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名前で呼んで
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窓辺に飾った風鈴が風に揺れて涼し気な音を立てる。風流なんだけど実際に涼しいわけじゃないし、外から入ってくるのは生温い風だ。けど、冷房を強めに入れてしまえば窓が開いていても多少効果はあって、悪くはない感じ。
何より、ベッドにルルと並んで座って同じものを眺めていられるのはとても幸せだった。
……でもまあ。1年くらい眺めっぱなしでいそうなルルと違って、ただ見ているだけなんて僕は30分もすれば飽きてしまう。
30分もったのだってルルといる幸せ効果によるものだ。一人で眺めていたらせいぜい10分、いや5分。
ルルの力でキングサイズになったベッドは二人で寝転んでも余裕があるくらいの広さだけど、かわりに部屋は狭く感じる。むしろ部屋よりベッドの面積のが広い。それでも僕らは、そのベッドの上で身を寄せ合っている。
ルルが風鈴の音を楽しんでいるから邪魔しちゃいけない気がして黙ったままでいたけど、そろそろ限界。お話したいし、いちゃつきたい。
「ルールちゃん」
ぎゅうと腰にしがみついたら怪訝な顔をされたので、慌てて離した。
「ご、ごめん」
「いえ……私がこの姿でもちゃんづけするのか、と思っただけです」
それは、なんとなく、ノリで。
「小さくなりましょうか?」
「いいよ、このまま、で……」
ルルは離れようとした僕の手をとって腰にまわさせた。さっきと同じ体勢になったわけだけど、抱きついた時より照れが半端ない。ていうか、強制的にぎゅうさせるルル可愛い。しかも背中撫でてくれた。
まるで恋人や親子の抱擁みたいに微笑ましいのに、顔を上げれば無表情。いつものことだけど。
「名前といえばさ、今日ちょっと思ったんだけど……僕をご主人様って呼ぶのやめない?」
家の中ならともかく、外でも呼んでた。周りが少しもおかしな反応をしないから失念してたけど、僕は執事を雇うようなセレブには見えないだろうし、プレイ中かよって感じだ。
何より当然……ルルに名前で呼んでほしいって気持ちもある。
「では、マスター、ロード、旦那様……どれがよろしいですか?」
「いや、名前で呼んでよ! 普通に!」
「……それは、無理です」
まさかのダメ出し。
悪魔を従えてる感じでカッコいいとか思ってたこともあるけど……もしかして名前で呼べない決まりでもあるのか?
「どうしても?」
ルルはじっと考え込んでいる。
「わかりました。貴方がそう望むのでしたら」
割りとあっさり……。この様子なら、特に決まりってわけじゃなさそう。
でも、それなら何故無理だなんて言ったんだ。恥ずかしいとかいう理由だったらカワイイ。
「えっと、じゃあ」
下? 上? 呼び捨て? 愛称?
ルルの唇から僕の名前が紡ぎだされるのを期待しながら、どう呼んでもらおうか考えて……僕はルルのお腹に顔を埋めた。
「やっぱいいや」
「よろしいのですか?」
「もし……もしね。ルルが僕のことを好きになったら、その時に呼んでほしいな。僕の名前」
「ご主人様を……好きになった、時に」
自分に言い聞かせるように、ルルが復唱する。
「どういう時なのか、よくわかりません」
恋愛感情を知らないんだから、今はそうかもしれないね。
でも、多分だけどルルは僕の言葉の意味を理解しようとしてくれていると思う。
僕の言葉が想いがほんの少しでもルルに届いているなら、とても嬉しい。
「自然と呼びたいって思うようになるかも」
「自然と……」
また少し考え込んでから、ルルは僕の頭を優しく撫でた。
「ご主人様の仰ることは、私にはよくわかりませんが……もし、理解できたのなら、それは不幸に繋がるかもしれませんね」
頭を撫でる手つきは優しいのに言ってることは不穏っていう。
「ルルにとって?」
「いえ……。……どうでしょう」
僕にとっては幸せだけどなあ。
……ハッ。理解したとしても、僕が相手だとは限らないってことか! そんなことになったら確かに不幸のドン底だぞ!!
「ルル! ぜ、絶対僕を好きになってね!?」
「はい、善処します」
あー。望みめっちゃ薄そうぅ。
「うっ、うっ、うっ。ルルゥゥ……」
「色好い返事をしたのに、何故悲しまれるのですか?」
「今のは色好いなんて言わないんだよォォ」
あー、でも本当にわかってないんだなぁ。がっかりするような、ホッとするような。
ルルが宥めるようにヨシヨシしてくれるの嬉しい。幸せ。へこんでた気持ちも上がってくるし、ついでに身体も盛り上がってくる。
……男だからね、仕方ないね。
「ルル」
上半身だけで伸びをして、唇にそっと口づける。顔を離すとルルはちょっと困ったような戸惑ったような表情をしていた。
仕事だからって平然としていられるより、こういう素の反応が見られるほうがグッとくる。
僕はルルの額に額をこつんと押し当てて、目をつぶった。
「あ、あの。幸せにしてください」
こんな遠回しな表現じゃ伝わらないだろうなと思ったけど、言わずにはいられなかった。
「私ができることでしたら、なんなりと」
ルルはそう答えて、僕を抱き寄せる。反動でルルの背はベッドのスプリングを軋ませ、ちょうど僕がルルを押し倒してるような形になった。
これは……意味がわかってるって、思ってもいい、のかな?
まあ、度々こんなことばっかりしてるし、さすがにルルも学習するか。
ここで妖艶に微笑んだりしてくれたら理性が切れてがっつきそうなところだけど、幸いにもルルは相変わらずだ。
でも、そういうところも愛おしい。
「ご主人様、勃起していますが射精させますか?」
「か、変わんないね、その物言いも……。もう少しエロく言ってくれたら嬉しいんだけど」
ルルはこてんと首を傾げた。
あ……。このあざとい動作、大きくてもするんだ。大人の姿でも萌えてしまうのが悔しい。
まあ、ルル自身が興奮してないんだから、エロくっていうのは無理難題か。性格的に女王様のように振る舞うことも無理そうだしな。
「まさか、また一人でしろと……?」
「あれは嫌なんだ」
「我が儘を申し上げますと、嫌です」
「僕にさわられるほうがいいの?」
「そのほうが…………いいです」
今のはなんとなくわかったぞ。マシですって言葉を飲み込んだな。オブラートに包むことを覚えるなんて、ルル成長してる。
僕は僕で思ったことが口からすぐ出るタイプだから人のことは言えない。
「うん。今日はさわりたいから、大丈夫。一人でしろって言わない」
「そうですか」
あからさまにホッとしている。
僕なら見ててもらうのは割りと興奮するんだけど、やっぱり人それぞれだな。
「じ、じゃあ、今日はさわるけど、いい?」
「はい。どうぞ」
ルルの言葉に背中を押されて、シャツのボタンをひとつずつ外していく。普通の服を着てるせいか変な感じ。だってなんか、悪魔とじゃなく恋人と致してるような気分になる。とはいえ、いつものコスプレめいた謎衣装を上手く脱がせられる気はしないから助かった。
引きこもらなければ……事故が起きなければ……恋人と普通に初体験できるような未来も待っていたのかな。
でも、その時に組み敷いているのはルルじゃない。僕はルルがいい。
さらけだされた白い肌に手のひらを滑らせると、手首をガッと掴まれた。
「あ、あの。私がさわるのではダメなのですか?」
「やっぱりさわられるのも嫌?」
「そうではないのですが、できれば力は使わないでいただけるとありがたいです」
「そうは言っても、自分では使ってる自覚もなくて……」
何を願ったところで上手くはいかないし、悪いほうにも作用する。制御ができない。そもそも本当にそんな力があるのかすら、未だ半信半疑。
それに……。言葉ひとつで視線ひとつで好きな相手をイカせられるのは男としてロマンではあるけれど、やっぱりズルはせず自分の手で気持ちよくさせられたらなあって思う。
オモチャ使ったひとりえっちを強要しといて今更か。まあそれはそれこれはこれ。
「できることならなんでもしてくれるんじゃなかったの?」
「そ、そう……でしたね」
ルルはきゅっと唇を噛んで僕の手首から手を離した。
本当に従順。僕を好きでもないルルに性的なことをするのも卑怯と言えばそうだけど……。ルルは僕を幸せにしたいって言うし。僕の幸せはルルとこうすることなんだし。
それに……ルルは恋愛感情がわからないんだから、身体を重ねていたら僕を好きになってくれるかもしれないじゃん? だからこれは正当な行為。
快感に怯えるルルの姿をまた見たい。できれば今度は、僕の手で。
何より、ベッドにルルと並んで座って同じものを眺めていられるのはとても幸せだった。
……でもまあ。1年くらい眺めっぱなしでいそうなルルと違って、ただ見ているだけなんて僕は30分もすれば飽きてしまう。
30分もったのだってルルといる幸せ効果によるものだ。一人で眺めていたらせいぜい10分、いや5分。
ルルの力でキングサイズになったベッドは二人で寝転んでも余裕があるくらいの広さだけど、かわりに部屋は狭く感じる。むしろ部屋よりベッドの面積のが広い。それでも僕らは、そのベッドの上で身を寄せ合っている。
ルルが風鈴の音を楽しんでいるから邪魔しちゃいけない気がして黙ったままでいたけど、そろそろ限界。お話したいし、いちゃつきたい。
「ルールちゃん」
ぎゅうと腰にしがみついたら怪訝な顔をされたので、慌てて離した。
「ご、ごめん」
「いえ……私がこの姿でもちゃんづけするのか、と思っただけです」
それは、なんとなく、ノリで。
「小さくなりましょうか?」
「いいよ、このまま、で……」
ルルは離れようとした僕の手をとって腰にまわさせた。さっきと同じ体勢になったわけだけど、抱きついた時より照れが半端ない。ていうか、強制的にぎゅうさせるルル可愛い。しかも背中撫でてくれた。
まるで恋人や親子の抱擁みたいに微笑ましいのに、顔を上げれば無表情。いつものことだけど。
「名前といえばさ、今日ちょっと思ったんだけど……僕をご主人様って呼ぶのやめない?」
家の中ならともかく、外でも呼んでた。周りが少しもおかしな反応をしないから失念してたけど、僕は執事を雇うようなセレブには見えないだろうし、プレイ中かよって感じだ。
何より当然……ルルに名前で呼んでほしいって気持ちもある。
「では、マスター、ロード、旦那様……どれがよろしいですか?」
「いや、名前で呼んでよ! 普通に!」
「……それは、無理です」
まさかのダメ出し。
悪魔を従えてる感じでカッコいいとか思ってたこともあるけど……もしかして名前で呼べない決まりでもあるのか?
「どうしても?」
ルルはじっと考え込んでいる。
「わかりました。貴方がそう望むのでしたら」
割りとあっさり……。この様子なら、特に決まりってわけじゃなさそう。
でも、それなら何故無理だなんて言ったんだ。恥ずかしいとかいう理由だったらカワイイ。
「えっと、じゃあ」
下? 上? 呼び捨て? 愛称?
ルルの唇から僕の名前が紡ぎだされるのを期待しながら、どう呼んでもらおうか考えて……僕はルルのお腹に顔を埋めた。
「やっぱいいや」
「よろしいのですか?」
「もし……もしね。ルルが僕のことを好きになったら、その時に呼んでほしいな。僕の名前」
「ご主人様を……好きになった、時に」
自分に言い聞かせるように、ルルが復唱する。
「どういう時なのか、よくわかりません」
恋愛感情を知らないんだから、今はそうかもしれないね。
でも、多分だけどルルは僕の言葉の意味を理解しようとしてくれていると思う。
僕の言葉が想いがほんの少しでもルルに届いているなら、とても嬉しい。
「自然と呼びたいって思うようになるかも」
「自然と……」
また少し考え込んでから、ルルは僕の頭を優しく撫でた。
「ご主人様の仰ることは、私にはよくわかりませんが……もし、理解できたのなら、それは不幸に繋がるかもしれませんね」
頭を撫でる手つきは優しいのに言ってることは不穏っていう。
「ルルにとって?」
「いえ……。……どうでしょう」
僕にとっては幸せだけどなあ。
……ハッ。理解したとしても、僕が相手だとは限らないってことか! そんなことになったら確かに不幸のドン底だぞ!!
「ルル! ぜ、絶対僕を好きになってね!?」
「はい、善処します」
あー。望みめっちゃ薄そうぅ。
「うっ、うっ、うっ。ルルゥゥ……」
「色好い返事をしたのに、何故悲しまれるのですか?」
「今のは色好いなんて言わないんだよォォ」
あー、でも本当にわかってないんだなぁ。がっかりするような、ホッとするような。
ルルが宥めるようにヨシヨシしてくれるの嬉しい。幸せ。へこんでた気持ちも上がってくるし、ついでに身体も盛り上がってくる。
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「ルル」
上半身だけで伸びをして、唇にそっと口づける。顔を離すとルルはちょっと困ったような戸惑ったような表情をしていた。
仕事だからって平然としていられるより、こういう素の反応が見られるほうがグッとくる。
僕はルルの額に額をこつんと押し当てて、目をつぶった。
「あ、あの。幸せにしてください」
こんな遠回しな表現じゃ伝わらないだろうなと思ったけど、言わずにはいられなかった。
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ルルはそう答えて、僕を抱き寄せる。反動でルルの背はベッドのスプリングを軋ませ、ちょうど僕がルルを押し倒してるような形になった。
これは……意味がわかってるって、思ってもいい、のかな?
まあ、度々こんなことばっかりしてるし、さすがにルルも学習するか。
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でも、そういうところも愛おしい。
「ご主人様、勃起していますが射精させますか?」
「か、変わんないね、その物言いも……。もう少しエロく言ってくれたら嬉しいんだけど」
ルルはこてんと首を傾げた。
あ……。このあざとい動作、大きくてもするんだ。大人の姿でも萌えてしまうのが悔しい。
まあ、ルル自身が興奮してないんだから、エロくっていうのは無理難題か。性格的に女王様のように振る舞うことも無理そうだしな。
「まさか、また一人でしろと……?」
「あれは嫌なんだ」
「我が儘を申し上げますと、嫌です」
「僕にさわられるほうがいいの?」
「そのほうが…………いいです」
今のはなんとなくわかったぞ。マシですって言葉を飲み込んだな。オブラートに包むことを覚えるなんて、ルル成長してる。
僕は僕で思ったことが口からすぐ出るタイプだから人のことは言えない。
「うん。今日はさわりたいから、大丈夫。一人でしろって言わない」
「そうですか」
あからさまにホッとしている。
僕なら見ててもらうのは割りと興奮するんだけど、やっぱり人それぞれだな。
「じ、じゃあ、今日はさわるけど、いい?」
「はい。どうぞ」
ルルの言葉に背中を押されて、シャツのボタンをひとつずつ外していく。普通の服を着てるせいか変な感じ。だってなんか、悪魔とじゃなく恋人と致してるような気分になる。とはいえ、いつものコスプレめいた謎衣装を上手く脱がせられる気はしないから助かった。
引きこもらなければ……事故が起きなければ……恋人と普通に初体験できるような未来も待っていたのかな。
でも、その時に組み敷いているのはルルじゃない。僕はルルがいい。
さらけだされた白い肌に手のひらを滑らせると、手首をガッと掴まれた。
「あ、あの。私がさわるのではダメなのですか?」
「やっぱりさわられるのも嫌?」
「そうではないのですが、できれば力は使わないでいただけるとありがたいです」
「そうは言っても、自分では使ってる自覚もなくて……」
何を願ったところで上手くはいかないし、悪いほうにも作用する。制御ができない。そもそも本当にそんな力があるのかすら、未だ半信半疑。
それに……。言葉ひとつで視線ひとつで好きな相手をイカせられるのは男としてロマンではあるけれど、やっぱりズルはせず自分の手で気持ちよくさせられたらなあって思う。
オモチャ使ったひとりえっちを強要しといて今更か。まあそれはそれこれはこれ。
「できることならなんでもしてくれるんじゃなかったの?」
「そ、そう……でしたね」
ルルはきゅっと唇を噛んで僕の手首から手を離した。
本当に従順。僕を好きでもないルルに性的なことをするのも卑怯と言えばそうだけど……。ルルは僕を幸せにしたいって言うし。僕の幸せはルルとこうすることなんだし。
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