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サイコロはぴったりの4を出した。
『チーム治ゴーーール!!!……の前に、逆転勝利対決ー!!ルールは簡単!!じゃんけんでーーーす!!!誰が出るかは、チームで相談して決めてねー!?じゃんけんで勝ったチームは負けたチームのコインを二分の一取ることができまーす!それでは相談時間ースタートッ!!』
じゃんけんで、勝利の分かれ目が決まるとは。なんという幼稚なクエストなんだ。でも、ここは運が強いナイトが行くべきだな。俺はパーティーで1番弱い気がする……。
「よし!じゃあ、誰が行くかはパーティー内のじゃんけんで決めましょう!」
「なんでだよ!お前が1番強いんだから、お前が行けばいいだろ!?なんでいちいちそんなじゃんけんで決めるんだよ!」
「治!あんたは、頭までチビサムなの!?」
「お前、それ何話ぶりのあだ名だよ!しかも、頭までチビサムってどういうことだ!ふざけんな!1番弱い奴が勝って、本番で負けたらどうするんだ!?もう、コインも何もなくなるじゃないか!」
「それもそうね……」
「な!だから、1番運が強いお前が行け!」
「やっぱりじゃんけんにしましょ。私、あんまり行きたくないっていうか……面倒臭いっていうか……」
8割は後者の方だろ。ここで、俺が勝ったらどうすんだよ。なんで、フラグ立たせるようなことを進んでやりたがるんだよ。おかしいだろ!?お前がさっさと行けばいいものを……!!!
「じゃあ、早速やるのです!じゃーんけーん」
ポン。
「グーなのです!」
「パー」
「グー……」
「俺……パーだ……」
なんで、こういう時に俺は勝ってしまうんだ!?本当におかしい!マジでおかしい!ああ、もうこれフラグ立ってる。やだわー。マジでやだわー。
「じゃーんけーん」
ぽん……。もうやりたかねーよ。どうにでもなれ。ぼけなすが。
「チョキ」
「グー……」
ナイトはにっこりと笑った。
「やっぱりここは、治が行くべきね!よろしく!負けたら承知しないから……ね!!」
ウゼェ……。負けたら承知しないからってじゃあ、お前が行けよ!って話になるだろ!?ああ。負ける気しかしねぇ。どうしても、あのデブ、じゃんけん強い気がするんだよなぁ……。なんか見たら、指バキバキ鳴らしてるし。1番ダメなタイプだわ。コレ。
『決まったかなー!?じゃあ、じゃんけんをやる人はここに来てねー!じゃんけん大会ーーー!!いっくよー!?じゃーんけーん』
もう、どうにでもなれ。
ぽん……。
「な。このデイヴ様が……まける……だと」
良かった。フラグ立って。話の流れ的に、今勝っとかないと、デブに申し訳ないし。あとネタもないs(殴
『チーム治ゴーーール!!!そしてそして、勝ったのも、チーム治!!!』
俺たちは6275コイン(!)を手に入れた。凄い……。1発逆転なら、スゴロククエストが1番優位だ。まあ、今回のは1発逆転じゃなかったけど。職業管理施設へ行き、椅子に座った。ここでする平和な会話も久しぶりだ。前はいずみと仲間割れした時だったからな。
「凄いのです!6275コインなんて!これだけあれば、スキルアップも十分に出来るのです!」
「家も作れるな。これで」
「どこか、山奥にバシュッとウルフを撃ちたいのです!はあ……楽しみなのです!」
平和な会話もつかの間だった。瞬く間に警報のようなブザー音が鳴り響き、街一斉に放送された。
『緊急事態発生!緊急事態発生!デスマッチを希望する海賊、「ナイトメア」が、ホルストを襲撃するとの予告!冒険者、及び魔法使いは直ちに職業管理施設まで集まってください!繰り返します!冒険者及び魔法使いは直ちに職業管理施設まで集まってください!住民の皆さんは直ちに避難をしてください!』
ナイト……メア?
「な!私じゃないわよ!ナイトってついてるけど、あっちには会ってもないし、ましてや話した事もないわ」
「でも、デスマッチ……何年ぶりなのでしょう……しかもナイトメアということは全ての属性を持つ集団……簡単に退治できるものではないのです」
「まず、デスマッチってなんなんだ?」
突然ですが、「教えてたけもん!」のコーナーを開始させていただきます。
デスマッチとは、ホルストの街、全冒険者で行うイベントみたいなものだよ!でも、イベントみたいに楽しくはないんだ!デスマッチは新しい凶器や、新しい武器を作った時に行われるんだ!だから、死人が出ることもしばしば!しかも海賊でナイトメア!ナイトメアと言ったら、ここら辺じゃあ、1番強いと言われている集団のことだよ!もちろん海賊だから、本業はデスマッチではないんだけどね!質問は受け付けないから、話の流れをよく見ておこーう!以上!教えてたけもん!でした!
以上で、「教えてたけもん!」のコーナーを終了させていただきます。
「なるほど……じゃねーな!そのナイトメア聞くからに強そうじゃないか!!ヤバいぞ!死ぬぞ!死にたくないぞ俺は!」
「もう死んでるけどね。でも、これは戦争よ!戦うしかないの!」
そう言うと、ナイトは立ち上がった。凛々しい姿は初めてみる。そういう表情もできるんだな。うん。悪くない。
「全冒険者で、デスマッチをクリアしましょう!」
試合開始のベルが鳴り響く。
<緊急クエスト 海賊からホルストを守れ!>
……ナイトメア接近中……
******
眠いです。目がかゆいです。だるいです。ネタがないです。伏線回収できません。どうしましょう。最近目が死んでるよってよく言われる野上なのでした。
どんどんあとがきが長くなっていきます。ごめんなさい。
『チーム治ゴーーール!!!……の前に、逆転勝利対決ー!!ルールは簡単!!じゃんけんでーーーす!!!誰が出るかは、チームで相談して決めてねー!?じゃんけんで勝ったチームは負けたチームのコインを二分の一取ることができまーす!それでは相談時間ースタートッ!!』
じゃんけんで、勝利の分かれ目が決まるとは。なんという幼稚なクエストなんだ。でも、ここは運が強いナイトが行くべきだな。俺はパーティーで1番弱い気がする……。
「よし!じゃあ、誰が行くかはパーティー内のじゃんけんで決めましょう!」
「なんでだよ!お前が1番強いんだから、お前が行けばいいだろ!?なんでいちいちそんなじゃんけんで決めるんだよ!」
「治!あんたは、頭までチビサムなの!?」
「お前、それ何話ぶりのあだ名だよ!しかも、頭までチビサムってどういうことだ!ふざけんな!1番弱い奴が勝って、本番で負けたらどうするんだ!?もう、コインも何もなくなるじゃないか!」
「それもそうね……」
「な!だから、1番運が強いお前が行け!」
「やっぱりじゃんけんにしましょ。私、あんまり行きたくないっていうか……面倒臭いっていうか……」
8割は後者の方だろ。ここで、俺が勝ったらどうすんだよ。なんで、フラグ立たせるようなことを進んでやりたがるんだよ。おかしいだろ!?お前がさっさと行けばいいものを……!!!
「じゃあ、早速やるのです!じゃーんけーん」
ポン。
「グーなのです!」
「パー」
「グー……」
「俺……パーだ……」
なんで、こういう時に俺は勝ってしまうんだ!?本当におかしい!マジでおかしい!ああ、もうこれフラグ立ってる。やだわー。マジでやだわー。
「じゃーんけーん」
ぽん……。もうやりたかねーよ。どうにでもなれ。ぼけなすが。
「チョキ」
「グー……」
ナイトはにっこりと笑った。
「やっぱりここは、治が行くべきね!よろしく!負けたら承知しないから……ね!!」
ウゼェ……。負けたら承知しないからってじゃあ、お前が行けよ!って話になるだろ!?ああ。負ける気しかしねぇ。どうしても、あのデブ、じゃんけん強い気がするんだよなぁ……。なんか見たら、指バキバキ鳴らしてるし。1番ダメなタイプだわ。コレ。
『決まったかなー!?じゃあ、じゃんけんをやる人はここに来てねー!じゃんけん大会ーーー!!いっくよー!?じゃーんけーん』
もう、どうにでもなれ。
ぽん……。
「な。このデイヴ様が……まける……だと」
良かった。フラグ立って。話の流れ的に、今勝っとかないと、デブに申し訳ないし。あとネタもないs(殴
『チーム治ゴーーール!!!そしてそして、勝ったのも、チーム治!!!』
俺たちは6275コイン(!)を手に入れた。凄い……。1発逆転なら、スゴロククエストが1番優位だ。まあ、今回のは1発逆転じゃなかったけど。職業管理施設へ行き、椅子に座った。ここでする平和な会話も久しぶりだ。前はいずみと仲間割れした時だったからな。
「凄いのです!6275コインなんて!これだけあれば、スキルアップも十分に出来るのです!」
「家も作れるな。これで」
「どこか、山奥にバシュッとウルフを撃ちたいのです!はあ……楽しみなのです!」
平和な会話もつかの間だった。瞬く間に警報のようなブザー音が鳴り響き、街一斉に放送された。
『緊急事態発生!緊急事態発生!デスマッチを希望する海賊、「ナイトメア」が、ホルストを襲撃するとの予告!冒険者、及び魔法使いは直ちに職業管理施設まで集まってください!繰り返します!冒険者及び魔法使いは直ちに職業管理施設まで集まってください!住民の皆さんは直ちに避難をしてください!』
ナイト……メア?
「な!私じゃないわよ!ナイトってついてるけど、あっちには会ってもないし、ましてや話した事もないわ」
「でも、デスマッチ……何年ぶりなのでしょう……しかもナイトメアということは全ての属性を持つ集団……簡単に退治できるものではないのです」
「まず、デスマッチってなんなんだ?」
突然ですが、「教えてたけもん!」のコーナーを開始させていただきます。
デスマッチとは、ホルストの街、全冒険者で行うイベントみたいなものだよ!でも、イベントみたいに楽しくはないんだ!デスマッチは新しい凶器や、新しい武器を作った時に行われるんだ!だから、死人が出ることもしばしば!しかも海賊でナイトメア!ナイトメアと言ったら、ここら辺じゃあ、1番強いと言われている集団のことだよ!もちろん海賊だから、本業はデスマッチではないんだけどね!質問は受け付けないから、話の流れをよく見ておこーう!以上!教えてたけもん!でした!
以上で、「教えてたけもん!」のコーナーを終了させていただきます。
「なるほど……じゃねーな!そのナイトメア聞くからに強そうじゃないか!!ヤバいぞ!死ぬぞ!死にたくないぞ俺は!」
「もう死んでるけどね。でも、これは戦争よ!戦うしかないの!」
そう言うと、ナイトは立ち上がった。凛々しい姿は初めてみる。そういう表情もできるんだな。うん。悪くない。
「全冒険者で、デスマッチをクリアしましょう!」
試合開始のベルが鳴り響く。
<緊急クエスト 海賊からホルストを守れ!>
……ナイトメア接近中……
******
眠いです。目がかゆいです。だるいです。ネタがないです。伏線回収できません。どうしましょう。最近目が死んでるよってよく言われる野上なのでした。
どんどんあとがきが長くなっていきます。ごめんなさい。
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