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翔子らの番になったのだった。
翔子を先導するように一歩前を歩く真優。
その顔は自信に満ちていた。
真優の奥の手。
それは、非常に単純なものであった。
以前交換した卯佐子の連絡先。
それに連絡をし、注文のやり方を彼女に聞く。
こんなシンプルなものだ。
店内は混んでいた為、テイクアウトをした二人。
キラキラと眩しい笑みを浮かべる翔子。
余裕そうに微笑む真優。
「甘くて美味しいね!」
「そういえば、翔子さんのは甘いものでしたね。」
「うん。真優ちゃんは?」
「私はなるべく苦いものを、と思いまして、店員さんにおすすめされたものを選びました。」
「常連さんみたいで格好良かったよ!」
卯佐子から聞いた技。
下手に知ったかぶりせずに店員に任せるというものだ。
店名、店舗名を知らせた真優。
すると、この店の店員に知り合いがいるから根回しをすると言われ、より安心することが出来た。
「この後はどうしましょう?」
真優の提案。
今回は彼女の行きたい場所に行こう。
たとえ多少無理しても、彼女が元気になれば良い。
「そうだなぁ……。」
「……。」
ドキドキ……。
翔子がどこへ行きたいのだろう。
今時の女子高生はどう遊んでいるのだろう。
今時の女子高生である真優がそう思い、緊張していた。
「そうだ!」
ピコーン!
名案が浮かんだのだろうか。
そんな擬音がつきそうな翔子。
「おっ、決まったようですね。何ですか?教えてください。」
「キャッチボール!キャッチボールがしたいな。」
「……へ?」
彼女のその思わぬ提案に、つい間抜けな声が出てしまう真優。
キャッチボールをしたい?
聞き間違いだろうか?
それとも何かの隠語か?
「キャッチボールだよー。分からない?」
分からないわけがない。
馬鹿にされているのか?
それとも、試されているのか?
「すみません……。キャッチボールって聞こえたんですけど、それで合ってますか?」
「そうだよー。」
合っているそうだ。
思わず苦笑いしてしまう真優。
自分で言うのも烏滸がましいのかもしれない。
それでも、華の女子高生が行う遊びではないだろう。
そう思う真優。
それでも、純粋な彼女の瞳を見ると、否定は出来るわけがない。
それに、身体を動かせば気持ちが晴れるかもしれない。
「……分かりました、ではボールを買いに行きましょうか。」
翔子を先導するように一歩前を歩く真優。
その顔は自信に満ちていた。
真優の奥の手。
それは、非常に単純なものであった。
以前交換した卯佐子の連絡先。
それに連絡をし、注文のやり方を彼女に聞く。
こんなシンプルなものだ。
店内は混んでいた為、テイクアウトをした二人。
キラキラと眩しい笑みを浮かべる翔子。
余裕そうに微笑む真優。
「甘くて美味しいね!」
「そういえば、翔子さんのは甘いものでしたね。」
「うん。真優ちゃんは?」
「私はなるべく苦いものを、と思いまして、店員さんにおすすめされたものを選びました。」
「常連さんみたいで格好良かったよ!」
卯佐子から聞いた技。
下手に知ったかぶりせずに店員に任せるというものだ。
店名、店舗名を知らせた真優。
すると、この店の店員に知り合いがいるから根回しをすると言われ、より安心することが出来た。
「この後はどうしましょう?」
真優の提案。
今回は彼女の行きたい場所に行こう。
たとえ多少無理しても、彼女が元気になれば良い。
「そうだなぁ……。」
「……。」
ドキドキ……。
翔子がどこへ行きたいのだろう。
今時の女子高生はどう遊んでいるのだろう。
今時の女子高生である真優がそう思い、緊張していた。
「そうだ!」
ピコーン!
名案が浮かんだのだろうか。
そんな擬音がつきそうな翔子。
「おっ、決まったようですね。何ですか?教えてください。」
「キャッチボール!キャッチボールがしたいな。」
「……へ?」
彼女のその思わぬ提案に、つい間抜けな声が出てしまう真優。
キャッチボールをしたい?
聞き間違いだろうか?
それとも何かの隠語か?
「キャッチボールだよー。分からない?」
分からないわけがない。
馬鹿にされているのか?
それとも、試されているのか?
「すみません……。キャッチボールって聞こえたんですけど、それで合ってますか?」
「そうだよー。」
合っているそうだ。
思わず苦笑いしてしまう真優。
自分で言うのも烏滸がましいのかもしれない。
それでも、華の女子高生が行う遊びではないだろう。
そう思う真優。
それでも、純粋な彼女の瞳を見ると、否定は出来るわけがない。
それに、身体を動かせば気持ちが晴れるかもしれない。
「……分かりました、ではボールを買いに行きましょうか。」
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