33 / 151
5
5ー4
しおりを挟む
「いや、じゃんけんの決着がなかなか着かないの前にもあったなーって……。」
「そうですね、確かに前にもありました。」
「……じゃあ今度もそうするの?」
「そうだね。」
ゆかりに肯定するかすみ。
「それでは行きましょう。」
「……よしっ!」
パキパキ……。
指の関節を鳴らす二人。
やる気は十分だ。
とはいえ、殴り合うわけではない。
三人は併設されているゲームセンターへ向かうのであった。
「さっ!どのゲームにしますか?」
「……ばっちこい。」
太鼓のゲームや、レーシングゲーム、クレーンゲーム様々なものがある。
依然としてやる気満々な二人。
その表情は楽しげであった。
「そうだなぁ……。」
うーん。
唸るかすみ。
どうせなら、二人がやったことのないものの方が良いだろう。
初見なら、どちらかが有利になることも恐らくはないはず。
そう思ったからだ。
どれもこれもやった気がする。
「どれにしますか!?私は何でも良いですかよ!」
わくわく。
この状況を楽しんでいるようなエル。
「……右に同じく。」
ふんす。
鼻息荒いゆかり。
何でも良いのか。
それではこれにしよう。
「なら、これは?」
とあるゲームを指差すかすみ。
「こ、これですか……。」
「……え、えっと……。」
歯切れの悪い二人。
それもそのはず。
かすみが指差したものが彼女らの予想の範囲外であったからだ。
「そう!これっ!」
パンチングマシーン。
名前の通り、殴った威力を競うものだ。
「か、かすみさん?その、一応ですよ?」
「うん?」
「一応理由を聞いても良いですか?」
「……うん。理由を教えてほしい。」
エルの意見に賛同するゆかり。
理由か。
そんなもの、大それたものではない。
「だって、二人ともいつも喧嘩してるでしょ?」
「ま、まぁ……。」
「……うぅ。」
否定出来ない二人。
「なら、ここら辺で思いきりパンチしてストレス発散してもらおうかなって思って。」
にっこり。
その笑みには、悪意など感じられない。
純粋な気持ちのようだ。
「そ、そうですか……。」
「……う、うん……。」
腑に落ちない。
それでも、かすみの言うことだ。
従う他はない。
そんな様子の二人であった。
「さ!やろう、やろう!」
満面の笑み。
これはやるしかない。
視線を合わせる二人。
両者それで一致した。
「そうですね、確かに前にもありました。」
「……じゃあ今度もそうするの?」
「そうだね。」
ゆかりに肯定するかすみ。
「それでは行きましょう。」
「……よしっ!」
パキパキ……。
指の関節を鳴らす二人。
やる気は十分だ。
とはいえ、殴り合うわけではない。
三人は併設されているゲームセンターへ向かうのであった。
「さっ!どのゲームにしますか?」
「……ばっちこい。」
太鼓のゲームや、レーシングゲーム、クレーンゲーム様々なものがある。
依然としてやる気満々な二人。
その表情は楽しげであった。
「そうだなぁ……。」
うーん。
唸るかすみ。
どうせなら、二人がやったことのないものの方が良いだろう。
初見なら、どちらかが有利になることも恐らくはないはず。
そう思ったからだ。
どれもこれもやった気がする。
「どれにしますか!?私は何でも良いですかよ!」
わくわく。
この状況を楽しんでいるようなエル。
「……右に同じく。」
ふんす。
鼻息荒いゆかり。
何でも良いのか。
それではこれにしよう。
「なら、これは?」
とあるゲームを指差すかすみ。
「こ、これですか……。」
「……え、えっと……。」
歯切れの悪い二人。
それもそのはず。
かすみが指差したものが彼女らの予想の範囲外であったからだ。
「そう!これっ!」
パンチングマシーン。
名前の通り、殴った威力を競うものだ。
「か、かすみさん?その、一応ですよ?」
「うん?」
「一応理由を聞いても良いですか?」
「……うん。理由を教えてほしい。」
エルの意見に賛同するゆかり。
理由か。
そんなもの、大それたものではない。
「だって、二人ともいつも喧嘩してるでしょ?」
「ま、まぁ……。」
「……うぅ。」
否定出来ない二人。
「なら、ここら辺で思いきりパンチしてストレス発散してもらおうかなって思って。」
にっこり。
その笑みには、悪意など感じられない。
純粋な気持ちのようだ。
「そ、そうですか……。」
「……う、うん……。」
腑に落ちない。
それでも、かすみの言うことだ。
従う他はない。
そんな様子の二人であった。
「さ!やろう、やろう!」
満面の笑み。
これはやるしかない。
視線を合わせる二人。
両者それで一致した。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる