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異世界って楽しいの?
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Side〈地球〉
初夏の日差しがきつい日だったと思う。
僕達兄弟は学校帰りに買い物に行こうとしていたんだ。
海「陸、空晩ごはん何食べたい?」
陸「兄さんの作るご飯は美味しいから迷うなぁ…
空は?」
空「親子丼がいいかな。玉子がふわふわなやつ」
海「親子丼かぁ…玉子はあるけど鶏肉が無いな。
買い物行くぞ」
陸・空「了解」
そんな会話のすぐ後だった。彼が話しかけて来たのは
聖夜「陸!一緒に帰ろう」
陸「…今日は兄さん達と夕飯の買い出しがあるんだけ
ど…」
海「買い物しに行くんだからついて来るなよ。邪魔
だし」
空「そーだそーだ!お呼びじゃないんだよ。帰れ帰
れ!!」
聖夜「君たちには聞いてないんだけど」
陸「僕も買い物行きたいな…また明日じゃ駄目か
な?」
聖夜「う…まぁ、いいけど…」
陸「ごめんね?」
なんてことはない、いつも通りの会話のはずだったんだ…この時までは
ふいに僕達の足元の地面が光出した。
何が起きたのか理解出来ないまま四人とも光の中に消えていった…
Side〈アイリス王国〉
?「やった!!召喚に成功したぞ!!」
?「ついにやったか!」
?「これで我が国も安泰だ」
白いローブ?っていうのかな?
とにかく白い服のおじいさんが三人抱き合って何か言ってる。
周りを見ると神殿風の建物に床には幾何学模様、兄弟と和泉君がいる。確か…足元が光ってからの記憶が無いような気がする
兄さん達なら何か知ってるかな?
陸「ねぇ、兄さんはここが何処だかわかる?」
海「…いや、俺にもわからん」
空「ボク知ってるよ。こういうのって異世界召喚と
か勇者召喚とかっていうんだよ」
陸「空、なんでそんな嬉しそうなの…」
海「どうせいつもの厨二病だろ」
空「そんなこと無いもん、確かにちょっとワクワク
してるケドそれとこれとは別だよ」
陸「空の言ってる異世界召喚だとして、何がそんな
に楽しいの?家無し、職無し、お金も無しで治
安も良くなさそうだよ?」
海「確かに安全面で難有りだな」
空「う…確かにそうだけどさ、ボク達だって異世界特
典で強くなってるかもしれないじゃん」
海「父さんと母さんにはどう連絡取るんだ。絶対心
配してるだろ」
陸「今日はCDの発売日だったのに…」
空「りーにぃ…気にするとこそこなの」
海「とりあえずそこのじいさん達にでも聞くとする
か」
陸・空「じゃあ、それで」
そっとおじいさん達に近づく
陸「あの、ここはどこなんでしょう?僕達は四人と
もさっきまで住宅地を歩いていたはず何です
が…」
おじいさん×3「!!!!!!!!!」
混乱しているみたい…
しばらく待つしかなさそう
だいたい30分くらいたったかな?多分それくらいだと思う。ようやく落ち着いたのかおじいさん達が話しかけて来た。
?「いや、お待たせしてしまったようですまんの」
海「大丈夫です。説明はしてもらえるんですよ
ね?」
?「そうじゃな、ここは君たちがいた世界とは異な
る場所だということは理解していると思う。ま
あ、分かりやすくまとめるならば
魔王出現
↓
国王から勇者召喚を言い渡される
↓
多大な犠牲を払いつつ召喚
↓
出てきたのは四人いる。誰が勇者?
イマココ
というわけじゃな」
海「そうか。おそらく円形に光った中心にいたのが
そこの金髪のヤツだからソイツが勇者だろう。
俺達の扱いはどうなるんだ?元の世界に帰れる
ならそうして貰いたいんだか…」
?「そうしたいのはやまやまなんじゃが、この召喚
陣は片道のみでなぁ。帰る方法はこちらで模索
してみるからそれまでワシら3人のうち誰かのと
ころで生活の面倒をみようと思うのじゃが?」
海「…わかった。それでいい」
?「そういえば自己紹介がまだだったの。」
?「ワシはフォース=ランディじゃ。そっちの髭の
長いのがロード=スプラウトで、短髪がウォル
ター=セーラム。三賢者なんて呼ばれておる」
海「俺は常磐 海だ。こっちは弟の陸と空。そこの金
髪が和泉 聖夜。面倒を見てくれるのは嬉しいん
だが兄弟と勇者って形にしてくれるとありがた
い」
フォース「ならば君たち兄弟は家に来るといい。部屋は
余っておるからの」
ウォルター「勇者は…国王に召喚させられたからなぁ、城
で預かって貰おうか」
ロード「ならばさっそく勇者だけ連れて行って来ると
しようかね。帰ってきたら茶でもせんか?楽
しみでも無いとやってられん」
フォース「構わぬよ。いい茶菓子が手に入ったでの」
ロード「それではまた後で」
行っちゃった…
あっという間に住む所も決まったし…
帰れる…よね?
フォース「では家に帰るかの。3人とも、ついて来るといい。」
初夏の日差しがきつい日だったと思う。
僕達兄弟は学校帰りに買い物に行こうとしていたんだ。
海「陸、空晩ごはん何食べたい?」
陸「兄さんの作るご飯は美味しいから迷うなぁ…
空は?」
空「親子丼がいいかな。玉子がふわふわなやつ」
海「親子丼かぁ…玉子はあるけど鶏肉が無いな。
買い物行くぞ」
陸・空「了解」
そんな会話のすぐ後だった。彼が話しかけて来たのは
聖夜「陸!一緒に帰ろう」
陸「…今日は兄さん達と夕飯の買い出しがあるんだけ
ど…」
海「買い物しに行くんだからついて来るなよ。邪魔
だし」
空「そーだそーだ!お呼びじゃないんだよ。帰れ帰
れ!!」
聖夜「君たちには聞いてないんだけど」
陸「僕も買い物行きたいな…また明日じゃ駄目か
な?」
聖夜「う…まぁ、いいけど…」
陸「ごめんね?」
なんてことはない、いつも通りの会話のはずだったんだ…この時までは
ふいに僕達の足元の地面が光出した。
何が起きたのか理解出来ないまま四人とも光の中に消えていった…
Side〈アイリス王国〉
?「やった!!召喚に成功したぞ!!」
?「ついにやったか!」
?「これで我が国も安泰だ」
白いローブ?っていうのかな?
とにかく白い服のおじいさんが三人抱き合って何か言ってる。
周りを見ると神殿風の建物に床には幾何学模様、兄弟と和泉君がいる。確か…足元が光ってからの記憶が無いような気がする
兄さん達なら何か知ってるかな?
陸「ねぇ、兄さんはここが何処だかわかる?」
海「…いや、俺にもわからん」
空「ボク知ってるよ。こういうのって異世界召喚と
か勇者召喚とかっていうんだよ」
陸「空、なんでそんな嬉しそうなの…」
海「どうせいつもの厨二病だろ」
空「そんなこと無いもん、確かにちょっとワクワク
してるケドそれとこれとは別だよ」
陸「空の言ってる異世界召喚だとして、何がそんな
に楽しいの?家無し、職無し、お金も無しで治
安も良くなさそうだよ?」
海「確かに安全面で難有りだな」
空「う…確かにそうだけどさ、ボク達だって異世界特
典で強くなってるかもしれないじゃん」
海「父さんと母さんにはどう連絡取るんだ。絶対心
配してるだろ」
陸「今日はCDの発売日だったのに…」
空「りーにぃ…気にするとこそこなの」
海「とりあえずそこのじいさん達にでも聞くとする
か」
陸・空「じゃあ、それで」
そっとおじいさん達に近づく
陸「あの、ここはどこなんでしょう?僕達は四人と
もさっきまで住宅地を歩いていたはず何です
が…」
おじいさん×3「!!!!!!!!!」
混乱しているみたい…
しばらく待つしかなさそう
だいたい30分くらいたったかな?多分それくらいだと思う。ようやく落ち着いたのかおじいさん達が話しかけて来た。
?「いや、お待たせしてしまったようですまんの」
海「大丈夫です。説明はしてもらえるんですよ
ね?」
?「そうじゃな、ここは君たちがいた世界とは異な
る場所だということは理解していると思う。ま
あ、分かりやすくまとめるならば
魔王出現
↓
国王から勇者召喚を言い渡される
↓
多大な犠牲を払いつつ召喚
↓
出てきたのは四人いる。誰が勇者?
イマココ
というわけじゃな」
海「そうか。おそらく円形に光った中心にいたのが
そこの金髪のヤツだからソイツが勇者だろう。
俺達の扱いはどうなるんだ?元の世界に帰れる
ならそうして貰いたいんだか…」
?「そうしたいのはやまやまなんじゃが、この召喚
陣は片道のみでなぁ。帰る方法はこちらで模索
してみるからそれまでワシら3人のうち誰かのと
ころで生活の面倒をみようと思うのじゃが?」
海「…わかった。それでいい」
?「そういえば自己紹介がまだだったの。」
?「ワシはフォース=ランディじゃ。そっちの髭の
長いのがロード=スプラウトで、短髪がウォル
ター=セーラム。三賢者なんて呼ばれておる」
海「俺は常磐 海だ。こっちは弟の陸と空。そこの金
髪が和泉 聖夜。面倒を見てくれるのは嬉しいん
だが兄弟と勇者って形にしてくれるとありがた
い」
フォース「ならば君たち兄弟は家に来るといい。部屋は
余っておるからの」
ウォルター「勇者は…国王に召喚させられたからなぁ、城
で預かって貰おうか」
ロード「ならばさっそく勇者だけ連れて行って来ると
しようかね。帰ってきたら茶でもせんか?楽
しみでも無いとやってられん」
フォース「構わぬよ。いい茶菓子が手に入ったでの」
ロード「それではまた後で」
行っちゃった…
あっという間に住む所も決まったし…
帰れる…よね?
フォース「では家に帰るかの。3人とも、ついて来るといい。」
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