39 / 56
本文
【別視点:???】
しおりを挟む
【別視点:???】
夜の底のように闇に包まれた場所。
天には星はなく、ここが外ではないのがわかる。
そんな空間に巨大な柱があった。
柱は太く10人で手を繋いでも囲めないほどの巨大で、その柱の元の窪みに1人の男が座り込んでいた。
胸元には赤い石が埋め込まれており、その意思が淡くほんの少し光を発していた。
男はその光を見つめていた。
「遅かったか」
胸元の石に手を置き忌々しく呟く。
そういう男の足元にはかしづく男が衣を差し出していた。
それには構わずに天を見上げる。
「バースなど壊す」
そういうと足元の男がピクリと動いた。
「Ωが傍に居るから惑わされる」
「でも離しても呼び寄せるだけ」
「・・・」
「時空のゆがみは」
「うるさいッ・・・うるさいっうるさい!!」
すべてを言い終わる前に男を殴りつけた。
睨視で男をきつくにらみつけるが、・・・男は与えられた痛みに頬を染めてうっとりと見上げる。
そんな男を気味悪そうに眉を顰めた。
「出て行け」
「嫌」
そう言ってニヤリと笑った。
自分で出て行くつもりはないようだ。
しかし、男は手をかざす。
魔法を打ち出す合図。
それに殴られた男は眉を顰めた。しかし、男は魔法を内放たれることにではなく、その結果に不満なのだ。
静かになると忌々しくて舌打ちをする。
「これだから嫌なんだ」
伸びた髪がうっとおしくて、めんどくさそうに髪をかき上げる。
しかし、気持ちを切り替えるように立ち上がった。
「絶対に手に入れる」
夜の底のように闇に包まれた場所。
天には星はなく、ここが外ではないのがわかる。
そんな空間に巨大な柱があった。
柱は太く10人で手を繋いでも囲めないほどの巨大で、その柱の元の窪みに1人の男が座り込んでいた。
胸元には赤い石が埋め込まれており、その意思が淡くほんの少し光を発していた。
男はその光を見つめていた。
「遅かったか」
胸元の石に手を置き忌々しく呟く。
そういう男の足元にはかしづく男が衣を差し出していた。
それには構わずに天を見上げる。
「バースなど壊す」
そういうと足元の男がピクリと動いた。
「Ωが傍に居るから惑わされる」
「でも離しても呼び寄せるだけ」
「・・・」
「時空のゆがみは」
「うるさいッ・・・うるさいっうるさい!!」
すべてを言い終わる前に男を殴りつけた。
睨視で男をきつくにらみつけるが、・・・男は与えられた痛みに頬を染めてうっとりと見上げる。
そんな男を気味悪そうに眉を顰めた。
「出て行け」
「嫌」
そう言ってニヤリと笑った。
自分で出て行くつもりはないようだ。
しかし、男は手をかざす。
魔法を打ち出す合図。
それに殴られた男は眉を顰めた。しかし、男は魔法を内放たれることにではなく、その結果に不満なのだ。
静かになると忌々しくて舌打ちをする。
「これだから嫌なんだ」
伸びた髪がうっとおしくて、めんどくさそうに髪をかき上げる。
しかし、気持ちを切り替えるように立ち上がった。
「絶対に手に入れる」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
185
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる