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生死が関わる話(R18
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服を脱がしていく。現れる肌は雪のように白くて、氷のように冷たい。体温がないわけじゃない。僕の手が熱すぎるから、ひんやりと感じるんだ。でもそれを差し引いても、人間ではないと意識させられるには充分な冷たさだけど。その肌が僕の体温を吸って少しずつ温かくなっていく様は妙にいやらしい。
「ご主人様の手は、熱いですね」
「そう……かな」
まさかルル、火傷とかしないよな。
「あれ。でも、ルル前に暑さも寒さもあんまり感じないって言ってなかった?」
「暑さ寒さに強いというだけで、温度が感じ取れないわけではありませんし……。ですが、貴方の手はどうしてか、とても熱く感じます」
「……それって」
どういう意味をもつのかはよくわかんないけど、なんか……。なんかやらしいし、嬉しい気がする。
肌を撫でると、ルルが僕の手のひらの熱さにか僅か身をよじって反応して、ハァ……とたまに息を吐き出す。視覚的には凄くクるんだけど、やっぱり気持ちよさはないみたい。色づく突起を両方摘まんでみても、おんなじ反応。
「ここ、気持ちよくない?」
「……わかりません。ご主人様の指は熱いですが」
確かに、別に僕もあんま感じないもんなあ、ここ。
でもルルのって赤く色づいてて美味しそう。
「舐めてもいい?」
「は、はい」
すんなり、どうぞってかえってくると思ったのに、身体と声に動揺が走った。ルルも緊張してるのかと思うと、たまらない。
僕が弄ったせいかさっきより少しだけ赤みを増した乳首を口に含んで舌で転がす。甘くはないけど、舌先にひっかかる粒が気持ちいい。つるつるしてる。弾くように何度も擦ったり吸ったりしていると、ルルが僕の後頭部を撫でた。
「んむ……」
「ご主人様、子供みたいです」
口元を指先で拭われる。
……あ、よだれか。夢中になりすぎた、恥ずかしい。
「じ、じゃあこっちは!?」
ズボンの中に手を突っ込んでみる。
勃ってない。僕はルルの身体を舐めたり触ったりしただけで、ガチガチなのに。
「なんか、本当……感じないんだね」
さすがにちょっと、しょんぼりしてしまった。
「悪魔と人間では身体の作りが違いますので」
「そ、そうなの?」
「人と違い、性交をする必要性がありません。たまったりなどもしません。ですので、悪魔によっては鈍いこともあるかと」
「悪魔によっては」
思わずルルを指差すと、ルルはこくりと頷いた。
「でも、セックスできるんだよね?」
「はい」
「つまり、僕が頑張れば……?」
「それはこの前に実証済では」
「そうだった」
今のは僕を励ましてくれたのか。不感症みたいなものだから、感じにくくても仕方ないんだよって。
むしろちょっと申し訳なさそうにしてるな……。僕の頑張りが足りないだけなのに。
「そういう状態ですので、あの……力を使われますと、こう、免疫のないところに一気に知らない感覚が流れ込んできて非常につらいのです」
「な、なるほど」
それでこの前、あんなことになったのか。
そう言われてしまえば、無意識のうちに僕の不思議な力にはセーブがかかるだろう。ルルの身体に負担をかけたくないって気持ちのほうが、間違いなく優先される。
でも、ちょっと残念な気も……。い、いやいや。ダメだぞ、僕。きっとマゾでもないのに激しいSMプレイを強要されるような感覚なんだ。
「じゃー、僕が少しずつ、ルルを開発していくのがいいんだね」
「……ご主人様が望むのでしたら、そういうことになります」
「うん。したい。とりあえず、やっぱり悪魔でも一番感じるところはここだと思うから……」
僕は萎えているルルのソレをズボンの上からフニフニとつついた。
実際にどうかはわかんないけど、人間と同じ姿をしててつくモノついてるんなら、そうじゃないかなって。
「ここも、舐めてみていい?」
「それは……ご主人様のほうが大丈夫なのですか?」
「ルルのなら平気な気がする」
むしろ舐めたい。なんか、美味しそうな気もするし、ルルのなら本当に美味しいかもしれない。血も甘いし。
あ。ウエストゴムだ。なんかルルが普通の服を着てるって新鮮。柔らかめの素材なのは、好きだからなのかな。ズボンも下げやすい。
そして。そうかなって予想はしてたけど、やっぱり穿いてない。ノーパンやらしい。歩いてる時、擦れて妙な気分にならないのかな。それとも今、僕のためにパンツを消してくれたのか。どっちにしろ凄いえっちだ。
爪先までするするとズボンを脱がしきると、ルルは反射的にかシャツで前を隠そうとした。そんな姿に煽られながら、両方の太股を掴んで開かせる。
「はい、足開いてー」
「っ……」
「もしかして恥ずかしい?」
「むしろ何故、私が恥ずかしがらないと思うのですか?」
「だっていつも、僕を触る時は淡々としてるし」
「私はされるよりはするほうが、性にあっているのだと思います」
「えっ」
まさかの男役宣言。まあ男だしな……。
なんかショタにもなれるし女性にもなれるし、僕の言いなりだからそのパターンはまったく考えたことがなかった。
「ルル、もしかして僕を抱きたいとかある?」
「いいえ。私にはそういう欲求自体がありませんので」
そうだった。良かった。セーフ!
……って、喜んでいいのかコレ。
「じゃあ気を取り直して」
開かせた足の間に顔を埋めてそっと舌を這わせてみると、こんなところまでひんやりしてる。
口の中はそれなりに熱さがあったから皮膚の薄そうなココも熱いんじゃないかと思ってたけど、そうでもないらしい。僕の舌が熱いから、余計に冷たく感じるのかもしれない。
いくらルルのモノとはいえ、さすがに男として口に含むのは躊躇われる形状。味は特にしないけど、冷たいからアイスバーでも舐めているような気分になってくる。そう思ったら口に含むことくらいなんともないのでは。とか、色々考えてたんだけど。
本当に、ほんの少しだけ、舐めていたそれがぴくりと反応した。感じてくれたのかもしれないと思ったら、躊躇いなんて頭の中からすっぽぬけて、とけかけたアイスが棒から落ちるのをすくうようにしゃぶりついていた。
ルルにアレコレ言うくせに、多分僕はすんごい下手。愛情だけはたっぷり込めて、口の中で舐め回したり、ずぼずぼ下品に出し入れしてみたり、先端を吸ったりしてみた。
相変わらずルルのちんこはぐっすり寝たままなんだけど、なんだか愛しさが込み上げてきた。ルルのとはいえ、ちんこなのに。
「あのさあ、ルル。僕下手だよね?」
「いえ、それは私が……」
「いいんだ。僕、こうやってぱくってくわえてるから、ルル、自分のいいように腰を動かしてみてくれないかな。僕の頭を押さえて突いてもいいから」
少しだけ間が空いて、ルルは僕に突き入れるどころか腰を引いてしまった。
「で、できません、そんなこと!」
「えー。どうして。ご主人様っていったって形だけでしょ。それに僕のほうがそうしてって言ってるのに」
「そういうアレではなく……」
「どういうアレ?」
「は、恥ずかしいです、普通に」
「恥ずかしい」
「はい」
恥ずかしがるルルはやっぱり可愛い。さすがに無理強いさせたら可哀想か。
ルルに口の中をちんこで擦られたら僕のほうも気持ちいいか もって思ったんだけど、上手くいかないなあ。
「でも、やっぱやって」
「っ……あ」
僕は逃げる腰を押さえつけ、再びぱっくりとくわえてルルを見上げた。ルルはこんな時でも無表情だけど、戸惑っているのはハッキリとわかる。固まったまま動こうとしない。
「ほは、ははふふほひへよ」
「な、何を仰ってるかわかりません」
嘘だー。本当はわかってるくせに、こんな時ばっか。
僕がくわえたまま、しぶとくじっと待っているとルルはようやく観念したのか、ゆるりと腰を動かした。
口の中にある、ふにゃりとした肉の塊が内壁をぬるぬると擦りあげる。唾液が立てる水音が耳に鋭く響いた。
こ、これは、想像以上にエロい!! どうしたらいいかわからない感じのぎこちない腰使いがまた。
なんか気持ちいいし、僕のほうがやばくなってきた。口を犯されてイッてしまうとかどこのエロ漫画だ。いや、僕のほうが強要してるんだけども。
そして恥ずかしさでかルルの体温が少しずつ上がっていくのも、とてもいい。ちんこ自体は僕の口の中で暖まってってるだけかもしれない。
僕はルルの動きにあわせて、たまに舌を絡ませたり、緩く吸い上げたり。遠慮がちな律動だから苦しさはほとんどない。口が塞がれてるんだから、それなりの息苦しさはあるけれど。
ルル……どうしたら気持ちよくなるか、わかんないのかな。単に鈍いのか、気持ちよさがわからないのか。ちょっとだけ……。ほんのちょっとだけ、かぷっと甘噛み程度に。
「っあ……、あっ」
ルルの腰がびくびくと跳ねて、僕の頭を押さえた。といっても、萎えたままだから突き入ってきたりはしない。
「あ、あの、ご主人様、今何か……」
もしかして、今の良かったのかな?
あー……そうか。鈍いなら、少し強めにしたほうが感じるんじゃん?
ルルはあまり動かさなかったし、僕は僕で人のをするのが初めてだからかなり恐々扱ってたしな。
思いきって強く吸い上げると、明らかにさっきとは違う反応が返ってきた。
「あ……。あ、あっ」
でも、どっちかというと苦しそうかも。痛いんだったらどうしよう……。
いつの間にか腰を揺する動きも止まっていて、僕は自分で頭を前後させた。少しだけ、さっきよりも芯を持った気がする。
この調子だと、ルルが……壊れちゃう、らめええって言ってくれる前に僕の顎が壊れそうだ。だんだん疲れてきた。
そういえばこの前ルルが壊れそうなくらい感じたのは、お尻を弄られてだったっけ。原因は別のところにあるとはいえ、お尻で感じたのは事実。調べておいた前立腺ってとこ、指で弄ってみようかな。
「ルル、お尻の穴に指入れるよ」
「……は、はい」
唾液だけでなんとかなるかなと考えながら親指を突っ込んでみると、中はぐずぐずに濡れていた。
「凄い、濡れてる……」
凄まじく卑猥な台詞でもルルに吐かせようかと思ったけど、逆に自分に対して羞恥プレイすぎるから、それ以上の言葉を飲み込んだ。
「はい。入れやすいように濡らしました」
冷静なルルの答えに恥ずかしさ二割増しだし。
そういや前回の時もローション要らずの自由自在でしたね……。
でもぬかるんでて指が動かしやすいのは確かなので、おとなしく内壁を探る。
凄い柔らかい。それに熱い。たまにひくひくと収縮して指を締め付けるのが超エロい。そんなはずないのに、僕のを欲しがっているような気がして。
ここに挿れたい。今度はオモチャじゃなくて、ちゃんと僕のを。中をちんこで心行くまで擦りあげたい。
指でじっくりと広げているうちに、ルルを気持ちよくさせたい想いより、自分が気持ちよくなりたいって想いのほうが強くなってきた。
だってルルを感じさせるのは至難の技だ。どれくらい時間がかかるかわからない。とりあえず今回はヤらせてもらって、追々頑張ればいいじゃないかと。指先が少し締め付けられるたびに、そんな感情が胸を締めていく。
挿れたい。早く。気持ち良さそう。ルルも僕としたいって思ってくれてるから、濡らしてくれてるんじゃないかな。オモチャも簡単に飲み込んでたし、そんな丁寧にほぐす必要もない気がする。ルルはそういう身体なんだ。
「ルル、いい?」
僕はルルの足を押し開いて、一応のお伺いを立てる。ルルはいいとは言わなかったけど、嫌だとも言わなかった。
直球的じゃないと、意味が伝わらないのかも。こんなにあからさまなのに。
僕はズボンをパンツごとおろして、がっちがちになったちんこをルルの入り口に押し当てた。
「これ突っ込んて、これでルルの中、ぐりぐりしていい?」
先っぽがくっついただけで鋭い快感が走って、腰が自然に動きそうになる。もうこのままぶちこみたい。
返事を待たずに、少しだけ押し進めると……。
「ま、待ってください」
ルルから待ったがかかった。
ま、まさか、こんなところでえぇええ。生殺しだよ。しんどい。
「な、な、なに」
思わずどもってしまうし、もう返事をもらっていたこと前提の返しをしてしまった。
冷静に考えれば、承諾なしに突っ込もうとしたんだから拒まれてもおかしくない。そして冷静じゃないから突っ込みたくてたまらない。
「心の準備が……」
「え、こ、心の準備?」
何を可愛いこと言ってるんだ。
僕がどこまでしたいか知ってて、ここまで許したのに今更心の準備って。
「うう……。挿れたいよぉ、ルルぅ……」
ねだっても、ルルは僕の下で身動ぎせず長い睫毛を伏せるだけ。
「どうして? いつ終わるの? 心の準備」
我ながら必死だと思うけど、矢継ぎ早に言いながらルルに詰め寄る。
したい。凄いしたい。先走りもだらだらで、ちんこだって早くルルに入りたいって訴えてる。
「私としたら、ご主人様は幸せになれますか?」
「なれるよ! 超なれる! もう、ハッピーエンドって感じ!」
「……でしたら、少し心の準備をさせてください。もう少しだけ」
「ええぇ?」
わけがわかんないことを言い出した。
だって、ルルがここにいるのも僕を幸せにするためだし、幸せにしたいって何度も言ってた。
なのに今の台詞はまったくの逆。今までの出来事をすべて覆すような発言だ。
いや……でも、もし。僕が幸せになった瞬間に、魂を刈り取らなければいけないのだとしたら? まだもう少し僕と一緒にいたいから、躊躇ってくれているのかも……?
ルルは仕事じゃないって言ってたけど、実際の目的は僕に教えてくれていないんだから、可能性はかなり高いんじゃなかろうか。
ちょっ、つまり、僕は死ぬ覚悟をしないとルルとエッチできないってことなのかあああ!?
衝撃的な展開に、僕の身体のほうが準備できてない状態になってしまった……。
いや、衝撃的でもなんでもないか。ルルを喚び出せた時点でその覚悟はしていたはずじゃないか。
願いを叶えて貰うかわりに、この命を捧げることになるんだろうって。
あんなに急いで僕を幸せにしようとしていたルルが、こんな台詞を……。僕は喜べばいいのか、悔しがればいいのか、感情が行方不明だ。
「あの。今日は、やめときます……。萎えちゃったし」
「すみません」
「……ひとつだけ、訊いていい?」
「なんでしょうか」
「君とセックスしたら、僕、死ぬのかな?」
「わかりません」
ああ。やっぱり、そうなんだ。違います、じゃないもんな。
わからないのは、セックスしたことで僕の魂の重さがどれくらいになるかわからないってことかな。
「ここまでさせておいてすみません。何か、致しますか?」
「何かって……」
流れ的に当然エッチなことだよな。
嬉しいけど、生死が関わる話になるのに精子を出すわけにはいかないというか。
何をくだらないダジャレを考えてるんだ。テンパってるくせに余裕あるじゃないか僕。
「い、今はいいや」
僕が初めに願ったのは、えっちなことじゃなくルルと楽しく暮らすことだった。
さすがに今日死ぬっていうのは怖いけど、毎日少しずつ幸せが積もっていって、そしてルルが僕のことを好きになってくれたなら……。その時は結ばれて死ぬのも悪くはない。
「あのさ、ルル。僕が凄く幸せになって、魂を取る時になったら……死ぬ前にルルとエッチしたいな。あとはさ、躊躇いなく魂持ってってくれていいから。ね?」
「ご主人様……」
死んでもいいと思っていた時期もあったのに、ルルが来てからは幸せで毎日楽しくて、いつまでもこんな日々が続くといいなと思い始めた。そうなってから魂を刈るなんて本当に悪魔の所業だよね。まあ僕は君のためなら死ねるけど。
「よしっ。じゃあ、一緒にお風呂入ろ。身体、ベタベタだし」
「はい」
「あがったら、アイス食べてー。風鈴の音を聞きながらこの部屋で寝ようね」
「はい」
いつも通りの短い返事がルルらしい。
でも、今日は少し元気がないね。それは僕を想ってのことだって、自惚れてもいいのかな。
ねえ、ルル。僕が死ぬその時がきたら、悲しんで泣いてくれる?
僕は乾いたルルの目元をキスでそっと濡らした。
「ご主人様の手は、熱いですね」
「そう……かな」
まさかルル、火傷とかしないよな。
「あれ。でも、ルル前に暑さも寒さもあんまり感じないって言ってなかった?」
「暑さ寒さに強いというだけで、温度が感じ取れないわけではありませんし……。ですが、貴方の手はどうしてか、とても熱く感じます」
「……それって」
どういう意味をもつのかはよくわかんないけど、なんか……。なんかやらしいし、嬉しい気がする。
肌を撫でると、ルルが僕の手のひらの熱さにか僅か身をよじって反応して、ハァ……とたまに息を吐き出す。視覚的には凄くクるんだけど、やっぱり気持ちよさはないみたい。色づく突起を両方摘まんでみても、おんなじ反応。
「ここ、気持ちよくない?」
「……わかりません。ご主人様の指は熱いですが」
確かに、別に僕もあんま感じないもんなあ、ここ。
でもルルのって赤く色づいてて美味しそう。
「舐めてもいい?」
「は、はい」
すんなり、どうぞってかえってくると思ったのに、身体と声に動揺が走った。ルルも緊張してるのかと思うと、たまらない。
僕が弄ったせいかさっきより少しだけ赤みを増した乳首を口に含んで舌で転がす。甘くはないけど、舌先にひっかかる粒が気持ちいい。つるつるしてる。弾くように何度も擦ったり吸ったりしていると、ルルが僕の後頭部を撫でた。
「んむ……」
「ご主人様、子供みたいです」
口元を指先で拭われる。
……あ、よだれか。夢中になりすぎた、恥ずかしい。
「じ、じゃあこっちは!?」
ズボンの中に手を突っ込んでみる。
勃ってない。僕はルルの身体を舐めたり触ったりしただけで、ガチガチなのに。
「なんか、本当……感じないんだね」
さすがにちょっと、しょんぼりしてしまった。
「悪魔と人間では身体の作りが違いますので」
「そ、そうなの?」
「人と違い、性交をする必要性がありません。たまったりなどもしません。ですので、悪魔によっては鈍いこともあるかと」
「悪魔によっては」
思わずルルを指差すと、ルルはこくりと頷いた。
「でも、セックスできるんだよね?」
「はい」
「つまり、僕が頑張れば……?」
「それはこの前に実証済では」
「そうだった」
今のは僕を励ましてくれたのか。不感症みたいなものだから、感じにくくても仕方ないんだよって。
むしろちょっと申し訳なさそうにしてるな……。僕の頑張りが足りないだけなのに。
「そういう状態ですので、あの……力を使われますと、こう、免疫のないところに一気に知らない感覚が流れ込んできて非常につらいのです」
「な、なるほど」
それでこの前、あんなことになったのか。
そう言われてしまえば、無意識のうちに僕の不思議な力にはセーブがかかるだろう。ルルの身体に負担をかけたくないって気持ちのほうが、間違いなく優先される。
でも、ちょっと残念な気も……。い、いやいや。ダメだぞ、僕。きっとマゾでもないのに激しいSMプレイを強要されるような感覚なんだ。
「じゃー、僕が少しずつ、ルルを開発していくのがいいんだね」
「……ご主人様が望むのでしたら、そういうことになります」
「うん。したい。とりあえず、やっぱり悪魔でも一番感じるところはここだと思うから……」
僕は萎えているルルのソレをズボンの上からフニフニとつついた。
実際にどうかはわかんないけど、人間と同じ姿をしててつくモノついてるんなら、そうじゃないかなって。
「ここも、舐めてみていい?」
「それは……ご主人様のほうが大丈夫なのですか?」
「ルルのなら平気な気がする」
むしろ舐めたい。なんか、美味しそうな気もするし、ルルのなら本当に美味しいかもしれない。血も甘いし。
あ。ウエストゴムだ。なんかルルが普通の服を着てるって新鮮。柔らかめの素材なのは、好きだからなのかな。ズボンも下げやすい。
そして。そうかなって予想はしてたけど、やっぱり穿いてない。ノーパンやらしい。歩いてる時、擦れて妙な気分にならないのかな。それとも今、僕のためにパンツを消してくれたのか。どっちにしろ凄いえっちだ。
爪先までするするとズボンを脱がしきると、ルルは反射的にかシャツで前を隠そうとした。そんな姿に煽られながら、両方の太股を掴んで開かせる。
「はい、足開いてー」
「っ……」
「もしかして恥ずかしい?」
「むしろ何故、私が恥ずかしがらないと思うのですか?」
「だっていつも、僕を触る時は淡々としてるし」
「私はされるよりはするほうが、性にあっているのだと思います」
「えっ」
まさかの男役宣言。まあ男だしな……。
なんかショタにもなれるし女性にもなれるし、僕の言いなりだからそのパターンはまったく考えたことがなかった。
「ルル、もしかして僕を抱きたいとかある?」
「いいえ。私にはそういう欲求自体がありませんので」
そうだった。良かった。セーフ!
……って、喜んでいいのかコレ。
「じゃあ気を取り直して」
開かせた足の間に顔を埋めてそっと舌を這わせてみると、こんなところまでひんやりしてる。
口の中はそれなりに熱さがあったから皮膚の薄そうなココも熱いんじゃないかと思ってたけど、そうでもないらしい。僕の舌が熱いから、余計に冷たく感じるのかもしれない。
いくらルルのモノとはいえ、さすがに男として口に含むのは躊躇われる形状。味は特にしないけど、冷たいからアイスバーでも舐めているような気分になってくる。そう思ったら口に含むことくらいなんともないのでは。とか、色々考えてたんだけど。
本当に、ほんの少しだけ、舐めていたそれがぴくりと反応した。感じてくれたのかもしれないと思ったら、躊躇いなんて頭の中からすっぽぬけて、とけかけたアイスが棒から落ちるのをすくうようにしゃぶりついていた。
ルルにアレコレ言うくせに、多分僕はすんごい下手。愛情だけはたっぷり込めて、口の中で舐め回したり、ずぼずぼ下品に出し入れしてみたり、先端を吸ったりしてみた。
相変わらずルルのちんこはぐっすり寝たままなんだけど、なんだか愛しさが込み上げてきた。ルルのとはいえ、ちんこなのに。
「あのさあ、ルル。僕下手だよね?」
「いえ、それは私が……」
「いいんだ。僕、こうやってぱくってくわえてるから、ルル、自分のいいように腰を動かしてみてくれないかな。僕の頭を押さえて突いてもいいから」
少しだけ間が空いて、ルルは僕に突き入れるどころか腰を引いてしまった。
「で、できません、そんなこと!」
「えー。どうして。ご主人様っていったって形だけでしょ。それに僕のほうがそうしてって言ってるのに」
「そういうアレではなく……」
「どういうアレ?」
「は、恥ずかしいです、普通に」
「恥ずかしい」
「はい」
恥ずかしがるルルはやっぱり可愛い。さすがに無理強いさせたら可哀想か。
ルルに口の中をちんこで擦られたら僕のほうも気持ちいいか もって思ったんだけど、上手くいかないなあ。
「でも、やっぱやって」
「っ……あ」
僕は逃げる腰を押さえつけ、再びぱっくりとくわえてルルを見上げた。ルルはこんな時でも無表情だけど、戸惑っているのはハッキリとわかる。固まったまま動こうとしない。
「ほは、ははふふほひへよ」
「な、何を仰ってるかわかりません」
嘘だー。本当はわかってるくせに、こんな時ばっか。
僕がくわえたまま、しぶとくじっと待っているとルルはようやく観念したのか、ゆるりと腰を動かした。
口の中にある、ふにゃりとした肉の塊が内壁をぬるぬると擦りあげる。唾液が立てる水音が耳に鋭く響いた。
こ、これは、想像以上にエロい!! どうしたらいいかわからない感じのぎこちない腰使いがまた。
なんか気持ちいいし、僕のほうがやばくなってきた。口を犯されてイッてしまうとかどこのエロ漫画だ。いや、僕のほうが強要してるんだけども。
そして恥ずかしさでかルルの体温が少しずつ上がっていくのも、とてもいい。ちんこ自体は僕の口の中で暖まってってるだけかもしれない。
僕はルルの動きにあわせて、たまに舌を絡ませたり、緩く吸い上げたり。遠慮がちな律動だから苦しさはほとんどない。口が塞がれてるんだから、それなりの息苦しさはあるけれど。
ルル……どうしたら気持ちよくなるか、わかんないのかな。単に鈍いのか、気持ちよさがわからないのか。ちょっとだけ……。ほんのちょっとだけ、かぷっと甘噛み程度に。
「っあ……、あっ」
ルルの腰がびくびくと跳ねて、僕の頭を押さえた。といっても、萎えたままだから突き入ってきたりはしない。
「あ、あの、ご主人様、今何か……」
もしかして、今の良かったのかな?
あー……そうか。鈍いなら、少し強めにしたほうが感じるんじゃん?
ルルはあまり動かさなかったし、僕は僕で人のをするのが初めてだからかなり恐々扱ってたしな。
思いきって強く吸い上げると、明らかにさっきとは違う反応が返ってきた。
「あ……。あ、あっ」
でも、どっちかというと苦しそうかも。痛いんだったらどうしよう……。
いつの間にか腰を揺する動きも止まっていて、僕は自分で頭を前後させた。少しだけ、さっきよりも芯を持った気がする。
この調子だと、ルルが……壊れちゃう、らめええって言ってくれる前に僕の顎が壊れそうだ。だんだん疲れてきた。
そういえばこの前ルルが壊れそうなくらい感じたのは、お尻を弄られてだったっけ。原因は別のところにあるとはいえ、お尻で感じたのは事実。調べておいた前立腺ってとこ、指で弄ってみようかな。
「ルル、お尻の穴に指入れるよ」
「……は、はい」
唾液だけでなんとかなるかなと考えながら親指を突っ込んでみると、中はぐずぐずに濡れていた。
「凄い、濡れてる……」
凄まじく卑猥な台詞でもルルに吐かせようかと思ったけど、逆に自分に対して羞恥プレイすぎるから、それ以上の言葉を飲み込んだ。
「はい。入れやすいように濡らしました」
冷静なルルの答えに恥ずかしさ二割増しだし。
そういや前回の時もローション要らずの自由自在でしたね……。
でもぬかるんでて指が動かしやすいのは確かなので、おとなしく内壁を探る。
凄い柔らかい。それに熱い。たまにひくひくと収縮して指を締め付けるのが超エロい。そんなはずないのに、僕のを欲しがっているような気がして。
ここに挿れたい。今度はオモチャじゃなくて、ちゃんと僕のを。中をちんこで心行くまで擦りあげたい。
指でじっくりと広げているうちに、ルルを気持ちよくさせたい想いより、自分が気持ちよくなりたいって想いのほうが強くなってきた。
だってルルを感じさせるのは至難の技だ。どれくらい時間がかかるかわからない。とりあえず今回はヤらせてもらって、追々頑張ればいいじゃないかと。指先が少し締め付けられるたびに、そんな感情が胸を締めていく。
挿れたい。早く。気持ち良さそう。ルルも僕としたいって思ってくれてるから、濡らしてくれてるんじゃないかな。オモチャも簡単に飲み込んでたし、そんな丁寧にほぐす必要もない気がする。ルルはそういう身体なんだ。
「ルル、いい?」
僕はルルの足を押し開いて、一応のお伺いを立てる。ルルはいいとは言わなかったけど、嫌だとも言わなかった。
直球的じゃないと、意味が伝わらないのかも。こんなにあからさまなのに。
僕はズボンをパンツごとおろして、がっちがちになったちんこをルルの入り口に押し当てた。
「これ突っ込んて、これでルルの中、ぐりぐりしていい?」
先っぽがくっついただけで鋭い快感が走って、腰が自然に動きそうになる。もうこのままぶちこみたい。
返事を待たずに、少しだけ押し進めると……。
「ま、待ってください」
ルルから待ったがかかった。
ま、まさか、こんなところでえぇええ。生殺しだよ。しんどい。
「な、な、なに」
思わずどもってしまうし、もう返事をもらっていたこと前提の返しをしてしまった。
冷静に考えれば、承諾なしに突っ込もうとしたんだから拒まれてもおかしくない。そして冷静じゃないから突っ込みたくてたまらない。
「心の準備が……」
「え、こ、心の準備?」
何を可愛いこと言ってるんだ。
僕がどこまでしたいか知ってて、ここまで許したのに今更心の準備って。
「うう……。挿れたいよぉ、ルルぅ……」
ねだっても、ルルは僕の下で身動ぎせず長い睫毛を伏せるだけ。
「どうして? いつ終わるの? 心の準備」
我ながら必死だと思うけど、矢継ぎ早に言いながらルルに詰め寄る。
したい。凄いしたい。先走りもだらだらで、ちんこだって早くルルに入りたいって訴えてる。
「私としたら、ご主人様は幸せになれますか?」
「なれるよ! 超なれる! もう、ハッピーエンドって感じ!」
「……でしたら、少し心の準備をさせてください。もう少しだけ」
「ええぇ?」
わけがわかんないことを言い出した。
だって、ルルがここにいるのも僕を幸せにするためだし、幸せにしたいって何度も言ってた。
なのに今の台詞はまったくの逆。今までの出来事をすべて覆すような発言だ。
いや……でも、もし。僕が幸せになった瞬間に、魂を刈り取らなければいけないのだとしたら? まだもう少し僕と一緒にいたいから、躊躇ってくれているのかも……?
ルルは仕事じゃないって言ってたけど、実際の目的は僕に教えてくれていないんだから、可能性はかなり高いんじゃなかろうか。
ちょっ、つまり、僕は死ぬ覚悟をしないとルルとエッチできないってことなのかあああ!?
衝撃的な展開に、僕の身体のほうが準備できてない状態になってしまった……。
いや、衝撃的でもなんでもないか。ルルを喚び出せた時点でその覚悟はしていたはずじゃないか。
願いを叶えて貰うかわりに、この命を捧げることになるんだろうって。
あんなに急いで僕を幸せにしようとしていたルルが、こんな台詞を……。僕は喜べばいいのか、悔しがればいいのか、感情が行方不明だ。
「あの。今日は、やめときます……。萎えちゃったし」
「すみません」
「……ひとつだけ、訊いていい?」
「なんでしょうか」
「君とセックスしたら、僕、死ぬのかな?」
「わかりません」
ああ。やっぱり、そうなんだ。違います、じゃないもんな。
わからないのは、セックスしたことで僕の魂の重さがどれくらいになるかわからないってことかな。
「ここまでさせておいてすみません。何か、致しますか?」
「何かって……」
流れ的に当然エッチなことだよな。
嬉しいけど、生死が関わる話になるのに精子を出すわけにはいかないというか。
何をくだらないダジャレを考えてるんだ。テンパってるくせに余裕あるじゃないか僕。
「い、今はいいや」
僕が初めに願ったのは、えっちなことじゃなくルルと楽しく暮らすことだった。
さすがに今日死ぬっていうのは怖いけど、毎日少しずつ幸せが積もっていって、そしてルルが僕のことを好きになってくれたなら……。その時は結ばれて死ぬのも悪くはない。
「あのさ、ルル。僕が凄く幸せになって、魂を取る時になったら……死ぬ前にルルとエッチしたいな。あとはさ、躊躇いなく魂持ってってくれていいから。ね?」
「ご主人様……」
死んでもいいと思っていた時期もあったのに、ルルが来てからは幸せで毎日楽しくて、いつまでもこんな日々が続くといいなと思い始めた。そうなってから魂を刈るなんて本当に悪魔の所業だよね。まあ僕は君のためなら死ねるけど。
「よしっ。じゃあ、一緒にお風呂入ろ。身体、ベタベタだし」
「はい」
「あがったら、アイス食べてー。風鈴の音を聞きながらこの部屋で寝ようね」
「はい」
いつも通りの短い返事がルルらしい。
でも、今日は少し元気がないね。それは僕を想ってのことだって、自惚れてもいいのかな。
ねえ、ルル。僕が死ぬその時がきたら、悲しんで泣いてくれる?
僕は乾いたルルの目元をキスでそっと濡らした。
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寡黙で冷静、しかし一度守ると決めたものは決して手放さない男だった。
溺愛され、守られ、育てられる日々。
だが、レオンはただ守られるだけの存在で終わることを選ばない。
学院での出会い。
貴族社会に潜む差別と陰謀。
そして「番」という、深く重い絆。
レオンは学び、考え、
自分にしかできない魔法理論を武器に、
少しずつ“並び立つ覚悟”を身につけていく。
獣人と人族。
価値観も、立場も、すべてが違う二人が、
それでも選び合い、家族になるまでの物語。
溺愛×成長×異世界BL。
読後に残るのは、
「ここに居場所があっていい」と思える、あたたかな幸福。
従僕に溺愛されて逃げられない
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〈従僕攻め×強気受け〉のラブコメ主従BL!
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高校卒業間近に受けた突然の告白を、煌は「犬として立派になれば考える」とはぐらかした。
けれど大学に進学しても、リンは変わらず隣にいる。
当たり前の存在だったはずなのに、最近どうも心臓がおかしい。
居なくなると落ち着かない自分が、どうしても許せない。
さらに現れた上級生の熱烈なアプローチに、リンの嫉妬は抑えきれず――。
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境界を越えたその先で、煌は思い知らされる。
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