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微エロ好きさんに20のお題
お酒
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こっそり、先輩の紅茶の中にブランデーを垂らしておいた。お酒に弱いって言ってたから、数滴でもヘロヘロのメロメロになるかもっていう作戦。
やっぱり先輩からねだって欲しいなーって思うし。
ああ、ドキドキする。味が判らなくなるくらい砂糖もたっぷり入れたから、気付かず飲んでくれるはず。
甘いチーズケーキを美味しそうに食べながら紅茶を飲む先輩を、じいっと見守っていた。
「なんだ、じっと見て」
「自信作なんで、そのケーキ。どうですか?」
「美味いよ。いつも通り。後輩くん、マジで作るの上達したよな。プロになれるんじゃね?」
貴方がそう言ってくれるなら、本当に将来そっちの道を目指してしまいそうです。
「……なんか、暑い……」
「先輩?」
色っぽい息を吐き出して、先輩がシャツの前をはだける。表情もなんか凄いエロイ。
え、まさかもう酔ってる? というか本当に数滴しか垂らしてないのに、こんな効くものなのか?
アルコールに相当弱いのかも。ちょっと心配になってきた。ウィスキーボンボンとかブランデーケーキで酔っぱらうレベルじゃないか、これ。
先輩は浅く息を吐き出しながら、テーブルに突っ伏した。
「気持ち悪い」
「ご、ごめんなさい。おれ……」
ソファに横たえて休ませようと近付くと、先輩がおれにキスをしてきた。
「ん、んんっ……」
しかも舌までしっかり絡まされて、おれの方が酔ってるみたいに熱くなる。
先輩の身体、すっごい……熱いし。
「嘘だよ」
「え?」
「なぁ、しよ……? なんか俺、すっげーしたい気分」
身体をぎゅーっと抱き締められて、お姫様抱っこされた。
「せっ、先輩!?」
「軽いな~後輩くん。もっと筋肉つけなきゃダメだぞ」
くっ……屈辱。絶対鍛えてやる……。
しかもそのままソファに投げ出された。なんか……これ、貞操の危機っぽいような。
先輩はおれの上にのしかかって、自分のベルトを緩めている。
でもこれがまた、凄い……色っぽい顔してるんだ。もうどうにでもしてくださいと言ってしまいそうなくらい。
顔赤いし、瞳潤んでるし。
「先輩、凄いエロイです」
「うん、俺はエロイよー」
おれの手を取って、頬に当ててくる。熱い……。
「景の手……冷たくて、気持ちい」
……やばい。勃った。おれの上に馬乗りになっている先輩もそれに気付いたのか、妖艶な笑みを浮かべてくる。
「く、っくく。お前、本当に素直だな」
「仕方ないでしょ。先輩にそんな風に誘われたら……」
「はぁ……。熱……」
本当に体温が上がってるみたいで、息を荒げながらおれの上にへたりこんできた。
もしかしておれも夏、こんな感じだったのかな。これは確かに、たまらない。
「あの……。あのな、景」
「何ですか?」
真剣そうな声にどきりとする。なんか、凄い告白、してくれるんじゃないかとか。好きで好きでたまらないんだ、とか本音丸出しにしてくれるんじゃないかとか。
「……気持ち、悪、い……」
そういう甘い期待は、しっかりと打ち砕かれた。
「せっ、先輩、トイレ、トイレまでもちます?」
「んー……ん。んー……うぁ……ダメ……」
先輩はおれの上から退いて、フローリングに背をつけて寝転がった。
「はー。冷たい。きもちー」
エロイ。でも、これは……。手が出せる状態じゃない。本気で具合悪そうだし。でもエロイし。
こんな状態じゃ、本当にお酒飲んだら一発で襲われるって。
付き合いでもなんでも、合コンはもう絶対でないようにして貰わないと。
「後輩くん、気持ち悪い……」
「洗面器持ってきます」
「待て、行くな」
「どうしろって……」
「しよ?」
「っ……」
「あー……でも、気持ち悪……」
タチが悪すぎる。なんという生殺し。これは酷い。
「景ぃ……」
思わずふらふらと口付ける。先輩から舌を絡めてきて、物凄い濃厚なキスになった。
「ふ、ぁ……。景の舌、冷たくて気持ちい……」
「せ、先輩っ!」
「おれ、吐いちゃうかも」
「っ……」
「バーカ。あー、も。せいぜい反省しろよ」
先輩の口調がガラッと変わって、おれは思わず口を開けたまま固まった。そのままぱくっと唇を食べられて、甘いキスをされる。
「エロく口開けてんなよ、景ちゃん」
「え、な。なっ……!?」
「さすがにそこまで弱くないっての。いや、弱いけど。あー……もう頭がぐるぐるする。こんな風に明るく酔えるなら、ハメ外して飲むくらいするさ」
騙された……。
「ひ、酷いです」
「どっちが。不意打ちアルコールなんて仕込みやがって。はー……もう、ホントに」
ソファにどかっと座って、具合悪そうにする先輩はそれでもやっぱり色っぽくて……。
「もうしないから、絶対おれ以外の前で一滴も、お酒飲まないでください」
「何でだよ……」
「色っぽすぎます、先輩」
「……馬鹿。こんな顔……お前以外に見せられるかよ。普段は死ぬ気で耐えてるに決まってるだろ」
「自覚あるんですか? 今自分がどんな顔してるか」
「多少はな。凄いしたくなるのもホント。でも、オアズケだ」
「えーっ、どうしてですか……」
「気持ち悪くなるのもホントだからだ。この状態で何かされたらマジで吐くかも」
先輩がソファの隣をぽんぽんと叩く。座れってこと……だよな?
おれが示された通り隣に座ると、先輩はごろりと寝転がって腿の上に頭を乗せてきた。
「おれが具合良くなるまで、こうしてろ」
「……はい」
「反省したか?」
「はい」
「その顔は、反省してない」
「すいません。だって、なんか……今、幸せで」
「バーカ……」
おねだりする先輩が見られなかったのは残念だけど、これはこれでいい感じかもしれない。
でも一応反省はしてるんですよ。だって結局、今日はもうできないでしょうし。
こんなほのぼの幸せもいいと思うけれど、やっぱり最後までしたい、と思ってしまうのはやりたい盛りなのでもうしょうがない。
やっぱり先輩からねだって欲しいなーって思うし。
ああ、ドキドキする。味が判らなくなるくらい砂糖もたっぷり入れたから、気付かず飲んでくれるはず。
甘いチーズケーキを美味しそうに食べながら紅茶を飲む先輩を、じいっと見守っていた。
「なんだ、じっと見て」
「自信作なんで、そのケーキ。どうですか?」
「美味いよ。いつも通り。後輩くん、マジで作るの上達したよな。プロになれるんじゃね?」
貴方がそう言ってくれるなら、本当に将来そっちの道を目指してしまいそうです。
「……なんか、暑い……」
「先輩?」
色っぽい息を吐き出して、先輩がシャツの前をはだける。表情もなんか凄いエロイ。
え、まさかもう酔ってる? というか本当に数滴しか垂らしてないのに、こんな効くものなのか?
アルコールに相当弱いのかも。ちょっと心配になってきた。ウィスキーボンボンとかブランデーケーキで酔っぱらうレベルじゃないか、これ。
先輩は浅く息を吐き出しながら、テーブルに突っ伏した。
「気持ち悪い」
「ご、ごめんなさい。おれ……」
ソファに横たえて休ませようと近付くと、先輩がおれにキスをしてきた。
「ん、んんっ……」
しかも舌までしっかり絡まされて、おれの方が酔ってるみたいに熱くなる。
先輩の身体、すっごい……熱いし。
「嘘だよ」
「え?」
「なぁ、しよ……? なんか俺、すっげーしたい気分」
身体をぎゅーっと抱き締められて、お姫様抱っこされた。
「せっ、先輩!?」
「軽いな~後輩くん。もっと筋肉つけなきゃダメだぞ」
くっ……屈辱。絶対鍛えてやる……。
しかもそのままソファに投げ出された。なんか……これ、貞操の危機っぽいような。
先輩はおれの上にのしかかって、自分のベルトを緩めている。
でもこれがまた、凄い……色っぽい顔してるんだ。もうどうにでもしてくださいと言ってしまいそうなくらい。
顔赤いし、瞳潤んでるし。
「先輩、凄いエロイです」
「うん、俺はエロイよー」
おれの手を取って、頬に当ててくる。熱い……。
「景の手……冷たくて、気持ちい」
……やばい。勃った。おれの上に馬乗りになっている先輩もそれに気付いたのか、妖艶な笑みを浮かべてくる。
「く、っくく。お前、本当に素直だな」
「仕方ないでしょ。先輩にそんな風に誘われたら……」
「はぁ……。熱……」
本当に体温が上がってるみたいで、息を荒げながらおれの上にへたりこんできた。
もしかしておれも夏、こんな感じだったのかな。これは確かに、たまらない。
「あの……。あのな、景」
「何ですか?」
真剣そうな声にどきりとする。なんか、凄い告白、してくれるんじゃないかとか。好きで好きでたまらないんだ、とか本音丸出しにしてくれるんじゃないかとか。
「……気持ち、悪、い……」
そういう甘い期待は、しっかりと打ち砕かれた。
「せっ、先輩、トイレ、トイレまでもちます?」
「んー……ん。んー……うぁ……ダメ……」
先輩はおれの上から退いて、フローリングに背をつけて寝転がった。
「はー。冷たい。きもちー」
エロイ。でも、これは……。手が出せる状態じゃない。本気で具合悪そうだし。でもエロイし。
こんな状態じゃ、本当にお酒飲んだら一発で襲われるって。
付き合いでもなんでも、合コンはもう絶対でないようにして貰わないと。
「後輩くん、気持ち悪い……」
「洗面器持ってきます」
「待て、行くな」
「どうしろって……」
「しよ?」
「っ……」
「あー……でも、気持ち悪……」
タチが悪すぎる。なんという生殺し。これは酷い。
「景ぃ……」
思わずふらふらと口付ける。先輩から舌を絡めてきて、物凄い濃厚なキスになった。
「ふ、ぁ……。景の舌、冷たくて気持ちい……」
「せ、先輩っ!」
「おれ、吐いちゃうかも」
「っ……」
「バーカ。あー、も。せいぜい反省しろよ」
先輩の口調がガラッと変わって、おれは思わず口を開けたまま固まった。そのままぱくっと唇を食べられて、甘いキスをされる。
「エロく口開けてんなよ、景ちゃん」
「え、な。なっ……!?」
「さすがにそこまで弱くないっての。いや、弱いけど。あー……もう頭がぐるぐるする。こんな風に明るく酔えるなら、ハメ外して飲むくらいするさ」
騙された……。
「ひ、酷いです」
「どっちが。不意打ちアルコールなんて仕込みやがって。はー……もう、ホントに」
ソファにどかっと座って、具合悪そうにする先輩はそれでもやっぱり色っぽくて……。
「もうしないから、絶対おれ以外の前で一滴も、お酒飲まないでください」
「何でだよ……」
「色っぽすぎます、先輩」
「……馬鹿。こんな顔……お前以外に見せられるかよ。普段は死ぬ気で耐えてるに決まってるだろ」
「自覚あるんですか? 今自分がどんな顔してるか」
「多少はな。凄いしたくなるのもホント。でも、オアズケだ」
「えーっ、どうしてですか……」
「気持ち悪くなるのもホントだからだ。この状態で何かされたらマジで吐くかも」
先輩がソファの隣をぽんぽんと叩く。座れってこと……だよな?
おれが示された通り隣に座ると、先輩はごろりと寝転がって腿の上に頭を乗せてきた。
「おれが具合良くなるまで、こうしてろ」
「……はい」
「反省したか?」
「はい」
「その顔は、反省してない」
「すいません。だって、なんか……今、幸せで」
「バーカ……」
おねだりする先輩が見られなかったのは残念だけど、これはこれでいい感じかもしれない。
でも一応反省はしてるんですよ。だって結局、今日はもうできないでしょうし。
こんなほのぼの幸せもいいと思うけれど、やっぱり最後までしたい、と思ってしまうのはやりたい盛りなのでもうしょうがない。
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