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昔話から始まる日常1
しおりを挟む学生証騒動のあと、それぞれが帰りの支度を始めた『HHH』部室内。
望があることに気付いた。
望
「あれぇ?そういえば莉湖先輩っていつも歩いて登下校してますよねぇ?」
莉湖
「はい。それがなにか?」
望
「莉湖先輩なら一瞬でお家から学校まで来れるじゃないですかぁ?なんで毎日歩いてきてるんですかぁ?」
杏奈はそれを聞いて答える。
杏奈
「あれ?お前知らなかったっけ?」
望はキョトンとした。
望
「なんのことですかぁ?」
杏奈は莉湖を親指で指した。
杏奈
「こいつ、隣の男子校のやつからストーカーされてんだよ」
杏奈はシシシと笑った。
望
「えぇ!?そうなんですかぁ!?」
望は莉湖の方を向く。
莉湖
「はい。非常に迷惑な話ですが」
莉湖はため息をついた。
望
「全然知らなかったですぅ」
静音
「・・・私も知らなかったです」
静音も驚いていた。
望
「でもそれならなおさら瞬間移動を使えばいいんじゃ?」
杏奈
「バーカ。んなことしたら、莉湖の力がバレんだろうが」
望
「あっ、そっかぁ。そうですねぇ」
望は、なるほどという感じで手をポンと叩いた。
静音
「・・・ちなみにいつからそのストーカーは莉湖さんに?」
蓮叶
「んーっとね、2人が入学してくる前からかな」
望
「えぇ!!そんな前からですかぁ!?ビックリですぅ」
蓮叶はうんうんと頷く。
蓮叶
「そうだよねぇ、驚くよねぇ。私も最初聞いた時はビックリしたもん」
杏奈
「あれって確か『HHH』作ってすぐぐらいだったか?」
蓮叶
「そーそー!部活申請出して受理されなかった時だ!」
望
「そんなことがあったんですかぁ?」
杏奈
「まぁな。あの時は受理されなくて、蓮叶が先公に食い下がってんのが爆笑だったなぁ」
杏奈は思い出し笑いをした。
蓮叶
「ちょっと!変なこと思い出さないでよ!」
望
「なんですかその話ぃ、すごく面白そうです!」
杏奈
「お、聞くか?じゃあストーカーの話と合わせて蓮叶の恥ずかしい話、おめぇらに聞かせてやるよ」
望と静音は杏奈の方を向き、座った。
蓮叶
「やめてー!」
莉湖
「私は帰ってもいいでしょうか?」
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