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ゆかりの反応に安堵したかすみ。
彼女も一つ掴むと食べ始めた。
嘘をついた。
味など感じない。
出来るなら、咀嚼などせずに飲み込んでしまいたい。
しかし、そんなことで彼女の笑顔を曇らせて良いわけにはならない。
ゆかりはそれらを美味しそうに食べた。
かすみから、そう見えるように食べたのだ。
「……ごちそうさま。とっても美味しかったよ。」
満腹。
味など感じないそれらをひたすら胃に詰め込んだ。
満足感のないそれを味わった後、ゆかりがそう口にした。
「お粗末様でした。」
にっこり微笑むかすみ。
彼女のその笑みを見れたのならばこんな嘘もついて良かった。
そう思うゆかり。
「具合どう?」
心配そうにかすみが言う。
そういえばそうだった。
今、自分は鼻血を噴出し、泡を吹いた後に吐血したのだ。
不調に決まっている。
さて、どう言おうか。
思案するゆかり。
しかし、これ以上無言でいるわけにはいかない。
「……うん、今は調子良いかな?」
「本当?良かった……。何かしてほしいことあったら言ってね?」
「……なんでも良い?」
試しに聞いてみる。
「え?う、うーん、なんでもは無理かなぁ……。私に出来ることなら良いよ。」
これはやりようによってはエルよりも得するのも不可能ではないかもしれない。
ニヤリ。
つい口角が上がってしまうゆかり。
「こ、こんなことで良いの?」
かすみの問いに、ふごふごと聞き取りずらい声で返事をするゆかり。
彼女は今、ベッドに寝転がっているかすみの胸元にしがみついている。
暑いな。
エアコンをつけた。
しかし、じんわりと滲む汗。
叶うなら、もうシャワーで汗を流したい。
「……ふふふ、幸せ。」
胸元から顔をずらして話すゆかり。
「本当?暑くない?」
「……暑いよ。でも、それもかすみちゃんとなら平気。」
「そ、そっか……。」
平気なようだ。
しかし、それも強がりかもしれない。
事実、ゆかりの顔からも、じんわりと汗が滲んでいる。
先ほどまでの異常を鑑みれば、無理をさせるのは良くないだろう。
「やっぱり離れよう?」
「……え?」
かすみの提案に驚きを隠せないゆかり。
目に動揺が露骨に見えている。
「エアコンついてるけど、こんなにくっついてたら熱中症になっちゃうよ?」
「……かすみちゃんは……。」
「うん?」
どうしたのだろう?
彼女も一つ掴むと食べ始めた。
嘘をついた。
味など感じない。
出来るなら、咀嚼などせずに飲み込んでしまいたい。
しかし、そんなことで彼女の笑顔を曇らせて良いわけにはならない。
ゆかりはそれらを美味しそうに食べた。
かすみから、そう見えるように食べたのだ。
「……ごちそうさま。とっても美味しかったよ。」
満腹。
味など感じないそれらをひたすら胃に詰め込んだ。
満足感のないそれを味わった後、ゆかりがそう口にした。
「お粗末様でした。」
にっこり微笑むかすみ。
彼女のその笑みを見れたのならばこんな嘘もついて良かった。
そう思うゆかり。
「具合どう?」
心配そうにかすみが言う。
そういえばそうだった。
今、自分は鼻血を噴出し、泡を吹いた後に吐血したのだ。
不調に決まっている。
さて、どう言おうか。
思案するゆかり。
しかし、これ以上無言でいるわけにはいかない。
「……うん、今は調子良いかな?」
「本当?良かった……。何かしてほしいことあったら言ってね?」
「……なんでも良い?」
試しに聞いてみる。
「え?う、うーん、なんでもは無理かなぁ……。私に出来ることなら良いよ。」
これはやりようによってはエルよりも得するのも不可能ではないかもしれない。
ニヤリ。
つい口角が上がってしまうゆかり。
「こ、こんなことで良いの?」
かすみの問いに、ふごふごと聞き取りずらい声で返事をするゆかり。
彼女は今、ベッドに寝転がっているかすみの胸元にしがみついている。
暑いな。
エアコンをつけた。
しかし、じんわりと滲む汗。
叶うなら、もうシャワーで汗を流したい。
「……ふふふ、幸せ。」
胸元から顔をずらして話すゆかり。
「本当?暑くない?」
「……暑いよ。でも、それもかすみちゃんとなら平気。」
「そ、そっか……。」
平気なようだ。
しかし、それも強がりかもしれない。
事実、ゆかりの顔からも、じんわりと汗が滲んでいる。
先ほどまでの異常を鑑みれば、無理をさせるのは良くないだろう。
「やっぱり離れよう?」
「……え?」
かすみの提案に驚きを隠せないゆかり。
目に動揺が露骨に見えている。
「エアコンついてるけど、こんなにくっついてたら熱中症になっちゃうよ?」
「……かすみちゃんは……。」
「うん?」
どうしたのだろう?
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