異世界へようこそ!

野上葵

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スタートと同時に星を取りに行く。……あれ?なんか1人多い?

「デイヴ!?何故いるのです!?」
「ハッ!いちいち、理由を聞かないで貰おうか。これはデイヴ様が仕掛けたトラップだ。俺のスキルとして、人の止まったマスへ行ける、『ゴーイング』!このスキルを使ったデイヴ様は最強だ!お前達まとめて始末してくれる!」

ゴーイング!!……名前ダサッ!!刹那のイグニートよりもダサいぞ……。いや、こんなことを言っている場合じゃない。あのデブが来てしまった。星を絶対取らせてはいけない……。でも、どうやって足止めを……!!

「治!デイヴの動きを止めるためにスキルをたくさん使うのです!」
「あ、ああ!やってみる!」

「刹那のイグニート!!!」
「ウルフ!!!」
「スノーマン!!!」


「プログラムショット!!!」

一気に竜巻が起こり、飛ばされる。やばい。絶対に星を取らせてはいけないのに、星を取られてしまう。これは一大事だ。

「デイヴ様に逆らうからこんな仕打ちを受けるのだ。全く、逆らわなければ良いものを……」

デブに鼻で笑われ、少し腹が立った。

『星集めしゅーりょー!!』

……え?いや、まてまてまて。全然星集めてないぞ!?今やった事と言えば、あのデブにスキル食らわせたぐらいだぞ!?

『さあ!集めた星を数えていこー!チーム治は星20個!てことはなんと一気に2000コインゲット!チームデイヴは星0個!残念!それと、チームデイヴは反則を犯したので、1回休みでーす!』

えええ!?

「何故そんなに星が溜まるんだ!俺は認めないぞ!!」
「私が……集めた……」

ノヴィア……。お前、やけにスキルを発動させないなって思ってたら、そんな事をしていたのか……。感謝の一言しかでないな。うん。あとで、礼を言っておこう。

「ノヴィア!でかしたのです!やっぱり私の親友なのです!」

2人は抱き合って、笑っている。この絵が永遠に続けば良いのに。俺はそう思った。多分、ナイトもそう思っているだろう。そう思っていると信じたい。

「よし!あいつが1回休みの間に差をつけるわよ!よし!サイコロ!!」

ナイトは5を出した。1.2.3.4.5と進んでいく。今度はどんなマスなんだ……。不安で仕方がない。すぐに頭上にミッションが映し出される。次はどんなだ。マジで怖い。

<ミニゲーム! 間違い探しをしよう!>

ミニゲームの世界に飛ばされた。間違い探しって……。クリアできなかったら何されるか……。怖い……(2回目)。
そして、またまたたけもんの登場だった。たけもんはいつものテンションで説明した。

『やあ!たけもんだよ!ルールを説明するね!これから、自分達がさっきと違っているところを10個見つけて貰うよ!この周りじゃないから気をつけてね!10個見つけられたら350コインゲット!制限時間はそうだな……とりあえず20分!よーいスタート!』

えっと……えっと……。全然分かんねえ……。いつも何気なくみてたから、些細な事には気づかなくなっている。すると、いずみがひらめいたようで。

「えっと……あ!ナイトの杖の時計がボールになっているのです!」

『せいかーい!まずは1個ーこの調子でどんどん当てていこう!』

よく見てみると、杖が丸くなっている。これに気付けたいずみは一体……。すると、何か違和感を感じた。俺も間違いを見つけられるのか!?

「エクスカリバーが軽い……!?これも間違いなのか!?」

『せいかーい!君が持っているエクスカリバーはプラスチック製でーす!2個当てたねー!どんどんいこー!』

以外と難しいな……。これ。1つが限界になりそうだ。まだノヴィアとナイトは見つけられてないみたいだし、いずみも悩みまくっている。このままじゃ制限時間内に10個見つけられない!

「スノーマン!!!」

突然、スキルを使い出し、何がなんだか、分からない状態になってしまった。

「分かったわ!威力が半減している!」

『せいかーい!3個目ー!スキルにも関わってるから見落とさないようにしよー!』

先にそれを言ってくれ!!たけもんに初めて突っ込んだ。

「全員スキルを使うんだ!」
「はいなのです!」

一気に皆がスキルを使い始める。

「ヘビーサンド!!!」
「フラッシュ!!! 刹那のイグニート!!! チート!!!」
「アクアソード!!!……コン・フォーコ!!!……」
「ウルフ!!!」

「わかった……コン・フォーコの威力半減……」

『せいかーい!4個ー!さあさあ、あと6個だぞー!?頑張れー!』

「えっと……俺のアメダスのジャージがカメダスになっている!!」

『せいかーい!あと5個ー!半分過ぎたところで、時間も半分になったよー!どうするどうする?早く決めちゃわないとー!』

制限時間はあと10分。でも、俺らは気付くのが遅かったようだ。1番大事な事に。
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