすら、やや嫌悪を覚える。
 
「違うよ、カイル。ルアさんは……」

 彼女は、僕に気づかせてくれただけだ。人の多い
ところで言葉を控えるダガーに代わり、僕の甘い認識
に揺さぶりをかけた。己の愚かしい"抜け"を、自分
自身で気づかせるために。

「ごめんなさい、……ちょっと後で、ダガーと話して
来ます。……周りの人と深く関わる前に教えて頂き、
ありがとう、ございます」

 ルアさんの与えてくれた教えを、カイルにどう説明
していいか。上手く言葉をまとめる事が出来ず、僕は
途中で言葉を切り、絞り出すように、そう言った。





 食事処を後にし、一旦僕はルアさん達と別れ、海に
面した石積みの護岸にいた。周りに人が少ない以外の
理由は、特に無かった。それぞれ一抱え以上の大きさ
がある天然素材の防波堤は、寄せる波を砕き散らし、
細かな飛沫として勢いを打ち消していた。

「……最初から、わかってたんですか?」

『……すまんのう。ワシの口からは、なかなか言い
出せんかったわい』

 ダガーの声音は、どことなく安堵に似ていて、
そこにひとつまみの後悔、といった印象だった。彼女
が言い出せなかった理由は、明白だ。

「……自分の抱いた目標。……その先の矛盾に、僕は
気づいていませんでした」

『じゃろうな』

「ダガー。……あなたは、僕がそれに気づいたら、
心がもたない……そう考えて、言い出せなかったん
ですよね」

 責任感や葛藤、察しの悪い自分への嫌悪。それらの
要素が僕を潰すと、知っていたから。

『……その通りじゃ。……半分はな』

「半……分……?」

 僕の精神的な弱さが足を引っ張る要因の全てだと
ばかり思っていたのに。あと半分とは、なんの事
だろうか。

『もしそれに気づけば、お前、旅を止めたじゃろ』

 確かに、旅の終着点がダガーの死だと気づけば、
僕は直ちに馬鹿な考えを捨て、村に引き返していた
事も十分考えられる。ザバン辺りであれば、帰る事
自体はさほど難しくない。海を越えてしまった今とは
比べ物にならないほどに、容易い帰宅だったはずだ。

『ワシはな。……それが、嫌だったんじゃ』

「え……?」

『忘れたか?ワシは"同意"したんじゃ。お前の我儘に
嫌々付き合った覚えはこれっぽっちもないからのう』

 ……その言葉を受けても、それでも、納得には遠い。
旅の間、1度たりとも憂慮や恐れを口にしなかった
ダガーの心境が、僕には読めない。

「僕のやろうとしてたことは、あなたを結果的に死に
追いやってしまうかもしれないのに?」

『まぁ、そうかもな。じゃが、そうとも限らんじゃろ。
何のためにエイシスに向かっておる。それは別に、
ワシを殺す為ではないじゃろ?』

「あ、当たり前です!」

『それにのう……』

 僅かに日が傾き、海面を眩しく輝かせる。大きな波
がひとつ弾け、僕の頬に小さな水滴を飛ばした。

『仮に、終焉を避けられんでも、ワシは一向に構わん
のじゃ』

「……え」

『お前は忘れっぽいのう。ただ長く生きようと、時間
の価値は下がると言ったじゃろ。ワシは、真の意味で
"生きて"みたいのじゃ。この世を享受・・するのではなく
この世に関与・・してみたい。それが、ワシの願いじゃ』

 そのためなら死をも恐れない、と。そういう事だ
ろうか。生命は根源的に自らの消失を恐れる。ダガー
にもその感覚はあると思うのだが……

『……強いて言えば、そんな希望を抱かせた事自体が、
お前の罪じゃな。永く生きてきたワシが、初めて
そんな事を願ってしまった。それは間違いなく、
デニス。お前の影響じゃ』

「え……あ……ごめんなさ……」

 咄嗟に出た謝罪の言葉を、彼女の鍔がカチャリと
鳴り制止した。そこに人の姿はないのに、何故か
2人並んで海を見ている錯覚を覚えた。

『デニス。……ワシは、生の魚を食ってみたいぞ。
美味そうにがっついておったようじゃのう。ああ、
それと、ナーシャの手料理もじゃ。お前が今、見て
いるであろう夕日も見てみたい。自らの足で走り
回り、鼓動の高鳴りや呼吸の苦しさを感じてみたい。
改めて、はっきり言っておく。ワシは……
自分の身体が、欲しい』

「あ……えと……」

 口から無意識に零れる声。彼女の願望をはっきり
聞いたのは、思えばこれが初めてかもしれない。
そのひとつひとつの些細な願いが、僕からすれば
あまりに瑣末で、切実で。鼻の奥にツンと、何かが
少し込み上げた。震える僕の意味を持たない声に、
彼女は言葉を重ねてきた。

『ピエラは、良い言葉をカイルに授けたのう』
 
 急に飛んだ主語に、頭がついて行かなかった。
ダガーは構わず続ける。

『あれは果たして、カイルだけに関係する言葉かのう』

 僕は、革の荷物袋から受け取ったハンカチを取り
出す。そこに縫い込まれた言葉を、改めて確認する。

​​──雛が殻を割るのは、土に還る為だろうか?​​──

 あの時は、まさにカイルのための言葉だと思った。
でも確かに、今、詩は僕らにも問いかけている。

 産まれるのは、死ぬためではない。殻を破り、この
世と関わるため……そのために。生きるために産まれ
るのだ。ダガーは、産まれる覚悟を既に済ませていた
ということか。

「……僕は今ようやく、殻を内からつつき始めたのかも
しれません」

『……かかか。……遅すぎるわい。たわけ』

 彼女の笑い声は、波の音を打ち消す程に、力強い
ものだった。ダガーは覚悟を済ませている。であれば
僕が半端な思いで臨むのは礼儀に反する。元より
決意はあった。だが今、それは1段上の覚悟に昇華
した。動ける身体……僕はダガーに、"命"を与える。

「……改めて、よろしくお願い致します」

『おうよ。……共に・・励もうぞ』

 僕は、ダガーに軽く拳を当てる。カチャリという
鍔鳴りと共に、僕は立ち上がった。





「おう。子守りは済んだかよ?」

 海に近づいた夕日が、僕らを照らす。露店の前で
何やら棒状の菓子を齧りながら、ルアさんが言った。
ダガーは僕の腰で"否定"を示す。そうではない、と
でも言うかのように。

「……気合いを、入れ直して貰いました」

「そりゃ結構」

 ルアさんは軽く笑うと、それだけ言って、同じ菓子
を僕に放り投げた。詳細は不明ながらそれは、ほん
のりとした温もりと柔らかな薫香を帯びていた。

「デニス!宿行くぞ!明日はエイシスだ!」

 船酔いから解放され、食事も済ませ、菓子を口に
頬張る元気なカイルを見て、少し心が暖かくなった。
彼の前向きで前のめりな姿勢は、きっと僕が学ぶべき
大事なモノだ。

「安宿が近くにあるんで、1泊しましょう。船旅の
疲れを癒したら、明日の朝、馬車に乗ります」

 コミィの案内に僕らは頷く。船と心の揺れに翻弄
された1日は、穏やかにその幕を閉じた。





 翌朝。まだ日の低いうちに宿を出ると、僕らは街の
出入口のひとつへ、コミィの案内で向かっていた。
各出口からは馬車……と言ってもやはり荷車のような
ものだが、それが移動手段として発着している
との事。ジークさんやザッカーさんのように、荷運び
や人の輸送を専門に行うようだ。

 幸い他に客もおらず、僕達4人はそれぞれ運賃を
払うと荷台に乗り込む。海に浮かぶ帆船の揺れは、
手を振って見送りをするかのように見えた。





 特に話題も無く、無言で景色を眺め続ける。この
ような空気は、少しだけ苦手だ。ルアさんとカイルに
関しては全く気にしていないようだが、僕以上に沈黙
に耐えかねている顔がある。コミィは先程からキョロ
キョロと周りを見回し、何か話せることが無いか
探しているようだ。御者はややぼーっとした男性で、
ダガーの波長も合わないらしい。

 少し、気になっていた事を話してみるか。僕は
コミィに声をかけた。

「あの、すみませんコミィさん。ちょっと気になって
た事があるんですけど……」

「は、はい?なんでしょうか」

 彼の顔が明るくなる。やはり無言で荷台に揺られ
ている時間は苦痛だったようだ。

 僕の気になっていたこと。それは彼の"気づいたら
別の場所にいる"現象の詳細だ。当初僕は彼の話を、
無意識のうちにどこかへ転移してしまう体質、ある
いは能力なのかもしれないと思った。だがそうなると
"そろそろ"なはずなのだ。

 コミィはアルフの大暴れに巻き込まれていた。あの
日は確か、僕らがザバンに到着した翌々日。船が来る
まで7日程度かかったはずなので、少なくともコミィ
は5日前後ザバンに滞在していたはずだ。そして
そこから海の旅。数日の海上……3日程度は船上に
いた。そして昨晩はルディアダで1泊。つまり、
ざっくりと考えても8日から9日程度、"転移はして
いないはず"と考えられる。

 彼は場所が飛ぶ頻度を、"10日に1度は"と言って
いた。言葉から考えて、長くても10日程度で次の
転移が訪れる、と読み取れる。であれば、そろそろ
起こってもおかしくないはずなのだ。僕らの目の前
から突然姿を消すような、転移が。

 だが、ここでおかしいのはコミィの様子だ。そんな
事は本人が1番よくわかっているはず。なのに、それ
を特別気にしている様子は無い。そして、僕はもう
ひとつ、別の可能性に思い至っていた。

「コミィさん、知らない場所に居る時って、"寝て
起きたら"、とかではありませんか?」

 彼はこれまでの経験を思い出すように上を見上げ、
頭を搔く。

「ああ……アレですね。夢遊病、とかいう奴。
やっぱり、そう思いますよね……」

 睡眠中、殆ど無意識のままに徘徊をしてしまう、
睡眠時遊行症と呼ばれる病気の一種。この不可解な
現象はそれなのではないかと考えた。もっとも、
海の向こうまで船を使って渡ってしまう程の夢遊病
であれば、一体何日間睡眠を続けているのかという
疑問は残ったままだが。

「その病気を疑われたことはあります。悪魔や幽霊
の類に取り憑かれ、寝ている間に身体を使われて
いるのではないか、と。だから以前、司祭さんにも
相談したんです……でも」

 コミィの次の言葉で、僕の推測はあっけなく論破
されてしまった。

「ボクは寝ている間に飛ぶわけではありませんし、
何より、もし夢遊病だったら、時間が飛んでいる
はずですよね?場所が変わった時に、大きく日の
傾き方が変わっている、なんて事は、今まで
ありませんでした」
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