廃スペックブラザー

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番外編

俺と兄貴のショートショート

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◆ショートショート2本立て

1:兄貴と眼鏡

「兄貴、せっかく眼鏡買ったのにあまりかけないよな」 
「新聞を読むとき、パソコンをする時、外へ行くときはしているぞ」 
「そう? でも今、新聞見てるけどかけてないじゃん」

 恋人が遊びに来てるのにほったらかして、新聞読んでるのもどーかと思うけどさ。

「……眼鏡をしていたら……キ、キスしにくいだろう……」

 うわあああ。これだから兄貴は!! 
 俺は常時キス待ちの唇に、そっと唇を重ねた。


2:貴方なしでは生きられない

「兄貴さ、挿れるほうやってみたくねえの?」

 そう尋ねてみると、考えるように上向いて、下向いて、唸ってそれから俺を見る。珍しく百面相だ。そんなに悩むことなんだろうか。

「みたくない、と言えば嘘になる」

 まあ知らないことは知っておきたいってのが兄貴の性分だもんな。付き合い始めて三ヶ月になるのに、言ってこなかったのが不思議というか。不思議すぎてついに俺から訊いてしまった。

「だが、和彰がもし、僕から離れたいと思ったとして」 
「思わねえから!」 
「もしもの話だ。その時、挿れられないとダメな身体になっていたとしたら困る。男相手はダメだ。僕と別れるなら幸せな家庭を築いてほしい。子供の顔を見せてほしい。相変わらず我が儘ですまないが……」

 だから別れるつもりなんかこれっぽっちもねえって言ってるのに。 
 軽々しい気持ちで実の兄に手なんか出すかよ。

「しかし凄い自信だなー。俺が兄貴のチンコなしではいられなくなるくらい、上手く突っ込める自信があると」

 まあやってみたら実際すげー上手いんだろうさ。この兄貴だしな。

「いや、そん……な、自信が……ある、わけでは、ないが……」

 たどたどしく言ったあと、兄貴は爆発すんじゃってくらい真っ赤になって俯いた。

 ……あ。これ、もしかして。

 やばい、萌えすぎて死にそう。
 いや、俺のチンコなしではいられない身体になってる兄貴を置いて死ぬわけにはいかないな。

「へー。そんな気持ちいいんだ、俺に挿れられて。最近じゃ触らなくても中だけでイケるもんな」 
「っ……和彰の、せいだ。だから、責任持って、ずっと傍にいろ……」

 そりゃもう地獄の果てまでも。
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