54 / 268
第六章「果たされる誓い」
第54話 銀髪の乙女 裁定の時
巨怪グレンデルの凶爪は少女の華奢な体躯を今にも貫こうとする瞬間だった。
ガツンッとグレンデルの爪は見えない何かに衝突し、ティルフィングを傷つけること阻まれた。
得体の知れない力が少女を守護している。
予想外の出来事にグレンデルは思わず怯んで距離を取った。そして緑色に光る瞳は驚愕に染まる。
「ナニガオコッテヤガル!」
死にかけ、いや、すでに死んでいたはずの魔術師から得体の知れない力が突如吹き上がったのだ。
それに驚いたのはティルフィングも同じだった。
「…………ソーマ?」
青白かった双魔の顔色が徐々にもとの血色に戻っていく。止まらずに流れ出ていた血も止まった。緑毒の剣気に侵され変色していた肌からも毒気が抜けていく。
意識はまだ戻らないようだが口が微かに動き何か言葉を紡ぎ出す。
「破ら……れた……盟約……は……蘇る……」
双魔の身体が輝きを帯びる。
「我……が剣……愛しき……我が妹よ、我が……娘よ…………」
輝きは段々と強さを増していく。言葉も力強くなっていく。
「幾星霜、永遠の如き離別は終わる……」
「ソーマ!」
倒れていた双魔は静かに、浮くように直立し、そのまま宙に浮かび上がった。腹部を貫いていたフルンティングはするりと抜け落ち、ガラン!ガラン!と音を立てて地面に転がった。
「新たな誓いを此処に……」
ぼさぼさの短い髪は長く、長く伸びる。黒髪が銀に染まっていく。身体は華奢に変化し、優美な丸みを帯びる。
「其は不破の誓い、失われし我が名の下に!」
最後の詠唱が終わると双魔の全身を包んでいた輝きが弾けて散った。そこに立っていたのは金糸の編み込まれた白の衣に身を包み、陽光に煌めく細氷の如き白銀の髪を靡かせる蒼眼の乙女だった。
「……………ソーマ……なのか?」
ティルフィングは呆けた表情でその姿を見上げている。ずっと泣いていたのか真紅の瞳はさらに紅くなっていた。
「ん、そうだ…………心配掛けたな」
ティルフィングの頭を撫でてやる。すると、髪で隠れていたティルフィングの右眼が黄金の輝きを放つ。
左の眼も真紅から黄金へと色を変える。夜闇の如き黒髪は双魔と同じ白銀へと染まっていく。
それと同時に紅の剣気がほとばしり結界の内部は紅の氷原と化した。
「ティルフィング」
優しく呼びかけて手を差し出す。
「うむ!」
その手を取ってティルフィングは元気よく立ち上がる。そこには既に悲しみは欠片も残っていなかった。
「古き盟約は此処に果たされた!新たなる誓いを、幾久しき契りを結ばん!真実の姿を示せ!汝が名は”ティルフィング”!」
一瞬、眩い光を放ってティルフィングは、剣の乙女はその姿を一振りの剣へと変える。
双魔の手には黄金の柄と白銀の刃煌めく一振りの剣が握られる。
「さあ、グレンデル……カインの後裔よ、裁定の時だ!」
眼下の巨怪に昂然と言い放った。決着の時は刹那に迫っていた。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
異形の巨躯は真紅の氷原に茫然と立ち尽くした。
不気味な緑光を放つその双眸に映ったものに全てを蹂躙し得る双腕双脚、人間如きならば容易く切り裂き、砕くであろう爪牙、鈍色で剣戟銃弾などものともしない鱗に覆われた全身が悉く硬直した。
禍々しい強大な怪物をそうせしめたのはソレが己の内に決して感じることのなかった感覚であった。かつて怒りのままに全てを壊し、嬲り、潰し、己の快楽へと変えたソレが。恐れるものなど何もなく、目にしたことのない神々にさえ唾を吐きかけ、侮辱の言葉を並び立てた怪物が感じたのは「恐怖」ではない、「畏怖」でもない、「戦慄」か「狂喜」かそれとも死の直前に感じた微かな「落胆」なのか。
その答えはグレンデルには分からない。彼の怪物がすべきはただ目の前に存在する生を奪うことだけだ。
原因不明の硬直からすぐに身体は解き放たれる。
「ナニガオキタノカワシラネエガ、オトコガオンナニカワッテ、イロガカワッタグライデオレサマニカテルトオモッテルノカヨ!メデテエヤロウダ!」
「…………」
グレンデルの嘲笑う姿を、双魔は眉すら動かさずに見降ろしている。それがグレンデルの癇に障った。
「シネェエエエエエエエエエエ!」
足と尾を使って地面から凄まじいスピードで宙に浮かぶ双魔へと飛び掛かる。
「フッ!」
双魔も宙を蹴るようにして向かってくるグレンデルへと突っ込む。
両者は音もなく交錯し紅氷へと着地する。
「ギャアアアアアアアアア!」
一拍空けて、聞くに堪えない醜悪な悲鳴を上げたのはグレンデルの方だった。左肩から袈裟懸けに深く切り裂かれ緑毒の血液が噴き出ている。
双魔は膝をつきうずくまるグレンデルに向き直る。
「甦ってしまったことをお前の罪として問うことはない……それでも、お前は甦るべきではなかった……裁定を下す!出でよ”黄金と白銀の裁定宮”!」
外部から切り離された常緑の大樹に囲まれた紅の氷原に、黄金の柱と白銀の屋根が輝く荘厳な宮殿が姿を現した。
「ガアアアアアァァアァァアアアアアアアァァァァァァア!」
傷を負って恐慌状態に陥ったのかグレンデルは傷口から血を噴き出させたまま双魔へと突進してくる。
「一つ、罪なき者の肉体を奪い!」
双魔がそう言い放つと宮殿から黄金の鎖が飛び出し、グレンデルの四肢を絡めとって動きを封じる。
「クソガァ!」
拘束から逃れようと暴れるが、暴れれば暴れるほど自由が失われていく。
「二つ、神をも畏れぬ獣理の悪行、血塗られた山河の如し!」
「グギャアアアア!」
封じられた手足に銀の槍が突き刺さりグレンデルは膝をつく。その動きは完全に止まった。
「三つ、神代の掟によって裁きを与えてくれよう!”真実の剣”」
双魔はグレンデルの前までゆっくりと歩いて近づく。そして、ティルフィングでグレンデルの心臓を刺し貫いた。
「…………ゴハッ!」
口から大量の血を吐き出してグレンデルは前に倒れた。その目から光が徐々に消えていく。
「……クソガ……コノオレサマガニドモマケルナンテナ」
「……人食いの怪物の結末なんてそんなもんだ」
片目を瞑ってこめかみをぐりぐりしながら素っ気なく答える。
「クックック……イイナァ……テメェノソノカオ……ナブリガイモアッタシ……モウイッカイ…………コンドコソコロシテヤリテェ…………ナ」
「三度目はない……フルンティングに残っていたお前の残滓は消し去った。もう、現世に来ることはない」
「チッ……ツマラネェヤロウ……ダ…………ゼ」
ニヤリと、最後の笑みを浮かべると竜頭の巨人はサラサラと灰の様に跡形もなく消え去った。
グレンデルの倒れていた場所には気を失ったサリヴェンが倒れている。
口元に耳を近づけ、首筋に手を当てる。呼吸、脈共に問題はなくただ気絶しているだけのようだ。
「はーーーーーー!」
サリヴェンの無事を確認するとドッと疲れが押し寄せてきた。大きく息をつく。限界が来たのか結界を形成していた巨木が少しずつ消えていく。
それと同時に地面を覆っていた紅氷も舞台の外側から中央へ向けて徐々に消え、元の舞台が姿を現していく。
「ん?」
ティルフィングの刃が紅の光を帯びる。光が収まると刃は白銀から元の黒に戻っていた。
気を失ってしまったのか双魔の身体にもたれてくる。
「おっと」
ティルフィングの小さい身体を抱き寄せる。
双魔の身体も女神から元に戻る。ぼさぼさの髪は黒と銀が入り混じり、身に纏う服も魔術科のローブと遺物科の制服に戻っていた。
その数瞬後、結界は完全に消滅し舞台が外部の人間に露になった。
『い、いま!結界が消えったっス!』
アメリアの声が聞こえる。差し込む夕日が目に沁みた。
そこで、双魔の意識は立ったまま途切れた。
ガツンッとグレンデルの爪は見えない何かに衝突し、ティルフィングを傷つけること阻まれた。
得体の知れない力が少女を守護している。
予想外の出来事にグレンデルは思わず怯んで距離を取った。そして緑色に光る瞳は驚愕に染まる。
「ナニガオコッテヤガル!」
死にかけ、いや、すでに死んでいたはずの魔術師から得体の知れない力が突如吹き上がったのだ。
それに驚いたのはティルフィングも同じだった。
「…………ソーマ?」
青白かった双魔の顔色が徐々にもとの血色に戻っていく。止まらずに流れ出ていた血も止まった。緑毒の剣気に侵され変色していた肌からも毒気が抜けていく。
意識はまだ戻らないようだが口が微かに動き何か言葉を紡ぎ出す。
「破ら……れた……盟約……は……蘇る……」
双魔の身体が輝きを帯びる。
「我……が剣……愛しき……我が妹よ、我が……娘よ…………」
輝きは段々と強さを増していく。言葉も力強くなっていく。
「幾星霜、永遠の如き離別は終わる……」
「ソーマ!」
倒れていた双魔は静かに、浮くように直立し、そのまま宙に浮かび上がった。腹部を貫いていたフルンティングはするりと抜け落ち、ガラン!ガラン!と音を立てて地面に転がった。
「新たな誓いを此処に……」
ぼさぼさの短い髪は長く、長く伸びる。黒髪が銀に染まっていく。身体は華奢に変化し、優美な丸みを帯びる。
「其は不破の誓い、失われし我が名の下に!」
最後の詠唱が終わると双魔の全身を包んでいた輝きが弾けて散った。そこに立っていたのは金糸の編み込まれた白の衣に身を包み、陽光に煌めく細氷の如き白銀の髪を靡かせる蒼眼の乙女だった。
「……………ソーマ……なのか?」
ティルフィングは呆けた表情でその姿を見上げている。ずっと泣いていたのか真紅の瞳はさらに紅くなっていた。
「ん、そうだ…………心配掛けたな」
ティルフィングの頭を撫でてやる。すると、髪で隠れていたティルフィングの右眼が黄金の輝きを放つ。
左の眼も真紅から黄金へと色を変える。夜闇の如き黒髪は双魔と同じ白銀へと染まっていく。
それと同時に紅の剣気がほとばしり結界の内部は紅の氷原と化した。
「ティルフィング」
優しく呼びかけて手を差し出す。
「うむ!」
その手を取ってティルフィングは元気よく立ち上がる。そこには既に悲しみは欠片も残っていなかった。
「古き盟約は此処に果たされた!新たなる誓いを、幾久しき契りを結ばん!真実の姿を示せ!汝が名は”ティルフィング”!」
一瞬、眩い光を放ってティルフィングは、剣の乙女はその姿を一振りの剣へと変える。
双魔の手には黄金の柄と白銀の刃煌めく一振りの剣が握られる。
「さあ、グレンデル……カインの後裔よ、裁定の時だ!」
眼下の巨怪に昂然と言い放った。決着の時は刹那に迫っていた。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
異形の巨躯は真紅の氷原に茫然と立ち尽くした。
不気味な緑光を放つその双眸に映ったものに全てを蹂躙し得る双腕双脚、人間如きならば容易く切り裂き、砕くであろう爪牙、鈍色で剣戟銃弾などものともしない鱗に覆われた全身が悉く硬直した。
禍々しい強大な怪物をそうせしめたのはソレが己の内に決して感じることのなかった感覚であった。かつて怒りのままに全てを壊し、嬲り、潰し、己の快楽へと変えたソレが。恐れるものなど何もなく、目にしたことのない神々にさえ唾を吐きかけ、侮辱の言葉を並び立てた怪物が感じたのは「恐怖」ではない、「畏怖」でもない、「戦慄」か「狂喜」かそれとも死の直前に感じた微かな「落胆」なのか。
その答えはグレンデルには分からない。彼の怪物がすべきはただ目の前に存在する生を奪うことだけだ。
原因不明の硬直からすぐに身体は解き放たれる。
「ナニガオキタノカワシラネエガ、オトコガオンナニカワッテ、イロガカワッタグライデオレサマニカテルトオモッテルノカヨ!メデテエヤロウダ!」
「…………」
グレンデルの嘲笑う姿を、双魔は眉すら動かさずに見降ろしている。それがグレンデルの癇に障った。
「シネェエエエエエエエエエエ!」
足と尾を使って地面から凄まじいスピードで宙に浮かぶ双魔へと飛び掛かる。
「フッ!」
双魔も宙を蹴るようにして向かってくるグレンデルへと突っ込む。
両者は音もなく交錯し紅氷へと着地する。
「ギャアアアアアアアアア!」
一拍空けて、聞くに堪えない醜悪な悲鳴を上げたのはグレンデルの方だった。左肩から袈裟懸けに深く切り裂かれ緑毒の血液が噴き出ている。
双魔は膝をつきうずくまるグレンデルに向き直る。
「甦ってしまったことをお前の罪として問うことはない……それでも、お前は甦るべきではなかった……裁定を下す!出でよ”黄金と白銀の裁定宮”!」
外部から切り離された常緑の大樹に囲まれた紅の氷原に、黄金の柱と白銀の屋根が輝く荘厳な宮殿が姿を現した。
「ガアアアアアァァアァァアアアアアアアァァァァァァア!」
傷を負って恐慌状態に陥ったのかグレンデルは傷口から血を噴き出させたまま双魔へと突進してくる。
「一つ、罪なき者の肉体を奪い!」
双魔がそう言い放つと宮殿から黄金の鎖が飛び出し、グレンデルの四肢を絡めとって動きを封じる。
「クソガァ!」
拘束から逃れようと暴れるが、暴れれば暴れるほど自由が失われていく。
「二つ、神をも畏れぬ獣理の悪行、血塗られた山河の如し!」
「グギャアアアア!」
封じられた手足に銀の槍が突き刺さりグレンデルは膝をつく。その動きは完全に止まった。
「三つ、神代の掟によって裁きを与えてくれよう!”真実の剣”」
双魔はグレンデルの前までゆっくりと歩いて近づく。そして、ティルフィングでグレンデルの心臓を刺し貫いた。
「…………ゴハッ!」
口から大量の血を吐き出してグレンデルは前に倒れた。その目から光が徐々に消えていく。
「……クソガ……コノオレサマガニドモマケルナンテナ」
「……人食いの怪物の結末なんてそんなもんだ」
片目を瞑ってこめかみをぐりぐりしながら素っ気なく答える。
「クックック……イイナァ……テメェノソノカオ……ナブリガイモアッタシ……モウイッカイ…………コンドコソコロシテヤリテェ…………ナ」
「三度目はない……フルンティングに残っていたお前の残滓は消し去った。もう、現世に来ることはない」
「チッ……ツマラネェヤロウ……ダ…………ゼ」
ニヤリと、最後の笑みを浮かべると竜頭の巨人はサラサラと灰の様に跡形もなく消え去った。
グレンデルの倒れていた場所には気を失ったサリヴェンが倒れている。
口元に耳を近づけ、首筋に手を当てる。呼吸、脈共に問題はなくただ気絶しているだけのようだ。
「はーーーーーー!」
サリヴェンの無事を確認するとドッと疲れが押し寄せてきた。大きく息をつく。限界が来たのか結界を形成していた巨木が少しずつ消えていく。
それと同時に地面を覆っていた紅氷も舞台の外側から中央へ向けて徐々に消え、元の舞台が姿を現していく。
「ん?」
ティルフィングの刃が紅の光を帯びる。光が収まると刃は白銀から元の黒に戻っていた。
気を失ってしまったのか双魔の身体にもたれてくる。
「おっと」
ティルフィングの小さい身体を抱き寄せる。
双魔の身体も女神から元に戻る。ぼさぼさの髪は黒と銀が入り混じり、身に纏う服も魔術科のローブと遺物科の制服に戻っていた。
その数瞬後、結界は完全に消滅し舞台が外部の人間に露になった。
『い、いま!結界が消えったっス!』
アメリアの声が聞こえる。差し込む夕日が目に沁みた。
そこで、双魔の意識は立ったまま途切れた。
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
妻に不倫され間男にクビ宣告された俺、宝くじ10億円当たって防音タワマンでバ美肉VTuberデビューしたら人生爆逆転
小林一咲
ライト文芸
不倫妻に捨てられ、会社もクビ。
人生の底に落ちたアラフォー社畜・恩塚聖士は、偶然買った宝くじで“非課税10億円”を当ててしまう。
防音タワマン、最強機材、そしてバ美肉VTuber「姫宮みこと」として新たな人生が始まる。
どん底からの逆転劇は、やがて裏切った者たちの運命も巻き込んでいく――。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
落ちこぼれの貴族、現地の人達を味方に付けて頑張ります!
ユーリ
ファンタジー
気がつくと、見知らぬ部屋のベッドの上で、状況が理解できず混乱していた僕は、鏡の前に立って、あることを思い出した。
ここはリュカとして生きてきた異世界で、僕は“落ちこぼれ貴族の息子”だった。しかも最悪なことに、さっき行われた絶対失敗出来ない召喚の儀で、僕だけが失敗した。
そのせいで、貴族としての評価は確実に地に落ちる。けれど、両親は超が付くほど過保護だから、家から追い出される心配は……たぶん無い。
問題は一つ。
兄様との関係が、どうしようもなく悪い。
僕は両親に甘やかされ、勉強もサボり放題。その積み重ねのせいで、兄様との距離は遠く、話しかけるだけで気まずい空気に。
このまま兄様が家督を継いだら、屋敷から追い出されるかもしれない!
追い出されないように兄様との関係を改善し、いざ追い出されても生きていけるように勉強して強くなる!……のはずが、勉強をサボっていたせいで、一般常識すら分からないところからのスタートだった。
それでも、兄様との距離を縮めようと努力しているのに、なかなか縮まらない! むしろ避けられてる気さえする!!
それでもめげずに、今日も兄様との関係修復、頑張ります!
5/9から小説になろうでも掲載中
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。