38 / 106
とけたそのあとで
パフェ・アラモード
しおりを挟む
これはおれが先輩と恋人同士だからそう思うのかもしれないけど……。先輩が物を食べる仕草は、凄くエロイ。
と言っても女性らしいとか艶めいてるってことじゃない。食べている物は乙女でも、どっちかというと仕草は男らしい。
たまに手についたクリームを舐めるところとか、好きな物に食いつくところとか。
ガツガツしているところをまったく見せない先輩が見せるから、きっとエロく感じるんだと思う。
きっとこの人、こうだから見た目以上に女性にもてるんだろうな。
モデルやってる画面からは伝わってこない空気。勿体ない。おれとしてはライバルが減るからありがたいけど。
「どうした?」
おれの作ったパフェを食べながら、先輩が顔を上げる。じっと見てたの、気付かれた。
「どうせお前のことだから、食べ方エロイとか思ってたんだろ」
そう言って笑う。エスパーですか……。いや、多分おれが判りやすい顔してるんだろう。
「言ってくれれば食べ方くらい、サービスしてやるのに」
「ちょっ……。人の顔に……クリーム」
先輩が指先でクリームをすくって、おれの顔に塗りたくってそれを舐めた。
確かにエロイけど……。おれが思ってるのはこういう、エロイじゃなくって。
クリームのついてない首筋を舐められて、そのまま舌が鎖骨を吸い上げる。
「んっ……」
「景ちゃん、可愛い」
こういう時に名前呼んでくるの、狡い。というか、先輩も……頬についてる、し。
引き寄せられるようにクリームを舐めて、そのまま口唇を重ねた。
「パフェがとけるー」
「ま、またそんな……。誘ったの貴方なんですから、最後まで、責任とってください」
そのまま、どっとダイニングの床に押し倒した。
「え、ここで?」
「せっかくだから、瑞貴さんをパフェみたいにエロく盛りつけしてあげます。材料あまってるし」
「だからそういう、変態っぽいのは──……」
言葉の続きを遮って、キスをした。そうだな。食べる仕草とか、そんなんじゃない。
何につけてもエロイこの人に、おれはメロメロな訳です。
と言っても女性らしいとか艶めいてるってことじゃない。食べている物は乙女でも、どっちかというと仕草は男らしい。
たまに手についたクリームを舐めるところとか、好きな物に食いつくところとか。
ガツガツしているところをまったく見せない先輩が見せるから、きっとエロく感じるんだと思う。
きっとこの人、こうだから見た目以上に女性にもてるんだろうな。
モデルやってる画面からは伝わってこない空気。勿体ない。おれとしてはライバルが減るからありがたいけど。
「どうした?」
おれの作ったパフェを食べながら、先輩が顔を上げる。じっと見てたの、気付かれた。
「どうせお前のことだから、食べ方エロイとか思ってたんだろ」
そう言って笑う。エスパーですか……。いや、多分おれが判りやすい顔してるんだろう。
「言ってくれれば食べ方くらい、サービスしてやるのに」
「ちょっ……。人の顔に……クリーム」
先輩が指先でクリームをすくって、おれの顔に塗りたくってそれを舐めた。
確かにエロイけど……。おれが思ってるのはこういう、エロイじゃなくって。
クリームのついてない首筋を舐められて、そのまま舌が鎖骨を吸い上げる。
「んっ……」
「景ちゃん、可愛い」
こういう時に名前呼んでくるの、狡い。というか、先輩も……頬についてる、し。
引き寄せられるようにクリームを舐めて、そのまま口唇を重ねた。
「パフェがとけるー」
「ま、またそんな……。誘ったの貴方なんですから、最後まで、責任とってください」
そのまま、どっとダイニングの床に押し倒した。
「え、ここで?」
「せっかくだから、瑞貴さんをパフェみたいにエロく盛りつけしてあげます。材料あまってるし」
「だからそういう、変態っぽいのは──……」
言葉の続きを遮って、キスをした。そうだな。食べる仕草とか、そんなんじゃない。
何につけてもエロイこの人に、おれはメロメロな訳です。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
153
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる