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「う、うん。そうだね。」
ゆかりに促されるまま、彼女とともに自室へ向かうかすみであった。
「……そう言えば……。」
「うん?」
部屋の中へ入り、口を開くゆかり。
そして、それに反応するかすみ。
「……もう今日は学校に行かないんだよね?」
ゆかりが言う。
そして、そのままかすみのベッドへと入った。
その動作には一切の躊躇は存在しなかった。
「うん、そうだね。」
ゆかりの行動など気にしていない様子のかすみ。
彼女が無関心なのを良いことに、彼女の枕を胸元で抱き締めた。
そして、それは徐々に上に移動していく。
そして、ついにそれはゆかりの顔までやって来た。
スゥー!
勢い良く枕の匂いを嗅ぐゆかり。
「……なら、部屋着に着替えた方が良いんじゃない?」
トロンとした声と表情のゆかり。
その姿は直視することが躊躇われるものであった。
「うーん……それもそうだね。」
そう言うと、彼女もまた躊躇いなしに行動し始めた。
部屋着に着替えるかすみ。
彼女のベッドに横になり、依然として枕の匂いを嗅ぎ続けながらその様子をジッと見つめるゆかり。
そこには、奇妙な光景が広がっていた。
「体調はどう?」
「……うん、すこぶる調子良い。」
「そっか、良かった。」
安堵するかすみ。
彼女の視線の先には横になっているゆかりがいる。
先ほどの異常な状態が嘘だったかのように幸せそうにしている。
「……あっ。」
何かに気づいたのだろうか。
それとも思いついたのだろうか。
不意に声を出すゆかり。
「どうしたの?」
「……さっきの鼻血と吐血でお腹空いちゃった。」
「そうなんだ。何食べたい?」
「……おかゆ。ふーふーして冷ましながら食べさせてほしい。」
「もう、あんまり調子に乗らないのっ!」
ピン!
ゆかりにデコピンをするかすみ。
「……あうっ。えへへ、ごめんなさーい。」
絶対に反省していないゆかりがそう言う。
「それに、風邪じゃないのにこの時期におかゆなんて食べれるの?」
「……う、それは……か、かすみちゃんがふーふーしてくれれば頑張るもん。」
「もう……ちょっと待っててね、おにぎりで良い?」
「……っ!?うん!最高!」
ガバッ!
勢い良く起き上がるゆかり。
「わっ!?う、うん。分かった。なら、待っててね。」
彼女の急な動きに驚きながらそう言うと、部屋を出て行くかすみであった。
ゆかりに促されるまま、彼女とともに自室へ向かうかすみであった。
「……そう言えば……。」
「うん?」
部屋の中へ入り、口を開くゆかり。
そして、それに反応するかすみ。
「……もう今日は学校に行かないんだよね?」
ゆかりが言う。
そして、そのままかすみのベッドへと入った。
その動作には一切の躊躇は存在しなかった。
「うん、そうだね。」
ゆかりの行動など気にしていない様子のかすみ。
彼女が無関心なのを良いことに、彼女の枕を胸元で抱き締めた。
そして、それは徐々に上に移動していく。
そして、ついにそれはゆかりの顔までやって来た。
スゥー!
勢い良く枕の匂いを嗅ぐゆかり。
「……なら、部屋着に着替えた方が良いんじゃない?」
トロンとした声と表情のゆかり。
その姿は直視することが躊躇われるものであった。
「うーん……それもそうだね。」
そう言うと、彼女もまた躊躇いなしに行動し始めた。
部屋着に着替えるかすみ。
彼女のベッドに横になり、依然として枕の匂いを嗅ぎ続けながらその様子をジッと見つめるゆかり。
そこには、奇妙な光景が広がっていた。
「体調はどう?」
「……うん、すこぶる調子良い。」
「そっか、良かった。」
安堵するかすみ。
彼女の視線の先には横になっているゆかりがいる。
先ほどの異常な状態が嘘だったかのように幸せそうにしている。
「……あっ。」
何かに気づいたのだろうか。
それとも思いついたのだろうか。
不意に声を出すゆかり。
「どうしたの?」
「……さっきの鼻血と吐血でお腹空いちゃった。」
「そうなんだ。何食べたい?」
「……おかゆ。ふーふーして冷ましながら食べさせてほしい。」
「もう、あんまり調子に乗らないのっ!」
ピン!
ゆかりにデコピンをするかすみ。
「……あうっ。えへへ、ごめんなさーい。」
絶対に反省していないゆかりがそう言う。
「それに、風邪じゃないのにこの時期におかゆなんて食べれるの?」
「……う、それは……か、かすみちゃんがふーふーしてくれれば頑張るもん。」
「もう……ちょっと待っててね、おにぎりで良い?」
「……っ!?うん!最高!」
ガバッ!
勢い良く起き上がるゆかり。
「わっ!?う、うん。分かった。なら、待っててね。」
彼女の急な動きに驚きながらそう言うと、部屋を出て行くかすみであった。
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