67 / 81
下校から始まる日常15
しおりを挟む莉湖
「それはですね・・・」
莉湖が話を続けようとしたその時、倉庫の扉が開く音がした。
望
「!?」
八重嶋
「どうだい?頭は整理出来たかな?」
八重嶋と仲間たちであった。
望は杏奈たちが来てくれたのかと期待していたが、八重嶋の顔を見て肩を落とす。
莉湖もため息をつく。
八重嶋
「さぁ、篠崎莉湖さん。返事を聞こうかな。お友達まで巻き込んだ責任感で良い返事を期待しているんだけどさ」
八重嶋は余裕の表情を浮かべている。
莉湖
「・・・返事・・・ですか?」
莉湖はこの日初めて八重嶋の問いかけに応えた。
八重嶋
「そうだよ。君が“はい”と言えばすぐに解放してあげよう。“いいえ”と答えたらここからは出られない。お友達も一緒にね」
八重嶋の顔には笑みがこぼれ出している。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる