1人の先生が僕を救ってくれた。

風見秋康

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先生が僕を救ってくれた。

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 僕は高校の時、いじめられていました。

 クラスのLINEでは僕になりすましする奴、授業中に名前を連呼する奴、趣味だった作詞を馬鹿にする奴
ホントに許せなかった。

 ある日のこと、国語の授業中にまた僕の名が連呼された。英語の教師は気付かなかった。耐えきれなかった僕は、ノートに遺言を書いてた。それがこれ。



 今でもこの文字を見てると当時の感情が伝わってくるのが不思議でしょうがない。
 当時の僕はホントに死のうかと迷うほどだった。
 先生にいえばエスカレートしていく。その結果を知っていたから先生には言えなかった。
 悩みをネットに書いた所で所詮はネット。他人事。
 ホントに仲間も居なかった。ホントに1人だった。

 作詞が好きだった僕は希望の歌から死にたいの歌ばかり書いていた。追い詰められていた。死にたかったという歌詞が全部自分に思えてきた。

 遂には、僕は授業にすら出なくなった。「具合が悪い」と嘘を付き、保健室のベッドに寝ていた。
 保健室が僕にとって幸せの場所だった。
 保健室の先生と毎日のように話した。競馬の事、性格のこと、絵のこと、全て楽しかった。

 でも、高校。単位が無ければ卒業なんて出来なかった
 クラスの奴からは「単位なくて卒業出来ない」と笑われた。単位ギリギリの僕は、血迷っていた。

 そんな時に助けてくれたのが、一人の先生だった。担任でもなく、学年の先生でもない先生だった。

 ある日の放課後、その先生と二人きりで話した
 悩みもクラスの奴も全部話した。単位がギリギリだって事も何もかも全て。その先生はメモしながら、親身になってくれた。そして、後の座右の銘となる言葉を僕に話してくれた。

「馬鹿な奴に人生を変えさせるな。好きな奴の為に人生を変えなさい。あなたが嫌いな奴に人生を変えさせるな。あなたの家族、彼女の為に人生を変えろ」

 僕は高校になって初めて泣いたのかもしれない。
 僕は嫌いな奴のせいで授業を休んでしまっていた。それは、僕にとって不利だけど、アイツらにとっては何も変わってないんだ。普段通り授業に出てるアイツらには。なのに、僕は嫌いな奴から逃げていた。
 自分は悪くないのに結果的に自分だけが不利になっていた。それに僕は気付けてなかったんだ。

 そして先生はこう言ってくれた。

「あなたが死んだらアイツらは人殺しになるかな。
ならないよ。自殺って思うんだよ。結局アイツらには何の痛みも無いんだ。死んで得する事はない。アイツらへの仕返しにもならない。」

 僕は貧血になるほど泣いていたのかも知れない。
人生で初めてあんな泣いたかな。

 そして最後に先生はこう言った。

「あなたは音楽っていう才能がある。大物になれるはずだから、大物になって見返してやれ!」

 僕はこの言葉を聴いて音楽の道へと進んだ。
まだまだ未熟者だけど。

 僕が伝えたい事。
 それは、嫌いな奴の為に人生を変えないで欲しいという事です。これを読んでる方。あなたはこの先、嫌いな奴がいるかも知れません。いや、います。
でも、そいつ等の為に自分が人生を変え、不利になるような事が無いようにして欲しいんです。馬鹿を見るような事はして欲しくないんです。
それは、死にたいと思うのも同じです。死にたいと思う事は悪い事ではありません。ただ、ホントに死ぬのは辞めてください。人生を終わらさないでください。
「死にたい」と口にしてはいけない、そんな法律が出来たら僕が全力で国に抗います。

僕も死のうとした人間です。でも、生きていれば救われる日が来る。僕だって高校卒業出来たんだから。

そして、僕は音楽の道に進んだ。
俺を馬鹿にした奴らを見返すために。
俺にとって先生は大切な人。だから僕は人生を変えた

ありがとう。先生。
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