全裸から始まる恋もある

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全裸と羞恥心(R18

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 とりあえず俺は奴がアクションを起こすまで、全裸を舐め回すように見続けた。
 そのまま10分くらい経っただろうか。つづるが床に落としたシーツを拾って、再び身にまとった。
 
「あ……あまり、じろじろ見るなよ」
 
 勝った……と思った。
 
「お前が言ったんだろ。オレの裸を見るがいい、って」
「それ復唱されると恥ずかしいな」
 
 安心しろ。今のお前の姿以上に恥ずかしいものなんて何もねぇよ。
 何はともあれ、つづるに恥じらいの心が出てくれれば、俺も燃えるし関係も進めやすいってもんだ。
 
「わかったよ。わかったからあまり見るな。オレが悪かった。全裸はやめるよ」
「俺の前では全裸でいてくれていいって言ったのに」
「作戦なんだろ、それ。オレに服を着させようっていう」
「なら、お前はその作戦に破れるのか? 作戦だとわかっていて」
「……っだって、お前の視線、なんか……」
 
 つづるが少し腰を引いて、身体を隠すように前屈みになる。
 俺の視線? やらしいに決まってるだろ。お前をオカズにするつもりで焼き付けてるんだからな。
 
「ほら、つづる……シーツ取れって」
「やめ……っ! 今、ちょ……まずっ」
 
 引っ張ると、股間を中心に押さえるつづる。
 
「男に見られて勃起したって? 変態だな」
「そんなふうに見られたら、誰だって意識してこうなるだろ! オレは変態じゃない!」
 
 ……いや、お前は間違いなく変態だよ……。
 
「俺ならお前がトイレで全裸になっていても驚かねーし、飲み会とかではフォローしてやれる」
「そりゃ……お前だって、同じだから驚きはしないだろ」
 
 そういうことになっていたんだった。
 まあ、そこはいっそ誤解させたままにしておくか。
 
「そう。トイレで全裸仲間。お前の気持ちをわかってやれるのは俺だけだ。その趣味がばれて、何回振られた? 何回変態と罵られた!?」
「っ……う、うるさい!」
 
 当てずっぼうだったのに、心の傷を抉ってしまったらしい。
 
「だいたい、男同士なんてその時点で変態だろっ」
「男の俺に見られて反応してる奴がよく言うぜ」
「あっ……」
 
 俺はシーツを剥がすのを諦めて、つづるの手を引いた。
 ほんの少しだけ上にあるその唇にキスをして、シーツを押さえている手の甲を指先で撫でる。
 
「ほら、離せよ……。露出するのが恥ずかしいなら、シーツの上から擦ってやる」
「透……!」
 
 妙な体勢になっていたおかげで、軽く足を払えば後ろにあるベッドへ倒れ込んだ。
 俺も引きずられるようにして、つづるの上にのしかかる。
 押し倒されて初めて自分の危機に気づいたらしいつづるは、おろおろとベッドと俺を見比べている。
 そうそう。そうやって自分が常にどれだけ危険な格好をしていたか、思い知るがいい。
 今でこそシーツをまとってはいるが、普段は本当に据え膳で、ちょっとひっくり返して尻にローションぶっかければ突っ込めるくらいだってことをな。
 
「凄いな。もうシーツに染みができてる。嫌だ嫌だと言う割に、身体は乗り気じゃねぇか。何もしてないのにこんなになってるとか、お前本当に変態だな」
「それは透がっ……」
「何? 俺のせい? 男に見られて、犯されるところを想像して萎えずにいるとか……。変態じゃなければ、お前きっと俺のことが好きなんだよ」
 
 そうだったらいいな、という思いを込めて言ってみる。
 俺以上にお前のことを理解してやれる奴なんて……………………本当にいないと思うぜ!
 
「お、オレが透を……?」
「そうだ。押し倒されてるってのに、ろくな抵抗もしないし」
 
 シーツ越し、つづるのそこをゆっくり擦ると、息を詰めて甘い声を漏らした。
 
「俺のことを好きじゃなかったら、普通もっと嫌がるもんだろ」
「で……でも、気持ちよくて……」
 
 か、可愛い……っ。
 お前、女にされてもそんなふうに喘いでたんじゃないだろうな。
 
「じゃあ、もっと気持ちよくしてやるから、おとなしくしてろよ」
「……っ」
 
 布の上からだってのに、指先がもうねとねとだ。
 多分、これなら直に触っても怒られないだろう。
 そっと下に手を忍ばせて、直接触る。つるりとした肌の感触が俺を興奮させる。
 
「あ、透……っ」
「いいぜ。シーツはこのままで。少し見えないほうが、そそる……」
 
 お前、普段から全裸だしな。
 
「透のそれ、オレ見てギンギンになってんの?」
「……不本意ながら」
「なんだよ、不本意って。オレのこと好きだって言ったくせに」
 
 お前を好きになったことがすでに不本意なんだよ。
 まあ、もう今更仕方ねぇけど。
 
「いいからもうイケって。イキ顔見せろよ」
「やっ……透の変態!」
 
 お前にだけは言われたくない台詞だったな……。
 つづるはなんのかんの文句を言いながら、俺の手でイッた。
 男のなんてどうかと思ったが、相手が女でも男でもイカせた時の達成感は似たようなもんだな。
 むしろ男のほうが、イッたと目に見えてわかる分……なんだかエロい。
 いや……それは、つづるが相手だからそう見えるのかもしれない。
 俺はねばつく液体を指先に絡めて、後ろに差し入れた。
 
「そ、それは、ま、まだ心の準備が……ってか、オレお前のことが好きかどうかもわかってないのに、よくないぞ!」
「俺はお前のこと、好きだからな。それに案外お前も、してみたらわかるかもしれないぞ」
「オレはお前の気持ちを今日知ったんだぞ。男に走るかどうかの瀬戸際なんだぞ。そんな簡単に言うな……!」
「簡単なもんか。俺だって、すげー悩んだんだ。本当に、もの凄く」
 
 トイレで脱がないと用が足せない残念なイケメンとかな……。悩むだろ、普通。
 もしお前が女だったら問題なかったさ。脱がないと用が足せない美少女とか、興奮しか生まれねえ。
 ……はっ、じゃあつづるを好きになった今では、これ割と興奮対象じゃね!?
 
「つづる。俺は、脱がないと用が足せないような、そんなお前を可愛く愛しく思ってるんだ」
「と……透。へへっ……今の、きゅんときちまったぜ」
 
 つづるが俺に心を開いてくれた……!
 そう確信した俺は、指先を更に奥へと押し進めた。
 
「うぁっ! 待て、それとオレが掘られるのとは話が別だ!」
「ここまできて往生際が悪いぞ、つづる……」
 
 俺はつづるの首筋を甘噛みしながら、感じる場所を探っていく。
 中だけじゃなく、素肌すべてをもう片方の手で撫でさする。
 いつも……いつもいつも、裸体を見るだけで触れることはできなかった。今日はこうして堂々と触ることができる。
 
「っや、やめ……って」
 
 ……若干、嫌がられている気がしないでもないが抵抗は弱いし、気持ちよくさせてやればきっと流されてくれるだろう。
 
「あっ……!」
「ここか?」
「んっ……あ……っ。やば、そこ……すげー気持ちいい……」
 
 つづるの、涙と吐息混じりの声に興奮する。
 触るたびに身体が跳ねる場所を、何度も何度も指で押し上げた。
 凄いな……マジでエロイ。やばい。俺はジーンズをパンツごと下ろして、窮屈そうにしていた愚息を取りだした。早くつづるのここにぶち込みたい。
 
「指じゃなくて、俺ので擦ったら、絶対もっと気持ちいいぜ」
「そ……それはっ……。越えてはいけない一線というか、どうにも痛そうだというか……」
 
 でも、ちょっと興味もある……そんな様子で、つづるが俺の肩を掴む。そのまま、首に腕を回されてぎゅっと抱きしめられた。
 言葉と行動が伴ってない。
 
「心を開いたなら、次は足を開いてみろよ。絶対気持ちよくしてやるから」
「おま……。オヤジくさいこと言うなよ。萎えるだろ。物の試しにちょっと掘られてみてもいいかなーって気になってんのに」
「軽いなぁ……。言っておくが、俺はお前を好きだから抱くんだぞ。で、お前も絶対俺のことが好きだ。覚えとけ」
 
 何度も言えば、こいつなら暗示にかかりそうだ。そう思いながら念を押して、つづるの両膝に手をかけてがばっと開かせた。
 
「……や、ちょ……馬鹿、ガン見すんなっ……!」
「いいじゃん。お前、見られるの好きだろ?」
「好きじゃな……っ、お前はオレを誤解している! 別にオレは全裸でいるのが好きな訳じゃない。夏はいちいちトイレで脱ぐのが面倒だから、全裸でいるだけなんだよ!」
「いろいろ突っ込みたいが……今はもうそんなことはどうでもいい」
 
 脱がなきゃトイレができないとか、そういうお前をひっくるめて愛してるんだ。今更もう何も言うまい。
 
「今俺が突っ込みを入れたいのはお前のここにだけだ」
「あ、あうっ……」
 
 指をもう一度ぐいっと押し込んでから引き抜くと、俺はつづるのそこに自分の肉棒を埋めた。
 
「凄いな。軽く……慣らしただけなのに、こんな、ずぶずぶと沈み込んでいく」
「あっ……バカ……ってぇよ……」
「でも、切れてはなさそうだぞ。いつも全裸で開放感溢れるトイレライフを送っているせいか、ここも開放感に溢れているのかもしれない」
「お前、マジで死ね! オレが痛みに耐えながらバックバージン捧げてやってんのにそんな感想あるか!」
 
 バックバージン……。そうか、俺、つづるの初めてを……。やばい、興奮してきた。愛しくてたまんね……。俺だけのモノって感じで……。
 
「うぁっ……。大きくすんな!」
「無茶言うなよ。こんなに可愛いお前を目の前にして無理な相談だ」
 
 そう言って緩く腰を揺すり上げると、つづるは甘い声を漏らしながら俺にしがみついた。
 
「あ……ッ、なん……何ッ?」
「な、俺ので擦られたほうが気持ちいいだろ?」
 
 さっきつづるが反応していた場所を中心に擦る。
 中は熱いし、俺をやわやわと締め付けてくる。さっきはああ言ったが、中はキッチリきついんだよな。ホントたまんねぇよ、お前……。
 
「気持ちい……透ゥ……」
 
 しかもエロいし。普段カッコイイのにエロ可愛い。こんなつづるを知ってるの、きっと俺だけだろうな。
 ……それでなくとも、俺だけが知ってるつづるの姿は多すぎだが。今ではそれにすら、優越感を覚える。
 
「つづる、俺……。も、イキそうだ。お前も……」
「やっ、前を一緒に触んな! 漏らす! いつもの癖で漏らすから!」
「えっ、うんこを?」
「バカ、バカ! ちんこからうんこが出てたまるか!」
 
 まあ、そりゃそうか。さすがに少し安心した。
 
「た……確かにそっちも、少し出そうだけどよ……」
 
 なん……だと。さすがに記念すべき初エッチがスカトロなのは俺もちょっと……。
 
「まあ、でも……おしっこくらいなら漏らしてもいいぞ。つづるが漏らすの、見てみたい。でもお前、小の時は脱がないみたいなこと言ってなかったか?」
「家では別なんだよ、この変態!」
 
 どっちが変態だか……。
 まあ、でも今は……変態って言われても否定はできねーか。
 男が漏らすところが見たいと思ってしまうくらいだ。
 俺はつづるの足を肩へ持ち上げ、奥を深く穿つ。
 
「ひっ……や、深……深いッ」
 
 つづるが俺の腕にしがみつくようにして震えた。
 
「あ、ダメ、だっ……。出る、漏れちゃうッ……ダメ、透ッ……」
 
 やばい。エロすぎ。俺も……もう出そう。
 
「いいぜ、漏らせよ。ここがいいんだろ、ホラ……」
「あ、あ、あッ……んんっ。や、出ッ……」
 
 つづるが身体をびくびくと震わせて、俺の腹に白濁をぶちまけた。シャツにべっとりと染みがつく。
 奥がきゅううっと締まって、俺も搾り取られるように、つづるの中に吐き出した。
 ……なんだ。オシッコじゃなかった。いや、期待してた訳じゃないが。
 
「あ……あッ。はぁ……よ、よかった。漏らしてない……」
 
 初エッチが終わって初めての感想がそれかよ。
 
「お前、小学生でもあるまいし、オシッコと射精の感覚を違えるとか……」
「う、うるさい。だって、なんか出ちゃいそうだったんだよ!」
「でもイケたな。気持ち良かったんだろ?」
「ケツに入れられてイイとか知りたくなかった世界だ」
「お前そんなイケメン面でケツとか言うな」
「うるさ……あ、待て、抜くな! 今抜かれるとなんか本当にうんこ出そう! オレ、裸になると便意もよおすこと多いし!」
 
 それは……条件反射なのか?
 うんこって言うのもよせよ、本当。でも抜くなってねだってくれるのはヤラシくていいかも。
 
「わかった。じゃあ押し込んでやる」
「あっ、そういうことじゃない……ッて、もう硬くしてんなよぉ……」
「そんなふうに誘われたら、そりゃあ」
「誘ってな……。ン」
 
 俺のがたっぷり注ぎ込まれたそこが、ぐちりと濡れた音を立てる。
 
「も……透のバカ! せ、責任取れよな……」
「つづる……。ああ、いくらでも責任取ってやる!」
 
 いろいろあったけど、ようやくつづると恋人同士か……。
 責任取ってずっと傍にいてやるよ。飲み会の時はトイレの前で見張っててやるから、小でも全裸になればいいさ。
 
「オレがうんこ漏らしたら、シーツの後始末と弁償……してもらうからな」
 
 ……えっ、そっち?
 
 まあ、どんな責任でも取ってやるよ、うん。愛してるからな。
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