4 / 33
4
しおりを挟む
「募集の張り紙見させて貰いましたよ。」
和服にかんざしと、可愛い女の子が立っていたが、その手には2丁拳銃が握られて、和風さが、半減していた。
「あ、えっと……拳銃冒険者さん?」
「私の名前はいずみ!!拳銃冒険者にして、2丁拳銃をも裁くかっこ可愛い女の子なのです!」
2丁拳銃裁いちゃダメだろ。
「このパーティーに入ってくれるの!?いるのは完璧な女神ナイト様とこのクズでだらしないチビサムよ!?私はともかく、チビサムがいるからクエストクリアできないかもしれないのよ!?いいの!?」
「おい!誰がチビサムだ!あと、募集してんだから、パーティーメンバーに入ってくれるようお願いするのがこっちの役目だろうが!何勝手に“それでもいいの!?”って言ってんだよ!ふざけんなよ!お前ぇ!」
クエストクリアできないかもって言ったら、入る気失せるだろうが!自ら、完璧な女神ナイト様とか言っちゃって。ほんと使えないなこの毒舌女神。
「いいのです!この私がいれば命中率は百パーセントなのです!試しに、練習場へ行きませんか!?」
「え!?練習場なんかあるのか!?」
知らなかった……ナイトもそんくらい教えてくれても良かったのに。
「練習場!?そうと決まれば行くしか無いわね!行くわよ!チビサム!!」
「その名前で呼ぶなぁ!!!!」
<練習場~拳銃冒険者用~>
「あの的に向かって拳銃を打つのです。私は百パーセントの命中率を持ってるんで、あの、ど真ん中をどストライクなのです!」
「ど真ん中をどストライク……。まあ、やってみろ」
「はいなのです!」
すると、いずみの目が変わった。まさに、獣を狩る目。
猛獣使いの目だった。
「ウルフ!!!」
バシュッ!!
「おお~すげ~。確かに的に命中してる!しかもど真ん中……」
「あの!スキルは通常コースでは使用しないでください!」
「ごめんなさいなのです!つい、本気を出してしまったのです……」
どうやら、練習場では通常コースとスキル使用コースの二つに分かれているらしく、俺らは通常コースにいたにもかかわらず、スキルを使ってしまったらしい。
それにしても、命中率の良さ、あの殺気立った目。ただ者じゃない感じがする!是非是非パーティーに入って欲しいものだ。
「俺らのパーティーに入ってくれるか?いずみ。」
「よろしいのですか!?はい!喜んでなのです!」
こうして、いずみはパーティーメンバーに加わった。
「しかし、クエストには5人じゃないと行けないのか?これじゃ、あと2人も集めるのに時間ばかりかかるぞ。」
「3人もいれば、初級のクエストは普通にクリアできふのです。パズルクエスト、スポーツクエスト、あと、どこの誰がつけたのか分からないクソダサい名前のスゴロククエスト。この3つで1番簡単なのはパズルクエストですかね?よく分からないのですが」
「3人でクエストへ行ける?てか、なんでそんなにスゴロククエストだけいびるんだ……まぁ、いいか。よし!パズルクエストだな!行くぞ!ナイト!……ってあれ?」
俺たちが会話している間に街角の隅に体操座りでナイトは座っていた。
「私、この話で、ロクに話してないのに、話進んでるし。女神なのに話の輪に入れないし。なんなの、このパーティー」
め、面倒くせえ……。
「面倒くせえなーナイトは。ほら、早く行くぞ!パズルクエスト!」
「め、面倒くさいって何よ!治の方が、頑固過ぎて、面倒くさいわ。」
「人をこんだけ困らせといて、何が面倒くさいだ!!
とにかく、テントを借りるために、早くクエストに行くぞ!」
<パズルクエスト初級~アテネドラゴンを完成させろ!>
「このクエストは普通のパズルゲームとおんなじ考えなのです。ピースをくっつけてアテネドラゴンを作り、倒せたらクリアなのです。ですが、普通のゲームと違うのは、完成させたあとドラゴンと戦わなくてはならない。ということなのです。」
「ルールはわかった。……完成させたいけどしたくない。拷問だな。これ」
「制限時間は60分なのです。ピースが配られた瞬間からゲームスタートなのです。」
「分かった。集中して行くぞ!」
『パズルクエスト初級、5秒前……3、2、1』
スタート……
和服にかんざしと、可愛い女の子が立っていたが、その手には2丁拳銃が握られて、和風さが、半減していた。
「あ、えっと……拳銃冒険者さん?」
「私の名前はいずみ!!拳銃冒険者にして、2丁拳銃をも裁くかっこ可愛い女の子なのです!」
2丁拳銃裁いちゃダメだろ。
「このパーティーに入ってくれるの!?いるのは完璧な女神ナイト様とこのクズでだらしないチビサムよ!?私はともかく、チビサムがいるからクエストクリアできないかもしれないのよ!?いいの!?」
「おい!誰がチビサムだ!あと、募集してんだから、パーティーメンバーに入ってくれるようお願いするのがこっちの役目だろうが!何勝手に“それでもいいの!?”って言ってんだよ!ふざけんなよ!お前ぇ!」
クエストクリアできないかもって言ったら、入る気失せるだろうが!自ら、完璧な女神ナイト様とか言っちゃって。ほんと使えないなこの毒舌女神。
「いいのです!この私がいれば命中率は百パーセントなのです!試しに、練習場へ行きませんか!?」
「え!?練習場なんかあるのか!?」
知らなかった……ナイトもそんくらい教えてくれても良かったのに。
「練習場!?そうと決まれば行くしか無いわね!行くわよ!チビサム!!」
「その名前で呼ぶなぁ!!!!」
<練習場~拳銃冒険者用~>
「あの的に向かって拳銃を打つのです。私は百パーセントの命中率を持ってるんで、あの、ど真ん中をどストライクなのです!」
「ど真ん中をどストライク……。まあ、やってみろ」
「はいなのです!」
すると、いずみの目が変わった。まさに、獣を狩る目。
猛獣使いの目だった。
「ウルフ!!!」
バシュッ!!
「おお~すげ~。確かに的に命中してる!しかもど真ん中……」
「あの!スキルは通常コースでは使用しないでください!」
「ごめんなさいなのです!つい、本気を出してしまったのです……」
どうやら、練習場では通常コースとスキル使用コースの二つに分かれているらしく、俺らは通常コースにいたにもかかわらず、スキルを使ってしまったらしい。
それにしても、命中率の良さ、あの殺気立った目。ただ者じゃない感じがする!是非是非パーティーに入って欲しいものだ。
「俺らのパーティーに入ってくれるか?いずみ。」
「よろしいのですか!?はい!喜んでなのです!」
こうして、いずみはパーティーメンバーに加わった。
「しかし、クエストには5人じゃないと行けないのか?これじゃ、あと2人も集めるのに時間ばかりかかるぞ。」
「3人もいれば、初級のクエストは普通にクリアできふのです。パズルクエスト、スポーツクエスト、あと、どこの誰がつけたのか分からないクソダサい名前のスゴロククエスト。この3つで1番簡単なのはパズルクエストですかね?よく分からないのですが」
「3人でクエストへ行ける?てか、なんでそんなにスゴロククエストだけいびるんだ……まぁ、いいか。よし!パズルクエストだな!行くぞ!ナイト!……ってあれ?」
俺たちが会話している間に街角の隅に体操座りでナイトは座っていた。
「私、この話で、ロクに話してないのに、話進んでるし。女神なのに話の輪に入れないし。なんなの、このパーティー」
め、面倒くせえ……。
「面倒くせえなーナイトは。ほら、早く行くぞ!パズルクエスト!」
「め、面倒くさいって何よ!治の方が、頑固過ぎて、面倒くさいわ。」
「人をこんだけ困らせといて、何が面倒くさいだ!!
とにかく、テントを借りるために、早くクエストに行くぞ!」
<パズルクエスト初級~アテネドラゴンを完成させろ!>
「このクエストは普通のパズルゲームとおんなじ考えなのです。ピースをくっつけてアテネドラゴンを作り、倒せたらクリアなのです。ですが、普通のゲームと違うのは、完成させたあとドラゴンと戦わなくてはならない。ということなのです。」
「ルールはわかった。……完成させたいけどしたくない。拷問だな。これ」
「制限時間は60分なのです。ピースが配られた瞬間からゲームスタートなのです。」
「分かった。集中して行くぞ!」
『パズルクエスト初級、5秒前……3、2、1』
スタート……
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
22
1 / 3
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる